今まで活躍してきた柱と、これから活躍していく柱まとめ。今回はそのようなテーマでお伝えしていきます。
柱の今まで
まず一人目は、水柱・冨岡義勇。物語の冒頭、鬼となった禰豆子に襲われる炭治郎を救い、何かの可能性を感じた義勇は、二人を鱗滝に託すことに。この決断が物語の命運を大きく分けました。
そして次の柱の登場は那田蜘蛛山でのこと。お館様に那田蜘蛛山の十二鬼月の存在を確かめるよう派遣された、水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶ。それぞれ善逸・伊之助・炭治郎のピンチに駆け付け、十二鬼月・累らの討伐に成功。
ここでは義勇としのぶの夫婦喧嘩もありました。ぎゆしのが抱き合う姿はファンにはたまらないものだったでしょう。
そして事態は急転。那田蜘蛛山の一件からすぐに柱合裁判が開始されます。柱が勢揃いの柱合裁判。裁判の内容は、鬼の禰豆子の処分と、その兄炭治郎の処分について。それぞれの特徴がよくわかる柱合裁判での様子。裁判では、風柱が禰豆子を刺すなどして目立ちました。
そして、炭治郎らは胡蝶しのぶの蝶屋敷に引き取られることに。蝶屋敷での機能回復訓練を終え、続いてはいよいよ無限列車編。本格的な柱の戦いが見られたのが無限列車編でした。
炎柱・煉獄杏寿郎。そして無限列車編。2020年はこのキーワードが社会現象となりました。今でもまだまだ世の中のイメージとしては「柱と言えば煉獄さん」という認知が大きいでしょう。
雑魚鬼を爽快に撃破し、魘夢線でも列車の乗客を誰も死なせない大活躍。そして、猗窩座戦では夜明けまで他の隊士を守り抜きました。煉獄さんは負けたのではなく、炭治郎たち後輩を守るという責務を見事達成し、勝利したのです。しかし、激闘の末の深手により殉職。
鬼滅の刃初の映画に煉獄さんの死。鬼滅ファンだけではなく、多くの日本人、今では世界中に煉獄杏寿郎の名が響き渡ることとなりました。
無限列車編が終わると、続いては遊郭編へ突入していきました。ここでは音柱・宇髄天元が大活躍。炭治郎たちとの共闘で、100年ものあいだ倒せなかった上弦を打ち破るという快挙を達成します。しかし、左腕を失った天元は、ここで柱を引退。前線から退きます。
遊郭編の次は刀鍛冶の里編です。刀鍛冶の里編では、霞柱・時透無一郎と、恋柱・甘露寺蜜璃が大活躍。時透無一郎においては、上弦の伍・玉壺を一人で倒してしまうという離れ業をやってのけました。甘露寺蜜璃も炭治郎たちのピンチを救い、憎珀天という凶悪な相手を足止めし続けました。
柱稽古編
そしていよいよ柱稽古編への突入です。とその前にここで少しまとめです。
今まで大きな戦闘に参加したのは、炎柱・煉獄杏寿郎、音柱・宇髄天元、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃の4人。水柱・冨岡義勇と蟲柱・胡蝶しのぶはお助け役としての登場はあったものの、メインでの活躍とは言えないところ。
今までまったく戦闘がなかった柱は、風柱・蛇柱・岩柱の3人です。柱稽古編1話では、風柱・蛇柱の戦闘シーンが少し描かれました。ということは、まったく戦闘がないのは岩柱のみ。不遇な岩柱さん。
柱稽古編では柱の戦闘シーンはほとんどありません。印象に残っているといえば、義勇と実弥の竹刀での打ち合いぐらいでしょうか。
無限城編
本丸は無限城編からです。ここからはネタバレを含みますのでご注意ください。
無限城に突入して最初の戦いは、蟲柱・胡蝶しのぶと上弦の弐・童磨の戦い。童磨の圧倒的な強さの前に胡蝶しのぶは敗れます。
そして因縁の戦いでもある上弦の参・猗窩座戦。ここでは炭治郎と水柱・冨岡義勇が参戦。義勇は痣を発現するものの苦戦します。炭治郎の活躍もあり、ここはなんとか勝利。
少しではあるけれど、鳴女戦には蛇柱・伊黒小芭内、恋柱・甘露寺蜜璃が参戦。戦いというよりは、蜜璃のドジっ子シーンを見せつける内容。
そして上弦の壱・黒死牟戦です。風柱・不死川実弥、霞柱・時透無一郎、そして岩柱・悲鳴嶼行冥が参戦という豪華な面々。上弦の壱の実力には、柱三人でも苦戦を強いられました。無一郎の死、実弥の深手もあり、なんとか黒死牟を撃破。物語はいよいよクライマックスに突入です。
最終決戦
よくよく考えてみたら、一番の不遇は蛇柱・伊黒小芭内かもしれない。本格的な活躍が一番遅いのが小芭内。
最終決戦で戦った柱は、水柱・恋柱・岩柱・蛇柱・風柱の5人。ここまで3人の柱が殉職、1人が引退という状態。音柱の天元に関しては、お館様の屋敷を守るという任務を請けていたので、実質一緒に戦っていたようなものでもある。
義勇は1話から登場し、那田蜘蛛山、猗窩座戦と活躍を見せてきた。蜜璃は刀鍛冶の里編と鳴女戦で、行冥・実弥は黒死牟戦で。小芭内は、鳴女戦という軽い戦いを経由した後、最終決戦でようやく真の実力を見せる形となる。
最終決戦が始まるのは21巻。23巻完結の中、ようやく21巻で小芭内が活躍する。生まれ持った虚弱体質に加えてこの不遇さ。未来で報われていなければ救いようがなかった。
最終決戦では数々の柱の名シーンがあった。
- 死んだと思われた蜜璃・小芭内が生きていた
- 実弥の放火
- 悲鳴嶼行冥の「遅れてすまない」
- 蜜璃の負傷
- 小芭内の赫刀発現と痣
- 義勇と実弥の二人はプリキュア
- しのぶの薬
- 小芭内の顔の傷
- 片足で立ちあがる行冥
- 炭治郎と義勇の親子かめはめ波など
一番活躍した柱は誰か
結論としては、誰が一番というのは決めるのが難しい。誰が欠けても鬼殺隊は終わっていたとも言える。
義勇が炭治郎を助けていなければ、炭治郎は禰豆子に食われて物語は終了。無惨を倒す者はしばらく現れていなかったでしょう。
しのぶがいなければ、毒や薬で童磨や無惨を弱体化させることができず、二人とも倒せなかった。
杏寿郎がいなければ、猗窩座に全員殺され、遊郭での戦いは勝利することができなかった。その先の強敵や無惨を倒すこともできなかった。
天元がいなければ、もちろん遊郭での戦いは勝てなかった。
蜜璃がいなければ、刀鍛冶の里での戦いは憎珀天により全滅していた。そして小芭内の恋心によるパワーの上昇はなかった。
行冥がいなければ、胡蝶姉妹は幼い頃に死んでいた。黒死牟にも勝てなかった。
無一郎がいなければ、玉壺を倒せる者はいなかった。そして黒死牟にトドメを刺せる者はいなかった。
小芭内がいなければ、蜜璃との幸せなシーンを見ることはできなかった。
風柱がいなければ、玄弥は死んでいた。
などなど、柱はそれぞれに重要な活躍をしています。もちろん、見えないところで数多くの人を救い、柱にしかできない任務を日々こなしていたはずです。
そういった細かい部分の積み重ねが、最後の無惨討伐という結果に繋がったのです。
伊黒小芭内を救おう
ここまで見てくる中で、小芭内の不遇さというのが目立ちました。作中で十二鬼月を倒したわけでもなく、ネチネチと人を責めるだけの存在。
最終決戦の相手は無惨ということで、赫刀や透き通る世界を発現したものの、そこまでの活躍は見せられなかった。
ただ、最後に皆が倒れる中、顔を負傷しながらも炭治郎とタッグで戦ったシーンは熱かった。炭治郎があそこで死んでいたら、全てが終わっていた。
また、伊黒小芭内の一番の活躍は、甘露寺蜜璃と結ばれたということ。鬼滅の刃では珍しいカップリング。しかも柱同士。
虚弱体質から始まる作中での小芭内の不遇さは、死の間際で蜜璃と結ばれたこと、来世で結婚し幸せそうに暮らしていることで報われました。おばみつバンザイ。
まとめ
鬼殺隊は1000年間なくなりませんでした。柱が柱へ繋いできた強さ・想いが、その大きな一因となったのは言うまでもありません。
鬼滅の刃もいよいよ柱稽古編。ここから一気に無限城編へと突入するのか。それとも1年後に無限城編か。はたまた映画上映か。
個人的には来年に無限城編が来てくれると嬉しい。来年は日本で鬼滅の刃を堪能したい。無限城編の頃には、鬼滅の刃がまた社会現象になっているでしょう。予言します。
そして最終決戦時には、さらに盛り上がりがヒートアップしているはず。それも世界中でです。
そして、鬼滅の刃はドラゴンボールやNARUTO、ワンピースといった世界的に有名な作品に肩を並べる。本当に楽しみです。
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