鬼滅の刃 遊郭編 5話まで
盛り上がってきた遊郭編。しかし、まだまだここからが本番です。
現在は遊郭編5話まで進み、5話は天元の名セリフ「こっからはド派手に行くぜ!」で締めくくられました。
天元の言う通り、6話からは本当にド派手な展開になっていきます。6話の話をする前に、ここまでの流れを整理させてください。
アニメ1話は、初回ということで1時間の放送となりました。無限列車編の回想から始まり、炭治郎の煉獄家往訪、蝶屋敷での一悶着まで話は進みます。
アニメ1話は、原作67話~70話の4話分の内容。ちょうどコミックス8巻の終わりまで進みました。
アニメ2話は、原作71話~72話の2話分の内容となり、宇髄天元とかまぼこ隊が遊郭に潜入。まきをが拷問を受けているシーンで終わります。
アニメ3話は、原作73話~74話の2話分の内容。いよいよ堕姫の正体が浮き彫りになっていきます。最後にアニメオリジナルの、善逸が帯に襲われる怖いシーンの追加もありました。
アニメ4話は、原作75話~76話の2話分の内容。善逸がいなくなったことにより、物語は急展開。炭治郎は堕姫と衝突、戦闘が激化していきます。
アニメ5話は、今まで2話ペースで進んでいたところを、一気に3話分の内容にボリュームアップ。原作77話~79話まで進みます(80話の内容も少しだけあり)。
5話は、天元に始まり天元に終わる神回。炭治郎と堕姫のバトルも更に激化。伊之助・善逸・須磨・まきをが集結し、そこに現れる音柱・宇髄天元。
堕姫の帯を瞬時に切り刻み、宇髄家の回想も流れ、名セリフ「こっからはド派手に行くぜ!」を披露。ここでアニメ5話は終わりました。では、6話以降の話に移ります。
鬼滅の刃 遊郭編 6話
いよいよアニメも6話。コミックスで言うと10巻に差し掛かりました。6話の開始は原作80話。宇髄家の感動的再会を伊之助がぶち壊し、いよいよ音柱が本格的に動き出します。
天元は今まで隠密に徹していましたが、堕姫が表に出てきた事と、妻と善逸の安全が確保できたことで、ここからは派手に動けるようになります。
一方炭治郎と堕姫の戦いは、堕姫が柱である天元の存在に気付き、炭治郎を無視して天元の方に向かおうとします。そこに、タイミング悪く表れる民間人。
堕姫が辺り一帯を帯で切り刻んだことで、民間人は腕を負傷。他の民間人にも被害が出てしまいます。怒る炭治郎。炭治郎の中で何かが覚醒します。
ここで場面は切り替わり、原作81話の内容へと突入。炭治郎は、煉獄槇寿郎の手紙を思い出します。自身の無礼を詫びる槇寿郎。そして、あらためて日の呼吸の凄さについて語ります。
煉獄槇寿郎は言います。「日の呼吸の選ばれた使い手は、君のように生まれつき赤い痣が額にあるそうだ」。しかし炭治郎はそれを否定します。
炭治郎に生まれつきの痣はありませんでした。炭治郎の痣は、弟を庇った時に火鉢によって負った火傷です。さらにその上で、最終選別により負傷したことで今の形になりました。
炭治郎の父・竈門炭十郎には、生まれつきの痣があったようです。しかし、炭治郎にはなかった。これはいわゆる才能の違いを表しています。日の呼吸により適している体、つまり縁壱に生まれつき近かったのは、炭治郎より炭十郎の方です。
炭治郎は、自分が選ばれた使い手ではないと悟ります。しかし「それでも退けない時がある」と炭治郎は言います。目から血を流しながら、堕姫に詰め寄る炭治郎。体は限界に近付きつつあります。
炭治郎の髪は普段より赤く染まり、明らかに雰囲気が変化しています。不意打ちとはいえ、堕姫の足首を斬り落とすほどのスピードを見せます。
そして、重なる記憶。アニメ6話のサブタイトルは「重なる記憶」。炭治郎がまるで縁壱のように。縁壱が語った言葉を繰り返すように。
鬼舞辻無惨の細胞には、縁壱に殺されかけた記憶が強く刷り込まれています。それほど無惨にとってこの記憶は、悔しくもあり恐ろしい記憶なのです。
炭治郎が縁壱と同じ言葉を発したのは、竈門炭吉の記憶の遺伝が関係しています。縁壱は、無惨を追い詰めた時の話を炭吉にしています。
それが炭吉の記憶に強く残り、遺伝子を通じて受け継がれていったのでしょう。そして、鬼に対する怒りと共に、炭治郎に呼び起こされたと。
その記憶を、細胞を通じて垣間見る堕姫。堕姫は、縁壱の恐ろしさには気づいていないようです。美しく強い鬼は何をしてもいいという、とんでも理論を展開し始めます。
わかった、もういいと、堕姫に斬りかかる炭治郎。堕姫はここで、血鬼術・八重帯斬りを繰り出します。堕姫は、遊郭中に散りばめていた帯を回収したことで、血鬼術が使えるようになりました。
炭治郎はヒノカミ神楽・灼骨炎陽を繰り出し、堕姫の八重帯斬りを見事に回避します。堕姫は斬撃を受けた箇所に妬けるような痛みを感じ、ようやく縁壱の恐ろしさに気付き始めます。震える指先。無惨の細胞の震えです。
さらに詰め寄る炭治郎。そしていよいよ、炭治郎の刀が堕姫の首元に。原作81話はここで終了です。アニメ5話が3話分の内容だったことと、全体的なボリューム的に、アニメ6話は原作82話まで突入すると思います。
堕姫は頸を帯に変化させ、しならせることで斬られることを回避します。そしてさらに帯の数を増やし、炭治郎に向かって反撃を仕掛けます。しかし、堕姫の帯が遅いと感じる炭治郎。
全ての帯を斬らずに鎬で受け、一か所にまとめた上で地面に打ち付けます。これはすごい芸当です。さらに炭治郎は、帯を引っ張り伸ばし、刀を抜いた瞬間、しなる前に斬ってしまうという早業まで見せました。
この速度に堕姫は何もできません。炭治郎は、堕姫の頸もしなる前に斬ってしまおうと考えます。速度的には可能な展開。しかし、ここで炭治郎に限界がきてしまいます。
それを伝えたのは竈門花子でした。「お兄ちゃん、息をして!お願い!」。炭治郎は、息をするのも忘れるほど集中していました。しかし、花子の呼びかけにより呼吸をした瞬間、ようやく自身の限界に気付きます。
人間には二つの限界がある。体力の限界と命の限界。炭治郎は気付かぬうちに、命の限界まで達しようとしていました。もしも花子の呼びかけがなければ、炭治郎は死んでしまっていたでしょう。
堕姫にとっては最大の好機。逆に炭治郎の頸を斬ってやると言います。炭治郎は咳が止まらず、体を動かすことが出来ません。その時です。竈門禰豆子の登場です。
禰豆子の怒りの蹴り。最後の家族である炭治郎最大のピンチ。禰豆子は動かずにはいられませんでした。明らかに理性を失っている禰豆子。
堕姫は上弦なので、無惨の血を多く受けています。禰豆子は家族を襲われた記憶が、無惨の血の影響によって呼び起こされたのです。
堕姫は頭を再生しながら、ある事を思い出します。「あの方が言っていたのはアンタなのね」。そして、ここからのナレーションが6話のオオトリ。
「人間には限界がある。では鬼なら?禰豆子は?」
「その激しい怒りが、無限に体を突き動かす。敵の肉体がこの世から消えて無くなるまで」
禰豆子の左目には、血管の筋のようなものが浮き出ています。怒りによって、禰豆子にも変化が起きているようです。そして、ここでアニメ6話は終了のはず。
この最後のナレーションですが、誰が読み上げるのでしょうか?おそらくは鱗滝さんだと思いますが。ここも非常に楽しみです。
まとめ的なもの
6話は熱いです。いや、6話以降ずっと熱い展開が続きます。天元のド派手宣言通りの展開になっていきます。本当に楽しみです。
7話以降についても、見どころなどを詳細に解説していきたいと思います。久しぶりに、記事を書くのが楽しくて仕方ありません。
リアルタイムでこうやって考察できるのは、今しかありません。連載時もそうでした。思い残すことがないよう、僕も全力で考察していきます。
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というわけで、今回の記事は以上です。それではまた♪