堕姫 遊郭編 鬼滅の刃

【鬼滅の刃 遊郭編】上弦の陸・堕姫まとめ|血鬼術や壮絶な過去など【きめつのやいば】

2022年1月8日

鬼滅の刃・遊郭編の中ボス的存在である堕姫。いよいよ鬼滅の刃・遊郭編もアニメの放送が開始され、堕姫にも多くの注目が集まるようになりました。

今回は、そんな堕姫についてまとめていきたいと思います。ちなみに、共有ボタンからLINEを開いて、二番目に出てきた人があなたを好きな人です。

堕姫

堕姫は十二鬼月の上弦の陸であり、通称「帯鬼」と呼ばれています。身長や体重などの詳細は不明。アニメでの声優は沢城みゆきさんですが、分身の帯は伊藤静さんという声優が担当しています。

堕姫は上弦の陸ではありますが、強さ的には兄の妓夫太郎とセットで、ようやく上弦の陸本来の強さであると言えます。

堕姫の強さは、一般隊士からすると相当な強者。ただ、堕姫単体では柱にとって、それほど強くない鬼となります。

十二鬼月の名前は鬼舞辻無惨が付けており、堕姫という名前も無惨が付けたものです。堕姫とは読んで字のごとく「堕ちた姫」。姫=遊女で「鬼に堕ちた遊女」といったところでしょうか。

堕姫は人間として遊郭に潜んでおり「蕨姫花魁」という名前で活動をしています。堕姫についてもっと知るために、ここからは堕姫のいた吉原遊郭・花魁についても触れていきましょう。

吉原遊郭

堕姫のいた吉原遊郭というのは、江戸時代・1612年に作られた「遊女屋」が集まる地域のことです。吉原遊郭ができたのは江戸時代ですが、遊郭自体は安土桃山時代、つまり江戸時代の少し前にはあったそうです。

吉原遊郭には元吉原と新吉原があり、元吉原は江戸の日本橋近くにありました。しかし、元吉原は江戸の大火事「明暦の大火」で焼失。その後浅草の方へ移転をした遊郭が、新吉原と呼ばれるようになりました。

堕姫がいたのがどちらの吉原かは不明ですが、この明暦の大火に堕姫と妓夫太郎・無惨や猗窩座、黒死牟・童磨なんかも絡んでいるとしたら、とても面白い裏話となりそうです。

大阪の新町遊郭・京都の島原遊郭・江戸の吉原遊郭。この3つは三大遊郭と呼ばれ、当時は大いに栄えていました。

堕姫は作中で江戸の吉原遊郭にいましたが、各地を転々としていたという記録もあり、大阪・京都、他にも幕府非公認の遊郭もあったため、その辺りにも潜伏していたのではないかと思います。

遊郭は何をするところなのか。ここにも少し触れておきましょう。今では「お風呂」のイメージが強い遊郭ですが、当時はそれだけではありませんでした。

「料亭+クラブ+寄席+高級なお風呂」を一緒にしたような所もあったそうです。遊女屋には様々な遊びのルールがありますが、そこについては今回割愛をさせていただきます。

吉原や花魁と聞くと華やかなイメージがありますが、実際は綺麗なだけの世界ではなく「借金によって吉原という場所に閉じ込められている」という人が大半の世界だったようです。

花魁とは言え凄く稼いでいる女性は少なく、鯉夏花魁のような成功例はごくごく一部の例です。昔から世の中「金金金」だったんですね。糞くらえ。

花魁

堕姫は吉原遊郭で「蕨姫花魁」と名乗っていました。花魁は遊女の中の最高位の名称で、その美しさや、芸事の技能の評価が高い者にだけ許される称号です。

花魁の名前の由来ですが、定説はないそうです。しっぽを使って人をだます狐や狸とは違い、しっぽを使わず客を騙すという意味で「尾、いらん」というのが由来だという面白い説もあります。

吉原で働く女性は、貧しく借金を重ねた実家から、幼い頃に売られてきた人が大半です。吉原大門という関所よりも内側に閉じ込められ、脱走をしないように管理されていました。

苦しい環境で上を目指し、花魁になってしまえば安泰かと言うと、それがそうでもありません。花魁でいるためには物凄く経費が掛かります。

豪華絢爛に魅せるための衣装、布団、客のために頼む料理など、すべて自己負担する必要がありました。下手すればマイナス収支で、さらに借金を重ねる人も多かったそうです。

鯉夏花魁のように身請けされる例もありますが、やはりそこでの扱いや世間の目など、いろんな面で苦労も多かったようです。

当時は感染症などの予防も十分ではなく、病気によって死んでいく人も多くいました。

では、堕姫はどんな花魁だったのでしょうか。堕姫は借金を抱えているわけではないので、特に何かに縛られる事はありません。その美しさを活かし、店では不動のナンバーワン。

堕姫の美貌は、気の弱い男性なら失神するほどで、耳に息を吹きかけられた男性は、基本的に失禁してしまっていたそうです。

堕姫の花魁としての実力は確かなもので、店主も逆らうことができません。そのため我がままやり放題。それは、人を喰うために潜伏するのにも適していました。

堕姫は鬼なので、そう簡単に老けることがありません。そのため、老いの無い美貌を疑われるおよそ10年単位で、妓夫太郎と共に全国各地を転々としていました。

そして、数十年経ち皆が自分のことを忘れた頃に、かつての遊郭に戻るという事を繰り返していました。このルーティンは、江戸時代から大正時代まで続きます。

性格

堕姫の性格は、鬼舞辻無惨のパワハラ気質をしっかりと受け継いだ、超サディストの癇癪持ち。表向きは美しい花魁ですが、裏では暴力・いじめが日常茶飯事の極悪っぷり。

そのため、堕姫が最後に働いていた京極屋では、けが人・足抜け・自殺者が後を絶ちませんでした。

しかし花魁としての仕事自体は、真面目にやっていたと思います。仕事を真面目にやらなければ、店での立ち位置も危うくなります。そうなれば、隠れて人を喰う事もやりにくいでしょう。

蕨姫花魁という名前にも、興味深いものが隠されていました。よく名前と花言葉を関連付けることがあるのですが、この「蕨」の花言葉に「不変の愛・真面目」というものがあります。

この真面目という花言葉から、実は仕事には真面目だったのではないかと、そういう妄想もしてみました。不変の愛については、鬼ぃちゃんとの兄妹愛でしょうか。

とは言え、息を吹きかけたら相手は失禁してしまうのですから、堕姫にとってはちょろいものです。というか、そのとき妓夫太郎も一緒にいるというのが少し笑えます。

いつもは極悪非道な堕姫ですが、困った時はお兄ちゃんに頼る「お兄ちゃん子」という一面も持っています。これこそが、彼女が人気になった理由。

可憐でサディストな女王様かと思いきや、お兄ちゃん子に変身するこのギャップが、世の男性を虜にしているようです。おそらくあなたも好きでしょう。

公式のキャラクター人気投票では、原作から退場して数年経っているにも関わらず、180票獲得の40位まで上り詰めています。ちなみに妓夫太郎は158票の42位でした。

そして堕姫は「美しさ」に懸ける執着が尋常ではありません。堕姫にとって食べる人間は、美しい人間であることが最低条件。堕姫の嫌いな食べ物は、不細工と年寄りです。

堕姫は美しい遊女だけを狙っていたわけではなく、鬼殺隊士であっても、美しければ時には喰っていたようです。炭治郎の場合は顔が気に入らなかったのか、赫灼・赤い目だけを狙っていました。

それほど美しいものだけに拘っていたのです。元々人間の頃から美しかった堕姫は「鬼になって醜くなりたくない」という気持ちもあったのでしょう。

災厄

堕姫は鬼であることを隠し、妓夫太郎と共に、全国各地の遊郭を転々としていました。同じ場所に留まっていると、老いの無い美貌を周りから疑われてしまうからです。

全国各地を転々としながら、数十年経ち皆が自分のことを忘れた頃に、かつての遊郭に戻るという事を繰り返していました。

堕姫はどこの遊郭に行っても、名前には必ず「姫」を付けていました。堕姫の癖は、気に入らない事があると、首を傾けて下から睨めつけること。

この二つの癖によって、堕姫の正体に薄々気づく者もいたようです。その存在は、遊郭界隈では触れてはならない災厄として、都市伝説のような形で伝わっています。

能力

堕姫の血鬼術は帯です。そのため堕姫は「帯鬼」と呼ばれています。堕姫の帯は刃物のように攻撃に使うこともでき、帯の中に人間を保存しておくこともできます。

また、帯を自分の分身として扱うこともでき、意思を持たせることも可能。堕姫の帯の能力は、とても便利な能力です。

堕姫が作中で出した血鬼術は「八重帯斬り」という技のみです。この技は、遊郭中に分断させていた帯を集めて攻撃するもので、帯を交差させて逃げ場を塞ぎます。

堕姫はこの帯の能力で、今までに七人の柱を屠ってきました。ちなみに妓夫太郎は十五人です。

他にも、堕姫と妓夫太郎共同の能力として、妓夫太郎の目を借りて堕姫がパワーアップする能力も持っています。

弱点

上弦の陸は堕姫と妓夫太郎の二人。表の堕姫と裏の妓夫太郎。二人で一つの兄妹。強さに関しては、堕姫だけでは上弦として不十分であり、妓夫太郎とセットでようやく上弦を名乗っていい程度です。

二人の弱点は、二人同時に日輪刀で頸を斬られるという事。同時というのは同じタイミングという訳ではなく「二人とも頸を斬られた状態になる」という事です。

これはなかなか難しいことで、一人ではほぼ不可能ではないでしょうか。妓夫太郎か堕姫のどちらかが逃げてしまえば、一生倒すことはできません。

無惨も言っていたように、毒を喰らわせて逃げてしまえば、ほとんどの敵に勝利できてしまいます。

上弦の陸

堕姫と妓夫太郎。上弦としてもっと上にいても良かったのでは?そう考えたこともあります。玉壺よりも強そうな気が…?

でもよく考えたら、堕姫と妓夫太郎は人間に対しては強いのですが、鬼に対してはあまり強くありません。

妓夫太郎の毒は鬼に効かないのと、堕姫の身体能力が低いという事。二人とも特殊能力がなければ、メインは斬撃のみとなります。

玉壺相手だと、技のバラエティと特殊効果により負けてしまうでしょう。半天狗相手ともなると、範囲の広い攻撃で近づく事もままならなさそうです。

上弦の参以上は化け物なので、堕姫と妓夫太郎は一瞬にしてやられてしまいそうです。この二人が過去の上弦の陸を倒したという事も、結構すごい事なのかもしれません。

壮絶な過去

堕姫の人間時代の頃の名前は梅。梅という名前は本来素晴らしい名前なのですが、母親が名付けた理由はとても酷いものです。

梅の母親は最下層の遊女でした。梅の母は仕事柄ある病気にかかってしまい、その病名の一文字をとって「梅」と名付けたのです。

さらに梅の母親は、梅の髪と目の色を気味悪がり、我が娘を手に掛けようとします。そこを救ったのが兄の妓夫太郎でした。

その後も母親は梅に対して暴力を振るい、剃刀で髪を切ってしまうという事件が起きます。それを見た妓夫太郎は、怒り狂い暴れます。

その日以来、母親は妓夫太郎に恐怖し距離を置くようになります。梅は妓夫太郎を慕いついて回っていたため、おそらく母親が梅に手を出すこともなくなったと思います。

道を歩いているだけで声をかけられ、笑ってみせれば物を貰えるほど、梅は美しい女の子でした。梅は最下層の生まれのため、食料に困る日もしばしば。

しかし、自分の美しさが武器になると気づいて以降、食べ物に困るような事はなくなります。周りからは髪の色を慕われ「白梅ちゃん」と呼ばれ可愛がられていました。

しかし、妓夫太郎が十三歳の時のことです。梅はこのとき遊女として働いていました。そして、客の目をかんざしで突いてしまい、失明させるという事件を起こしてしまいます。

これには理由がありました。梅の客の侍が、兄の妓夫太郎を侮辱したのです。兄であり命の恩人である妓夫太郎を侮辱されたことが、梅にとっては許すことができませんでした。

どれだけ妓夫太郎の容姿が酷かろうと、梅にとっては関係のないことでした。自分を守ってくれた、梅にとってはたった一人の「家族」と呼べる人間。それが妓夫太郎です。

侍の目をかんざしで突いてしまった梅は、報復を受けてしまいます。そのやり方がひどいものでした。縛られ穴に落とされ、生きたまま全身を火で焼かれてしまったのです。

想像してみてください。生きたまま焼かれる痛み・恐怖を。まだ小さい女の子に対して、このやり方は非道すぎます。おそらく堕姫の人間への非道さは、この事件があったことも関係しています。

そして、仕事から戻った妓夫太郎は、梅の見るに堪えない姿を目にします。妓夫太郎は言います。

「やめろやめろやめろ!俺から取り立てるな!何も与えなかったくせに取り立てやがるのか!許さねえ!許さねえ!」

「元に戻せ俺の妹を!でなけりゃ神も仏もみんな殺してやる!」

そこに現れる、梅に目を突かれた侍。妓夫太郎を背後から刀で斬りつけます。妓夫太郎は深手を負ってしまいますが、侍に反撃。元々喧嘩の強かった妓夫太郎は、侍の頭を両断。梅の仇を討ちます。

しかし、梅はもう虫の息の状態。妓夫太郎は梅を抱きかかえ、遊郭を彷徨い歩きます。いよいよ命が危なくなってきた、妓夫太郎と梅。そこに現れたのが、当時上弦の陸だった童磨です。

そして、童磨から鬼舞辻無惨の血を分け与えてもらい、妓夫太郎と梅は鬼になります。妓夫太郎は、とにかく生きて人間に報復をしたかった。そして梅を生かしたかった。

二人が鬼になってしまったのは、鬼より怖い人間のせいです。妓夫太郎の心がここまで荒んでしまったのも、無理はありません。そして二人は、人間への恨みを忘れることなく、上弦の陸へと上り詰めました。

地獄への道

上弦となり、今までに累計で7人の柱を屠ってきた堕姫。兄の妓夫太郎と合わせて、合計22人の柱を屠っています。

そんな二人も、宇髄天元とかまぼこ隊の前に敗れます。同時に頸を斬られたことで、二人の肉体は消滅していきました。そして、二人の意識は地獄への道へ。

妓夫太郎と梅は同じ場所に立っていました。妓夫太郎の姿は鬼の服装のままですが、堕姫は鬼になる前の姿・梅の姿で現れます。

梅は鬼の頃のことを覚えていました。消滅する前のことを妓夫太郎に謝っていたからです。しかし、姿も精神年齢も昔に戻っている様子。

それを見た妓夫太郎は、梅と自分は行く先が違うのだと悟り、梅についてくるなと言いました。しかし、梅は兄と離れることを嫌がります。

人間の時も、鬼になってからも、二人はずっと一緒にいました。ここで離れてしまう事に梅は納得がいきません。梅は、昔の約束を妓夫太郎に思い出させます。

まだ二人が幼い頃。梅が白梅ちゃんと呼ばれる前のことです。二人は住む場所と食べる物に困り、餓死の恐怖すら感じる状況にいました。

幼い梅は、その辛さに涙します。そんな梅を抱きしめ、必死に支えようとする妓夫太郎。妓夫太郎にとって梅は生きがいでした。梅を守っている時が、妓夫太郎にとって幸せな時間でした。妓夫太郎は何も辛いと感じていなかったでしょう。

「俺たち二人なら最強だ。寒いのも腹ペコなのも全然へっちゃら。」

「約束する。ずっと一緒だ。絶対離れない。ほらもう何も怖くないだろ?」

この言葉を、梅は堕姫になってもずっと忘れることはありませんでした。妓夫太郎は忘れていたようですが、梅の言葉でそれを思い出します。

そして、最後は妓夫太郎も人間の頃の姿に戻り、梅を背負って地獄への道へ進んでいきました。

まとめ的なもの

今回は、堕姫についてまとめてみました。やはり何度原作を読んでも、梅と妓夫太郎の悲惨な過去は心にくるものがあります。鬼の過去の中でも、1位・2位を争う悲惨な過去です。

いよいよアニメでも、遊郭編が放送。現在はアニメ6話まで進んでいます。最後の回想は絶対泣いてしまう。今までの堕姫や妓夫太郎の行いも、一概に責める事ができなくなってしまう。

まだまだ二人の過去や地獄への道に関しては、語りつくせていません。考察する度に新たな発見もあります。お次は妓夫太郎について再まとめをします。

みなさんの堕姫や妓夫太郎についての感想も、ぜひコメント欄で聞かせてください。ちなみに、共有ボタンからLINEを開いて、四番目に出てきた人があなたを好きな人です。

というわけで、今回の記事は以上です。それではまた♪

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