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呪術廻戦244話ネタバレ考察|宿儺と虎杖が共同被告人!証拠ファイルは第二審と同じ?最悪なのは宿儺が無罪になること。虎杖・宿儺ともに有罪でも問題あり

2023年11月30日

呪術廻戦244話ネタバレ考察|宿儺と虎杖が共同被告人!証拠ファイルは第二審と同じ?最悪なのは宿儺が無罪になること。虎杖・宿儺ともに有罪でも問題あり

244話 場所は渋谷へ

前回の呪術廻戦243話では、羂索と高羽史彦の戦い(?)が決着。乱入した乙骨によって羂索は倒された。

羂索は死を覚悟したものの、誰かに意志を受け継ぐような発言をした。その流れが244話も続くかと思いきや、場面は再び渋谷に切り替わる。最近ではこのような流れが多い。気になるところで場面が変わる。

244話の流れ

まず、244話の流れをまとめる。

  • 238話ぶりの新宿決戦。五条・鹿紫雲に続き第3戦目。構図は『虎杖&日車 vs 宿儺』。今回、裏梅・秤の姿は見えず。
  • 冥冥のカラスで宿儺の気を逸らせる。宿儺は神武解(かむとけ)でそれを撃退。
  • 日車の巨大化したガベルで、さらに宿儺の気を逸らし、隙に乗じて虎杖が何やら妙なパンチを放つ。
  • 虎杖のパンチに宿儺が気を取られている間に、日車が領域・誅伏腸死(ちょうぶくしし)を展開。虎杖との裁判の続きを三審として開いた。

この先についてよく理解するために、日車の術式を一度おさらいしてほしい。以下の記事で詳しく触れている。

高専側の目的

今回は注目すべき点が多くある。まずは高専側の目的について。

処刑の剣で宿儺を倒す

これが高専側の目的。日車の領域に宿儺を引き込み、死刑(デス・ペナルティ)をジャッジマンに宣告させることが出来れば、日車のガベルが『処刑人の剣(しょけいにんのつるぎ)』に変化する。

処刑人の剣で斬られた者は、例外なく死に至る。それは宿儺とて例外ではない。

最低でも術式の没収

宿儺を有罪にできれば、没収(コンフィスケイション)を宿儺に科すことができる。没収を受けたものは、一時的に術式の使用が不可となる。術式を持たない相手に対しては、呪力の制限に変わる(虎杖)。また、術式が使用不可になる影響で、基本的な呪力操作にも支障をきたし、著しく弱体化する。

宿儺は術式を、最低でも二つは持っている。自身の『御廚子(みずし)』と、伏黒恵の『十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)』。そして、3つ目の炎の術式も存在している。没収の効果が、術式・弱体化ともに、どこまで及ぶのかは不明。

再審請求

今回は、冥冥のカラスと日車のガベルで宿儺の気を逸らし、虎杖のパンチでさらに気を引いたうえで、領域『誅伏腸死(ちょうぶくしし)』を展開。宿儺を領域内に引き入れることに成功した。

日車の領域展開『誅伏腸死(ちょうぶくしし)』では、第三審まで再審請求ができる。通常、被告人からの再審請求の場合、罪状はリセットされランダムになる。しかし、日車からの再審の場合は、条件付きで罪状を引き継げる。

誅伏腸死の中では、日車は検察官の役割を持つ。私たちの世界でも、実際に検察官が再審を請求できる。今回はそれを利用したようだ。

※ちなみに、この裁判では弁護士はおらず、その他の点でも実際の裁判とは少し異なっている。

この先の流れ

次週は休載のため、再来週の245話では、法廷での知略戦が描かれることになる。法廷での戦いでは、専門的な知識が飛び交う、とても難しい内容の展開が予想される。

今の状況は、虎杖の判決については一旦保留にされ、虎杖・宿儺の二人を『共同被告人』として再審が行われている状態。虎杖への疑いが晴れたわけではなく、宿儺が真犯人と確定したわけではない。

つまり、虎杖が再度判決を下される可能性もある。

ここからは、いかに宿儺を真犯人にするかが争点。宿儺も被告人なので、まだ無罪になる可能性がある。宿儺もそれを狙うだろう。

日車の開く裁判は、日車の性格上のためか『あくまで平等』。虎杖との裁判の例では、第一審・第二審ともに、陳述次第では無罪になれた。そのため、宿儺にも無罪になれる可能性が残されているはず。

誅伏腸死のルールでは、被告人は一度だけ陳述を行うことができる。『黙秘』・『自白』・虚偽陳述を含む『否認』のいずれかを行う。

虎杖は当然、否認を選択する流れとなる。

心神喪失による無罪の主張。それ以外の陳述は、虎杖の法律の知識では逆効果となる可能性が高い。

そして、虎杖の陳述に対し、宿儺がどういった反論を行っていくのかがポイント。黙秘と自白を選んだ場合、自動的に宿儺が有罪になる。そのため否認をしてくるのは確か。陳述については、次の記事で詳しく考察する。

証拠ファイル

日車の持つ証拠ファイルも重要。

第二審(虎杖の大量殺人の容疑)の証拠ファイルには、『虎杖の中に巣くう悪魔・宿儺』についての情報が入っていた。

渋谷の大量殺人の時、虎杖は脹相に瀕死の状態にされ、大量の指を飲まされたことで、一時的に宿儺を制御できない状態に陥っていた。そのため、心神喪失による無罪も勝ち取ることが可能だった。

第二審と第三審の証拠ファイルが同じとは限らない。

証拠ファイルが第二審と同じかどうかは、現状日車しか知らない。日車は開封前から情報を知っている。

もしも、第二審と第三審の証拠ファイルが同じものなのであれば、虎杖は心神喪失による無罪を勝ち取れる。証拠ファイルが異なる場合は、虎杖の陳述が的外れになる可能性もある。

日車は証拠を知っているものの、日車はあくまで『法の下の平等』状態なので、それを虎杖に伝えることはできない。

判決のパターン

虎杖・宿儺は『共同被告人』のため、どちらも有罪・無罪になる可能性がある。判決のパターンは以下の4通り。

  • 虎杖が有罪・宿儺が無罪
  • 虎杖が無罪・宿儺が有罪
  • どちらも有罪
  • どちらも無罪

最悪なのは宿儺が無罪になってしまうこと。

証拠ファイルと互いの陳述によっては、こちらも実現してしまう可能性はある。最低でも宿儺を有罪にして、術式を没収しなければ意味がない

二人とも有罪も問題あり。

日車は自身で術式を解除できるため、虎杖だけが有罪になるのは特に問題はない。しかし、虎杖・宿儺ともに有罪の場合、虎杖も呪力が練れなくなり弱体化する。それは最終決戦において、裏梅もいるため危険。

天才の日車寛見のことなので、おそらく全てのパターンは想定しているはず。

まとめ

今回は、日車の領域展開についておさらいをしつつ、今の状況、今後の展開についてまとめた。

裁判で重要な点は、以下のようなものが考えられる。

  • 宿儺が1000年前の人物だということ。
  • 宿儺が受肉体だということ。
  • 事件を起こした際は虎杖の中にいた宿儺が、今は伏黒に移っているということ。

次回の記事では、上記の点について考察していく。最後のコマの宿儺の不敵な笑みは、何かしらの策があるからこそ出た笑顔だろう。次週・245話も目が離せない!

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