鬼滅の刃 遊郭編 11話 何度生まれ変わっても
喧嘩はおやめ。誰かと喧嘩をした人。とりあえず、お互いがアニメ遊郭編11話を観るのです。争いはやめよう。いっぱい泣いてスッキリしよう…。
というわけで、テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編の最終話が盛大に幕を閉じました。感想を一言でいうならば「もらい泣き」に尽きるでしょう。予想通り前半から泣けた…。そして過去の回想で胸が痛くなり、地獄への道で大号泣。
小芭内と天元のやり取りからの、お館様の歓喜。猗窩座登場で上弦会議かと思いきや、鳴女のポロンで終了。そこからの残響散歌でのエンディング突入。かまぼこ隊が泣いて喜ぶ姿を見て、こっちまでうれし泣き…。
そいでエンディングからの、刀鍛冶の里編のアニメ化決定と…。もういろんな感情が入り乱れすぎて、今日もいつも通り寝れません。僕はテレビで見れなかったのですが、異例のCMなしの放送だったようで、これまた素晴らしい。
11週間という期間、鬼滅の刃遊郭編を追ってきました。長いようで短かった。まるで自分も戦いに勝利したような、そんな感覚。最終話もじっくり解説していきます。まずは前半。堕姫と妓夫太郎の過去まで。
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まだまだ遊郭編についても、刀鍛冶の里編についても、これから忙しくなりそうです。では参ろう。
鬼滅の刃 遊郭編 11話 生存
まずは前回の戦いの振り返りから始まります。雄叫びを上げるかまぼこ隊。そして斬れる堕姫と妓夫太郎の頸。同じタイミングで斬られた頸は、地面に向かい合わせて静止します。
妓夫太郎の体には、頸を斬られた時に発動する血鬼術が仕込んでありました。その様子を見て焦る天元。炭治郎に逃げるよう叫びます。しかし炭治郎は、毒と疲労で天元の声が聞こえない状態。
広範囲に渡る妓夫太郎の飛び血鎌の攻撃。ここでやっぱりきてくれました。禰豆子の登場です。これには鳥肌が立ちました。最後の力を振り絞ったであろう、禰豆子の爆血。アニメ10話でこの様子が分かるかなと観てみましたが、そこは分からないようになっていました。
禰豆子は全ての飛び血鎌を防いだわけではありません。おそらくは天元と炭治郎、善逸・伊之助・三人の嫁に危害が及ばぬよう、ピンポイントで飛び血鎌を防いだのだと思います。
そしてここから、オープニング曲を挟むことなく、本編へと突入していきます。第十一話「何度生まれ変わっても」。炭治郎を起こす禰豆子のシーンから始まります。
崩壊した遊郭。須磨とまきをが住民を逃がしていたため、住民の被害はない。折れた指の色が痛々しい炭治郎。立ち上がろうとするも、疲労とダメージにより立ち上がることが出来ません。
ここで炭治郎は違和感を覚えます。どうして毒を喰らったのに生きているのか。状況がわからない炭治郎。そこに善逸の叫び声が聞こえてきます。
善逸は得意の聴覚で、周りの状況を確認していました。そして炭治郎が起きたことに気付き、助けを呼んだのです。しかし炭治郎は動けません。ここで禰豆子です。禰豆子が炭治郎をおんぶする。単純に可愛い。
そして善逸の元へ。ここで少し笑ってしまいました。起きたら体中が痛い。両足が折れている。どんな状況(笑)。善逸も重症ではありますが、それよりも伊之助です。
心臓の音がどんどん弱くなっている。伊之助の名前を叫ぶ炭治郎。しかし返答はありません。鎌でやられた胸は紫色に変色しています。心臓周辺を毒にやられるのは、通常よりもダメージが大きいはず。いよいよ危ない伊之助。
ここで禰豆子の爆血です。禰豆子の爆血は、妓夫太郎の毒を消し去るのに加え、毒でただれた皮膚さえも治してしまいます。素晴らしい能力。
「腹減った」と目覚める伊之助。炭治郎の嬉し泣き。僕はここで最初のもらい泣きをしてしまいました。伊之助は本当によく頑張った。抱きつく炭治郎にツンツンする伊之助。好きです。
そして須磨の大泣きです。今回の須磨はほとんどまともな顔をしていなかったような(笑)。天元は、上半身のほとんどを毒にやられ、見るに堪えない状況。喋るのもつらい状況ですが、最期の遺言を伝えようとします。
しかし大騒ぎをする須磨のせいで、天元は何も伝えることが出来ません。舌も回らなくなってきた。天元もいよいよ危ない。そこに再び禰豆子の登場。ここの禰豆子の「ヨッ」にはみなさん注目していたでしょう。
禰豆子はしゃべることが出来ませんので、実際にはヨッとは言っていませんが、ヨッに聞こえる効果音みたいなのが鳴っています。手をあげる禰豆子が可愛い。そして爆血です。
燃える天元に焦る嫁たち。ここで須磨が禰豆子をさらうのですが、この動きが結構速くて笑いました。須磨も忍ですからね…(笑)。禰豆子に詰め寄る須磨。天元が焼かれたのだとしても、お尻を叩くだけでいいんだ…(笑)。
そんな面白い須磨に対し、天元が口を開きます。「毒が消えた」。天元は一命を取り留めました。泣きわめく三人の嫁。ここでまたもらい泣きです…。嬉し泣きにつられる…。
炭治郎の体を気遣う天元。しかし炭治郎は、堕姫と妓夫太郎の頸を探しに行きます。毒が消えていない状況だったので、まだ鬼が生きている可能性があるからです。再び禰豆子におんぶをされる炭治郎。
そして鬼の血だまりを見つけます。鬼の血に向かって石を投げ、攻撃してこないかを確認。そして採血の短刀で上弦の血を入手。すぐさま茶々丸が現れます。茶々丸が可愛い。猫飼いたい。
そしていよいよ炭治郎と禰豆子が、堕姫と妓夫太郎の頸を見つけます。
鬼滅の刃 遊郭編 11話 兄妹
言い争っている堕姫と妓夫太郎。ここは本当に胸が苦しくなる場面。兄妹の言い争う姿は見たくないものです。責任を擦り付け合い、収まりのつかない二人。ここで堕姫が言ってはいけない言葉を口にします。
「アンタみたいに醜い奴が、アタシの兄妹なわけないわ!」
ここの炭治郎の悲しそうな表情。「もしも自分が禰豆子からそんなことを言われたら…」。そんな言葉を連想させる、炭治郎のこの表情。堕姫はさらに言葉を続けます。
「アンタなんかとはきっと血も繋がってないわよ!」
「だって全然似てないもの!」
「この役立たず!」
「強いことしかいい所が無いのに、何も無いのに!」
「負けたらもう何の価値もないわ!」
「出来損ないの醜い奴よ!」
これには妓夫太郎も言い返してしまいます。ここでの妓夫太郎は、二つの感情が渦巻いていたと思います。妹にここまで言われて悲しい。しかし反面怒りも抑えきれない。
「出来損ないはお前だろうが」
「弱くて何の取り柄も無い」
「お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた」
妓夫太郎は、初めて堕姫に対してここまで言ったのではないでしょうか。上弦としてここまで追いつめられたことは無かったでしょうし、人間時代にもこんなことを言う場面はなかったでしょう。
堕姫にはつらすぎる兄の言葉。炭治郎は見過ごすことができません。炭治郎は知っています。兄の気持ちを。お前さえ生まれてこなけりゃ…。そう言いかけた妓夫太郎の口を塞ぐ炭治郎。
「嘘だよ」
「本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ」
「仲良くしよう。この世でたった二人の兄妹なんだから」
「君たちのしたことは誰も許してくれない」
「殺してきたたくさんの人に恨まれ、憎まれて罵倒される」
「味方してくれる人なんていない」
「だからせめて二人だけは、お互いを罵り合ったら駄目だ」
兄の言葉に呆然としていた堕姫は、炭治郎の言葉を聞き、これが悔し涙に変わります。泣きながら消滅していく堕姫。「死にたくない、お兄ちゃん」と妓夫太郎に助けを求めます。
かわいそうにも思えてくる、堕姫が消滅するシーン。お兄ちゃんと言いかけるところで口元が消滅するのが、なんとも悲しい。敵キャラなのに、こんなに切なくなるとは…。これが鬼滅の刃。上弦の陸です。
先に消滅した堕姫に対し、梅と叫ぶ妓夫太郎。妓夫太郎はここで思い出したのです。過去の記憶を。
鬼滅の刃 遊郭編 11話 堕姫と妓夫太郎の過去
堕姫に続いて消滅した妓夫太郎。ここから二人の過去の回想へと入っていきます。妓夫太郎の静かな口調のナレーション。梅という名前は、死んだ母親の病名から付けられたもの。
死んだ母親の横で座るのは妓夫太郎。ここには梅もいたはずです。アニメ6話で少しだけ梅の様子が登場していますが、ここがこの回想と繋がっているシーン。
おそらくですが、二人の父親は母親の客。なので父親については、母親すら誰か分かっていないでしょう。遊郭の最下層ですから、避妊もろくにされていなかったはず。
子供を育てるには金がかかる。生まれてくる前に何度も殺されそうになった妓夫太郎。生まれてからも何度も殺されそうになります。気が狂っているとしか思えない母親。妓夫太郎を何度も殴りつけます。
母親の客が来ている間、妓夫太郎は外に出歩いていなければならなかった。母親の手により、身も心もボロボロの状態の妓夫太郎。外に出れば他人からも罵倒され、石を投げられる始末。
妓夫太郎の容姿は、幼少期の頃が一番ひどいものでした。これは母親の暴力によるもの、そして先天性の病気の影響も大きいでしょう。
腹が減っては鼠や虫を食っていた。客が忘れていった鎌を使い、蛇を仕留めている妓夫太郎。ここはアニメになることにより、とてもリアルな表現になっています。
梅が生まれてから、妓夫太郎の中で何かが変わり始めました。この時の母親は笑っています。やはり母親は母親。正常な状態の時は、子供が生まれることはやはり嬉しかったのです。
しかしこのあと梅のことも殺そうとしたり、梅の髪を剃刀で切ってしまったり、やはり気が触れると暴走してしまう母親。これは仕事上の影響が大きい。遊郭の女性は、ほとんどが子供の頃に借金のカタとして売られてきています。
したくもない仕事を延々とさせられる毎日。気が触れてしまうのも無理がありません。母親が梅の髪を剃刀で切ってしまった時、妓夫太郎は怒り狂い大暴れをしています。そこから親子の力関係は逆転。二人が暴力を受けるようなことは無くなります。
ある時から、妓夫太郎は取り立て屋の仕事を始めます。それについて回る梅。梅は妓夫太郎の劣等感を吹き飛ばしてくれました。そして妓夫太郎は、自身の醜さの利用価値に気付きます。人生が好転していく。そう感じていた妓夫太郎。
梅は十三のとき、すでに遊女として働いていました。そこで事件が起きてしまいます。妓夫太郎が梅のご飯を買って帰る道中。梅が丸焦げになっている姿を発見します。
何が起きたのか分からない妓夫太郎。梅は侍の目を簪で突いてしまい、報復を受けてしまったのです。梅がどうしてこのような行動を取ったのか。それは兄を侮辱されたからです。梅は兄の侮辱をどんなことより許せなかったのです。
まだ息のある梅。妓夫太郎は泣き叫びます。「俺から取り立てるな」。「元に戻せ妹を」。「でなけりゃ神も仏も…」。妓夫太郎の悲痛な叫び。そこを背後から斬りつける侍。目を突かれた侍です。そこには女将もいました。
これは女将が目論んだこと。梅を生きたまま焼き、それを妓夫太郎に見せつけてから妓夫太郎も処分する。なんとも非道なやり方です。
そもそも梅の責任は店にもあるはず。女将に利用されてしまう侍とは一体…。しかもお代まできっちり頂こうとするがめつさ…。
女将の話を聞き、怒りを抑えきれない妓夫太郎。飛び上がり、女将の脳天を鎌で攻撃。そして斬りかかる侍も一蹴。ここで妓夫太郎は、初めて人を殺したのだと思います。人間時代に人を殺した者は、地獄行きが確定してしまいます。ここが梅とは違うところでした。
梅を抱え、遊郭を彷徨い歩く妓夫太郎。このままでは二人とも死んでしまう。倒れる妓夫太郎。雪が降り始めます。思えば昔から、二人は寒さにも虐げられてきました。人も環境も、誰も二人の味方をしてくれない。
そこに手を差し伸べたのが童磨でした。当時の上弦の陸です。童磨の声優は、みなさん本命の宮野真守さん。まさにイメージ通りの声です。そして綺麗な虹色の瞳。無限城編が楽しみすぎる。
「命は大切にしなければ」と言う童磨ですが、人を喰いながら言うセリフではありません。童磨は効率的に女性を狙うため、遊郭を縄張りにしていたようです。もしかしたら、梅と妓夫太郎の噂も耳にしていたのかもしれません。
そしてたまたま、妓夫太郎と梅が死にかけているのを見つけ、鬼に勧誘した。妓夫太郎に、鬼になる以外の選択肢はありませんでした。梅を生かすため、そして人間へ報復するため。
「俺は何度生まれ変わっても必ず鬼になる」
「幸せそうな他人を許さない。必ず奪って取り立てる妓夫太郎になる」
妓夫太郎は決意しました。この決意は妓夫太郎の精神に刻まれ、梅と共有。人間の記憶は失くしても、この決意だけは忘れることがありませんでした。そして二人は上弦へと上り詰めていきます。
まとめ的なもの
もらい泣き。炭治郎や三人の嫁、言い争う堕姫の涙をみて、ついついもらい泣きをしてしまいました。炭治郎の優しさも感じ、これこそが鬼滅の刃の真髄だと再確認。そこから堕姫と妓夫太郎の過去をみたことで、胸をえぐられるような痛みを感じた。
一旦落ち着きましょう。ここからの感動については明日動画にします。やはり最終話は情報量が多すぎる。童磨の声優がヒカキンではなかったということで、残念に思う人もいたようです。
みなさんは最終話から何を感じましたか?どれぐらいの涙が出ましたか?コメント欄で聞かせてください。今回の記事は以上となります。それではまた♪