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テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編2話を先取り解説【きめつのやいば】ネタバレ・漫画

2023年4月14日

テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編2話を先取り解説【きめつのやいば】ネタバレ・漫画

テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編2話

いよいよ放送が始まった、テレビアニメ鬼滅の刃「刀鍛冶の里編」。みなさん少しずつ盛り上がってきている熱を感じます。1話はワールドツアーで既に公開されていたこともあり、内容の再確認をしたに留まりました。

ここからです。2話以降は完全に初お披露目。どのような展開で進んでいくのか、また2話はどこまで進むのかを先取り考察しておきましょう。この考察を知っているか否かで、観るときの没入感が違うはず。

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アニメ2話 構成

アニメ1話は1時間スペシャルで、原作漫画98話~101話までの内容となりました。2話は遊郭編と同じく約24分の放送になるでしょう。内容については原作漫画102話・103話までになるだろうと予想します。

アニメ2話 時透無一郎

アニメ1話は恋柱・甘露寺蜜璃から聞いた「強くなるための秘密の武器」を探しに出かけた炭治郎が、霞柱・時透無一郎を発見するところで終わりました。

時透無一郎は鬼殺隊の柱であり、最年少にしてたった2か月で柱にまで上り詰めた天才。無一郎は若干14歳です。炭治郎とは柱合会議で面識がありますが、とても良い出会いとは言えない邂逅でした。

柱合会議の際は「あの雲の形、何て言うんだっけ」と全く関係ないことを考えており、「すぐに忘れるから」という理由で、炭治郎達の処遇については興味のなさそうな様子でした。

ただ、そんな彼も他の柱同様、お館様には礼節を尽くしており、不死川実弥と一悶着起こして退席しようとしない炭治郎には、「お館様のお話を遮ったら駄目」と指弾術で玉砂利を浴びせて追い払いました。

無一郎が刀鍛冶の里に滞在している理由は、刀の研磨のためです。担当の刀鍛冶を探している無一郎。しかし、この場にいる無一郎の目的は違います。

アニメ2話 絡繰人形

アニメ1話でも少しだけ姿が見えた絡繰人形。戦国時代の甲冑のようなものを付けています。名前はタイトルにもある「縁壱零式」。無一郎の目的の一つであり、アニメ2話の重要なキーワードです。

無一郎は、刀匠見習いの小鉄と言い争っています。言い争っているというよりは、冷静に鍵をよこせという無一郎に、絶対に鍵を渡さないと小鉄が反発している構図。鍵というのは縁壱零式を動かすための鍵です。

炭治郎は二人の様子を見守ります。その時でした。無一郎は手刀で小鉄を攻撃。小鉄はその場に倒れてしまいます。たまらず間に入る炭治郎。小鉄の胸ぐらを掴む手をどけようとしますが、炭治郎の力ではビクともしません。

さすがに柱といった力。無一郎は柱の腕相撲ランキングで7位と下位ですが、それでも炭治郎では歯が立ちません。炭治郎よりも細い腕、小さい体なのにです。

そして無一郎は、肘打ちで炭治郎のみぞおちを攻撃。炭治郎はたまらず悶絶します。無一郎は炭治郎の背負っている箱に鬼の気配を感じ、手をかけようとします。しかし、これには炭治郎も怒りの手払い。禰豆子を守る力は無一郎も驚くほどでした。

手払いで小鉄も救出しますが、小鉄は炭治郎に対してもあっちに行けと突き放します。鍵を誰にも取られたくないのです。理由は「縁壱零式は次で壊れてしまうから」。小鉄はどうしても縁壱零式を守りたかったのです。

「拷問を受けても絶対に鍵は渡さない」。そう言う小鉄に、無一郎は冷静に正論を叩きつけます。「柱の邪魔をするな。柱の時間と君たちの時間は全く価値が違う。早く鍵を渡せ」。

無一郎の言うことは概ね正論で正しい。しかし炭治郎は、無一郎の言動に極度の嫌悪感を覚えました。「配慮が欠けていて残酷」。正論を押し付けるばかりで、まったく人としての感情が感じられない。時透無一郎が、どうしてこんな人物なのかについては後半のネタバレパートで。

炭治郎は感情論を熱弁しますが、無一郎は「時間の無駄」と炭治郎に手刀を食らわし意識を奪います。実はここで陰から覗いている刀匠がいます。

アニメ2話 縁壱零式

しばらくして目を覚ます炭治郎。実は寝ている間に、刀匠の鋼鐵塚蛍が来ていた描写があります。炭治郎は鋼鐵塚に誘拐される寸前でした。刀の恨みを晴らすため、炭治郎をどこかに拘束しようとしていたのでしょう。恐ろしい。

炭治郎が目を覚ますと、そばには小鉄がいました。鋼鐵塚がいたかと聞いた炭治郎でしたが、小鉄はいなかったとトボけます。鍵はどうしたのかと聞くと、小鉄は渡してしまったと言いました。無一郎に鍵を持っていかれたのです。

縁壱零式はどのような絡繰人形なのか。小鉄の先祖が作ったもので、百八つの動きを可能とします。戦闘訓練用に作られたもので、人間を凌駕する力があります。しかし老朽化が進んでおり、次に使用すると壊れてしまう危険性が高い。縁壱零式の詳しい説明については後半のネタバレパートで。

アニメ2話 時透無一郎 vs 縁壱零式

既に始まっている、時透無一郎と縁壱零式の訓練。ここで縁壱零式の顔がお披露目。顔の左側を激しく損傷しています。炭治郎はこの顔に見覚えがありました。夢でみた剣士です。

そして、縁壱零式には腕が六本あります。その理由は、炭治郎が夢でみた実在した剣士にあります。夢でみた剣士は実在するのです。腕が六本ある理由については、腕を六本にしなければ剣士の動きを再現できないから。それほどまでに強い剣士だったということ。

その剣士は戦国時代に実在した剣士。戦国時代といえば、炭治郎達のいる大正から300年以上前。300年以上前から縁壱零式は存在しています。縁壱零式が作られた技術は、今の刀匠達では追いつけない凄い技術。なので壊れてしまったら、もう直すことができません。

黙々と縁壱零式と戦う無一郎。炭治郎より年下であるにも関わらず、腕が六本の絡繰人形と対等に戦っている。ここで無一郎の鎹鴉が衝撃発言。「あの子は日の呼吸の使い手の子孫」。日の呼吸といえば始まりの呼吸。無一郎は実はすごい人物なのです。もっと詳しい無一郎の情報は後半で。

「でも日の呼吸使ってないよね」。炭治郎は正論をブチかまします。確かに、無一郎は霞柱。霞の呼吸を使います。鎹鴉は正論を突かれ、黙れと炭治郎に攻撃。

ここで炭治郎は、縁壱零式が夢でみた人物だと気づきます。鎹鴉は完全否定をしますが、小鉄は記憶の遺伝ではないかと言います。生き物は記憶も遺伝する。それは刀鍛冶の刀匠にも表れる現象でした。

そんな時、無一郎と縁壱零式の戦況が傾きます。無一郎の一振りにより、縁壱零式の甲冑部分が損傷。それを見た小鉄は、たまらず逃げだします。壊れていく縁壱零式を見ていられなかったのです。

小鉄を鼓舞しようとする炭治郎。そこには主題歌の「絆ノ奇跡」を思わせる発言がありました。自分にできなくても、自分が死んだとしても、必ず誰かが想いを果たしてくれる。小鉄は縁壱零式を作るため、炭治郎は鬼舞辻無惨を倒すため。次に繋ぐための努力が必要だ。そう炭治郎は言いました。

小鉄は炭治郎の言葉に決心をつけます。しかし残酷にも、そこへ縁壱零式を破壊した無一郎が通り過ぎます。縁壱零式の腕から刀を持って立ち去る無一郎。決心したばかりの小鉄にはあまりにも残酷。

小鉄は縁壱零式のもとへ向かいますが、縁壱零式は地面に倒れたまま動きませんでした。炭治郎は再度小鉄を鼓舞。動かない縁壱零式。しかし小鉄の想いに応えてか、縁壱零式は突然再起動。触発された小鉄は、とあるもうひとつの決心をつけました。

それは、縁壱零式で炭治郎を訓練して、無一郎をギャフンと言わせること。「あの澄ましたガキよりも絶対に強くなってください」。炭治郎は小鉄を励ますつもりが、変なスイッチまで入れてしまったようです。

これにはビビる炭治郎。まだ体力も完全に回復していないのに、今から訓練ですかと。小鉄はそんなことはお構いなしな様子。次週はどうなることやら。

ネタバレ小話

ここからは、完全にネタバレありで解説をしていきます。ネタバレが怖い人は閉じてね。

時透無一郎

時透無一郎の感情がない理由は過去にあります。もともと家族は木こりの一家でしたが、早くに両親が他界。無一郎は兄の有一郎と二人で暮らしていました。

そこへ訪れたのは、お館様の妻であるあまね。あまねは無一郎たちを始まりの呼吸の子孫だと言いました。しかし、それを有一郎は追い返しています。そもそも自ら入隊を志願する柱が多い中、あまねが勧誘しに来たのは異例なことです。

ある日、時透兄弟の家に鬼が襲撃します。有一郎は鬼の攻撃で致命傷を負い瀕死状態。無一郎は我を忘れて鬼と戦います。日が明けるまで無一郎が応戦した結果、鬼は日光で消滅しました。

なんとか鬼を撃退した無一郎。しかし有一郎と同じく、無一郎も瀕死の状態に陥ります。有一郎が死亡後、蛆が湧き腐っていくのを、自分にも蛆が湧きながらも見続けた無一郎。

無一郎が生死を彷徨う中、様子を見守っていたあまねら産屋敷が救出します。おそらくカラスを使い、二人の様子を日頃から気にしていたのでしょう。

この出来事があり、心身ともに大きなショックを受けた無一郎は、後遺症で記憶喪失。さらに新しい事を覚えることも、ままならない状態となりました。

無一郎の感情が希薄なのは、この出来事が原因であり、きつい性格は兄の影響を受けているためです。記憶を取り戻した後の無一郎は、記憶喪失だった頃の自分についてこう語っています。

「記憶喪失だった頃の自分は、有一郎に似ていた気がする」。潜在的に残っていた記憶の中の有一郎を、自分だと思い行動していた無一郎。まるで兄が守っていてくれてたようで嬉しいとも語っています。

縁壱零式

縁壱零式はその名の通り、戦国時代の剣士・継国縁壱を模して作られた絡繰人形です。腕が六本あるのは、それほどまでに縁壱が強かったということ。300年以上経っても未だ解明されていない技術。それにより作られた縁壱零式。元は複数体あったようです。

縁壱零式の動力源は不明です。これは推測ですが、内部にあった刀が動力源になっていたのではないかと思います。どういった原理かはわかりませんが、太陽光を吸収しやすい日輪刀が内部にあったということで、太陽光発電的な要素があったのでしょう。それ以外は考えられません。

スピンオフ作品「キメツ学園」では、小鉄が玄弥の夏期講習テストの点数を上げるために使用しました。キメツ学園では縁壱零式はロボット扱いで、プログラムが組まれているらしい。

キメツ学園では二体の縁壱零式が存在し、もう一体は「腕力ゆるめてたんこぶモード」で使われかけました。

まとめ

いよいよもうすぐ刀鍛冶の里編2話です。2話から無一郎の戦闘シーンが見られるということで、今から興奮が抑えきれません。3話・4話以降も戦闘描写はあり、上弦もいよいよ登場。

初っ端から面白さが加速していく、テレビアニメ刀鍛冶の里編。見逃し厳禁です。みなさんは2話のどこが気になりましたか?感想をお待ちしております。今回は以上です。それではまた。

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