やばい!やばすぎる!
柱稽古編3話がやばすぎる!
柱稽古編は原作の話数が少ないため、アニオリが多くなるのは分かっていた。しかし、ここまでアニオリが盛り込まれてくるとは。今回は語ることが多くなりそうです。
まず、柱稽古編が全何話なのかについての最新情報として、全7話は変わりありません。DVD3巻だけ値段が高いのは、3巻に3話入っているからとのことでした。つまり、DVD1巻が拡大スペシャル1話。2巻が2話・3話。3巻が4話・5話・6話。そして4巻が拡大スペシャルの7話と。
1巻 | アニメ1話 SP |
2巻 | 2話・3話 |
3巻 | 4話・5話・6話 |
4巻 | 7話 SP |
しかしです。今回の柱稽古編3話のアニオリの具合からみて、7話で終わるのかと疑問が残ります。私は柱稽古編が139話まで進むと考えていますが、もしかして柱稽古編は本当に柱稽古だけで終わってしまうのでは…
まさかお館様と無惨のくだりは映画とか。。いやいや、そんなことはない。。ちょっとまたここは考え直しです。
というわけで、柱稽古編3話について、どこよりも詳しく解説していきます。チャンネル登録・いいねと共有、コメントは絶対です。
ネタバレ注意です。では参ろう。
柱稽古編3話
まず、全体的な感想を言わせてください。これは原作勢でも息をのむほどの新鮮さを感じた。
もちろんアニメ勢は、原作部分も初めて観るわけだから全てが新鮮。しかし、原作勢としても新しくアニオリを用意してくれているおかげで、全てのセリフが新鮮で感動的なものだった。
特にアニメならではの、遊郭編からの繋がりを持たせてくれていたり、風柱と蛇柱の1話のアニオリの続きとか。三人の嫁と炭治郎の会話、稽古している隊士達の想い。素晴らしいの一言。
それぞれ細かく解説していこう。
音柱・宇髄天元の稽古
音柱の稽古は基礎体力向上訓練。この先の地獄のような稽古に向けて、まずは体力をつける目的がある様子。
というかこの訓練、原作では5コマぐらいしかありません。それをアニメでは1話分にしちゃうとか。出血大サービスすぎます。ちなみに、次の無一郎の稽古は9コマとかそれぐらいです。
音柱の稽古は山を上り下りするだけと思っていましたが、腹筋やら何やらいろんなプログラムがある様子。休むと竹刀で叩かれるパワハラ具合。
感動の再会
そして、炭治郎が天元の元を訪れる。ここでの会話もアニオリが満載なのですが、炭治郎がうるっと来てるシーンで、こちらもうるっとしてしまった。
遊郭編で激闘を繰り広げた二人。上弦を共に倒した二人が、生きて再会をした。炭治郎にいたっては、また上弦と戦ったにもかかわらず、五体満足で生きている。柱の天元は片目・片腕を失っていることからみても、奇跡としか言いようがない。
炭治郎の体力
炭治郎の体力が凄まじい。他の隊士が怠けているというわけではなく、炭治郎が異常といえる。これは炭治郎の育った環境によるところも大きい。
竈門家は炭売りの家系で、炭治郎は酸素の薄い山で育ちながら、炭を売りにふもとの街まで往復していました。その時に基礎体力がついたと思われます。
また、鱗滝のもとで行った狭霧山での修行も、酸素の薄い環境で体力を鍛えられたものと思われます。
さらに、ヒノカミ神楽の呼吸は、本来体力の消耗を最小限に抑えるために使われていた呼吸法でもある。一晩中に渡り何百・何万回と神楽を舞うための呼吸法。
炭治郎は父のようにはマスターできていないものの、この化け物のような体力は、段々と父の領域に近づいているという証明なのかもしれない。
上弦の肆
一般隊士が夜の警護に向かう。鬼は全くいなくなった。鬼舞辻無惨が禰豆子を奪うための計画が、陰で着々と進められている。
隊士のちゃらけたシーンがあった後、そこに光るのは上弦の肆の眼。
アニメ勢は思ったことだろう。
半天狗。。半天狗は倒したはずなのに、まさか生きているのか。。これはアニメ勢を驚かせるサプライズになっています。まさか上弦が、この短期間で入れ替わると想像できる人は少ないでしょう。
それにしても鳴女の眼は不気味。
一般隊士
炭治郎が抱えるのは、なんだかゴツイ隊士。他の隊士よりも重い隊士を抱え、軽快に走っていく。ますます化け物級の体力をみせつける。
隊士達の素朴な疑問。炭治郎ほどの体力がないと上弦とはやり合えないのか。確かにこれほどのレベルの違いを見せられたら、自信をなくしてしまう気持ちもわかる。そして、上弦との戦いについて聞くシーン。
炭治郎の言語能力のなさが、どこかの柱と重なるシーン。
とここで私が思ったのは、この隊士達のこと、覚えておいた方が良さそうということ。この柱稽古で鍛えられた隊士達は、最終決戦でも登場するはず。
無惨に殺されてしまう者。柱を守る者。そして最後の最後で戦った者。このあたりの顔を再び見ることになるかもしれない。
ちなみに、一般隊士の声優は豪華な人はいるのでしょうか。詳しい人はコメント欄へ。
ざるそば早食い勝負
これは嬉しいアニオリ。義勇さんが、炭治郎にわざと負けてやるというシーン。義勇はまだまだ食えるのに、炭治郎に多くそばを注文し食べさせる。義勇なりの弟分を想った気遣いです。
そういえば、原作では早食い勝負の理由もあやふやで、勝負の行方も描かれていませんでした。炭治郎が勝てば義勇が稽古に参加するというのも、アニオリといえばアニオリ。
風柱と蛇柱
これまたアニオリ。ここは1話のアニオリの続きとして描かれました。まずは稽古について話す二人。とてもじゃないが戦力になれる者はいないといった感想。
そして、話は鬼が消えたあの城の話。柱稽古編はシリアスなシーンがない章なのだけど、こうやって無限城を匂わせる演出が、これからの戦いを盛り上げてくれる要素となっている。
ここでの小芭内の言った言葉が分かりにくかったと思うので説明します。小芭内が言ったのは『凶兆』です。不吉な前兆。よくないことが起こる前ぶれのことです。反対の吉兆はよく聞きますよね。
小芭内が予知しているのは、実は相棒の城蛇・鏑丸の能力もあるのかも。
そして、小芭内の方から実弥に対してされた提案。柱同士の手合わせ。
ここで感じたのは、まさか実弥と義勇以外にも、手合わせが見れるかもしれないという期待感。そして、柱の最強ランキングが何か動くのではないかという期待感も。
風柱が柱最強2位か、それとも実は蛇柱の方が強いのか。そういった考察もまたできるかも。そして、悲鳴嶼行冥と手合わせするシーンとかあったら嬉しい。最強の悲鳴嶼さんには誰も勝てなさそうですが。それが見てみたい。
天元の想い
天元の嫁三人から、感謝を伝えられる炭治郎。かまぼこ隊と天元、誰か一人欠けても朝日を見ることはできなかった。上弦相手に生き残れた奇跡を雛鶴は語る。
そして、天元が夜中にうなされていると。片目・片腕を失い、柱としての機能を失ってしまった天元は、まだ前線で戦いたいという思いから苦しんでいる。
原作では感じられなかった天元の想い。この先の決戦では、天元はある意味まだ戦います。そのシーンのみえ方が、このアニオリによって少し変わることになるかもしれない。
最後の稽古
天元の稽古の仕上げは、夜の森で天元を鬼とした実践的な訓練。炭治郎をリーダーとして、皆を守りながら天元を倒す。コメント欄で最終選別のオマージュだとコメントを頂き、なるほどと思いました。
炭治郎が錆兎の役割を演じ、皆を守りながら戦う。ただ違うのは、今度は皆が協力して天元と戦ったということ。全く戦うことができず、意識を失った義勇の無念を晴らすように。これが最終選別の最適解というコメントも、なるほどなと思いました。
それにしても、宇髄天元はまだまだ強い。片目・片腕だとしても、柱の俊足ランキング1位は健在。さらに忍ということで、物音を立てずに背後を取られる。これは一般隊士には荷が重すぎる。炭治郎が抱えて走っていたデカい隊士も一瞬でやられてしまう。
そして、姿を現す天元。炭治郎の指揮のもと、皆が強力して戦う。炭治郎は皆を助けながらも、柱の天元と一騎打ち。
『上弦相手に戦って、生き残った者同士の戦い』
一般隊士の言葉が妙に刺さる。そして、柱と互角にやり合う炭治郎の背中に、隊士達は奮起していく。
音柱・宇髄天元の実力
結局、炭治郎達が束になってかかっても、天元にはダメージを与えることはできなかった様子。片目・片腕でもこの実力。まだまだ戦えるのではないでしょうか。
そもそも、最後は片腕だけで上弦の陸・妓夫太郎とやり合っていましたし。譜面を使用すれば上弦クラスでも役に立てるでしょう。
しかし、天元は派手を好む柱。譜面でのサポートや、本来の実力を出せないままに戦うのは苦痛になるのかもしれない。派手に引退したのだから、ここから復帰というのは地味すぎるとかなんとか。
隊士達の決意
ここは感動した。隊士達は、自分たちの実力のなさをただ悔やんでいるようだった。しかし、稽古を通じて新たな感情が芽生える。
『俺達じゃ無理。元柱相手や上弦なんて荷が重すぎる。でも、柱や炭治郎なら、上弦や鬼舞辻無惨を倒せるかもしれないと希望が持てた』
『だから俺達も、いつかその支えになれるよう頑張る。稽古して強くなる』
隊士達の決意は固い。この決意が、最終決戦の隊士達の想いと繋がっていきます。ぜひ最終決戦にはこの隊士達を登場させてほしい。
鬼舞辻無惨
天元の言った言葉。
『鬼舞辻無惨を倒さない限り、何も終わらない』
無惨が死ななければ、鬼は滅びることはない。鬼殺隊がいくら上弦を倒そうとも、時が経てば新たな上弦が生まれていく。
裏を返せば、無惨を倒せば全てが終わる。
霞柱・時透無一郎
炭治郎は、音柱の稽古を10日で終える。そして、次の稽古である時透無一郎の屋敷に到着。無一郎の周りには大勢の倒れる隊士。そして一人の隊士が追いつめられていた。
無一郎の稽古は高速移動の稽古。最後の隊士も、その高速移動により攻撃をかわし倒した。地味ながらも、とてつもなく厳しい無一郎の稽古。
ここで注目したいのは、無一郎の眼に光があるということ。以前の記憶のない無一郎じゃない。完全に復活した無一郎がここにいる。
今後の流れ
今回の3話を通じて、柱稽古に何やら思惑を少し感じた部分があります。それは、炭治郎が皆を奮起させていく流れがあるのではないかということ。
天元の稽古では、最初は気弱で頼りない隊士達が、柱と炭治郎の戦いを間近で見たことで奮起させられた。
この流れが無一郎の稽古でもあるのではないでしょうか。無一郎と対峙していた隊士の言葉も『もう無理です』だったので、流れ的にそんな気がする。
ただ、次は今回ほどアニオリ満載で尺を取ることはなさそう。話数的にも限界があるでしょう。音柱と霞柱の稽古で、炭治郎が皆を鼓舞するようなシーンがあり、恋柱・蛇柱の稽古はちょっとしたギャグ要素がある。
柱稽古編4話のタイトルは『笑顔になれる』。このタイトルの謎もまた考察します。今回の記事は以上です。それではまた。