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テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編九話「上弦の鬼を倒せない」【きめつのやいば 遊郭編】宇髄さん・かまぼこ隊

きめつのやいば 遊郭編

鬼滅の刃 遊郭編 9話 全滅

ひええ!おいおいマジか!やっぱり神回更新じゃないか!テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編9話。ここまで来てしまった。毎回毎回思うのですが、前半も衝撃的な展開なのに、後半でそれを塗り替えてくる。なんだこの罠は!

原作を知っていながらも、毎回ワクワクしてまうねん。放送前は眠いのに、放送が終わったら目ギンギンやねん。月曜日はもうだめだ。鬼滅に捧げよう。

というわけで、どこから行く?って感じなんですが、順番にいきましょう。細かく解説していきますので、よろしくお願いします。

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鬼滅の刃 遊郭編 9話 前半

最初は恒例の前回の振り返り。雛鶴のクナイ放出からの、妓夫太郎の血鬼術・跋狐跳梁。天元が妓夫太郎の足を切断しながらの、クナイを妓夫太郎の頸に向けて投げる。しのぶさんいわく、頸への毒は効果大とのこと。

雛鶴は言います。「ほんの僅かな間でいい。そうしたら、誰かが必ず頸を斬れる」。このシーンはスローモーションで描かれていますが、本当に一瞬の出来事です。炭治郎と天元が刀を振り切れない時間ですから、1秒も経たない間でしょう。

でここでオープニングにいくわけですが…。普通なら戦いの続きと思うじゃん。ところがどっこい、アニメオリジナルのサプライズ。オープニングの墓参りの、伏線回収のようなこの導入。

わかってはいましたが、やはり宇髄家の姉弟たちの墓でした。天元には1人の姉と8人の弟がいました。そのうち姉と7人の弟は死亡。残ったのは弟1人と父のみ。

天元の母親についてですが、公式では生死は不明。天元の回想で「妻は跡継ぎを生むためなら死んでもいい」と書かれているので、死んでいるという説もあり。

ほんで今回の墓参り。なんと平和なことか。今回のアニメオリジナルについては、テンポが悪いなど賛否両論あるようです。僕は何でも良い!って思ってしまうバカなタイプですが、いろんな意見があっていいと思います。

それでここでの天元のセリフ。これがまた感慨深いのなんの。「姉弟たちが生きてたら、みんなで飲む日もあったろうな」。これね。僕も身内を若くして亡くしたから、天元の気持ちがよく分かる。

一緒に酒を飲みたいって今でも思うし、それが叶わない切なさもある。わかる人いるだろうな。墓参りも長いこと行ってないから、これは行けってことか。

旨そうな弁当を食べる天元。幸せそうな光景。そこで天元は言います。「俺はいつか地獄へ落ちる」。まるで自分を戒めるようなこの言葉。これは天元がずっと口癖にしていたもの。

まきをに怒られ、雛鶴に泣かれ、須磨に噛まれ、散々な目に遭った天元。それからこの口癖は言わないようになったようですが、気を抜くとつい出ちゃうようです。

ここから桜のくだりに入っていくわけですが、ここがちょっと長いという批評もありました。これは先の回想を、より深くするための演出ではあるのですが、気持ちはわからなくもない。

僕がここでもう一つ感じたのは「雛鶴との子なんじゃないかな」ってこと。それはまた別のお話し。

そして戦いのシーンへ戻る!妓夫太郎は毒を分解し、足を再生。これはヤバい。炭治郎と天元は刀を全力で振っており、カウンターには全く備えていない。しかもここで、最強の血鬼術・円斬旋回・飛び血鎌が発動。

アニメで観るとよく分かるのですが、妓夫太郎は全身の血管の、好きな場所から出血が可能。そしてそれを血鬼術に利用する。あらためて凄い能力だと思う。

腕の振りも、予備動作もなく飛び出す飛び血鎌。炭治郎はこれをかわす余裕がありません。そこで宇髄天元です。この人ほんとヤバい。炭治郎を後ろに蹴り飛ばし、音の呼吸・響斬無間で応戦。

この技は結構謎が多い技。速すぎて見えない。スロー解析求む。刀を振りながら、鎖でもう片方の刀を振り回したりして、攻撃範囲を広げながら高速で攻撃してる感じ。その間で爆薬丸も投げてるんですよ。刀を振るだけでも大変なのに。ほんとヤバい人です。

それでここからです。雛鶴ピンチ!原作では一瞬で雛鶴が捕まるのですが、アニメでは、天元に襲い掛かる帯で臨場感を増幅。

帯は私がひきつけると雛鶴。ここでクナイを投げていますが、この帯には毒が塗られていない様子。帯も堕姫の体の一部なので、毒が塗られていると反応があるからです。という細かい解説。

そいで雛鶴が妓夫太郎の手に。これはマジで恐怖。妓夫太郎の取り立ては、人間時代120%の成功率を誇っていました。100%は分かるけど、20%って余分に取ってるんかい。

そんな事より雛鶴が危ない。叫ぶ天元。天元は本当に焦っています。自分の命よりも、誰の命よりも、大事な嫁の命が危ない。ここで回想です。

タイトル回収「上弦の鬼を倒したら」。戦いの場ではなく、普段の何気ない会話。これが本当の家族の幸せ。雛鶴は笑います。忍の時には考えられなかった、普通の幸せ。

自分たちはこんなに幸せでいいのだろうか。忍の時に殺めてしまった命。それを考えたら、どこかでけじめをつけなければならない。それも、自分たちが納得のいくけじめで。

100年以上誰も倒せなかった上弦。それを倒せば、自分たちも胸を張って歩ける。でも、上弦を相手に生き残れる保証はない。命を落とす確率の方が高い。それほどのけじめ。このシーンは、余分なものを付け加えず、原作通りに流してくれて良かった。

回想が明けると、天元が「やめろ!」と叫ぶわけですが…。この叫びは心からの叫び。普段ならこれだけ焦ることはないでしょう。ここで雛鶴が死んでいたら。天元は怒りに燃えるか絶望するか。

毒にやられており、精神力で踏ん張っている天元です。心を折られる可能性が大。ここから炭治郎の見せ場です。ヒノカミ神楽で飛べば間に合う。しかし疲労で使えず。そこで炭治郎は「水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜ合わせる」という奇策を思いつきます。

自分に合った呼吸。炭治郎にとって水の呼吸は適していない。ヒノカミ神楽に適している体とも言えない。ならば間を取る。火を水で中和するイメージでしょうか。いろんな呼吸を混ぜると面白そう。縁壱さんってすごいよね。

何とか雛鶴の危機を救った炭治郎ですが、妓夫太郎は強い。炭治郎一人では太刀打ちできない。ここで宇髄天元です。「竈門炭治郎、お前に感謝する!」。これは僕が天元のセリフの中でも、最も好きなセリフの一つ。

妓夫太郎の頸に天元の刀が届く。今度こそ頸が斬れる。とここで前半が終了。相変わらずBGMが素晴らしい。オーケストラ感。サントラ欲しい。

鬼滅の刃 遊郭編 9話 後半

後半の開始は、堕姫と善逸&伊之助の戦い。伊之助は堕姫の帯を斬れない。堕姫の帯って結構硬いんです。善逸も通常時は帯を斬れていませんが、霹靂一閃のスピードなら斬れています。斬れる速度か双方向か。ここが肝です。

「合わせて頸を斬らなければ」と言う伊之助ですが、善逸は「同時に斬る必要はない」と言います。善逸がその確信を持っているわけもなく、これは伊之助を落ち着かせるための声掛けだと思います。

それにしても、善逸の声が男前。いつもの高音からの、この渋い低音。ギャップに萌えます。顔も凛々しくて、寝てる設定がもはやネタ。

そして再び妓夫太郎。炭治郎と天元が、前後から妓夫太郎の頸に目掛けて刀を振ります。それを鎌で防ぐ妓夫太郎。鎌を変形させ、刀を固定します。

天元はもう一方の刀で再度頸を攻撃。妓夫太郎は両手を塞がれ、防ぐ術がありません。と思いきや、頸を回転させて刀を咥えてしまいます。頸を後ろに回すなという、至極真っ当な天元のツッコミが入り、ここで妓夫太郎が血鬼術を発動。

円斬旋回・飛び血鎌。さっきと同じパターン。ここでも炭治郎は天元に救われます。アニメだと分かりやすい。天元が屋根を踏み込み、妓夫太郎を巻き添えにジャンプ。これで炭治郎の刀と妓夫太郎の鎌を分離。ここで雛鶴が炭治郎を支えてるのも良き。

そしてここからです。ここからがアニメ9話で一番興奮した。貴重なかまぼこ隊の共闘。伊之助のやるせない気持ち。何のために修行をしてきた。伊之助は一番悔しかったはず。あの時の悔しさを思い出せ。

ここで炭治郎が、堕姫の頸の斬り方について叫びます。「相当な速度か、もしくは複数の方向から斬らなければ」。

炭治郎の方を振り返った伊之助は、ここである事に気づきます。善逸と伊之助の二人の時よりも、帯の攻撃が分散され、一人一人に対する攻撃が緩まっている。気がする。そう思うことにした伊之助。テンションを上げていきます。

「複数の方向なら、二刀流の俺に任せておけ!」。ちゃんと炭治郎の言葉も聞いていた伊之助。「三人なら勝てるぜ!」と言います。このかまぼこ隊の共闘を見ていると、炭治郎と伊之助が最初に喧嘩した時を思い出します。

響凱の屋敷での一悶着。あの時から伊之助は、体も心も強くなり、協調性も段々と成長しています。無限列車編では炭治郎と共闘して魘夢を倒すも、上弦の参を前に手も足も出せなかった。でも今は違う。三人なら上弦を相手に戦える。

冗談交じりだったリーダー的存在も、今や現実のもの。あの伊之助が中心にいる。それをカバーする炭治郎と善逸。なんだか我が子を見ているようで、涙がポロリ。

伊之助はただ前に進むのみ。防御は捨てても大丈夫。炭治郎と善逸への信頼感。三人の絆です。炭治郎は力を振り絞り、水の呼吸で応戦。善逸は霹靂一閃・八連を繰り出します。このシーンは原作通り!

伊之助は、傷を負いながらも前進を続けます。そしてついに、堕姫の頸に刀が。ここで繰り出す伊之助の獣の呼吸・陸ノ型・乱杭咬み。これがシュール(笑)ノコギリみたいにギコギコと…。堕姫の頸の断面はこの通り。

そして、堕姫の頸をキャッチする伊之助。ここは伊之助の機転が利いています。頸を繋げないように、遠くへ持って逃げようと走る伊之助。そこへ妓夫太郎の急襲。心臓あたりを、毒の鎌で貫かれた伊之助。頸は奪われてしまいました。

なぜここに妓夫太郎が。戦っていた天元は?下を見る炭治郎。そこには腕を切断され、地面に倒れている天元の姿が。それを見て絶望する炭治郎。そこに堕姫の帯の攻撃。善逸が炭治郎を庇います。地面に落ちていく炭治郎。

伊之助の安否は?善逸はどうなる?天元は死んでしまったのか。もはや絶望しかないのか。次週を待て…!

まとめ的なもの

今回は、前半の回想について賛否両論あるものの、後半のかまぼこ隊の共闘で、流れを変えてくれた感がある回でした。そこからの絶望(笑)もう全滅ですね。

人間のつらいところは、傷ついたらすぐには回復しないということ。鬼はすぐに再生できる。ただ、堕姫や妓夫太郎は血鬼術を使うことで消耗していきます。ずっと無限に戦えるわけではありません。体力を消耗すれば、人を喰う必要があるのです。

にしても、伊之助推しになりそうなぐらい、今回の伊之助は良かった。これまた賛否両論というか、伊之助らしいというか、ノコギリとは(笑)

ちなみに、コメントでも頂いたのですが、伊之助の呼吸は「牙」と付くものは攻撃系、空間識覚や爆裂猛進のような特殊スキルは「型」と命名しているようです。伊之助なりに考えているのです。

かまぼこ隊のパワーバランスという観点からも、非常に面白いものが視える回でした。今の堕姫の帯は、通常時だと誰も斬れていません。

善逸は、霹靂一閃でなら斬れるという場面がありました。炭治郎はヒノカミ神楽モードなら斬れる。伊之助は二刀流という唯一の武器を使い、上弦の堕姫の頸を斬った。

善逸はスピードで、炭治郎は攻撃力で、伊之助は特殊な刀で。いやはや面白い。まだまだここから先も、三人の見せ場はあります。10話が待ち遠しい。

11話完結だとすると、10話で結構飛ばさないと間に合わなさそう。堕姫と妓夫太郎の回想が、意外と短く終わる可能性もあります。10話の終わりには、11話がどうなるか分かります。来週を楽しみに待ちましょう。

というわけで、今回の記事は以上となります。みなさんの意見、コメント欄で聞かせてください。いいねとかもろもろお願いします。それではまた♪

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