テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編。2023年7月12日現在、新情報はまだ発表されていません。現時点での考察では「2024年4月から放送」という説が有力かなと思います。
最近は少し、YouTubeの更新をお休みしていました。忙しかったというのもあるのですが、スマホを新しく買い替え、設定に何日も費やしてしまいました。設定を隅々まで確認し、気に入るまでひたすら設定をする。変な方向に完璧主義が発動してしまう、ADHDのような感覚。
私と同じように、変なこだわりを持ってしまう人はいませんでしょうか?完璧主義な人はコメント欄で教えてください。
ということで今回は、柱稽古編の柱について 一人ずつ紹介していくコーナー「冨岡義勇編」をお送りします。柱稽古編や、アニメ鬼滅の刃完結まで一緒に楽しむためにも、今のうちにチャンネル登録をお願いします。いいねと共有ボタンもプッシュ。では参ろう。
冨岡義勇
水柱・冨岡義勇。誕生日は2月8日。作中の年齢は初登場時が19歳、炭治郎の2年の修行後は21歳となります。身長は176cm、体重は69kg。趣味は詰将棋で、好きな食べ物は鮭大根。アニメの声優は櫻井孝宏さんです。
冨岡義勇の歴史
幼少期
水柱・冨岡義勇の、柱稽古編までの歴史を振り返ります。まずは義勇が幼い頃の話。この話はファンブックで明らかになり、アニメの大正コソコソ噂話でも描かれました。
義勇は病死した両親の遺産で、姉の蔦子と二人暮らしをしていました。そんなある日、冨岡家を鬼が襲撃します。蔦子は自身を犠牲に、必死で義勇を隠し守りました。そうして姉の蔦子は死亡。義勇だけが生き残ることになります。蔦子は翌日祝言を挙げるはずでした。
事件後に義勇は「鬼が姉を殺した」と周りに説明をします。しかし、周りの人は鬼の存在を知りません。そのため義勇が心を病んだと勘違いします。
心の病気と誤解され、親戚の医者に引き取られることになった義勇。その道中で義勇は逃げ出し、山の中で遭難。死にかけていたところを元水柱・鱗滝の知り合いの漁師に助けられます。そして、鱗滝の家に預けられることとなりました。
最終選別~柱になるまで
幼くして天涯孤独の身となった義勇。鱗滝のもとには同じく鬼に家族を殺され、天涯孤独となった錆兎がいました。同い年でもあった二人は、同じ境遇を乗り越え共に育つことで、唯一無二の親友となっていきます。
二人は鬼に家族を殺された過去から、自然な流れで鬼殺隊士を目指すことになります。そして元水柱・鱗滝の指導のもと切磋琢磨し、いよいよ最終選別の日を迎えます。二人が13歳の時でした。
この年の最終戦別には錆兎・義勇の他に、村田も参加していました。選別の結果は、錆兎以外の全員が選別を突破。錆兎が他の隊士を庇いながら戦うことで、全員突破することができたのです。
しかし、錆兎だけは亡くなってしまいました。他の隊士を庇いながら戦ったことで、錆兎の刀は摩耗しており、手鬼との戦いで刀が折れてしまったのです。もしも錆兎が他の隊士を庇っていなければ、手鬼を倒せていたかもしれない。しかし、それでは義勇は生き残れていなかった。
義勇は、最初に襲い掛かってきた鬼に重傷を負わされ、意識が朦朧としていたところを錆兎に助けられました。そして意識を失います。気づいた時には最終選別は終わっており、そこで錆兎の死の全貌を知ることになりました。
最終選別で鬼を一体も倒していない義勇。そして、選別の鬼のほとんどを倒した錆兎。そういった経緯から義勇は「自分は最終選別を突破していない」、「鬼殺隊にいていい人間ではない」と思うようになります。
同い年の活躍による劣等感もあり、義勇は選別のことをトラウマとして抱えることになります。水柱になった後も「自分は水柱じゃない」と思い込み、常に錆兎との比較が頭にあった義勇。「自分が死んだ方が良かった」とまで考えていました。
他の柱とあえて距離を取ろうとしていたのは、こういったトラウマによる「罪悪感」、「後悔」からくる行動です。
しかし義勇は、自分を認めていないながらも、その劣等感を糧に必死で強くなろうともしました。その結果 柱にまで上り詰め、義勇独自の型・凪を編み出すまでに至ります。そして柱になった直後、竈門兄妹と運命の出会いを果たします。
竈門兄妹との出会い~外伝
柱になって間もない頃。義勇は竈門兄妹と出会います。そこで義勇は、鬼になった禰豆子を生かす選択を取りました。通常ならあり得ない選択。鬼でありながら、人間を助けようとする禰豆子に可能性を感じ、柱として異例の選択をとったのです。
義勇は、自身の師匠である鱗滝に竈門兄妹の命運を託します。その直後の様子が「冨岡義勇外伝」で描かれています。しのぶと共に任務に向かった義勇。最後のしのぶとの会話では「俺たちは柱だ」と発言。柱としての自覚をしのぶに説いています。
外伝では「俺たちは柱だ」と言っていましたが、柱稽古編では「俺は柱じゃない」と言っている義勇。「結局どっちなんだ」というツッコミがありましたが、これは義勇なりのしのぶを気遣っての発言です。
この時、まだしのぶも柱に成りたての時でした。柱として共に頑張ろうという意味も込めて、義勇は柱としての自覚をしのぶに説いたのです。しかし、話すタイミングや言葉足らずから、義勇の想いはしのぶには伝わっていない様子。
また、この時の義勇の想いは「後任を見つけるまではしっかりしなければ」というのもあったようです。柱稽古編で義勇は、炭治郎が水の呼吸を極めていないことに憤りを感じていました。誰かに水柱を任せ、自身は柱の立場から降りたいと考えていたのです。
那田蜘蛛山
那田蜘蛛山に十二鬼月がいるかもしれない。お館様の任命を受け、救援に向かうのは義勇としのぶです。外伝から約2年後のこと。救援に駆け付けた義勇としのぶは、十二鬼月を次々倒し炭治郎達を救出。柱としての強さを見せつけます。
そして義勇は、炭治郎と禰豆子と再会。しのぶが鬼の禰豆子を斬ろうとしますが、これを義勇が庇います。那田蜘蛛山に向かう前は「鬼とは仲良くできない」と言っていた義勇。それがいきなり鬼を庇う行動を取った。これにはしのぶも最大の嫌味をぶつけます。
「俺は水柱じゃない」のくだりと同じく、ここでも言行不一致を発揮する義勇。ただ、しのぶも那田蜘蛛山に向かう前は「鬼と仲良くすればいいのに」と言っていたため、ここではどちらも言行不一致な行動を取っていることになります。
義勇の言葉足らずもあり、一向に収拾がつかない痴話喧嘩。鎹鴉の伝令で事態は収束します。事の顛末は柱合裁判に預けられることとなりました。
柱合裁判
柱合裁判では、竈門兄妹の処罰に対しての裁判が行われました。ほとんどの柱は禰豆子を処するべきだと言う中、読み上げられる一通の手紙。鱗滝がお館様に宛てた手紙です。
手紙の内容は、禰豆子が人を襲った場合、炭治郎・鱗滝・義勇の三人が切腹するというもの。それを条件に、禰豆子を生かしておいてほしいといった内容でした。義勇は禰豆子を生かした判断をしたあの日から、すでに切腹をする覚悟ができていたのです。
「切腹なんてお館様がさせないでしょう」とも思いがちですが、善逸の育手である桑島が、獪岳の件で実際に切腹しています。組織としての示しとしても、下手な情けをかけることはないのでしょう。
煉獄杏寿郎
無限列車編で煉獄杏寿郎が亡くなった際、義勇はただ一言「そうか」とだけ語っています。義勇と杏寿郎の関係性はどのようなものだったのでしょうか。公式ファンブックに互いの印象が書かれています。
まず杏寿郎から義勇に対しては「声が小さくて聞き取りづらい。努力家」と悪いところと良いところを述べています。義勇から杏寿郎に対しては「好き。よく話しかけてくれる」と好意的な印象を持っています。
義勇の言った「そうか」には、悲しい気持ちの方が強く含まれているとみていいでしょう。炎と水ということで、もう少し二人の接点も見てみたかったものです。
柱合会議
刀鍛冶の里編が終わった後に開かれた「緊急柱合会議」。主題は痣に関する話題です。会議が終わると、早々にその場を立ち去ろうとする義勇。またしても言葉足らずを発揮し、実弥・小芭内に加え、しのぶからも指摘されます。
義勇が最後に言った言葉は「俺はお前たちとは違う」。義勇がここで言いたかったのは「俺はお前たちと肩を並べていい人間じゃない」ということ。しかしそれが言い方ひとつで、まるで見下しているように聞こえてしまった。実弥がキレるのも無理はありません。
柱稽古編
本題の柱稽古編。水柱・冨岡義勇は柱稽古に参加していませんでした。自分は水柱の器ではないと考えていた義勇。炭治郎から稽古を依頼されても受けません。そして、炭治郎が水の呼吸を極めなかったことに憤りを感じています。
「水柱が不在の今、一刻も早く誰かが水柱にならなければならない」。そう言う義勇に炭治郎は困惑します。あなたが水柱でしょう。炭治郎は尋ねますが、義勇は俺は水柱じゃないと言い話すのをやめてしまいました。
しかし、炭治郎は話しかけるのをやめませんでした。お館様から頼まれていたからです。他の誰にもできない任務。言葉足らずの義勇に対し、ひたすら話しかける任務。どれだけ無視をされても、炭治郎がくじけることはありませんでした。
そうして話しかけること四日。ついに義勇が根負けします。最初に発した言葉は「俺は最終選別を突破していない」。そこから錆兎の話題に入っていきます。
炭治郎は以前から気になっていました。錆兎の服と義勇の羽織半分が同じだということ。ここでその謎が解けます。ちなみに、義勇の羽織半分・赤い方は蔦子の服から作られています。
錆兎との過去
炭治郎のしつこさに根負けした義勇は、最終選別を突破していないことを打ち明けました。1話ぶりの長いセリフ。そして、再度俺は水柱じゃないと言い張り、炭治郎を突き放そうとします。
ここで炭治郎は涙を流し始めます。義勇の気持ちを痛いほど理解した炭治郎。煉獄さんが自分を守って死んでいったことを思い出したからです。しかし、義勇になんと声をかけたらいいのかが分からない。炭治郎は、どうしても聞きたいことだけを口にします。
「義勇さんは、錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」。それを聞いた義勇は思い出します。錆兎に頬を張り飛ばされた衝撃と痛み。
義勇が姉の蔦子より、自分が死んだ方が良かったと発言した時のこと。錆兎は親友だからこそ本気で怒り、義勇の頬を張り飛ばします。義勇は何気なしに言ったのかもしれません。しかし、この発言は義勇を守って死んでいった姉への冒涜。それを錆兎は許せなかった。
おそらく錆兎も同じような経験をしていたのでしょう。だからこそ、義勇にそんなことは言ってほしくなかった。そして、姉が命をかけて繋いでくれた命を、託された未来を、お前も繋いでいけと言います。
忘れていた錆兎との記憶。一度は錆兎に説教され、改めたはずの義勇。しかし、その錆兎が自分を守り死んでいったことで、すべてを忘れたくなった。思い出すとつらすぎて、涙が止まらなくなるから。
蔦子・錆兎。義勇は「未熟でごめん」と心の中で謝ります。そして少しの間静止した後、炭治郎に話しかけます。「俺も柱稽古に…」。
そう言いかけた義勇でしたが、炭治郎が話を割って言います。「ざるそば早食い勝負しましょう」。さすがの義勇もこれには困惑しましたが、結局は受けて立ちます。二人の壮絶なざるそば早食い勝負が始まる。
冨岡義勇と不死川実弥
柱稽古の一環により、手合わせをする二人。犬猿の仲というよりは、一方的に義勇が嫌われている状態。
お互いの印象は、義勇は実弥に対し「怒りっぽい」と一言。実弥は義勇に対し「嫌い」と一言。ただ「見下されてる感じが鼻につく」とも書かれており、やはり言葉足らずの誤解により、一方的に義勇が嫌われている模様。
そもそも、どうして二人の稽古が始まることになったかというと、義勇が柱稽古に参加したからです。炭治郎の功績により、この二人の手合わせが実現しました。
義勇が後から稽古に参加しているとなると、義勇から実弥に声をかけた可能性が高い。義勇が言葉足らずに「手合わせしよう」なんていきなり言っちゃって、キレた実弥が「上等だ!」なんて言ってる様子が目に浮かぶ。
二人の竹刀での手合わせは互角。殴り合いになろうかというところで、炭治郎が割って入ります。実弥の好物をおはぎだと言い当て、おはぎの話題を広げる炭治郎を実弥は一蹴。ぶん殴られた炭治郎は意識を失います。
そんな炭治郎が目を覚ますのを、横でじっと待っていた義勇。目を覚ました炭治郎に事の顛末を説明します。そして、天然っぷりを大いに発揮。今度実弥に会うときは、懐から出したおはぎを渡すと言う。
自身を水柱だと認めた義勇は、他の柱と仲良くするための行動を始めたようです。炭治郎もこれに賛同しており、二人のいい意味での無神経さが際立っています。
また、ここでは「誰か止めてください。喧嘩になるから」というナレーションがあります。作者が語っているようなナレーション。ここは本当に作者さんが喋ってくれたら嬉しい。
まとめ的なもの
義勇も加わり、本格的に進んでいく柱稽古。肝心の義勇の稽古は、悲鳴嶼行冥の後の最後の稽古に回ることになります。
しかし、悲鳴嶼行冥の稽古がきつすぎて、作中で突破できたのは炭治郎のみ。結局最後は、兄弟子と弟弟子の二人の訓練で終わることになります。そしてその様子は描かれることがありませんでした。もしかしたらアニメでは、義勇と炭治郎の稽古のシーンがあるかもしれない。ひそかに期待しておきましょう。
ということで、今回は水柱・冨岡義勇の柱稽古についてお伝えしました。柱稽古編のメインイベントの一つである義勇編。皆さんの感想もコメント欄で聞かせてください。今回の記事は以上です。いいねとチャンネル登録・共有ボタンもプッシュ。それではまた。