テレビアニメ「呪術廻戦」2期の放送が2話まで終わりました。25話・26話は静かな立ち上がり。だんだんとあのシーンへと近づいていく。五条悟死亡のシーンへ。
呪術廻戦も、知れば知るほど面白いアニメ。壊玉・玉折はまだ序の口で、これからどんどん複雑さが増し、どんどん面白くなっていきます。今置いて行かれると、ついてこれなくなる可能性があります。しっかりと復習しておきましょう。
今回は、25話・26話の要所をまとめていきます。今のうちにチャンネル登録をお願いします。いいね・共有ボタンもプッシュ。では参ろう。
25話 壊玉
呪術廻戦1期は、原作漫画63話までの内容でした。アニメ2期は64話からとなりますが、64話の日常会はカット。65話から始まります。
呪術廻戦0では、敵役だった夏油傑。冒頭シーンは彼の意味深なシーンから始まりました。これ実は、原作漫画76話・玉折の一コマです。
そのあとは、アニオリシーンがふんだんに盛り込まれた冥冥と歌姫のシーンがあり、原作通りに流れが進行。五条悟が救援に駆け付けます。無事に事を収めたはずでしたが、帳を降ろしていなかったことで三人は指導を受けます。
帳とは
ここで帳についておさらい。帳とは、決まった呪文を唱えることで発動できる結界のこと。帳を降ろすと液体状の何かが周囲を覆います。そして、非術師が帳の中を視認できなくなります。
呪術師側の主な発動理由は、非術師に戦いを見せないことで、余計な恐怖などの負の感情を起こさせないため。それらの負の感情が呪いを生み出してしまうからです。
レベルの高い術師は、侵入制限などが付与された特殊な帳を降ろすこともできます。ただ、条件を付けるには条件に足りえる妥当性が求められます。京都姉妹校交流会編では五条悟の侵入を防ぐ代わりに、他の者は全員出入りが可能という帳が使用されています。
また、帳を降ろした術師が外にいることで、帳の強度を上げられるという特性もあります。帳を降ろした者が倒されると、帳は解除されます。そのため帳の外にいると、発見され倒されるリスクが上がります。そのリスクと引き換えに強度を上げられるのです。
帳は呪力が一定量ある、または呪霊であれば使えます。ただ向き不向きがあり、条件付きの帳については使える者は多くないようです。そこで用いられるのが嘱託式の帳です。
嘱託式とは、帳を降ろす作業を人に任せる帳のこと。帳の術式を組み込んだ基の杭を渡すことで、帳を使えない者でも、呪力だけで代わりに帳を降ろすことができます。この場合は帳を降ろした者ではなく、帳の基の杭を破壊することで帳を解除できます。
帳については、この先の渋谷事変でとても重要な要素となってきます。今一度しっかりと理解しておきたいところです。
天元様と星漿体
五条悟と夏油傑に課された任務。天元様との適合者・星漿体の護衛と抹消。天元様とは、日本国内のあらゆる結界の強化・行使を行っている呪術師。アニメ2期時点では謎多き人物です。
天元様は不死の術式を持っています。ただ、不死ではあるものの不老ではありません。術の特性上、老いが進むと進化を始めます。進化とは、人間から高次元の存在へ成ること。500年に一度、その進化の時が来ます。
進化をしてしまうと、天元様の意思は失われてしまいます。天元様が天元様でなくなってしまう。その結果、帳などの結界術やその強化が損なわれ、呪術師の任務の遂行が難しくなってしまいます。最悪の場合、天元様が人類の敵となる可能性もあります。
それを防ぐのが星漿体との同化。星漿体と同化することで肉体の情報を書き換え、老いをリセットするのです。五条と夏油の任務は、秘匿していた存在がバレてしまった、星漿体・天内理子の護衛、そして抹消です。
抹消とは、天元様との同化のこと。天元様と同化した星漿体は、高専の最下層で結界の基となり日常には戻れません。そのため、事実上は存在の抹消となるわけです。五条と夏油に託された任務は、世のためとはいえ、一人の少女を生贄に捧げるという残酷な任務なのです。
刺客
天内理子を狙うのは呪詛師集団Qと、盤星教・時の器の会。呪詛師集団Qの目的は、天元様の暴走による現呪術界の転覆。盤星教の目的は、天元様を純粋な姿にすること。星漿体という不純物を混ぜたくないという思想を持っています。
そして、もう一人陰で暗躍するのが伏黒甚爾です。声優は子安武人さん。とても渋い。容姿も強さも生き方も、すべてが渋すぎる伏黒甚爾。彼の戦いが早く見たい。
26話 壊玉・弐
呪詛師集団Qは、五条と夏油によって組織が瓦解。盤星教は非術師の集まりなので、問題はないと思われていました。しかし、盤星教はリーサルウェポンとも言える、伏黒甚爾を金の力で起用。
ここから伏黒甚爾の、星漿体・天内理子殺害計画が始まります。しかし、一向に仕事に向かう様子がない伏黒甚爾。伏黒甚爾にとって最大の敵は五条悟。ノコノコ出て行ったところで簡単には勝てません。そのため、まずは消耗させるための刺客を送る作戦をとります。
バカを使って削る。作戦の具体的な内容は、呪詛師ご用達の闇サイトに、天内理子の懸賞金をかけるというもの。制限時間は47時間。懸賞金は25万ドル。作中のレートでおよそ3000万円です。
懸賞金に釣られて集まった二人の刺客。式神使いの爺さんの呪詛師と、分身術を扱う紙袋の呪詛師。それぞれ夏油・五条により圧倒されます。紙袋の呪詛師の術式を五条が言い当てていたのは、六眼の能力によるものです。
そして、五条が紙袋の呪詛師を倒したところで、黒井誘拐事件が発覚。ここでアニメ26話は終了となります。ここまでで、ちょうど原作漫画69話まで。アニメ2話で原作5話分が進みました。64話から数えて3話分ずつ進むと予想していたので、大体予想通りのペースで進んでいます。
孔時雨
伏黒甚爾と盤星教の仲介役を担っている人物。この男の名前は孔時雨と言います。元刑事で、伏黒甚爾との付き合いも長い様子を見せる孔時雨。作者からは「芥見的 過去編イチかっこいい」と言われています。
出身は韓国。術式は持っていませんが、呪いは見えるそうです。趣味は熱帯魚。好きなものはタバコとチーズ。苦手なものは黒豆。ストレスなことは接待ということで、仲介先の盤星教などにも接待で仕事を取っていた模様。声優は安元洋貴さんです。
まとめ的なもの
呪術廻戦は、術式をよく理解することで面白さが倍増します。アニメではあっという間に流れていくので、脳みそがついていかない人も多数いらっしゃるでしょう。そのために、これからも解説していきたいと思います。
特に渋谷事変は、難解な術式や複雑な帳が入り乱れてのストーリーとなります。そちらも徹底的に解説していきたいと思います。
ということで、今回の記事は以上です。いよいよ次週は伏黒甚爾が大活躍。絶対に見逃せない。7月20日木曜日。楽しみに待ちましょう。いいねとチャンネル登録、共有ボタンもプッシュ。それではまた。