鬼滅の刃 遊郭編 7話 感想&考察
テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編7話がヤバすぎた。もう毎回毎回「ヤバい」が第一声に出てくるJK具合。語りたい事がたくさんあります。
どんどん盛り上がりを加熱させていく遊郭編ですが「合計11話の構成ではないか」という説が有力視されています。また別の動画でご紹介しますが、確かにこの説は有力。
となると、もう残り4話しかありません。残り4話です。あと1カ月もしないうちに、遊郭編が終わってしまうのです。今を楽しみましょう。そして、刀鍛冶の里編も続けて放送されることを祈りましょう。
というわけで、まずは7話の振り返りから。ちなみに、共有ボタンからLINEを開いて三番目の人は、甘露寺蜜璃タイプの人です。間違いありません。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 前半
冒頭はやはり前回の振り返り。立ち上がる禰豆子。覚醒した禰豆子は、堕姫に先制攻撃を仕掛けます。堕姫はそれを帯で返り討ちにし、禰豆子の頸も切断しようと仕掛けます。
しかし次の瞬間。堕姫の背中に禰豆子の足が突き刺さります。それは、確かに切断された禰豆子の足。堕姫は、不意を突かれた攻撃により大ダメージを負います。
苦しむ堕姫。鬼とはいえ痛みはあります。背中を貫通する痛み。想像を絶する痛みでしょう。堕姫は言います。自分の再生スピードを禰豆子が上回っている。
つまり禰豆子は上弦クラス。堕姫は上弦最弱とはいえ、そこを超えてきた禰豆子。人間を一切喰わずに、このレベルまで成長した禰豆子。今後にも期待です。
堕姫の背中から足を抜く禰豆子。原作では、このタイミングで禰豆子が狂気の笑みを浮かべます。しかし、アニメはオリジナルシーンの挿入がありました。
背中から足を抜いてからの、堕姫の左手を破壊する一撃。これは痛い。普通の人間なら、ここで戦意喪失してしまう事でしょう。そしてここで、禰豆子は原作通りの狂気の笑みを浮かべます。
この手を破壊するシーンが挿入されたことで、より一層禰豆子の狂気が際立つものとなりました。ufotableさんさすがです。
続いて禰豆子は、堕姫の右手も破壊。さらに顔面に連続の蹴り。ここもアニメオリジナル。手は簡単に潰れてしまいましたが、頭は何とか形を保っている堕姫。たまらず帯によって反撃を仕掛けます。
禰豆子は攻撃力は爆上がりしているものの、防御力は皆無に等しい状態。簡単に体中を切り刻まれてしまいます。この時点で、堕姫は禰豆子の返り血を浴びています。
禰豆子の攻撃から解放された堕姫。一旦距離を取ります。ここも原作とは違うポイント。原作で堕姫は距離を取っていません。
すかさず禰豆子を帯に取り込もうとする堕姫。その帯を、切断された手足で掴む禰豆子。振り返る禰豆子の頭。軽くホラー映像です。ろくろ首を思い出しました。
禰豆子の四肢を繋ぎとめている血。堕姫は「血が固まって」と言っています。原作では硬度が分かりにくいものでしたが、アニメではユラユラと揺れる血液で表現されています。
そして、禰豆子は堕姫に浴びせた血を活かし、爆血を発動します。爆血は鬼を燃やす炎です。堕姫にとって火は、過去を思い出す最悪の攻撃。
原作では「火…火…!」としか言っていない堕姫ですが、アニメでは「あの時の」というセリフが追加されていました。堕姫は覚えていたのです。人間に燃やされた記憶を。
鬼は年月と共に記憶が薄れていきますが、堕姫にとってこの記憶は、体に染み付いた一種のトラウマのようなもの。決して忘れることが出来ないものなのでしょう。
燃えている時のこの手。意味深ですよね。堕姫の爪が原作では黒くなっていますが、アニメでは通常の爪の色をしています。そして、派手に燃え上がる爆血。堕姫の叫び声が、より一層恐怖心を演出しています。
堕姫が燃えている間に、禰豆子は四肢を繋ぎ合わせ復活。すぐさま堕姫にかかと落としを喰らわせます。息をする間もなく、蹴りを喰らい続ける堕姫。楽しそうにはしゃぐ禰豆子。
原作では、このままサッカーボールキックをお見舞いするのですが、アニメでは一度吹き飛ばした後に、さらに追撃で蹴り飛ばしています。
いくつもの家屋を貫いて、吹き飛ばされる堕姫。禰豆子の蹴りの威力を物語っています。禰豆子はさらに攻撃を続けようと、堕姫のもとへ向かいます。
消耗の激しい禰豆子。向かった先にいたのは民間人。さすがの禰豆子も限界でした。激しい飢餓状態を抑えきれず、民間人に襲い掛かってしまいます。
そこを間一髪。炭治郎が刀を禰豆子に咥えさせ、暴走を食い止めます。ここで禰豆子が人間を傷つけていたら、炭治郎は切腹しなければなりませんでした。
柱合裁判の鱗滝左近次の手紙。そこには、禰豆子が人を傷つけたら、鱗滝左近次・冨岡義勇・竈門炭治郎は切腹すると書かれていました。本当に間一髪。
何とか人を襲うのは止めた炭治郎ですが、暴走は止まることがありません。一度は命の限界寸前までいった炭治郎。傷も塞がっていない状態。この状態で、上弦クラスの化け物を止める炭治郎もすごい。
爪により傷つけられながら、必死で禰豆子を食い止める炭治郎。さらに暴れる禰豆子。禰豆子は炭治郎もろとも天井を破壊し、二人は二階へと移動します。そこにはまた民間人が。
そして、そこに復活した堕姫が現れます。爆血でやられた部分は再生ができていません。もう、かつての美しい姿はどこにもありません。
堕姫が暴れれば、民間人に被害が出る。かといって禰豆子を離せば、これまた民間人に襲い掛かってしまう。絶体絶命の炭治郎。とそこに、音柱・宇髄天元が登場します。
原作では炭治郎の前に突然現れるのですが、アニメでは、堕姫の帯を切り刻みながら現れます。ベストタイミングな登場。この登場のおかげで、先に堕姫の頸を斬っている事も分かりやすくなりました。
天元が炭治郎を叱りつける際「誰も派手に鬼化をやれと言っていない」とアニメオリジナルのセリフもありました。そして、その後ろでボソボソしゃべる堕姫。少し可愛い。
「お前は上弦じゃない」と言う天元に、堕姫が反論しようとした瞬間でした。頸の傷が顕現し、膝から崩れ落ちる堕姫。何とも言えない「え?」というセリフからのCM。ここで前半が終了です。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 後半
後半からも熱かった。まずは伊之助と善逸が、見失った天元を探すという場面。「伊之助の体がまだ土で汚れている」という細かい演出。
そして場面は戻り、頸を斬られて茫然とする堕姫。宇髄天元は、禰豆子をどうにかしろと炭治郎に言います。そして「地味に子守り唄でも歌ってやれ」とも言いました。
禰豆子の暴走で、屋外へ放り出される二人。止まらない禰豆子。どうしたらいいか分からず、母親に答えを求める炭治郎。そこに先ほどの、天元の言葉が頭をよぎります。
母親の姿と、天元の言った子守り唄という言葉。この二つが重なり、炭治郎は昔母がよく歌っていた、とある子守り唄を思い出します。「小山の子ウサギ」という佐賀県に伝わる子守り唄です。
禰豆子を押さえながら、必死で唄の歌詞を口ずさむ炭治郎。禰豆子の手を握る、アニメオリジナルの演出。そして、唄の歌詞を聞いた禰豆子は、過去の母との記憶を思い出します。
母と手を繋ぐ、幼き禰豆子。先ほどのアニメオリジナルの手を繋ぐ演出は、ここに繋がる演出です。母の子守り唄と、家族の手の温もり。この二つが禰豆子の目を覚まさせました。
幼く可愛い禰豆子と、美しい母の笑顔。すごく感慨深い。そして禰豆子の、子供のような大泣き。姿は成長した大人ですが、大泣きする様子は子供。コナン君とは反対です。
そして、段々と小さくなっていく禰豆子。これがとても可愛い。原作でも可愛さMAXでしたが、アニメではより一層可愛いチビ禰豆子。
禰豆子は覚醒時、大体20歳ぐらいまで体が成長しています。となると、30代の姿になればもっと強いのか。それとも、20歳ぐらいが一番バランスが取れているため、そこを選んでいるのか。謎です。
ともあれ、禰豆子の暴走を食い止めることに成功した炭治郎。一方宇髄天元は、堕姫を放って違う鬼を探しに行こうとします。引き留める堕姫。
堕姫は、思い通りに事が進まないことに、段々と子供のような口調になっていきます。それを冷静に罵倒する天元。ついに堕姫は大泣きを始めます。禰豆子の大泣きと堕姫の大泣き。二人の声優の演技に脱帽。
天元は驚きます。泣いている事よりも、頸を斬ったのに消滅しない事にです。何かがおかしい。そう感じた天元は、少しだけ臨戦態勢に入ります。
子供のように駄々をこねる堕姫。そして「鬼ぃちゃん!」の言葉と共に状況は一変。堕姫の背中から妓夫太郎が現れます。天元は妓夫太郎が危険だと察知し、先制攻撃を仕掛けます。
爆薬丸は見えませんが、爆破の演出。天元の攻撃は空振り。そして、ここでいよいよ妓夫太郎の声優が明らかに。逢坂良太さん。この起用は、誰も予想できていなかったようです。
妓夫太郎の声優は、いくつかの候補が浮上していました。多く見受けられたのは、津田健次郎さんと吉野裕行さん。二人とも、低くかすれたような声が似合います。
しかし、今回起用された逢坂良太さんは、いい意味で予想を覆すような声です。妓夫太郎の辛気臭さがよく出ており、そして、年齢もいきすぎていないこの感じ。一瞬でピタリとハマってしまいました。
妓夫太郎は、天元の攻撃を難なくかわしました。それもおそらく堕姫を抱えた上で。天元も言っています。反射速度が比じゃない。
さらに攻撃を仕掛ける天元ですが、これまた妓夫太郎にかわされてしまいます。しかも今度は反撃まで受けてしまいます。頭から血を流す天元。
ここでの「いいなあ」の妓夫太郎の一連のセリフ。寒気が走るほどの演技力。裏声も使ってのこの迫力。声優はやっぱり凄い。
原作ではここで、妓夫太郎の名前の由来が明かされます。しかし、アニメではカットされていました。カットというよりは、おそらく8話の冒頭あたりに挿入されるのではないでしょうか。
対峙する天元と妓夫太郎。意外に距離が近い。これだけの距離に上弦が二体。民間人は何が起きているのかわからず、ただただ恐怖の場面でしょう。
堕姫はさらに駄々をこね、ここで妓夫太郎の名言。「死ぬときグルグル巡らせろ。俺の名は妓夫太郎だからなあ」。このセリフ、地味に、いや派手にカッコいい。
天元に向かって鎌を投げつける妓夫太郎。家屋から飛び出た鎌を見た炭治郎は、中で起きている異変に気付きます。そしてかまぼこ隊の合流。伊之助は天元にすっかり影響され「ド派手にな!」と言っています。
妓夫太郎の鎌は操作可能。とても恐ろしい武器です。民間人を庇いながらそれを凌ぐ天元。頭からはさらに流血。ここで天元は、自分には嫁が三人いることを自ら告白。
それを聞いた妓夫太郎は、さらに憎悪の感情を膨らませます。一瞬固まる様子も、原作通り忠実に再現されています。嫁が三人もいることに激怒する妓夫太郎。善逸そっくり。
そして飛び出る血鬼術・飛び血鎌。エフェクトがカッコいい。鎌に血液を付与させ、鎌を振ることでその血を飛ばす。飛び血鎌は、薄い刃のような斬撃です。
人を庇いながら凌ぐことは不可能。そう判断した天元は、床を爆破させて下の階に逃げ込みます。民間人を逃がそうとする天元。逃がさないと妓夫太郎。
妓夫太郎の飛び血鎌。最強すぎる。操れる血液。斬撃とはいえ血液なので、刀で受けてもすぐに復活してしまいます。しかもこの血液には、さらなる付与効果もあります。
これは、宇髄天元でなければ対応が難しいかもしれません。刀の斬撃では、妓夫太郎の飛び血鎌は防げません。斬っても斬っても再生するからです。天元は爆薬丸により、一旦はそれを吹き飛ばすことができます。
この属性の相性も、考えてワニ先生は作られたのでしょう。素晴らしい。そして、天元の聴覚が本領発揮。建物の構造を瞬時に読み取り、上の階に人がいないことを確認します。
そして、二階に向かって爆薬丸を投げつけます。爆破する家屋。巻き込まれそうになる伊之助と善逸。普通に寝ている善逸が面白い。
天元の爆破による攻撃は、堕姫の帯によって防がれてしまいます。爆破はあくまで鬼にダメージを与え、隙を生み出すための攻撃。爆破で鬼は倒せません。
ここでも隙を作ることが目的だったと思います。しかし堕姫と妓夫太郎はノーダメージ。くるまった帯から現れる二人。妓夫太郎は言います。「俺たちは二人で一つだからなあ」。
まとめ的なもの
ちょうどいい所で終わったアニメ7話。原作86話のちょうど最後です。今回も情報量が多すぎました。
細かいアニメオリジナルシーンやセリフ。禰豆子の狂気をさらに演出。子供に戻り大泣きする禰豆子と堕姫。宇髄天元の派手な音の呼吸。妓夫太郎登場。声優圧巻の演技。飛び血鎌。
遊郭編は全11話ということで、残すところあと4話となりました。終わって欲しくないが終わってしまいます。あと4話なら、この先のペースの予想もできるかも。
そのあたり、刀鍛冶の里編突入を願って、考察を組み立ててみたいと思います。
みなさんは、アニメ7話のどこが一番印象的でしたか?コメント欄で教えてください。今回の記事は以上です。それではまた♪