鬼滅の刃163話考察
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「鬼滅の刃・163話」についてです。
今回は「5人の勝利!」といったところでしょうか。
カナエ・しのぶ・カナヲ、そして伊之助。最後の1人は伊之助の母です。
伊之助の母である琴葉も、伊之助を崖から落とすことで生かし、最終的にその伊之助が仇討ちに大きく貢献しました。
童磨討伐に伊之助はなくてはならない存在でしたので、琴葉も童磨討伐に貢献したと言えるでしょう。
今回は、私的に非常に後味のいい終わり方となりました。
それでは気になるところを深掘りしていきましょう♪
最期
童磨は最期、死ぬことが怖くないと言いました。本当に何も感じていないようですね。
そして童磨には、変異のような現象は現れませんでした。負けたことが悔しいという気持ちもないようです。
童磨の過去も少し出てきました。色狂いの父を殺した母も服毒自殺。壮絶な過去ですね。
しかし、それが原因で感情を失ったというわけではなく、童磨は生まれつき感情が無かったようです。
両親が死んだ時も、部屋を汚さないでほしいとか、血の匂いを早く換気しなきゃと、すごく合理的な判断をしています。
でも、こういう人ってたまにいませんか?笑
人間の中にもいたような気がします。気のせいでしょうか…(;´Д`)
そして、童磨の最期に現れたしのぶさん。
しのぶさん
しのぶさんは童磨に、最期の挨拶をしにきたようです。
これで安心して成仏できるということは、しのぶさんは成仏できていなかったのですね…。
気色悪いので名前を呼ぶなというしのぶさん。気色悪いのに首は持てるようです笑
今回のしのぶさんの毒は、珠世さんの協力もあり、一気に発動し、最速で殺せるように仕組まれていたのでしょう。
途中で毒に気付かれていた場合、解毒されていたかもしれません。
そして、最期の最期で童磨の恋が芽生えました。これは驚きの展開でした。
最期のシーンは少し可愛くも思えました。
しのぶさんは一瞬驚きながらも
「とっととくたばれ糞野郎」
と、最大限の悪態をつきました。
このときのしのぶさんの笑顔は、何だか嬉しそうなようにも見えます。
仇討ちも終わり、童磨が本当にしょうもない奴だと改めて知り、気持ちが晴れたのかもしれません。
伊之助
伊之助は、母の愛を思い出したようですね。
赤ん坊の頃のことなので、思い出したというよりは「理解した」と言う方が正しいかもしれません。
炭治郎の
「そんなふうに言わないであげてくれよ」
という言葉も良かったですね。炭治郎は、母親がどれだけ子供を愛しているのか知っています。
そうでない親がいたとしても、そうは言ってほしくない。
そして炭治郎は
「伊之助のお母さんはきっと、伊之助のことが大好きだったと思うよ」
と続けました。
炭治郎は、伊之助の母である琴葉が、伊之助を大好きだったことを知っているわけではありませんが、この言葉によって伊之助は救われました。
伊之助は感受性の豊かな人物です。しのぶさんが童磨に殺されたと知ったときも、激怒していました。
煉獄さんが亡くなったときも号泣していましたね。
伊之助はとても優しく魅力的なキャラクターです。
カナヲ
カナヲの過去も少し出てきました。
カナエさんが亡くなったとき、カナヲだけは泣くことができなかったようです。
それは、過去の虐待により、感情を失っていたからでした。
カナヲはごめんなさいと言っていますが、カナヲに責任はありません。
過去に虐待を受けていたカナヲは、泣くと蹴飛ばされ、引きずり回されて水に浸けられていたそうです。
虐待をしているのは、鬼のような形相の人間。人間でありながら、鬼にも勝る非道さ。
童磨のほうがまだ可愛い気すらします。兄弟が殺されることもあったそうです。
そんなカナヲも、カナエとしのぶによってここまで持ち直してきました。
そして、2人の助言通り仲間を大切にし、結果として伊之助の参戦、童磨を討つことに成功しました。
問題はカナヲの右目です。ほとんど見えていないということから、まだ完全に失明したわけではなさそうです。
短時間しか技を使わなかったため、この程度で済んだようです。しかし、これからどうなるか。
回復して前線に復帰してくれるといいのですが。このままフェードアウトというのは悲しいものです。
そして最後に、髪飾りを見つけたカナヲは今まで無意識に抑えられていた感情があふれ出し、涙を流しました。
感情を取り戻してくれて、本当に良かった。
まとめ的なもの
次号では、泣いてるカナヲに伊之助が気を遣おうとするものの、うまくできずにあたふたするといったシーンがありそうです。
そして、黒死牟さんや無惨さんもお怒りになるかと思われます。
このまま上弦が倒されていくと、そのうち無惨さんだけになってしまいますよね。
そこで一つ考えたのは、上弦以上の何か違う存在が生まれることはないのかということです。
上弦、下弦というのは半月のことなので、満月にちなんだ存在とか…。
しかし、今までにそんな話は一切なかったので、期待は薄いところです。
鬼滅の刃も約ネバも、今のジャンプを支える看板作品だと思うので、まだまだ続いてほしいところです。
今後の新展開に期待しましょう。それでは今回はこのへんで♪