無惨と上弦との共通点。
今回はそちらを考察してみます。
上弦の陸
上弦の陸は妓夫太郎と堕姫、そして後釜の獪岳もいます。
妓夫太郎に関しては「毒」という部分が、無惨の黒血とよく似ています。
妓夫太郎の毒は即死とまではいかないものの、猛毒なので食らえば致命傷となります。
無惨は上弦との会議で「妓夫太郎は毒を喰らわせたら、戦う必要はなかった」と言っていました。
無惨はコミックス12巻の時点で、自身の黒血を使った、最も効率的な戦い方を知っていたのです。
それなのに、最終決戦では妓夫太郎に言った言葉が、そのままブーメランとして返ってくるとは…
なんとも無能。
そしてお次は堕姫。
堕姫は、帯を操る血鬼術を使います。
これはそのまま、無惨の背中から生えた触手を思わせるものです。
堕姫の帯は、人間を取り込んで保存しておくこともできます。
これは無惨の腕による、吸息を思わせます。
そしてお得意の無惨のブーメランですが、堕姫に対しては「うまく事が進んでいる時程、足はすくわれやすい」と言っていました。
これはお館様の屋敷を襲撃したときに、ブーメランとして突き刺さっています。
太陽を克服した鬼が現れたことで有頂天になり、わざわざ出向かなくてもいいお館様の屋敷を襲撃。
そこで大いに足元をすくわれています。
そして、最後の上限の陸である獪岳。
獪岳と無惨の共通点。
獪岳の血鬼術は雷の呼吸を強化したもので、斬撃を喰らうと体が焼けてひび割れていくというものです。
これは毒と言えば毒?
ちょっと違うかも。
獪岳といえば「俺を正しく評価し、認める者は善。低く評価し、認めない者は悪」というセリフが印象的でした。
この、傲慢で独善的な感じ…
まさしく無惨。
また、獪岳が雷の呼吸・壱ノ型を使えないということも、無惨が日の光の下を歩けないということと、どこか被ります。
他にも獪岳は「自分は特別」だと言っていたり、無惨の性格を重ねたような部分も見られます。
上弦の伍
上弦の伍は玉壺。
玉壺も獪岳と同じく、元から性格に難のある鬼ですが、無惨との共通点は他にもあります。
それは、タコです。
玉壺の血鬼術の一つに「蛸壺地獄」という血鬼術があります。
蛸壺地獄は、壺から巨大なタコの脚を出現させ、攻撃する血鬼術。
では、どうして無惨がタコなのか。
これは、タコ野郎という意味ではありません。
以前の記事でも考察しましたが、無惨とタコの共通点が多くあるからです。
タコの心臓は三つ、脳みそは九つの、合計十二個。
無惨は心臓が七つ、脳みそが五つの、合計十二個。
無惨は脳みその数がタコよりも少ないため、タコより頭が悪いとネタにされています。
そして、無惨の背中から生えた触手のようなもの。
あれはまさしくタコの脚。
以上のことから、無惨=タコ、タコ=玉壺の蛸壺地獄となるわけです。
こじつけ万歳。
上弦の肆
上弦の肆は半天狗と、その後釜についた鳴女。
半天狗と無惨の共通点と言えば、分裂と逃亡癖といったところでしょう。
半天狗は喜怒哀楽の四体に分裂し、無惨は1800に分裂する。
コミックス15巻で半天狗は、日の光から逃げるように逃亡。
無惨も最終決戦で、日の光から逃げるように逃亡。
この二つに加えて、心臓部分に隠れていた半天狗本体についても、無惨と重なる部分があります。
半天狗本体の舌に書かれていた文字は「怯え」
珠世はコミックス三巻で無惨のことを「あの男はただの臆病者。いつも何かにおびえている」と言っていました。
まさしくこれは、半天狗の怯えそのもの。
どちらも善悪の区別はついておらず、プライドがないというところも、共通点と言えます。
そして次は、半天狗の代わりに上弦の肆となった、鳴女について。
正直なところ、鳴女に関しては共通点を見つけるのが難しい。
女装癖のある無惨とはいっても、鳴女は元から女性ですし。
強いて言うなら、無限城を操作して操れるにも関わらず、上弦がやられそうな時に手を貸さないという、非道さ…でしょうか…
これは一種の、モラルハラスメント。
上弦の参
上弦の参である猗窩座は、無惨とは対照的な部分が多いため、共通点を探すのが難しい一人。
強さを求め、戦うことを好む。
過去は忘れているとはいえ、猗窩座から見える、過去の様々な執着の現れ。
上弦の中でも特別、人間の頃の執着を引きずっている鬼と言えます。
このあたりは、また詳しく記事にしたいと思います。
本題の、猗窩座と無惨の共通点についてですが、一つだけ思い当たる節があります。
それは「縁壱要素」によって苦しめられたということ。
猗窩座に対して炭治郎が初めて見た、透き通る世界。
そして、炭治郎が猗窩座の頸を斬った際に見られた、闘気の全くない状態。
これは、縁壱と無惨が対峙した際にも見られた光景です。
無惨が縁壱を初めて見たときも「覇気も闘気も憎しみも、殺意もない」と感じていました。
そして最後は、日の呼吸によって追いつめられる。
実質猗窩座は自分から消滅しようとしたため、分裂して逃げた無惨と同じく「倒しきれなかった鬼」という部分も共通点と言えます。
上弦の弐
上弦の弐・童磨。
童磨も猗窩座や鳴女と同じく、目立った共通点がない一人。
血鬼術も、特に無惨の要素はありません。
唯一の共通点と言えば「感情が乏しい」といったところでしょうか。
童磨はカナヲに感情がないと言われ、無惨は明らかに感情が欠如している鬼。
無惨は名前からも「惨が無い」つまり「悲しむ心が無い」ということも読み取れます。
二人は感情の欠如に加え、サイコパスな面も良く似ています。
物事の捉え方がひん曲がっている。
ただ少し違うのは、童磨は最後、しのぶへの愛に目覚めたということ。
鬼が知るはずのない愛という感情を、芽生えさせた稀有な鬼童磨。
これを無惨が童磨を通じて、少しでも感じていてくれたらいいと思いました。
そして、しのぶといえば毒。
毒といえば、毒に苦しめられた童磨と無惨。
というか話はそれますが、しのぶさんも細胞破壊薬や老化薬を仕込んでおけば、もっと違う戦い方もできたのかもしれない。
まぁ、珠世と出会った時はすでに、体が毒で充満していたわけですが…
なんとも哀しい。
上弦の壱
上弦の壱・黒死牟。
黒死牟と言えば、たくさんの目。
この目は「縁壱の技を見切るための目」という線が、有力視されています。
縁壱零式の腕が六本ある理由が「縁壱の技は、六本腕がないと再現できないため」だからです。
目を六つにすれば縁壱の技を見切れると、黒死牟は考えたのでしょう。
そして、目がたくさんついた刀と、そこから放たれる飛ぶ斬撃。
飛ぶ斬撃といえば、無惨の衝撃波。
この二つ、もしかして縁壱対策としての意味もあったのでしょうか。
黒死牟と無惨は、二人とも縁壱と対峙し、命からがら生還した二人。
その対策を、二人で通信しながら考えていたとか。
公式ガイドブックによれば、無惨は黒死牟を「ビジネスパートナー」と考えていたそうです。
なので、マメに通信をして縁壱対策を考え、日の呼吸を知る者を滅ぼしていった。
その光景を想像すると、少しおもしろい。
そういえば、黒死牟との戦いあたりから、血鬼術の名前って一切登場しなくなりましたよね。
黒死牟の飛ぶ斬撃も、無惨の衝撃波も、名前は出ていません。
黒死牟は「技が出ぬ」、無惨は「術が出せない」と言っており、技と術の違いも不明なまま。
このあたりは、次の公式ガイドブックあたりで明らかになるのかも。
まとめ的なもの
以上、無惨と上弦の共通点と思える部分から、新たな発見を見つけるという考察でした。
ちなみに、黒死牟以外を無惨がどう思っているかというと、堕姫は頭の悪い子供、妓夫太郎はお気に入りで、境遇と貪欲な性格を高く評価しています。
玉壺は意外にも、わりとお気に入り。
壺が綺麗で、高く売れるのだそう。
半天狗は嫌っているかと思いきや、普通とのこと。
たまにうざく感じるけど、許容範囲なんだとか。
猗窩座はお気に入りで、理由は忠実で真面目だから。
童磨はあんまり好きじゃないそうです。
そして鳴女は便利なためお気に入りで、黒死牟はビジネスパートナー。
当たり前ですが、上限に嫌いな鬼は一人もいない、ということが分かります。
童磨に関しては好きじゃないけど、ギリギリのラインだということなのでしょう。
ということで、今回の記事は以上です♪
ここなの余談
先日、私のなりすましチャンネルが登場し、他人の動画を勝手に無断転載、漫画を違法アップロードするという、大バカ者が現れました。
すぐに対策をし、動画の削除要請を出しましたので、今ではチャンネルも削除されています。
この事について、みなさんからいくつかコメントを頂いたので、少し解説をします。
まず、どうしてこのような「なりすまし行為」をしたのか。
それは、私の名前を騙り悪質な行為をすることで、私の印象を不特定多数の人に向けて、下げる目的があるからです。
これは言うまでもなく、名誉棄損罪。
れっきとした犯罪です。
本来ならば私は訴えを起こし、裁判沙汰になる案件。
しかし、そこをYouTubeが仲介をすることで、事を収めてくれています。
YouTube、Googleは、動画のプラットフォームを用意してくれているだけでなく、このようなトラブルの対策もしてくれているのです。
視聴者やチャンネル管理者は、これに感謝しなければなりません。
そして、誰がこのようなことを起こしたのか。
それはおそらく、私の早バレに対する動画に過剰に反応した者、もしくはアンチの類ではないかと。
意見を言えばこういった、アンチの対象になる。
私はそこはあまり気にしていません。
こうやってアンチや嫌がらせをするような人間は、自分を傷つけていることに気づいていない愚か者。
私のような者に嫌がらせをしたところで、何もメリットはないですし、心は闇に染まっていくだけ。
嫌いなら忘れたらいい。
そのほうが、よほど精神的にもいいのに。
あと、私が有名になったからこういった嫌がらせがあった、というコメントも頂きましたが、ちょっとそれは違うかも…
言ってもらえるのは有難いのですが、私はそこまで有名ではないと思います。
あくまでも、アンチや早バレ業者のような者が、過剰に反応しているだけです。
でも、心配してくださった方には、感謝します。
通報をしてくれたおかげで、YouTube側も相手が悪いと、判断する後押しになっているはずです。
みなさん、ありがとうございました。