血鬼術。
鬼が持つ不死や怪力とはまた別の、それぞれ違った特性を持つ異能の力。
弱い鬼にはこの能力は備わっておらず、人を多く喰った十二鬼月など、一定以上の実力がないと使うことができない。
複数の術が使える鬼もおり、血を媒介として他の鬼にその能力を分け与えることもできる。
血鬼術には様々なタイプがあり、大きく分けると自然系・幻術系・空間操作系・武器生成系・肉体強化系と、非常に多岐にわたる。
血鬼術には、人間の頃の未練やこだわりが反映されていることが多く、鬼の深層意識に強く関わりがあるものと見られる。
ということで、今回はそんな血鬼術の中でも、自然系についてまとめてみました。
自然系・爆血(火)
まずは禰豆子の爆血から。
禰豆子の血鬼術は非常に便利な能力で、基本的には血を燃やし爆ぜさせる能力。
鬼本体と鬼が生み出したものを燃やすが、人間には無害との事。
さらには、鬼の毒を人間の体から消したり、鬼の毒によってただれた皮膚を癒す効果もある。
さらにさらに、基本能力である血を燃やし爆ぜさせる能力の応用で、刀を燃やし赫刀にすることも可能。
禰豆子の爆血で燃やした刀は、通常の赫刀よりも威力があると思われる。
すごい能力ですね。
禰豆子の爆血は、攻撃・サポート・治癒と、三大要素が詰まった血鬼術です。
最終的にはエンデヴァーみたいに、自分も燃えたりするのでしょうか。
自然系・雷
雷と言えば、半天狗の分裂体である積怒。
ただ、積怒が放つ雷は錫杖から放たれているため、これは積怒の血鬼術とは言えなさそう。
炭治郎が積怒の雷を食らった時は、床を通して間接的に食らっていましたが、意識が飛びそうになる程度でした。
禰豆子が食らった時は首に直接食らっていたため、完全に身動きができない状態に。
でも実質は無傷のような状態だったので、そこまでの威力はないかな。
ワンピースだったらエネル。
自然系・風
積怒と同じく、半天狗の分裂体である可楽。
団扇から突風を繰り出し攻撃する。
団扇を奪われると相手が突風を使えるようになるため、こちらも積怒同様、血鬼術の類ではなさそう。
威力はかなり強く、建物を押しつぶしたり、地面に団扇の跡がつくほどの威力を持つ。
ワンピースだったら、ドラゴン?
自然系・水
鬼の中でも、かなりの種類の血鬼術を使える玉壺。
そんな玉壺が使う能力の基本は、海の生物と水です。
粘度の高い液体に対象を閉じ込める、水獄鉢。
金魚が無数の針を飛ばす、千本針魚殺。
タコの足で締め上げる、蛸壺地獄。
鋭い牙を持つ魚の大群による攻撃、その魚の体液は毒となっており、それを浴びれば死に至る、一万滑空粘魚。
触れたもの全てを魚に変えてしまう、神の手。
神の手と同時に使用した、高速で縦横無尽に飛び跳ねる、陣殺魚鱗。
玉壺はこれだけの血鬼術を使えます。
振り返ってみると、よくこれだけの血鬼術を無一郎は耐えたなと思います。
自然系・氷
血鬼術の中でも最強ではないかと謳われる、童磨の血鬼術。
ヒロアカの轟しかり、ワンピースの青キジしかり、氷はどこにいっても強いですね。
凍らせた血を霧状に散布し、吸い込んだ者の肺胞を壊死させたり、氷の煙幕で相手の眼球を凍らせたり。
他にも、童磨は氷にちなんだ血鬼術を多数使います。
玉壺よりもさらに、血鬼術の種類が豊富な童磨。
そんな中でも童磨を最強と言わしめる血鬼術が、結晶ノ御子です。
童磨より少し小さめの氷の人形を生成し、戦わせる血鬼術。
その氷の人形は自律戦闘が可能で、本体と同じくらいの攻撃力で技を出すことが可能です。
さらに、戦っている氷の人形の情報は全て、童磨と共有されていく。
ただでさえしのぶとやり合うほど身体能力の高い童磨に加え、この氷の人形を数多く出されたら、さすがの柱と言えどひとたまりもないでしょう。
本体が隠れつつ、氷人形に戦わせ情報を得るという戦法をとることも可能なため、この血鬼術は本当に厄介。
氷人形から得た敵の弱点をもとに、奇襲をかけることも可能です。
半天狗は分裂するごとに力も分散していきましたが、童磨の場合はそれがありません。
常に一定の強さの氷人形を生成可能。
数の上限については明言されていませんが、鬼殺隊を全滅させるほどの数は生成可能なようです。
童磨は十二鬼月の中ではナンバー2という事で、総合的には黒死牟に劣るようですが、血鬼術だけならナンバー1クラス。
結晶ノ御子5体と、そこから霧氷・睡蓮菩薩を5体出すと、いったいどんな地獄絵図ができあがるのか。
ナルトで言う、マダラの影分身がスサノオを使うような感じですね…
自然系・木
木は元々、半天狗・憎珀天の血鬼術でした。
憎珀天は、石竜子という木の竜を召喚することができます。
炭治郎の最初の分析では、一度に呼べる竜の数は5本、それぞれの射程は約20メーターとの事でした。
ただこれは、半天狗本体の消耗を防ぐための縛りに過ぎず、実際の上限は底知れない。
木の竜は喜怒哀楽の攻撃能力を使うことができ、それぞれの口から発射することができます。
それらを複合して技を出すことも可能。
さらに憎珀天も、喜怒哀楽の攻撃能力を使えます。
憎珀天の身体能力はそこまで強くないといった印象ですが、何と言っても憎珀天は本体ではないので、首を斬られても死にません。
柱の蜜璃が倒せなかったとなると、並みの人間では全く歯が立たないでしょう。
本体ではないという点と木の竜を増やせるという点では、半天狗・憎珀天は童磨の結晶ノ御子とよく似ています。
そしてもう一人、木の血鬼術を使った男がいます。
不死川玄弥です。
玄弥は黒死牟の肉を喰ったことにより、通常よりも深く鬼に近づいたため、血鬼術を習得したと思われます。
玄弥が身につけた血鬼術は、ショットガン・追尾弾、そして木で鬼を縛り、相手の術を無効にする血鬼術です。
着弾した箇所から木の根を生やし、物理的に相手を拘束するだけでなく、相手の血鬼術すら封じてしまいます。
弾丸から生えた木は、対象の血を吸収して成長するという特性があります。
そのため血を媒介とする血鬼術の元を奪って、血鬼術を無効化しているのだろうと推測されます。
この木の血鬼術は、過去に玄弥が憎珀天を食べたことにより、習得可能になったのではないかとも言われています。
相手を縛って血鬼術を無効化するだけで、玄弥の血鬼術には殺傷能力はありません。
玄弥が狙ってこの血鬼術を習得したのか、はたまた黒死牟を倒したいという想いに反応して、自動的にこの血鬼術が選ばれたのか。
定かではありませんが、私は後者なのかなと思っています。
あと、木は風水において、柊と南天が鬼門封じになるのだとか。
なんとも。
まとめ的なもの
禰豆子の爆血を火と考えると、一応、火・雷・風・水・氷・木という属性の血鬼術が揃いました。
あとは、土を操る鬼が出てきたら完璧かな?
一つ気になったのは、童磨が鬼にならなかったら、やっぱり氷の呼吸とか使えたのかなという事。
禰豆子は炎の呼吸?
そう考えるとまた面白そうですよね。
ゲームでしか実現は不可能だけど、禰豆子の火対炎柱なんてのもオツです。
人間には禰豆子の炎は効かないので、そこはお察し。
となると玉壺と義勇になるのか。
それはどっちでもいいか。
というわけで、今回の記事は以上となります。
ここなの余談
誰も待ち望んでいなかった、ここなの余談の復活です。
最近は、コロナウィルスが大流行していますね。
ついに日本でも死者が出たんだとか…
なるべく外出を控えたいところですが、そうはいかないものです。
最低限は外に出なければならない。
でもこれって、このままいくと確実に景気に影響が出てきますよね。
だって感染病が流行りすぎたら、誰も外に行かなくなるでしょ。
そうしたら外食産業は大ダメージ。
サービス業もかなり痛い。
なんとか対策打たないと、本当に日本が終わってしまう。
中国は人口が多いから立て直しがきくかもしれないけど、日本は少子高齢化です。
人が外に出なくなるプラス、感染病で子供や高齢者が次々死んでしまうような事があると、色々な点でかなりの影響が出てきそう。
とはいえ…私たちにできる対策と言えば、マスクをして人との接触をなるべく避けるだけ。
東京の満員電車とか、マジで大丈夫?
オリンピック時期は外国から来る人も増えるだろうから、本当に大丈夫?
すごく心配です。
さらに現在アメリカでは、インフルエンザによる死者が1万人をゆうに超えています。
こちらも非常に怖い。
特に子供の死亡率が高めとのことです。
去年は災害ラッシュで、今年は感染病ラッシュ。
事の発端は、米中貿易戦争を起こしているアメリカと中国。
これは何かの因果でしょうか。
それを日本に持ち込まないでくれ~。
でもね。
マスクを転売しているような輩もいるわけだし、あまり人のことも言えないんだ。
そんな私も、マスクが売ってないからノーマスク。
ここなウィルスにならない事を祈るしかない。