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【鬼滅の刃】201話考察|義勇の想い【きめつのやいば】202話

2020年4月8日

【鬼滅の刃】201話考察|義勇の想い【きめつのやいば】202話


「人を殺す前に炭治郎を殺せ」

義勇のこの一言には、いろんな意味が詰まっています。

私は今の義勇を見ると、ジャンプの読み切りで掲載された「冨岡義勇外伝」を思い出します。

冨岡義勇外伝は、義勇が炭治郎と禰豆子を助けた、すぐ後の話です。

そこで義勇は、しのぶと共に一つの任務をこなし、柱とは何なのかを語っています。

「柱とは、誰よりも強い九人の剣士。俺たちは、文字通り鬼殺の柱だ。だからこそ、俺たちは忘れてはならない。己が剣は、誰のために振るうのか。誰を護るためにあるのか。支えるものがあってこそ、柱は柱足りえる」

これが、水柱である義勇が語った、芯となる部分。

それに加えて義勇には、鱗滝の教えも継承されています。

「鬼殺の柱になりたいならば、心を常に保て。水鏡のように、静かに穏やかに」

義勇はこの教えにより「水面のように揺れない心」というものを、常に意識するようになっています。

そして今回の201話でも、それを感じる部分がありました。

「人を殺す前に、炭治郎を殺せ」

義勇にとって炭治郎は特別。

誰よりも死んでほしくないと、願っていたはず。

ひとつ前の200話では、涙を流して自分の無力さを悔やんでいました。

しかし、いついかなる時も、柱は人を護る存在。

決して人を殺させはしない。

義勇のその気持ちは揺らいでいません。

この気持ちの切り替えは、さすがに柱といった貫禄です。

そしてこの言葉からは、特別な炭治郎には人殺しになってほしくないという、義勇の切ない気持ちも読み取れます。

そのあとに続く「炭治郎のまま死んでくれ」という言葉からも、それは伝わってきました。

炭治郎が人を殺してしまえば、残された禰豆子が一番悲しむことになる。

そして、二人を信じ託した鱗滝さんにも、迷惑をかけてしまうかもしれない。

義勇は自分のことよりも、炭治郎や他の人のことを、一番に考えているのではないでしょうか。

人を殺さずこのまま炭治郎が死ねば、炭治郎は無惨を倒すために戦った英雄として、後世に語り継がれる。

炭治郎や竈門家の名前に傷をつけないためにも、義勇は炭治郎に人殺しの汚名を、どうしても着せたくなかったのでしょう。

まとめ的なもの

冨岡義勇外伝で義勇は、炭治郎たちを助けたことに疑問を感じている、といった場面がありました。

炭治郎と禰豆子は何かが違うと感じ、二人を生かした義勇。

その判断は、間違っていなかったと思いたい。

それもこれも、炭治郎が鬼として人を殺すか否かで、全てが決まります。

今までの活躍があったとしても、一人でも人を殺してしまっては…

なんとか炭治郎には、人を殺さず死んで…

いや、鬼から人に戻ってほしい。

ワニ先生、お願いします。

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