飽きさせない内容。
さすが鬼滅の刃です。
無惨の回想から始まる201話ですが、この赤ん坊の姿、無惨の最後の姿と同じですね。
あれは無惨の外壁のようなものかと思っていましたが、そのまんま無惨本体だったようです。
地味に無惨の母親が出ていたり、荼毘というヒロアカのキャラ名をこっそり持ってきていたり。
色々と興味深い回想です。
そして、死にかけていた赤ん坊の姿からは想像もできないほど、美しい無惨の姿。
無惨は、顔だけはイケメンなんですよ。
実社会にもいますよね。
顔はイケメンで中身は腐った人。
そして、ここでお館様が出てきているのですが、一つ気になったことが。
無惨の回想ってこれで終わりなの?
確か無惨とお館様って、同じ一族だったはずだけど。
本当に無惨はこのまま終わってしまうのでしょうか。
あまりそのあたりを、深堀りしている時間はないということかな。
こんなことを言うとあれだけど、無惨がこのまま一切出てこなくなるというのは、少し寂しい感じも…
そして、一部で物議を醸している「無惨の死に方」について。
千年間もの間受け継がれた、鬼殺隊の想い。
それが無惨を打ち負かしたことに対して、まさか無惨が感動し涙を流すとは…
どこに感動しているの…?
やっぱり無惨は狂ってる。
これでは童磨と同じ。
そして今度は、自分の想いとやらも美化をし始め、炭治郎に想いを託すと言い出す始末。
これはどう見ても、想いの押しつけ。
鬼殺隊の、想いを託し受け継ぐ「人の想い」とはまた別物。
これは「鬼の想い」のただの押しつけであり、炭治郎は受け継ぐ気などさらさらないはず。
しかし無惨は、誰も望んでもいない自身の血を、炭治郎に全てつぎ込みました。
即死を免れれば、炭治郎は陽の光を克服し、最強の鬼の王になる。
なぜなら、炭治郎は禰豆子と同じ血筋だから。
これは私も予想していました。
禰豆子が太陽を克服したのは、竈門家の血筋によるものだろうと。
そこには、青い彼岸花も関係してきているのではないかと、私は考察しています。
炭治郎の回想にあった、彼岸花の描写。
あれは彼岸花を食用としていたという伏線であり、彼岸花を食べていた炭治郎と禰豆子は、同じ体質となっていた。
もしくは、親の炭十郎が彼岸花を摂取していたため、そこから生まれた二人は陽の光を克服できた。
そういう事かもしれません。
そして、炭治郎は目覚めます。
炭治郎の鬼化。
まさかの、無惨が乗り移るわけでもなく、炭治郎自身の鬼化。
これはたちが悪い。
日の呼吸を使える、太陽を克服した鬼。
縁壱には敵わないとしても、作中で二番目に強いキャラになるかもしれない…
顔の無惨細胞の影響は消え去り、腕も復活。
これで五体満足で帰れる体は、準備が整いました。
この腕の再生スピードは、上弦以上確定です。
まだ炭治郎は完全体ではないとはいえ、堕姫と戦った暴走禰豆子クラスの強さはありそうです。
というか、あの時の禰豆子の暴走と、今の炭治郎はよく似ていますよね。
ということは、小山の子ウサギを聞かせれば…
禰豆子は鬼の頃の記憶もあるはずなので、それを覚えていれば、炭治郎を助ける鍵となるかもしれません。
禰豆子はあのとき、泣いて元に戻っていたので、今度は炭治郎が泣いて眠っちゃうかも。
そして、朝日によって焼ける炭治郎に、武器を取って集まれと号令をかける義勇。
地味に愈史郎も生きていたのが、嬉しいサプライズ。
無惨が死ねば鬼は全滅する。
その言葉もおそらく、無惨から炭治郎に託された模様。
まだしばらくは、愈史郎も大丈夫そうです。
一方で、スヤスヤと眠る実弥。
これはかわいすぎます。
その上のコマの実弥も、なんとも言えないかわいさ。
さすがにこのまま眠ったままではないと思うので、どこかで起きて駆け付けるのは間違いないでしょう。
そして、義勇は炭治郎が生きていることを喜ぶ暇もなく、炭治郎を殺すと決断。
この決断は、非常につらいもの。
でも、泣いてばかりいられないのが柱です。
人を殺す前に殺す。
これが義勇の、せめてもの優しさ。
というより優しいといえば、日本一慈しい鬼、誕生してしまいましたね。
これは誰かが言っていた、日本一慈しい鬼退治ではなく、日本一慈しい鬼を、退治する流れ。
そんな慈しい鬼を、太陽で焼き殺そうとする義勇。
炭治郎のまま死んでほしいという、義勇の願いがグッときます。
しかし無惨の狙い通り、炭治郎は太陽を克服。
義勇に襲い掛かります。
そしていよいよ義勇が危ないというところで、伊之助が加勢。
このときの炭治郎。
まるで獣。
これは実弥の母である、志津を思い出します。
志津も鬼になったとき、獣のような姿で家族を襲いました。
それを止めたのは実弥です。
まさか実弥の稀血で炭治郎を…?
でも炭治郎は痣も増えて、とても稀血で酔う感じではないような…
炭治郎の痣は三つの方向から出ており、これは黒死牟の二つより、一つ多い痣です。
これに何か意味があるのかと言われると、微妙なところです。
黒死牟は人間の頃から痣が二つありましたし、この痣が無惨の血の影響を受けてのものなのかは、よくわからない部分です。
そして、かまぼこ隊の柱稽古の際の回想。
「誰かが道を踏み外しそうになったら、みんなで止めよう」
その言葉を思い出し、炭治郎を止めようとする伊之助。
でも、伊之助の記憶には、あの慈しい炭治郎が…
伊之助には、炭治郎は斬れない。
この先どうなる…
まとめ的なもの
201話も、いろいろと考えるべき点が多くありました。
よくもまぁこれだけ飽きさせない展開を、思いついてくれるものです。
次から個別に徹底考察をしていきますので、更新をお待ちください。
それでは今回はこのあたりで♪