約束のネバーランド144話考察
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「約ネバ・144話考察・前編」についてです。
予想が全く付かない。それが約ネバです。かなりの急ピッチで話が進んでいます。
まずは、ひとつずつ見ていきましょう。
ソンジュ
やっぱりソンジュは強いですね。あまりにも強すぎて、ラムダ組が弱いようにも思えてきます。
実際には木を殴って折るくらいなので、ラムダ組もかなり強いです。
しかし、ソンジュのスピードと戦闘スキルには、到底敵わないでしょう。
今回のソンジュは、ここが一番かっこよかったです。
「ムジカに傷の一つでもつけてみろ。お前ら全員、肉団子にしてやる」
ソンジュにとって、ムジカは大事な存在なのですね。自分のことよりも、ムジカのことを想っているようです。
6巻の時点では、そのような様子は見られませんでした。これは新鮮でした。
この二人の関係性、王都に行けば明らかになるかと思われます。
過去の敵と対峙したとき、過去の話も出てくると思うからです。
そして、そこではソンジュの強さも明らかになるでしょう。
今回は、ラムダ組二人を気絶させたとはいえ、全力のソンジュは見られませんでした。
それが、王都では見れると思います。王都に全員集合しつつある今、戦いは避けられないと思うからです。
ソンジュは鬼と戦うことになるのか、それともノーマン達人間と戦うことになるのか。
いずれにしても、激しい戦いが待っているような気がします。楽しみなようで、怖いような…。
発作
急に倒れるラムダ組。ムジカは心配になり、駆け寄ります。ここでもソンジュはムジカを心配していますね。
確かに、これが何かの作戦なら、ムジカが狙われていてもおかしくはありませんでした。
ただ、今回は本物の発作で倒れただけです。
ソンジュは気に入らないようですが、ムジカはラムダ組を助けようとしています。
そんな様子に驚くアイシェとハヤト。
ハヤトは、ムジカ達にラムダの発作のことを伝えました。そして、全員で降参します。
ノーマン
ムジカに今まであったことを伝えるギルダとドン。そこでギルダは、ノーマンの本当の気持ちに気付きました。
ノーマンが、ムジカとソンジュを殺そうとしていたことについてです。
ギルダとドンは、ノーマンに嘘をつかれていました。
元々ノーマンは、鬼の絶滅以外の道は考えておらず、エマを待つ気もなかったようです。
そして、結果的にギルダとドンは、ノーマンに利用されていたことになります。
ムジカとソンジュを知る二人に捜索を任せることで、発見もしやすく、警戒心も薄めることができる。
そこに仕向けられた、ジン達刺客。ただ、ノーマンには一つ誤算がありました。
それは、ソンジュの強さを把握できていなかったということです。
ジン達ラムダ組で、ムジカとソンジュを討てると思っていました。
これはノーマンが「鬼の本当の強さを知らない」というようにも取れます。
ノーマンは、ラムダ組で倒せる鬼は知っているものの、レウウィスのような化物がいるということを、知らないのかもしれません。
そうなると、五摂家や王達の戦力も、正確に把握できていない可能性があります。
ギーラン卿だけを五摂家や王達にぶつけるというのも、どこか策としては弱いような気がします。
そして、今回の突然の発作。ノーマンが作戦を止めない理由。何となく分かってきたような気がします。
ノーマンの真意
ノーマンがここまで作戦を急ぐ理由。おそらくですが、発作が関係していると思います。
今回発作で突然倒れたラムダ組。以前にもヴィンセントが、自分達には時間が無いといった発言をしていました。
つまりノーマンは、自分達の戦力に残された時間が少ないということを、分かっているのだと思います。
ノーマンの作戦である鬼の絶滅には、ラムダ組の力は必須です。
ラムダ組がいなければ、かなり難しい作戦と言えるでしょう。
なので、戦力が機能しているうちに、早めに鬼の絶滅をしておかなければならない。
それがノーマンの真意だと思います。
ノーマンとしても、エマを待ちたい気持ちはあるのだとは思います。
しかし、待っていてはラムダ組が全員倒れてしまうかもしれません。
もしエマが戻らなければ、最悪の結果となってしまいます。
それを避けるため、今のノーマンができること。それは鬼の絶滅作戦を続行すること。
そうノーマンが考えたとしても、おかしくはありません。
もしかしたらラムダを経由したノーマンも、命の時間が残り少なくなっている可能性もありますよね…。
まとめ的なもの
どこまでも悪役に落とされていくノーマン。でも、ノーマンにもノーマンなりの想いがあるのだと思います。
もし、ノーマンの命も短いものだとしたら…。陰で苦しんでいたとしたら…。
私はノーマンを責めることはできません。
次回は後編として、残りの部分を見ていきたいと思います。
以上、144話考察・前編でした!