約束のネバーランド140話考察
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「140話考察・後編」についてです。
今回はエマとレイの展開についてです。
時間を過去に巻き戻すことに成功し、一辺10里の空間に辿り着いたエマ達。
そして、そこには黒い穴と思われる物体が。ここから一体どういった展開になるのでしょうか。
それではどうぞ♪
黒い穴
またまた難しい用語が出てきました。
四次元超立方体。
実際にこういった言葉はあるようで、8個の立方体からなる四次元の超立方体だそうです。
言葉では全く伝わらない物で、ここまで来るとサッパリな領域です。
とにかく多くの立方体からなる四次元超立方体。
その中に黒い穴。レイはこれをブラックホールと呼びました。もしくはワームホールとも。
こちらも難しい言葉です。
簡単に言うとワームホールとは、瞬間移動できる穴、といったところでしょう。
それにしても、またもレイ君はブツブツ言っています。これが後々…。
進む
エマは、ブツブツ言っているレイを見て、大丈夫と言いました。
この先にあのお方がいる。エマは常に信じています。
レイもエマに言われて納得。そして2人は手を繋ぎ穴に触れます。
これは少し驚きました。2人が手を繋いでいます。
これは、吊り橋効果なるものではないでしょうか。
ご存じの方も多いでしょうが、一応説明します。
吊り橋効果とは、不安や恐怖を強く感じる場所では、人に恋愛感情を抱きやすくなる現象のことです。
これはもしや…。
でも、散々不安や恐怖を感じる場面はあったし…
でも、ノーマンいるし…
私は肯定も否定もしません。ここはみなさんのご想像にお任せします。
分断
黒い穴に触れたエマとレイ。
すぐにレイはアジトに戻ってきます。そして、トーマ・ラニオン・アンナに遭遇します。
ラニオンを本物と疑い、すぐに時間を確認しに行くレイ。
結果的に、ここは本物のアジトでした。
あのお方もレイは家族の元へ帰ったと言っていますし、間違いないでしょう。
レイは、黒い穴の先に進むことができませんでした。あのお方は、あと少しだったと言っています。
何があと少しなのか。
「彼はまだとらわれていた」
この言葉で少し分かりそうな気がします。
レイは、一辺10里の空間までは辿り着けました。
しかし、そこからずっとブツブツ言い、これがどういうことなのか、頭の中で、自分の知る範囲の中で、現実的に考えようとしています。
レイは、時間を巻き戻したことも、完全に信じられていなかったのかもしれません。
何か法則のような物があると、考えていたのかもしれません。
感覚より頭で考える理論派のレイ。そこが先に進めなかった理由。
「彼が世界で世界が彼なのに、この世界に壁なんて、本当はどこにも無いのに」
あのお方はそうも言いました。深い言葉のようで、さっぱり意味の分からない言葉でもあります。
「つまりは君が思っているより難しいんだよ。自分を、世界を解き放つのは」
なるほど。分かりません。
なんとなくは分かるのですが、言葉にしようとすると難しいものです。
レイにできてエマにできなかった部分。
それは信じるということです。できないことでもやろうとする意思。
というよりも、できないとか何とか、ゴチャゴチャ考えないということでしょうか。
これは、宇宙の法則と呼ばれるものに近い気がします。自然の法則です。
今更感もありますが、七つの壁にも関連するかもしれません。
宇宙の法則にも七つの法則があるからです。
有名所で言うと、原因と結果の法則や、引き寄せの法則があります。
この引き寄せの法則というワードは、137話でレイがブツブツ言っていた言葉の中にもありました。
レイは七つの壁が時空だと言いましたが、もしかしたらそれもレイの考えすぎな部分で、もっと根本的な部分である宇宙の法則、原理原則が関係しているのかもしれません。
難しい。
私も考察として色々考えてはいるのですが、レイと同じことをしていて結論に達しないということがよくあるので、これも同じような現象かもしれないですね。
あのお方
昼と夜に辿り着いたエマ。そこに竜が現れます。
そして、魚のような物と一緒に、あのお方?と思われる鬼が降りてきました。
鬼は段々と小さくなり、最後は以前エマが見た、子供の鬼の姿になりました。
どういうこと…?
演出の一環ということでいいのでしょうか…?
個人的には左から2番目が好きです。
そして、光のような玉を持ち、エマに話しかけるあのお方。
エマはあのお方の変化を見ても、何も動じている様子がありません。肝が据わっています。
「何も無いけど何でもある」
あのお方はそう言いました。これすらさっぱり意味が分かりません。
もっと分かりやすく言って!と思ってしまいますが、これもあのお方の遊び…?
でも、考えすぎるといけないので、感覚的にとらえていくようにします。
あのお方はここまで辿り着いたエマの脳が、とても美味しそうだと言いました。
これを見る限り、あのお方は完全に味方ではなく、いい鬼でもないことが分かったような気がします。
中立なのかな?とも思っていましたが、根本は人間を食べたい鬼なのかもしれません。
そして、あのお方はエマに何をしに来たのか尋ねます。
「約束を結び直しに来たの」
エマは言いました。次号が気になる展開です。どうなるのでしょうか。
あのお方が何と言うのか。また意味の分かりにくい言葉で遊ぶのか。
でも、約束を結び直したとして、鬼がいきなり人間を狩らないように変わるのでしょうか?
それもあのお方なら可能とか?
あのお方も鬼だとすると、約束を結び直したら人間の脳は食べれなくなるということでしょうか?
気になることだらけです。
ただひとつ確実そうなのは、すんなり約束を結び直させてくれなさそうということです。
何か、条件のようなものをつけてくるような気もします。
それが一体何なのか、はたまた宇宙の法則のような展開になっていくのか、考えれば考えるほど、分からなくなっていく展開です。
時間
もうひとつ気になる点があります。
それは今の日付です。レイはアジトに戻り、時間を確認しに行きました。
これがいつなのか気になります。
もし、儀祭の日になっていたら…。
衝撃すぎますが、儀祭を過ぎていたら…。
ここにも何か驚きの展開を用意してくれていそうな気もします。
まとめ的なもの
毎回思うのですが、ここまで予想を超える展開を用意してくれている作者さんに感服です。
それでもやはり、作品のメッセージには一貫性があります。
頭で考えるより、自然の法則に従う。そうすると望む未来が手に入る。
そういったメッセージも読み取れます。
余談ですが、こういった作品というのは、読み手が主役だという話を聞いたことがあります。
読み手が感じることは千差万別。どのように読み取ってもいいのが、こういった作品です。
感じるものは人それぞれ。面白いと感じる部分も、感動のポイント、好きなキャラクターに関してもそうです。
本を読むときは、もっと自由な発想で楽しむのがいいのかもしれないですね。
それではまた♪