約束のネバーランド143話考察
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「約ネバ・143話考察・前編」についてです。
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扉絵
この扉絵、ここにご褒美のヒントが隠されていました。
ここには
「知りたい。君から見える世界」
と書かれています。
この言葉から、あのお方がエマに要求した物が何か、ある程度の推測がつきます。
では、世界を見るために何が必要か。それは「脳・記憶」あたりではないでしょうか。
まず、脳という線で考えていきます。
あのお方はエマの脳が美味しそうだと言っていましたし、これが有力な気もします。
ただ、いきなりあのお方が脳を食べてしまうということは、おそらくないでしょう。
あのお方が食事をするのかどうかも、疑問なところです。
おそらく特殊な方法で、エマの脳を自分の物にするのではないでしょうか。
そこで考えられるのは、エマが植物状態になってしまうということです。
植物状態とは、完全に脳全体の機能が失われる脳死とは違い、脳幹の機能は残っている状態のことです。
なので、植物状態は呼吸できる場合が多く、回復する可能性もあるそうです。
脳死であれば、薬剤や人工呼吸器でしばらく生きることもできますが、いずれは死んでしまいます。
この線でいくと、現実に戻ったエマは植物状態となり、目を覚まさない状態となってしまいます。
ただ、おそらく死ぬことはないでしょう。
勘のいいレイなら、そのことにすぐ気付くと思います。そして、その事をみんなも知る。
そこで、私はその先のことも考えてみました。
最終回予想
エマは、食用児の安全と平和のために自分を犠牲にしました。
そして、食用児達は安全に、人間の世界へ渡ることができた。
レイ達は、人間の世界の医療で何とかエマを目覚めさせようとするものの、それは叶いません。
しかし、エマはいずれ目を覚ますと思います。それは何故か。
誰かがもう一度、あのお方と約束を結びに行くのではないかと。
「エマを目覚めさせてほしい」
次の約束はこれです。では、代償を払うのは誰か。
レイは、あのお方のいる場所まで辿り着けなかったので、現状レイでは無理です。
となると、この役目を負う可能性があるのは、ノーマンという線が強いのではないでしょうか。
そして、自らを代償にエマを救いに行くノーマン。
あのお方としても、最高の脳を持つノーマンですから、願ったり叶ったりでしょう。
そして、目覚めるエマ。ノーマンが犠牲になったことを知り、泣き崩れる。
もしかしたら、こんな最終回もあるのかもしれません。
ただ、再び約束を結びに行くのは、ノーマン以外でもいいような気もします。
例えば、寿命の短いノーマンの腹心達です。
ノーマンが行くとなれば、腹心達は止めに入るでしょう。寿命の短い私達が行くと言い出しそうな気がします。
ただ、ノーマンの性格であれば、誰にも言わず黙って行ってしまうような気もするのです。
以前にノーマンは
「僕は神にでも悪魔にでも、喜んでなるよ」
と言っていました。
これは、鬼への非道な実験や、アイシェの父を殺したこと、様々なことが関係してくる言葉です。
これらに責任を感じ、ノーマンは自分の事を犠牲にするかもしれません。
頭のいいノーマンですから、ご褒美が自分に向くように、あのお方と交渉をするかもしれません。
そうだとしたら、完全なハッピーエンドとはならないですよね…。一体どうなってしまうのでしょうか。
扉絵には、最終章クライマックス突入と書かれています。いよいよクライマックスです。
終わってほしくない…(^0^;)
もう一つの考察
もう一つ、あのお方がエマに要求しそうなご褒美があります。
それは「記憶」です。
あのお方は、君から見える世界が知りたいと言っていますので、今まで見てきた世界。
つまり、エマの記憶が欲しいと言い出すかもしれません。
そうなるとエマは記憶喪失となり、今までのことを全て忘れてしまいます。
鬼の世界の記憶は、全て忘れるということです。
でもこれは、代償と呼ぶには少し優しいもののように思えます。
ノーマンやレイ、他の人との想い出は忘れてしまいますが、辛い記憶も全て消えます。
先程の植物状態に比べるとインパクトもかなり弱いので、私的には記憶を奪われるという線は、無いかなと考えています。
あのお方は「君から見える世界」と言っていますので、これからエマの見ている世界を見たいと言っているようにもとれます。
「君が見てきた世界」ではないということも、注目するべきポイントです。
確実な未来
実質どんな要求であれ、エマはあのお方のご褒美を断ることができません。
そうなると、約束は確実に結ばれます。
「食用児全員で人間の世界へ行きたい。それを最後に、二世界間の行き来を完全に不可能にして」
これは確実に叶います。ということは、フィル達も救われるということです。
フィルだけでなく、シェリーやその他の食用児達も、出荷されていない限り人間の世界へ渡ることができます。
こうなると、気になるのは時系列です。エマが現実世界に戻った時、ノーマンはどこまで進軍しているのか。
エマがこの約束を結んだ以上、ノーマンは進軍を止めるべきです。
あとは全員で、人間の世界へ渡ればいいだけです。
しかし、ノーマンはまだ迷っていました。作戦を変更するのかどうか。
もしかしたら、鬼を絶滅させようと強行するかもしれません。
憎悪の感情を捨てきれず、進軍をやめないかもしれません。
バーバラ達腹心も、黙ってはいないと思います。
このあたりがどうなっていくのか、非常に気になるところです。
すんなり人間の世界へ渡って完結。
それは約ネバではあり得ないような気がするのは、私だけでしょうか…。
残る
ここでもう一つ、クライマックスにありがちな展開を予想しておきます。
それは「ノーマンだけ鬼の世界に残る説」です。
というのも人間の世界には、あのお方の場所へ行くための金の水や、ヴィダといった道具があるのかどうか、分からないからです。
もし、エマが植物状態になってしまったなら、確実に救えるのはあのお方との約束のみです。
そのとき全員人間の世界にいて、金の水やヴィダがどこにも無ければ、そこで詰んでしまいます。
そもそも、人間の世界からあのお方のいる場所に行けるかどうかも、不明です。
そうなると、ノーマンが鬼の世界に残り、あのお方のいる場所に行くといった線が考えられます。
これはグレイスフィールドの時の、ノーマンの裏切りを思わせます。
グレイスフィールドの時ノーマンは、一度は一緒に逃げると約束したものの、エマやレイ達の安全のため、自分は出荷されることを選びました。
またこういった、自分を犠牲にする道を選ぶような気がするのです。
ただ、ここで一つ問題が。
レイが行けなかったあのお方のいる場所。ノーマンは行くことができるのかどうか。
エマは、真っ直ぐ未来を信じるという力によって、あのお方のいる場所まで行くことができたのだと思います。
それがノーマンにあるのかどうか。
そう考えてみると、ノーマンも強い意志で鬼の絶滅を目指しています。そして、それが可能だと信じています。
エマとは考え方が違うものの、ノーマンであれば、あのお方のいる場所まで行くことが可能かもしれません。
まとめ的なもの
本当にクライマックスが近づいています。
エマ達食用児には、どのような未来が待っているのでしょうか。
近いうち、人間の世界へ渡ることは間違いないでしょう。
そこがどんな世界なのか。鬼の世界より腐っている世界なのではないか。
まだまだ気になる部分はあります。
ノーマンの気持ち次第で、全てが変わってきそうな気もしますよね。
皆さんの予想もコメント欄で教えてくださいね♪
以上、143話考察・前編でした!