レイの魅力を再発見
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「レイの魅力を再確認」についてです。
今回の記事は、どちらかというと「レイ推し」の方向けの記事です。
推しじゃないけどレイが好きという方にも、共感していただける内容なのかなと思います♪
ちなみに私はレイ推しです♪それではどうぞ♪
特別な過去
どうして私がレイ推しなのかと言いますと、レイは他の子よりも「特別な過去」を持っているからです。
まずひとつ目は、レイがママである「イザベラの子供」だったということです。
誰の意図かは分かりませんが、イザベラが産んだ子供のレイは、イザベラがママをしているハウスにやってきています。
本来であれば、親子関係の感情があると、出荷に支障をきたす可能性があるため、実の親子は別々のハウスに移動させる、というのが賢いやり方でしょう。
イザベラは、レイの歌うレスリーの唄を聞くまで、事実に気付いていない様子でしたので、おそらく管理側もそこまで考えていなかったのでしょう。
普通の子供なら、3歳~4歳までの記憶は徐々に無くなっていきます。
レイのような例外はないと管理側は判断し、実の親子が接触しても大丈夫と考えていたのだと思います。
そうしてレイは、ハウスがただの孤児院ではないこと、実の母親によって出荷されてしまうことに気付いていきます。
それがどれだけ悲しかったことか。
レイは、そのことを誰にも相談できず、周りの子供達は仮の幸せの中にいると知りながら、11年間耐え抜いてきました。
ただ、それでも生きる意味を見いだしてきたのが、エマとノーマンの存在です。
レイにとって、呪いたいくらい苦しかった人生。実の母親の手により、鬼の餌として育てられる人生。
そんな呪いたい人生を、楽しいものにしてくれたエマとノーマン。
レイは、そんなエマとノーマンだけは鬼の餌にしたくないと、2人を救う計画を立てました。
自分の命と引き替えにして…。
焼身自殺
レイにとって特別な存在のノーマン。一度は、ノーマンが出荷により死んでしまったと、絶望しています。
しかし、レイは諦めてはいませんでした。最悪エマだけでも救いたいと考えていました。
他の子供達をどうするかはエマに任せていますので、例の焼身自殺のあとは、何も考えなくていいと、楽になりたいと考えていたのかもしれません。
この自殺行為には、もうひとつの意味がありました。
それは「自分は鬼側の思い通りにはならない」という意思表示です。
人間としてのプライド、自分達は家畜じゃないというメッセージにもとれます。
今思うと、レイはイザベラのことも考えていたのかもしれません。レイも本当は優しい子です。
イザベラが自身の子供を出荷する苦しみを味わわせないために、自分から死ぬことを決めたのかもしれません。
そして、そのことでエマ達も救えるなら本望、ということだったのかもしれません。
敵とはいえ、実の母親ですからね。
一度はお母さんとも呼んでいますし、特別な想いがないわけがありません。
11年間も一緒にいたのですから…。
成長度
結局レイの計画は、ノーマンとエマによって破られました。
ノーマンは、命を捨てて家族を守りました。最後の最後でレイは、その想いを受け取っています。
そこからのレイは、誰よりも大人になり、誰よりも精神的に成長しています。
死んで誰かを守るのではなく、生きて家族を守ることを決意しています。
レイは、鬼やイザベラを恨んでいたというよりは、産まれた環境について嘆いていましたので、そこもここで払拭できたのだと思います。
ここから先は、エマの想いに寄り添い、家族を守ることに注力しています。
鬼を殺したり絶滅というのとはまた違います。
そして、ノーマンとの再会も果たします。レイは涙を流して喜びました。
心の底から生きていて良かったと感じたことでしょう。
レイが涙するのは、後にも先にもここだけかもしれません。
これで、エマとノーマン、他の子供達も、結果としては生き残ることができました。
ゴールディポンドでのレウウィスの戦いや、ここからの七つの壁など、まだまだ試練はありそうですが、レイは幸せなのではないでしょうか。
そして最近でも、エマとのやり取りでレイの成長を見れるシーンがありました。
そのやり取りがあったのは、123話でのことです。
本音を言っていないエマをレイは見抜いており、納得してないならとことん向き合え、と助言しました。
そのあとの
「好きに選べ。俺も肩は貸す。どんな選択でもお前なら大丈夫」
という言葉。
かっこよすぎでしょう。
この言葉の真意は、エマの考えであれば信頼して手を貸す。俺はいつでも応援している、ということなのでしょう。
ハウスのとき、自身が計画をした作戦は見事に破られ、結果としては、エマとノーマンの作戦勝ちのようなものでした。
なのでレイは2人を信頼し、作戦に文句をつけたり、エマの考えを否定したりということをしていないのだと思います。
最高のサポート役ですね。
ここでレイは、後悔しない未来をつくろうとも言っています。これも過去の過ちから出た言葉なのでしょう。
まとめ的なもの
いかがでしたでしょうか?
特別な過去を持っているのは、レイだけではありません。かくいう私もそうです。
程度は違えど、私も色々ありました。だから私はレイに共感し、レイを推しているのです。
もちろんみなさんも、色んな過去を背負って生きているのでしょう。
だからレイのように、苦難を乗り越えかっこよく成長した姿を見ると、好きになってしまうのではないでしょうか。
もちろん容姿が好みというのもあるでしょうけど…笑
私達もレイのように、後悔しない未来をつくるというのもオツかもしれません。
呪いたい人生だったレイが、漫画とはいえ、今は笑ったり泣いたり、楽しそうに過ごしています。
私達も、そこを目指すのもいいかもしれませんね。
みなさんも、苦しいときはレイを思い出してみてください♪
それではまた♪