みなさんこんにちわ、ここなです。
今回の記事は「126話考察・前編」についてです。
今回も、前編と後編に分けました。
約束のネバーランド126話は「鼎談」というタイトルでした。
この鼎談、意味を調べてみると「三人が向かい合い話をすること」だそうです。
作者さん、ピッタリの言葉をチョイスされましたね。
素晴らしい。
では考察を見ていきましょう。
成長
クリスの容態を心配するエマ。
今回「エマも大人になったのだな」と感じました。
今までに、ノーマンとレイは明らかに成長した姿が見てとれました。
作画担当の出水ぽすか先生いわく、脱獄後あたりから作画が変化したということだったので、5巻あたりで比べてみると、二人の成長は一目瞭然です。
ただ、エマだけは「まだ子供っぽい顔だなぁ」と感じていました。
しかし今回のエマ、すごく大人っぽいというか、エマの成長した姿を少し見れたような気がします。
クリスの容態を心配するエマを見て、私の中でエマはお姉さんに変わりました。
他のコマでは妹ちゃんです(笑)。
おそらくですが、エマ・ノーマン・レイや他の食用児たちも、脱獄時より背は伸びているでしょう。
比較が難しいのですが、またできそうならやってみます。
クリス
あまり気にしていなかったのですが、ここにきてクリスが出てきました。
少しクリスについて、振り返ってみましょう。
クリスは、アンドリューに頭を撃たれています。
エマが弾道からクリスを逃がしたように見えたのですが、クリスは頭から血を流していました。
なので、銃弾は確実に頭に当たっているのだと思います。
ヴィンセントが脳に損傷はないと言っていたそうなので、おそらくですが脳をかすめて頭を貫通したのでしょう。
それか単純に頭をかすめただけかになりますが、それだけでここまで容態が悪化するとは思えません。
なので、脳からギリギリのところを銃弾が貫通し、ショックにより気絶、出血やバイ菌により容態が悪化したのでしょう。
クリスを助けるため量産農園に侵入したエマやアンナ達は、コミックス14巻で見ることができそうです。
ちなみに、コミックス14巻は6月4日に発売です。
私の妄想ですが、クリスは脳に損傷はないので、後遺症が残るまではいかないと思います。
ただ、出血による影響が怖いのと、ショックによる記憶障害もありえそうです。
この「目を覚まさない」というのも、何か伏線を張られているようで…。
ついつい考えてしまいますね。
ちなみにドミニクも、アンドリューに足を撃たれています。
こちらも回復を祈りたいですね。
戦争
ここで出てきましたね。
作者さんのメッセージ。
戦争についてです。
バーバラやシスロの憎しみ。
一見冷静なように見えて、ヴィンセントも同じく憎しみを抱いている様子です。
それだけの苦しみを、ラムダで味わったのだと思います。
バーバラやシスロからしてみれば鬼は全て敵。
ラートリー家も全て敵。
元食用児以外は、全て敵ということなのでしょう。
それにバーバラは、元食用児であるエマにさえ敵意を示していました。
明らかに周りを信用していないですね。
抑えられるのは、現状バーバラより強いと思われるシスロか、神様的な存在のボスである、ノーマンだけかもしれません。
ここで気をつけたいのは、バーバラとムジカやソンジュとの対面です。
バーバラやシスロは、鬼を見たら見境なく攻撃してしまいそうですよね。
そして戦争についてですが、レイやエマは戦争を知っている様子でした。
おそらく、グレイスフィールドの蔵書にあった文献で見たことがあるのでしょう。
私たちの世界でも、2000年以降、まだまだ武力による戦争は起こっています。
今もなお、世界のどこかで憎しみあい、戦争が起きています。
レイの言うとおり、戦争が始まる理由は様々です。
そして、戦争による憎しみの連鎖が広がり、どちらかがボロボロになるまで戦争は続きます。
私たちは戦わず、戦争が終わるのを待つしかありません。
「戦争は終わらない」
そう言ったレイに対し、エマは何かを言いかけていました。
私は…に続く言葉は何だったのでしょうか。
戦いたくない。
鬼は殺したくない。
エマが昔言った言葉。
「ないなら作ろうよ、外に。人間の生きる場所。変えようよ世界」
今度は「ないなら作ろうよ、戦争のない世界。変えようよ世界」と言ってくれるかもしれません。
まとめ的なもの
今回も、メッセージ性の強い話でした。
エマの答えが気になりますが「戦争」というものを考えさせられました。
戦争といえば、ガンジーを思い出します。
インドを独立させた偉人であり、暴力に対抗する方法は「非暴力」と唱えた人です。
ガンジーは、インドの人達を集めて「殴られたら、もう一度殴られろ」と言いました。
インドの人達はそれを信じ、殴られても殴られても、殴られ続けたそうです。
そうしてガンジーはイギリスの新聞社にそれをリーク。
イギリスの新聞社は、イギリス軍が、殴っても殴っても立ち上がるインドの人を殴り殺していると報道。
それがきっかけでイギリス軍は窮地に追い込まれ、インドの人を殴っていた軍人は、良心にさいなまれるようになりました。
最終的にイギリス軍は撤退し、インドは独立を果たします。
すごい話ですよね。
たった一人の思想が国を造り、今では世界人口の半分以上がインドと中国の人と言われています。
同じようにエマだけは、世界を変える思想を持ち続けてほしいと私は思います。
周りがなんと言おうと、一人の女性が世界を変える物語を見てみたいのです。
今回の記事は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。また次の記事でも会いましょう。さようなら。