呪術廻戦 最終回の時期
呪術廻戦236話で、主要キャラの五条悟が死亡した。宿儺はほぼ完全復活し、死滅回游は終わりに近づきつつある。もうすでにクライマックスに片足を突っ込んだ状態。そう遠くない未来に、呪術廻戦は最終回を迎えるだろう。
過去の作者の『完結に関する発言』は以下の通り。
2021年2月
あと2年かからないくらいで完結する。
2022年12月
あと1年(多分)程お付き合いいただけるとゲゲちゃんは嬉しいです。
2023年1月
今年こそ物語を畳んでいけたらと思います。
結論
休載もありズレこんでいることを考えると、完結は2023年末から2024年の初め頃となるでしょう。
完結までの道のり
ああ、羂索と宿儺を倒せば私達の勝ちだ。
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』220話 禪院真希のセリフ
禅院真希が語ったように、完結までの大きなイベントは2つ。
- 宿儺を倒し伏黒恵を取り戻す。
- 羂索を倒し超重複同化を阻止する。
宿儺を倒し伏黒恵を取り戻す
完全体宿儺
史上最強の術師・両面宿儺。1000年前に自らの魂を切り分け呪物化し、虎杖悠仁の体を器として現代に復活。隙に乗じて伏黒恵の体に乗り移り、浴を経てほぼ完全復活。
そして五条悟との決戦に勝利。あえて止めていた受肉による変身を再開したことで、五条との戦いのダメージを回復。腕が4本・目と口が2つずつという1000年前の肉体を取り戻した。
真の完全体に成るために、残すは飛天という呪具を手に入れるのみ。1000年前に使用していた呪具・神武解(かむとけ)はすでに手に入れている。
宿儺戦の状況
五条悟に次いで宿儺に立ち向かったのは鹿紫雲一。五条悟をも屠った最強の斬撃の前に沈む。次に出てきたのは虎杖悠仁・日車寛見・秤金次。同時に裏梅も参戦。
現在の状況は『宿儺&裏梅 vs 虎杖悠仁・日車寛見・秤金次』という構図。日車寛見の裁判で、宿儺がどう裁かれるのかに注目が集まっている。裏には乙骨憂太・禪院真希などが控える。
伏黒恵の状況
宿儺に体を乗っ取られ、浴の儀式により伏黒恵の魂は深く沈んだ。姉の津美紀の肉体を自身の術式で殺害してしまったことにより、さらに深く沈むことになる。虎杖のように宿儺を檻に閉じ込める性質はなく、今のところ伏黒自身の力で浮上することは難しいだろう。
キーワードは『魂』。虎杖悠仁と日下部篤也の、魂の入れ替えと思われる特訓や、九十九由基の遺した『魂の研究記録』などが重要な要素となり、今後虎杖が伏黒を奪還していく展開が濃厚。
羂索を倒し超重複同化を阻止する
羂索の目的
羂索の目的は『日本の人間と天元の超重複同化』。その先には羂索すらも想像できない事態が待ち受けている。仮に1人でも暴走すれば悪意の伝播が広がり、1億人分の穢れが世界中にばら撒かれ人類は滅亡する。
羂索が望むのは想定外の混沌。自ら生み出すもの以上の可能性を見つけることで、呪術の力による『新たな世界』を創造しようとしていると考えられる。
天元と人間の超重複同化は、死滅回游を終わらせなければ実行できない。死滅回游を終わらせる条件は『夏油傑、伏黒恵を除く全泳者の死亡』。そのため羂索は全国の泳者を狩って回っている。
堅牢な監視体制
羂索は目的達成のため、常に厳重な監視体制を敷いている。その1つが呪力総量。新宿に集結している術師の呪力総量を監視しており、誰かが抜けた際に気づけるようにしている。乙骨クラスの呪力が無くなれば特に分かりやすい。
また、全ての呪霊との視覚共有にも対応しており、いつでも呪霊を通して状況を把握できる。呪力のない禪院真希、空間転移の術式を持つ憂憂を特に警戒している模様。
現在の状況
240話時点の羂索の現在地は、岩手県御所湖結界(いわてけんごしょこコロニー)。ロール髪の術師と黄櫨折を倒し、次いで現れた高羽史彦と交戦中。高羽の術式に一瞬翻弄されるも、術式の性質を見破り優位に立つ。
ここで羂索が死ぬとは思えないため、おそらく高羽を屠った後に全国回遊を続けるとみられる。
今後の展開予想
宿儺戦
宿儺には飛天という呪具もまだ控えているので、ここからさらにパワーアップしてくるはず。世界を断つ斬撃に、強力な領域展開もある。今のところ勝てそうな気がしない。
正面から戦っても勝てなさそうなので、やはり最後は『虎杖の魂の入れ替え発動』が肝となるのではないか。そして虎杖は天使の術式で宿儺ごと消滅する?
どちらにせよ、宿儺を一旦は戦闘不能に追い込む必要があるようなので、総力戦は必至。狗巻棘や猪野琢真など、サブの活躍にも期待。
直近では、虎杖悠仁の新たな術式や、日車寛見の裁判に注目が集まっている。しかし、それだけで決着という線は薄いので、乙骨憂太や禪院真希の参戦による大混戦が想像できる。
宿儺戦では、さらに犠牲者が増えるとも予想。今後も衝撃的な死は免れない。例えば乙骨憂太の死亡なども考えられる。羂索戦は少数精鋭の戦いになるとするなら、宿儺戦で壊滅的な死者を出す可能性もある。
羂索戦
高羽に羂索が殺されることはないと思うので、高羽を屠った後、全国を巡り泳者を抹殺していく流れが見える。消息不明の泳者はここで一掃されるだろう(例えばシャルル・ベルナールなど)。
そして羂索の目的である『日本の人間と天元の超重複同化』は実行されてしまうと予想。ここまできて「超重複同化を阻止してハッピーエンド」というのは漫画的に絵にならない。
『実行されるも、人類滅亡のような最悪の事態は免れる』ぐらいが物語の面白みとしてはありではないか。ただ、それだと死滅回游は終わっていることになり、羂索(夏油傑)と宿儺(伏黒恵)以外の泳者は死んでいることになる。
虎杖悠仁を含め、主要キャラが全員死亡ということになるので、それはあり得ない。だとするなら、ルールを利用した強制終了が考えられる。今のルールを利用するのか、それともルール追加による強制終了か。羂索はまだ奥の手を持っているはず。
五条悟なき今、羂索と最後の戦いを迎えるのは誰になるのだろう。羂索と深い関係があるのは、虎杖悠仁・脹相。夏油傑なら乙骨憂太。夏油傑の肉体と五条悟の戦いが見たかったが、それはもう現実的ではない。
また、時系列がどうなるのかも見どころ。羂索がルールによる死滅回游の強制終了を行った場合、宿儺戦の途中で超重複同化が始まるかもしれない。そうなれば益々混沌となり、面白い展開が見られそうだ。
日本の人間全てが同化対象となるなら、宿儺も人間のため同化の対象となる?同化したらどうなってしまう?とにかく、同化は始まり予想外の展開が私達を待っているはず。