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【呪術廻戦240話ネタバレ考察】高羽史彦の術式は羂索に通用せず。241話では高羽の過去が描かれる?

2023年10月26日

【呪術廻戦240話ネタバレ考察】高羽史彦の術式は羂索に通用せず。241話では高羽の過去が描かれる?

呪術廻戦 240話 考察

新宿での五条悟と宿儺の決戦前。天使からある提案がされていた。

五条悟と宿儺の決着がつく前に、羂索に奇襲をかけるべきだ。

出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』240話 天使のセリフ

五条悟が宿儺に勝つ、または弱った宿儺に全員で勝利することができても、羂索の目的『日本の人間と天元の超重複同化』が達成されては意味がない。その先には混沌が待ち受けており、世界中を巻き込む大惨事になる可能性があるから。

羂索が超重複同化を実行するためには、死滅回游を終わらせる必要がある。死滅回游を終わらせる条件は『夏油傑、伏黒恵を除く全泳者の死亡』。つまり羂索と宿儺を除く全泳者の死亡。

羂索は、全国を回りながら泳者を排除していっている状態であり、岩手にいる現時点で、五条悟と宿儺の決戦は終結した。天使は決戦前に奇襲をかける計画を立てていたが、どうやら計算違いがあった模様。これには高羽の性格も影響しているかもしれない。

乙骨は、宿儺と戦っている時に自分たちが全滅しなければ大丈夫と言う。しかし天使は、以下の羂索の奇襲について警戒。

五条悟が敗北した時、宿儺と戦っている最中に羂索が奇襲してくる。または宿儺に勝利した後の、満身創痍の状態に羂索が奇襲してくる。自分たちが宿儺に対して考えていた計画を、そのまま自分達が受ける危険性がある。

奇襲をかける人物

話は『誰が奇襲をかけるのか』について進む。不意打ちなら呪力感知されない禪院真希。しかし、宿儺戦の前に戦力を分けるのはナンセンスと日下部が指摘。また、羂索相手に1級の日下部や冥冥では役不足と話す。

天使は『高羽史彦』を指名した。いまのところハミチン以外の印象がない男。日下部はそう話すが、天使には狙いがある様子。天使は高羽の術式について、一切口外しないよう釘を刺した。それは高羽に対しても同様。

高羽史彦の術式

天使がなぜ術式の口外を禁じたのかについては、高羽の術式を知ることで理解できる。高羽の術式は『高羽自身がウケると確信したイメージを実現させる』というもの。

高羽は現在、自身の術式について全く理解していない状態。そのためうまくいっている可能性がある。下手に術式を意識せず「自身の面白いと思うことを思いっきりやる」というのが高羽のスタイル。天使はそのスタイルが崩れることを懸念していた。高羽の術式の理解が、縛りなどに影響が出る可能性もある。

しかし、なぜ天使が高羽の術式を知っているのかについては疑問が残る。天使が術式を看破する能力を持っているのか、または五条悟の六眼を通して知ったのか。

天使は宿儺に殺されかけた時のことを「本来なら即死していた」と言っていた。一命を取り留めたのは、甘井が術式で受け止めたことと、高羽がそばにいたことが大きいと話している。

高羽ペガサス

高羽史彦と羂索の戦い。羂索の呪霊操術による物理攻撃は、高羽の術式によってなかったことにされる。「トゥーンだから平気デース!」は、遊戯王のペガサスがモチーフのセリフ。

ペガサスのチートカード『トゥーン・ワールド』により、モンスターをトゥーン化することで漫画の世界の住人となり、同じ世界の住人以外の攻撃を受けなくなる。

ちなみに「トゥーンだから平気デース!」というセリフは、羂索の言う通り原作でペガサスが言ったセリフではない。次の高羽のセリフ「ロンゲボーズ、ユーじゃミーに勝てませーン」も、ペガサスが遊戯に言ったセリフをモチーフにしていると思われる。

事象の創造

高羽の術式によって、バンダナとサングラスを強制着用させられる羂索。羂索はここで高羽の術式に気づく。高羽の術式の性質は『事象の創造』。高羽のイメージの具現化と強制を可能とする。

下手をすれば私の千年の呪術ノウハウが通じない!

出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』240話 羂索のセリフ

羂索にここまで言わせた高羽史彦。術式の使い方によっては、高羽が史上最強の男と成るという表れ。しかし高羽は術式に気づいておらず、お笑いの才能もない。天使は高羽の術式の口外を封じていたが、逆にこれが徒となっている感がある。

羂索とお笑い

羂索は作戦を変更した。呪霊操術による攻撃は、高羽のイメージによってなかったことにされる。そのため、会話をすることによって術式の穴を探る作戦をとった。

会話の中で、羂索はお笑いに造詣が深いことが明かされていく。これは肉体にあった記憶が、羂索の脳に流れたことで知りえたもの。虎杖香織や夏油傑の記憶。他にも今まで乗っ取ってきた肉体の記憶を羂索は持っている。そのためボキャブラ・笑う犬世代の話もできている。

余計なお世Wi-Fi

高羽は羂索の目的について問う。羂索は「面白そうだから。知的好奇心」と答えた。高羽はもっと面白いものがあると一発ギャグを披露。以前にも披露したことのある『余計なお世Wi-Fi』。

読者も思っただろう。初見では意味がわからない。そこを羂索はロジカルに指摘した。

『余計なお世Wi-Fi』は、Wi-Fiを入れたままにしていると、カフェやコンビニなどで電波の弱いWi-Fiに勝手に繋がることを、余計なお世話なWi-Fiだと表現したギャグ。

これは、この一言では伝わりづらい。羂索は原西のギャグを用いて説明する。『背骨を引っこ抜いたら立ってられへん』は、「背骨を引っこ抜いたら」があるから成立するギャグ。「立ってられへん」だけでは成立しない。余計なお世Wi-Fiはまさにそれ。

イメージの崩壊

羂索のロジカルな指摘により、高羽のイメージは崩壊していく。高羽の術式は、高羽の精神・イメージによって大きく左右される。羂索はそこを崩すため、高羽のギャグの穴をついた。そして負のイメージが実現する。

高羽の中にある負のイメージ。お笑いのオーディションと思われる場所。プロデューサーと思わしき人物。高羽が過去に体験したイメージだろう。羂索はプロデューサーとなり場を制した。そして「お疲れ様でした!」と肘打ちを喰らわせる。

羂索は手応えを感じた。高羽の術式の発動条件は『術師本人の自信と確信』。術式を見破っていく羂索。そして、高羽が言われたくないことを突くことで、イメージを狂わせていく。

さらに、にらめっこでも羂索の変顔が勝った。塩顔のイケメンがロン毛で袈裟を着ている。それだけでちょっと面白い。デコの縫い目も足し算されてめちゃくちゃ面白い。高羽はそう感じてしまった。素人の方が面白い。高羽最大の屈辱。

御法度破りの赤

イメージを崩され、苦戦する高羽。そこである芸人の言葉を思い出す。

ずっと売れ続ける奴には二種類おんねん。ずっとおもろい奴と、ずっと自分のことおもろいと勘違いできる奴や。

出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』240話 ある芸人のセリフ

ケンドーコバヤシがモチーフの芸人が語った言葉。高羽は自身に言い聞かせる。「大丈夫。俺だって面白い。俺は面白い」。

そんなとき眼前に現れたのは、かつて戦ったことのある黄櫨折の死体。「バラエティにおいて赤はご法度」と語っていた高羽。赤とは出血のこと。今目の前には、吐血し死亡している黄櫨折の姿がある。それを見た高羽は心を折られかける。

「笑えよ。芸人だろ」。畳みかける羂索。笑えない高羽は傷の回復をみせず、術式が発動できていない状態。万事休すかといったところで240話は終了した。

呪術廻戦 241話 考察

元は五条悟と宿儺の決戦前に、羂索に奇襲をかける役目だった高羽史彦。しかし、なかなか羂索を見つけられなかったのか、五条悟と宿儺の決戦が終了したと同時に高羽が現れた。

高羽は術式で、羂索を翻弄したかのようにみえた。しかし、一瞬で術式を看破されてしまう。徐々にイメージを崩され、最終的には赤(出血)を目の当たりにした高羽。笑えなくなってしまった高羽に、羂索がトドメを刺そうかというところで240話は終了。

最後に、高羽がコンビを組んでいたであろう示唆があった。そして「俺…なんで芸人やってるんだっけ…」と高羽の言葉もあった。ここが241話のキーワードとなるだろう。

おそらく241話では、高羽の過去が描かれる。まだ戦いは終結していない。羂索がここで死ぬという展開は考えられないが、高羽が一矢報いる展開はあり得る。最後にかっこいい姿をみせ、華々しく散るというのが王道か。

ナレーションには「御法度破りの赤!この冷めた空気でどうする芸人(たかば)!」とある。これは戦いが終わっていないという示唆。次週も高羽の戦いに期待!

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