こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「アンドリューを食べた鬼」についてです。
約束のネバーランド、コミックス13巻のカバー袖で、気になる文面がありました。
それは、白井カイウ先生のコメントのコーナーにありました。
「P117、1コマ目の声はどっちの声?」というコメントです。
まずは、そちらのシーンから見ていきましょう。
P117、1コマ目
問題のシーンはこちらです。
アンドリューが野良鬼に食べられ、野良鬼の口当たりから「あ…」という声が出ています。
白井カイウ先生が、どちらの声か尋ねているところから、この声は野良鬼の声、もしくはアンドリューの声だということになります。
私の予想では、これは野良鬼の声だと思っています。おそらく飲み込んだ後に発言していると思うからです。
次のコマではゲップをしていますし、飲み込んだ後であれば、アンドリューの声はここから出ないはずです。
そして、もうひとつ面白いものを見つけました。
それは、ゲップをした次のコマのことです。木の根っこの上に眼鏡があります。
アンドリューは食べられる時、眼鏡をしている状態でした。それが後からここに置かれているのです。
これは、野良鬼がアンドリューを食べ、眼鏡だけ吐き出したということですよね。
しかも、置き方が丁寧な気がします。
野良鬼はこの時点で既に人間の知能を手に入れ、形質も変化していたのかもしれません。
そのため、眼鏡だけを取り出し、そっとこの場所に置いたとも考えられます。
アンドリューの意識
では、アンドリューの意識はどうなってしまったのでしょうか?
以前にノウスがノウマを食べた時は、ノウマの意識がノウスに乗り移っているような状態になりました。
そして、それには時間制限があるような雰囲気でした。
これが鬼と人間にも当てはまるのであれば、野良鬼がアンドリューを食べて少しの間は、アンドリューの意識が野良鬼の中にあったということになります。
ここで気になるのは、やはり眼鏡のことです。
どうして野良鬼は、服やブーツは全て食べてしまったのに、眼鏡だけ取り出したのでしょうか?
ここにアンドリューの意識があったのでしょうか?
アンドリューの意識があり、野良鬼に頼んで眼鏡を置いていったとも考えられます。
それはどうしてでしょう?
考えられるとするなら、自身が死んだ痕跡を残すためでしょう。
しかし眼鏡だけでは、これがアンドリューの眼鏡で、誰かが発見したとしても、おそらくここで死んだのだろうとは予測がつきにくいとは思いますが…。
もしかしたら、発信機のようなものが眼鏡についていたのかもしれません。
野良鬼の行方
おそらく現在では、野良鬼の中からアンドリューの意識は無くなっているでしょう。
そして、人間型に近づいていると思います。
しかし、そのままではやがて野良鬼に退化します。なので、人間を食べる必要があります。
となると、街で食用児を買うか、量産農園を襲うかしか、選択肢はありません。
知性がありしゃべれる状態なら、誰かに助けを求めているかもしれませんね。
少し考えにくいのですが、少しでもアンドリューの意思があるのならば、ピーターラートリーのところへ行ったかもしれません。
まとめ的なもの
白井カイウ先生がわざわざコメントなさったことと、人間を食べておそらく知能を手に入れたという部分から、今後この野良鬼は再登場する可能性が大ですね。
人間一人食べただけで、どれほど強くなるかは分かりませんが、もしかすると、再度強敵となって登場する可能性もあります。
アンドリューの性格まで引き継いでいる鬼だとすると…また悲劇が起こるかもしれません…。