鬼滅の刃166話考察
こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「鬼滅の刃・166話」についてです。
実に面白い。鬼滅の刃166話。タイトルは「本心」です。
タイトル通り、本心が語られましたね。実に感動しました。
それでは順番に見ていきましょう♪
扉絵
束の間の休息と書かれ、炭治郎が手紙を読んでいるシーン。
鴉は早く行けと言わんばかりに、足をガジガジしています。
炭治郎が読んでいる手紙は、どうやら千寿郎からの手紙のようです。
手紙には炎柱の書に記されていたことと、日の呼吸の剣士と無惨が対峙した時のことが書かれているようです。
これは気になります。ラスボス撃破のヒントがここに書かれているのでしょう。
上弦の壱についても何か触れられているかもしれません。
炭治郎のこの表情から、意外な気付きがあったようです。
この手紙については、戦いの最中に回収される伏線っぽい気がします。
親戚のおじさん
無一郎を傷つけながらも、自身の細胞の末裔に感激している、黒死牟こと親戚のおじさん。
鬼にする気まんまんといった様子で、腕は鬼になれば生えてくると言います。
まともに戦える上弦が自分1人だけになって、少し寂しい様子の親戚のおじさん。
これって、親戚のおじさんが自分の会社に甥を入れるような感じですね。社長に掛け合って、優遇するみたいな。
そして、優しく止血までしてあげる親戚のおじさん。無一郎も暴れている様子がありません。
そんなとき、陰から家族愛を狙う者が…。
玄弥登場
玄弥の登場です。玄弥は陰から黒死牟を銃で撃ちます。
しかし、次の瞬間背後を取られ、腕を斬り落とされてしまいます。
これには無一郎も刀を抜こうともがきます。
無一郎と玄弥ってそこまで接点が無かったような気がしますが、最近だと半天狗戦のあとに皆で抱き合っていましたね。
そして、左腕も斬られる玄弥。さらに胴体も…。
無一郎以外には、容赦の無い黒死牟です。
黒死牟は三百年以上前にも鬼喰いをしている剣士と対峙したらしく、そのときは胴を切断すると絶命したそうです。
しかし、胴を真っ二つにされても玄弥は生きていました。
今度は頸を斬ろうとする黒死牟。月の呼吸を繰り出します。
そして、玄弥の頸が斬られるといった直前、兄貴が登場します。
かっこよすぎる
ピンチに駆けつけた実弥。かっこよすぎる登場。そして、いきなり出た本心。
「どうしようもねぇ弟」
実弥はそう言いました。実弥は今まで、玄弥のことを弟じゃないと言っていました。
しかしここで、実弥の口から玄弥を弟だと認める発言がされました。
認めるというよりは、前々から弟じゃないと思ったことはなかったようです。
兄貴かっこよすぎます。実弥はさらに言葉を続けます。
「何のために俺が、母親を殺してまでお前を、守ったと思ってやがる」
実弥だって母親を殺すのは嫌だった。でも、たった1人生き残った弟を守りたかった。
実弥が玄弥に望んだこと、それは普通の生活だったようです。
結婚して子供を持ち、どこかで平和に暮らしてほしかった。
母親や弟や妹、失われた家族を、自分の手でまたつかみ取ってほしかった。
どうして実弥が鬼殺隊に入り強くなったのか。
それは、玄弥が安心して暮らせるように、鬼が玄弥の元へ行かないように、そんな想いがあったようです。
謝る玄弥。ここでようやく謝ることができた玄弥。
何に対してかは言わずとも、実弥にもそれは伝わった様子です。
そして、怒りに燃える実弥。自分の弟を斬られたことに対し、激怒しています。
炭治郎が実弥の想いに気付いていた伏線。これはコミックス16巻に出てきていましたね。
16巻が発売されてすぐ回収されるとは、なかなかベストタイミングです。
炭治郎が玄弥に伝えたのは、鬼殺隊に入ったことは怒っていたけど、実弥は玄弥のことをずっと変わらず大好きだったということでした。
兄弟
「兄弟で鬼狩りとは、懐かしや」
黒死牟のこの言葉、意味深な言葉ですよね。
これは、夢の剣士と人間時代の黒死牟が、兄弟だったという伏線でしょうか?
それとも他に鬼狩りの兄弟がいたのか。
これも伏線ですので、いずれ謎が語られそうです。それはおそらく、炭治郎と黒死牟が対峙したときでしょう。
炭治郎が千寿郎の手紙を読み、何か日の呼吸の剣士について秘密を知った感じだったので、それも全て繋がってくると思います。
バトル
怒り狂う実弥。黒死牟は、月の呼吸を繰り出します。
まだ黒死牟は、月の呼吸、壱ノ型しか使っていません。
まだまだ色んな技を出してくると思われるので、それも怖いところです。
実弥は黒死牟の攻撃をかわし、黒死牟の股の下を通過。
黒死牟の足下を狙います。それをかわす黒死牟。
そして実弥は「風の呼吸・壱ノ型・塵旋風・削ぎ」を繰り出します。
この技は、義勇との手合わせでも使っていました。
そして、実弥の攻撃を受け止める黒死牟。そこで初めて披露される、黒死牟の刀の刀身。
目玉がいっぱいついています。
柄の部分にも目玉がたくさんついていたので、刀全体に目玉がくっついている、奇妙な刀となっています。
刀
目玉がたくさん…。これがどういう効果を持っているのか。
もしくは、ただの飾りのようなものでしょうか?
あえて刀身について触れていることから、おそらくは何かしらの効果があるのだと思います。
この目玉を見て最初に思い浮かんだのは、ナルトに出てくる瞳術です。
ナルトには、相手をコントロールしたり、特殊な能力を身につけることができる眼を持つ一族がいました。
そんな眼を体に埋め込み、その眼がある限り何度も蘇る、ダンゾウというキャラクターがパッと思い浮かんだのです。
眼の数だけ何度でも蘇る。ちょっと違う気もしますよね。
刀の眼の情報も、黒死牟に共有しているとしたらどうでしょうか。
でも、刀は腰から動かないので、ほとんど意味がないですよね。
視点が顔か腰かの違いだけです…w
ここでもうひとつ思い浮かぶのは、鳴女の能力です。鳴女は探査をするとき、目玉を使って探査しています。
あの能力の応用で、この目玉が飛び出し黒死牟と情報を共有、全方位から敵の動きを見ることができる。
考えられなくもないですが、少し微妙です。
この刀の眼と黒死牟が眼をつぶると、何かが起きるとか…。
ただ単純に、瞳術系かもしれないですね。そうすると、間近にいる実弥はちょっとまずい状況です。
この目玉については、次号で明らかになる可能性もあるので、少し待機しましょう。
みなさんの予想があれば、コメント欄で教えてください。
風と霞
今回の風と黒死牟のバトルで、風と霞の強さについても少し分かりました。
黒死牟の攻撃を避けられなかった無一郎と、それをかわした実弥。
一度も黒死牟に攻撃を当てられなかった無一郎と、刀で攻撃を受けさせた実弥。
これは、無一郎より実弥のほうが実力が上だということにもなります。
年齢的にも無一郎は14歳、実弥は21歳ですので、まだまだ成長段階にある無一郎が実弥より弱いというのは、仕方ないことです。
それに、呼吸の派生からみても、霞は風から派生した呼吸です。そこも関係があるのかもしれません。
危機
今後の展開ですが、今の状況からすると少し実弥が危ない状況にあります。
弟に本心を言い、怒りに燃える実弥。
仲直りイベントも終わってしまい、実弥が玄弥のために死ぬといったフラグが見え隠れしています。
もしくは、逆もありえなくはないです。玄弥が兄の実弥をかばい、重傷・死亡してしまう展開です。
昔守ってもらった恩を返すといった展開です。
そうなると「今度は俺が兄貴を守る番だ!」的な言葉が出てきそうです。
無一郎は優しい親戚のおじさんにより生存フラグが立ちつつありますので、風兄弟が一番危ないところです。
次号で黒死牟が刀の秘密を語る、もしくは語らず刀の能力で実弥を追い詰める。
実質ここで戦えるのは実弥のみなので、黒死牟相手に実弥がどこまでやれるかといったところです。
ここで注目したいのは、実弥の痣の発現です。痣は、共鳴して周りの者にも現れるそうです。
炭治郎に接触した、無一郎・蜜璃・義勇に痣が発現しているところから、炭治郎と接触のある実弥もまた、痣の発現はありえます。
ここ次第では、生き残る可能性もあります。
そういえば、実弥は痣が発現した無一郎より強いのですね。
救援の可能性
ここまで時間が経っていると、おそらく悲鳴嶼さんはこの場に来ることがなさそうです。
悲鳴嶼さんは、素直に無惨の元へ向かっているのでしょう。
伊黒さんと甘露寺さんは、鳴女に足止めされています。
そうなると救援に来れるのは、手負いのメンバーしか残っていません。
ここはもう、炭治郎ぐらいしか頼れるところがないですね。
そのうち炭治郎が救援にくるのだとは思うのですが、それまでに誰が生き残っているのかどうか。
無一郎は救えるのか、実弥は生きているのか。玄弥は無事か。
これ以上誰も死んではほしくないので、無事を祈りたいと思います。
まとめ的なもの
ちょっと辛い話をしてしまいましたが、上弦の壱はまだ技を一つしか出していないですし、刀の秘密もあります。
まだまだ怖い存在なのです。
炭治郎が鍵を握ることになると思うので、炭治郎は鴉の言うとおり急いでほしいところです。
実弥と玄弥は、まだまだ感動シーンがあるような気もしますが、それはどちらかが死んでしまうときのような気もします。
どうしてもフラグが立ってしまいますね…。
ただひとつ、希望の光がありました。
それは、義勇のおはぎです。義勇が実弥におはぎを渡すまでは、実弥は死ねないと思います。
炭治郎と義勇が救援に駆けつけたときは、実弥は瀕死の状態。そこでおはぎを渡す。それはちょっと…。