テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編10話が放送終了。ついに次週の11話が最終話となりました。フジテレビの番組表にも、タイトルの「繋いだ絆 彼は誰時 朝ぼらけ」が追加され、最終回を表す終わりのマークも付きました。
次の放送を待つ喜びが、いよいよ6月18日で一旦は終わってしまいます。しかし「鬼滅の刃は終わらねえ」。11話の最後には、次の章である柱稽古編の特報が来るはず。特報だけが人生の希望。これから生きていく活力となる。
そしてここで、一つ自慢をさせてください。前々回の動画で予想した、アニメ10話の視聴率。何とピッタリ当ててしまいました。10話の視聴率は7.6%。まさか当たるとは。
根拠は「アニメ9話から右肩上がりに上がる」ということと「中間の最高値が7.6%だったから」ということの二つ。ひとまず7.6と言っておけば「とりあえずは近い数字になるだろう」と踏んでの予想でした。
私はアニメ11話・最終話の視聴率も予想しています。1話と近い数字に落ち着くということで、8%と予想。11話は70分スペシャルということもあり、期待値的にもう少し数字が上がるかもしれません。
アニメ11話の進行度に関してですが、私は原作125話~129話、伊之助が「合同強化訓練」と叫ぶところあたりで終わると予想しています。追加でアニメオリジナルのエピローグもあるでしょう。
アニメ10話は、ちょうど原作124話まで、コミックス14巻の終わりまででした。なので、始まりが125話からというのは確定。アニメ1話は60分スペシャルで、原作4話分の話が進みました。70分なら125話~129話までの、5話分は進むだろうと予想。
ということで、今回の本題はアニメ10話の深掘り。ネタバレを含みます。いいねとチャンネル登録をよろしくお願いします。共有ボタンもプッシュ。では参ろう。
豪華な声優
今回も豪華声優が目立ちました。というものの、私は声優に疎いので、誰がどう豪華なのかはすぐには分かりません。少し調べてみました。
甘露寺蜜璃の父の声優は、野島健児さん。「サイコパスの宜野座伸元」の声を担当した方で有名。甘露寺蜜璃の声優・花澤香菜さんとは同作で共演しています。サイコパスでは同僚、鬼滅の刃では親子となりました。
蜜璃の母の声優は、皆川純子さん。「テニスの王子様の越前リョーマ」の声を担当した方で有名です。どちらも数々の名作に出演しており「鬼滅の刃のモブの声優としては豪華すぎる」と話題に。慣れるのもおかしいですが、いつものことです。
元々原作の回想では、蜜璃の両親はほとんど登場していません。弟は確か初登場のはず。父と弟は、蜜璃と同じ位置にホクロがあるのが特徴です。
そしてみんなが待っていた、見合い相手とお奉行様の声優。見合い相手は高橋伸也さんが担当。鬼滅の刃では数々のモブキャラを担当されていた方で、実は1期のアニメ1話から出演されています。冷めていながらも ねちっこさも感じる声を、上手く表現されていたと感じました。
お奉行様の声優を務めたのは、江川大輔さん。ストリートファイターのダルシム役が有名な方です。ドスの効いた声で、まさにお奉行様の声にピッタリだと感じました。
お奉行様は11話・最終回でまだ出演があります。ここで更に、その名を世間に知らしめることになるでしょう。また、このお奉行様の声優はぜひ覚えておきましょう。猗窩座を裁いたお奉行様がいるからです。まだ当分先ですが、江川大輔さんになるのかどうか。乞うご期待。
本当に日輪刀は
血鬼術を打ち消せるのか
ここの議論を完結させておきます。どうして時透無一郎が、玉壺の神の手を無効化できたのか。また、どうして甘露寺蜜璃は 憎珀天の攻撃を無効化できたのか。全ては日輪刀だから成せた業です。その根拠は明確にあります。
原作197話で、鬼舞辻無惨の血鬼術により 神経系を狂わされてしまった炭治郎。体を動かすことができません。そこで炭治郎は、血鬼術の影響を打ち消すため、日輪刀を自身の体に刺します。そして、焼けるような音を立てる日輪刀を刺した箇所。そのあと炭治郎は立ち上がっています。
どうやら炭治郎に確信はなかったようですが、ここで「日輪刀は血鬼術の影響を打ち消せる」ということが判明。こういった事実があることで、無一郎や蜜璃の説明がつくのです。
ただ、一般隊士・例えば村田さんのような呼吸術では、憎珀天の攻撃や、玉壺の神の手を防ぐことはできないかもしれません。炭治郎の場合は赫刀を使用していましたし、柱クラスの実力があるからこそ、上弦の攻撃を受け止められたのかもしれません。
実はめちゃくちゃ強い甘露寺蜜璃
強いということは分かります。ですが、アニメで観るとより一層強く感じた。漫画では広範囲の表現が難しいところを、アニメではしっかりと表現されている。
甘露寺蜜璃の技は五つ。どれも非常に高速な技で、斬られたことに気づかない程の速さの技もある。そして、最終奥義とも呼べる「揺らめく恋情・乱れ爪」。これが相当にヤバい。合計十二本程にもなる憎珀天の石竜子を、一瞬で粉砕してしまう技。あまりにも範囲が広すぎる上に、攻撃力も尋常ではない。
今まで、鬼滅の刃の強さランキングはいくつも出てきましたが、今回 それらを覆すような強さが見えた。そもそも、私は刀鍛冶の里編をじっくり考察するまでは、蜜璃が本気を出していなかったことも知らなかった。
蜜璃は鬼殺隊に入り柱になってからも、実は力を抑えていた。過去のトラウマが拭いきれていなかったのです。結婚相手を見つけるために強くなったものの、強くなりすぎては相手が見つからないかもしれない。そういった理由もあり 蜜璃は力を抑えていた。
力を解放した蜜璃は痣を発現。これまた蜜璃の凄いところ。蜜璃は、追い詰められて痣を発現した炭治郎や無一郎とは違い、自らの呼吸術で痣を発現しています。強くなろうとした結果、本当に強くなってしまったのです。無一郎ですら、毒の影響がなければ 痣を発現していなかったかもしれないというのに。
柱の強さの指標として、腕相撲ランキングと俊足ランキングがある。蜜璃の腕相撲ランキングは6位、俊足ランキングは9位。これも実は 力を抑えていたのではないだろうか。腕相撲に限っては、3位から6位の実力差はほとんどない。本気の蜜璃なら3位になれていたかもしれない。
俊足ランキングでは9位の蜜璃ですが、これには実は裏がある。「食後だったため」。それが蜜璃がドベの理由。いつものように、相撲取り三人分以上の食事を摂った後に走った。そんな状態でまともに走れるはずがない。技のスピードは宇髄天元を超えると言われているので、本来なら俊足でも上位にいたでしょう。
しかし、ここで考えたいのは伊黒小芭内との順位差です。蜜璃の気持ちを考えると「伊黒小芭内とは差をつけたくない」と考えていたはず。腕相撲ランキングでは蜜璃が6位、小芭内が8位。俊足では蜜璃が9位、小芭内が7位。うまくバランスを取っていると言える。実は蜜璃、わざと俊足ランキングは順位を落としたのでは?
玄弥はやはり哀絶を喰っていた
あのとき玄弥は哀絶を喰っていたのか。ここは謎のままでした。哀絶の顎がないことから、玄弥が喰った説が有力だったものの、確信はありませんでした。凸凹した断面は、銃で弾き飛ばしただけの可能性もあったからです。
アニメ10話で謎は解けました。玄弥はしっかりと哀絶を喰らってた。鬼喰いの説明を玄弥がする中で、哀絶の頭がクローズアップされているからです。この凸凹した形は歯型だったということ。
謎が解けると少し恐ろしい。他に喰う箇所もあっただろうに、顎を喰ってしまうとは。おそらく理由は、口を封じるため。喋らせないためではないでしょうか。
玄弥は刀鍛冶の里編で、三段階の変化を見せています。まず一段階目は、抜けた歯が治っていた時。玄弥の鬼喰いは、一時的に鬼の能力を得られるもの。なのであの時も鬼を喰っており、その能力で体を再生していた。玄弥が全然飯を食わないという話があったのも、根拠の一つ。
そして、鬼化の状態を維持したまま、半天狗との戦いに乱入。哀絶を喰うことで更にパワーアップした。そしてアニメ10話、憎珀天の肉を喰うことで 三段階目のパワーアップを遂げる。大木を引っこ抜いてぶん投げるという、とてつもない怪力を見せつけた。
玄弥の鬼喰いの効果は、実は禰豆子の爆血を喰らったことにより消えています。これも初めて気付いた。これはおそらく、ストーリーの都合上、炭治郎の助太刀ができないようにするため。
玄弥の鬼化は一時的。禰豆子の爆血で効果は消える。ただ、血鬼術の要素は取り込んだままになるようで、玄弥は最期の戦いで木の血鬼術を使っています。おそらく、半天狗を喰った影響によるものだと思われます。ただし確定とは言えません。玄弥の趣味が盆栽だということで、心理的な要素が血鬼術に出たのかもしれない。ここはずっと謎のままです。
まとめ的なもの
やはり深すぎる鬼滅の刃。日輪刀の秘密・蜜璃の強さ・玄弥の鬼喰い。まだまだ知らないことがたくさん出てきます。そして、アニメで謎が解けていく部分もあり、原作勢でも新鮮な気持ちで観ることができています。
いよいよ次週は最終話。もう6月13日です。時間が経つのが早すぎる。アニメ11話・最終回は今までにない程ボリューミーなので、そろそろまとめにかかるとしましょうか。
ということで今回の記事は以上です。皆さんの貴重なご意見、コメント欄にてお待ちしております。いいねとチャンネル登録・共有ボタンもプッシュ。それではまた。