劇場版第2弾の内容は?
原作の連載が終了して久しいですが、アニメの放送によって、絶えず高い人気を維持している作品『鬼滅の刃』。
最近ではアニメ無限列車編が放送されたほか、それに続く形で遊郭編も放送されました。
さて、無限列車編と言えばやはり劇場版。総興行収入は、日本円にして500億円を突破。国内の興行収入ランキングでは、文句なしの1位を獲得したメガヒット作品です。
アニメ第2期に続く中編・刀鍛冶の里編は、既にアニメ第3期としての制作・公開が発表されていますが、今後の劇場版の情報は未だありません。
今回の記事は、そんな鬼滅の刃・劇場版第2弾について考察。刀鍛冶の里編以降の展開が、どのような形で映像化していくのかを予想していきます。
いいねとチャンネル登録を宜しくお願いします。あなたの予想や願望も、コメント欄で教えてください。では参ろう。
これまでのおさらい
まずはこれまでの振り返りから入りましょう。
「竈門炭治郎 立志編」ことアニメ第1期は、劇場版へと繋がる無限列車編の手前、漫画で言う53話までで終わりました。
それに続く形で劇場版・無限列車編では、54話から66話までの13話分の内容が放映されました。
続く遊郭編では、炭治郎が煉獄杏寿郎の生家を訪れる場面から始まり、猗窩座が異空間・無限城に招集された時点までで完結。漫画の話数で言うと、67話から97話までの31話分の内容が放送されました。
話数に換算してみると、遊郭編がいかにボリューミーだったかが浮き彫りになります。
アニメ第3期の内容
続いては、アニメ第3期に放送される内容です。
猗窩座が招集された97話に続く98話では、上弦の陸を除く全ての上弦が勢揃いし、上弦プラス無惨による会議が行われます。俗に言うパワハラ会議です。
98話と99話中盤までの1.5話分で上弦会議は終了すると、場面は炭治郎の夢の流れに入り、続く100話から、本格的に刀鍛冶の里編が開始します。
刀鍛冶の里編では上弦の伍・玉壺と、上弦の肆・半天狗が襲来。一方の鬼殺隊サイドは、炭治郎、不死川玄弥、霞柱・時透無一郎、恋柱・甘露寺蜜璃が居合わせ、上弦の鬼を迎撃。
メインの戦闘自体は126話までで終了し、それに続く形で127・128・129話とストーリーが続きます。
そして129話終盤からは柱稽古編が開始。柱稽古編は136話中盤まで続きますから、刀鍛冶の里編の放送は、長く見積もっても129話まででしょう。
ここまでの話数は32話。ボリュームとしてはほとんど遊郭編と同様です。アニメでの放送も遊郭編と同じ11話か、長くても12話の1クール構成で放送される説が濃厚だと思われます。
130話から136話まで続く柱稽古編が終われば、次はいよいよ無限城編です。
無限城編は映画化する?
ここからは本記事のメインテーマである、無限城編について考察していきます。無限城編や、鬼舞辻無惨との戦闘が描かれる最終決戦。
アニメ鬼滅の刃は地上波と映画、どちらの映像コンテンツを用いるのでしょうか。結論を出す前に無限城編を細かく区切り、構成の観点から考えていきます。
柱稽古編(129~136話 合計8話)
まずは柱稽古編です。129話から136話序盤まで描かれる柱稽古編では、炭治郎ら若手が柱の屋敷を周り、稽古する様子が描かれました。
その内容は元音柱・宇随天元の基礎体力向上に始まり、恋柱・甘露寺蜜璃の柔軟、霞柱・時透無一郎による高速移動、蛇柱・伊黒小芭内の太刀筋矯正と続いていきます。
若手の剣士は基礎力が向上。一方の柱も次々とやってくる若手を相手取ることで、体力の向上が見込める。そんなウィンウィンの関係にある稽古が、この柱稽古というわけです。
無限城編開幕(136~140話 合計5話)
柱稽古編が終わる136話では、いよいよ決戦の時に向けて話が動き出します。
病状が進行し、巻き付けられた包帯で顔が見えないお館様。そんな彼のもとに現れたのが、鬼の始祖・鬼舞辻無惨です。
巧妙に姿を隠してきた産屋敷家一族。しかし遂に、鬼舞辻がその居場所を突き止め、王手を掛けてきました。
しかしお館様もただでは逝きません。優れた先見の明でこの事態を予測していたお館様は、自身や妻、子ども諸共屋敷を爆破。
その後近くに待機していた珠世が飛び出し「鬼を人間に戻す薬」を無惨に吸収させることに成功します。続けざまに岩柱・悲鳴嶼行冥が登場。その他の柱も続々と産屋敷邸に集まります。
追い詰められたはずの無惨が笑うと、地面が襖に変化。炭治郎や柱たちは異空間・無限城へと招待されるのでした。
童磨vs胡蝶しのぶ(140~143話 合計4話)
遂に始まった無限城編。その最初の戦いは蟲柱・胡蝶しのぶと上弦の弐・童磨のマッチアップです。胡蝶しのぶにとって童磨は姉の仇。図らずも仇討の機会を得ることとなりました。
圧倒的なスピードを駆使し、次々と毒を撃ち込む胡蝶しのぶ。しかし童磨はどの毒もすぐに分解してしまい、ダメージを負った様子がありません。
決着が付いたところで栗花落カナヲが到着。胡蝶しのぶは最後の力を振り絞り、指文字で「吸うな」と伝えて事切れました。童磨は彼女を完全に吸収してしまい、その場には遺体すら残りません。
無限城編が「最終決戦」であることを鮮烈にイメージさせる、開幕戦としては壮絶過ぎるお話でした。
獪岳vs我妻善逸(143~146話 合計4話)
柱稽古編頃から、何やら思いつめた様子を見せるようになった善逸。その理由は、兄弟子だった獪岳が鬼となったからでした。
ただ獪岳が闇落ちしただけならばいざ知らず、善逸がじいちゃんと呼び慕っていた元鳴柱・桑島慈悟郎が、責任を取って自刃してしまったのです。
介錯をつけなかったため、腹を切った痛みで長時間もだえ苦しんだであろう桑島。善逸からその事実を聞いてなお、獪岳には一切悪びれる様子がありません。
獪岳は極めて利己的な人物。自身を評価しない者を認めたくないようです。
143話から146話にかけては、そんな獪岳と善逸の激闘が描かれました。
善逸が壱ノ型しか使えないことに対し、獪岳は壱ノ型だけ使えない剣士。そんな2人による対決は、熱を帯びた激戦でした。
猗窩座vs竈門炭治郎・冨岡義勇(146話~157話 合計12話)
続いては無限城編の大きな見どころの一つ、猗窩座との決戦です。
無限列車編にて、互いに禍根を残していた炭治郎と猗窩座。以前の炭治郎は、煉獄と猗窩座の戦いを眼で追う事すら出来ず、ただただ見ているだけの存在でした。
しかし無限城編の炭治郎は違います。ヒノカミ神楽の型を徐々にものにし、柱稽古で基礎能力をアップさせたことにより、炭治郎の戦闘能力は柱と遜色のないレベルにまで達していました。
それゆえに、猗窩座の拳を避けるどころか、カウンターの一撃を叩き込んでみせた炭治郎。
猗窩座は無限列車編で煉獄が述べた「この少年は弱くない」という言葉を認め、炭治郎を強者に認定。敬意を表するとともに、血鬼術を用いた全力の戦闘を始めました。
12話にわたって描かれた猗窩座との戦闘は、猗窩座が人間だった頃の回想も含まれており見応え十分。無限城編の中でも屈指の人気度を誇る戦闘です。
童磨vs栗花落カナヲ・嘴平伊之助(157~164話 合計8話)
猗窩座との戦闘が終わると、場面は栗花落カナヲ対童磨へと移ります。カナヲにとって童磨は、2人の姉の仇。不快の絶頂にあるカナヲは、憎悪に近しい怒りを力に変えて戦います。
彼我の戦力差は歴然。童磨の表情は一切崩れず、次第にカナヲは押されていきます。遂には刀を奪われてしまい、為す術がなくなってしまうカナヲ。
そんなピンチに現れたのが伊之助でした。なぜか天井を突き破って現れた伊之助は、カナヲの表情から胡蝶しのぶの死を察します。伊之助もカナヲの怒りを共有し、場面は一気にシリアスな戦闘へ。
童磨の氷を扱う血鬼術により、戦いは熾烈を極めます。そんな激戦の勝敗を分けたのは、まさかの胡蝶しのぶでした。氷の血鬼術が織り成す技の数々や、カナヲが用いた花の呼吸・終ノ型など、童磨戦は猗窩座戦と同じく見どころ満載です。
黒死牟戦(165~179話 合計15話)
続いては黒死牟戦です。言うまでもなく黒死牟は上弦の壱。ここまでくるとラストが近い。
165話から179話と、ここまででは最長の話数で戦闘が描かれた、十二鬼月最強の鬼・黒死牟。
戦闘を行ったのは序盤が霞柱・時透無一郎と不死川玄弥。中盤以降が悲鳴嶼行冥と不死川実弥です。
黒死牟戦の序盤は、とにかく色濃い絶望が描かれました。刀鍛冶の里編にて上弦の伍・玉壺を圧倒した時透。
しかし、黒死牟相手にその剣技は一切通じず、ものの一瞬で勝敗が決してしまいました。決死の覚悟で援護に回った玄弥でしたが、奮戦空しく返り討ちに。
戦闘序盤にして大ピンチを迎えた鬼殺隊サイドでしたが、ここで登場したのが風柱・不死川実弥です。
黒死牟をして「やりおる」と言わせしめた不死川は、肉体・技、共に全盛期。柱の中でも間違いなく上位に入るであろう実力で、黒死牟相手にほとんど互角の立ち回りを見せます。
とはいえ、黒死牟はまだまだ本気ではありません。多彩な技の数々を用いて、着実に不死川を追い詰めます。
黒死牟によって、再び鬼殺隊サイドがピンチに陥ったその時、遂に鬼殺隊最強の剣士・悲鳴嶼行冥が到着しました。
悲鳴嶼行冥の参戦によって戦況は一変。不死川や時透、玄弥も死力を尽くして戦闘に加わり、柱らは痣を発現させて奮戦します。
そんな黒死牟戦では、かつて彼が継国巌勝という人間だった頃の過去も紐解かれました。日の呼吸の使い手・継国縁壱の存在にも触れられていますから、黒死牟戦で描かれる過去編は非常に重要な内容です。
最終決戦(180~203話 合計24話)
最後に、鬼舞辻無惨と鬼殺隊との総力戦、最終決戦についてです。
上弦の鬼達との戦闘によって、多くのモノを失った隊士達。それでも彼らは鬼の始祖を討伐するため、顔を上げて戦いを続けます。
180話で完全復活を遂げ、珠世の作った鬼を人間に戻す薬も効果が無かった様子の無惨。
しかしそんな無惨のもとには、炭治郎に冨岡、甘露寺に伊黒と、続々と鬼殺隊の人員が集まりつつありました。
鳴女を操って無限城を掌握した愈史郎の活躍もあり、鬼殺隊は無惨を地上へ排出することに成功。
しかし夜明けまではまだ一時間半もの時間が残されているため、鬼殺隊の状況は絶望的と言う他ありません。
無惨は頸を斬っても死なない鬼。陽光の下に固定する必要があるため、外に留めておかなければなりません。無惨はそんな鬼殺隊の狙いに気付いており、血鬼術を用いて猛攻を加えます。
鬼殺隊は無事に朝日を迎えられるのか。そして誰が死に、誰が生き残るのか。『鬼滅の刃』という物語に決着が付く最終決戦は、とにかく必見です。
地上波アニメ化する場合
以上、異空間・無限城で繰り広げられる最終決戦について振り返りました。
もしこれら全てが地上波アニメとして放送される場合、柱稽古編の129話から、獪岳vs我妻善逸の戦いが描かれた146話までの、18話分がまとまり良いでしょうか。
とはいえ、1クールとしては少し心もとない話数です。猗窩座編、童磨編を含めた164話までの内容を、2クール構成で放送する、というパターンも可能性としては高そうです。
続く2クール、もしくは1クールずつで黒死牟、無惨との戦闘が描かれれば、アニメ鬼滅の刃は終了です。
しかし劇場版・無限列車編が大成功を収めましたから、ファンとしては劇場版・第二弾も期待してしまいます。もし第二の映画作品が生まれるのであれば、どのパートが映画化するのでしょうか。
映画化する場合
さてここからは、今後のアニメ鬼滅の刃の映画・第二弾について考察します。
鬼滅の刃の劇場版と言えば、本記事冒頭でもお話しした通り、全世界の興行収入が500億を超えるメガヒット作品です。つまり集英社とufotableにとって、劇場版・鬼滅の刃は映像におけるキラーコンテンツ。
汚い話、稼げることが確定しているコンテンツですから、巧く使わない手はありません。
さて、無限列車編という前例に倣う形であれば、映画化するのは無限城編の「炭治郎vs猗窩座」の戦いでしょう。
猗窩座とは無限列車編での因縁がありますし、戦闘も単純にして明快。鬱なシーンも少なく、涙を誘う猗窩座の過去編も盛り込まれていますから、映画鑑賞後の後味は非常に良いはずです。
とは言っても、炭治郎と猗窩座の戦闘だけを映画として切り抜く、という手法は商法として露骨にも見えてしまいます。
無限列車編のように再編集された上で、地上波アニメとして放送される可能性もありますが、これには時間がかかります。
ここで提唱したいのが、刀鍛冶の里編以降の展開が全て映画化される説です。
無限城編を全て合わせると、地上波アニメとしてはやや重いボリューム。しかしこれを4期・5期と分けて構成する場合、制作には更なる時間が掛かります。
そこで劇場版〇部作という形に分けることで「無限城編を丸々映画にしてしまう」という展開が考えられるわけです。
無限列車編での経験から、劇場版・鬼滅の刃が大いに稼げることは周知の事実。ある程度の製作コストや、放映時間の自由は利くはずです。
投入することの出来るコストも桁違いに高くなります。鬼滅の刃という作品のラストを飾る無限城編は、ぜひ劇場版で観たいものです。
アニメオリジナル脚本の映画化
最後に、アニメオリジナル脚本による映画化が、可能性としてあり得るのかどうかを考察します。
アニメオリジナルとはその名の通り、原作ストーリーとは異なるオリジナルストーリーのことです。キャラクター等の設定は遵守されつつも、その出来は担当する脚本家によって様々。
鬼滅の刃のストーリーは完成されたものですから、アニメオリジナルは悪手になる可能性が高そうです。
現状鬼滅の刃は、まだまだ原作ストーリーのストックもありますし、オリジナルストーリーを展開する必要はなさそうに思えます。
しかし原作者である吾峠呼世晴先生の監修、もしくは書き下ろしシナリオが映画化するのであれば、話は変わってきます。
鬼滅の刃は既に連載を終えている作品ですから、続編や番外編の執筆はファンから熱望されています。もしアニメオリジナルが実現するならば、ぜひ吾峠呼世晴先生に筆をとっていただきたい。
アニメオリジナルについては、許容できるファンと出来ないファンで、意見が二分されるイメージがありますが、あなたはどう思われますか?コメント欄でご意見をお待ちしています。
まとめ的なもの
以上、鬼滅の刃の今後のメディア展開について考察しました。果たして無限城編は地上波と劇場版、どちらで放送されるのでしょうか。
地上波アニメはリアルタイムで感想を共有できる楽しみが。劇場版アニメは身体全体でストーリーに没入できる楽しみが。
それぞれに違った楽しみ方があるからこそ、地上波アニメ化、映画化、どちらにも期待してしまいます。
無限列車編のような映画化+地上波放送という形が、ファンの精神衛生上は最適解であるように思われます。
あなたは無限城編が映像化する場合、地上波と映画、どちらで観たいですか?コメント欄にて、是非ご意見をお聞かせください。
今回の記事は以上となります。それではまた♪