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【鬼滅の刃】トラウマ級に悲惨な死を遂げたキャラ達【きめつのやいば】

2022年3月9日

鬼滅の刃 トラウマ

悲惨な死を遂げたキャラ達

鬼滅の刃と言えば「キャラクターの死亡シーンが多い漫画」として名前が挙がる作品です。

第1話にして主人公の家族が惨殺されるなど、少年漫画としては異色の暗さを持つダークファンタジーとして、連載初期から話題を呼んでいた鬼滅の刃。

今回の記事では、そんな鬼滅の刃に登場するキャラクターの内、悲惨な最期を遂げたキャラクターをご紹介します。メガヒット作品は、どのようにキャラクターを殺すのでしょうか。

いいねとチャンネル登録を宜しくお願いします。あなたが思う悲惨な死に方をしたキャラクターも、コメント欄で教えてください。では参ろう。

サイコロステーキ先輩

ネタキャラとして度々話題に上がるサイコロステーキ先輩。

名前こそポップですが、作中ではトップクラスに悲惨な死に方をしたキャラクターではないでしょうか。そんな先輩の死に様を振り返ってみましょう。

舞台はコミックス5巻・36話。場所は那田蜘蛛山。そこに巣食っていたのは、歪な家族関係を強要する蜘蛛の鬼・累でした。

小さな子供のような容姿ながら、圧倒的な力を持っていた累。それもそのはず、彼は十二鬼月の一員である下弦の伍です。

相手がそんな強者だとは露知らず、のこのこやってきたのはサイコロステーキ先輩。安全な方法で出世がしたいという彼は、極力強者とは戦わず、弱そうな鬼だけを狙う隊士でした。

鬼殺隊も人間の集まりですから、様々な志を持った人物がいることは当然です。出世欲の強いサイコロステーキ先輩の行いは、決して間違っているとは言えません。

しかし彼には、相手の戦力を見極める目が備わっていませんでした。前に述べたように、相手の鬼は下弦の伍。小さな体に見合わない、殺傷性十分の血鬼術を持っています。

「こんなガキの鬼なら俺でも殺れるぜ」と述べた彼は、出世の夢を見ながら累に突撃。そのまま鋭利な蜘蛛の糸で切り刻まれ、サイコロカットを施されたかのような姿になってしまいました。

わずか4ページで出番を終えたサイコロステーキ先輩ですが、登場シーン・台詞・死亡シーン、どれをとってもネタ感満載。初登場から5年経った今でも、鬼滅の刃ファンから親しまれています。

出世に目がくらんだ挙句、目も当てられないような悲惨な死に方をしたサイコロステーキ先輩。彼は今、あの世で何を想っているのでしょうか。

下弦の鬼たち(弐、参、肆、陸)

続いては、鬼舞辻無惨の招集で呼び出された下弦の鬼達です。下弦の伍・累が鬼殺隊にやられたことを受け、異空間・無限城に集められた下弦の鬼達。

皆さんもうお察しのことと思いますが、いわゆるパワハラ会議が描かれたシーンです。変化を嫌う無惨は、下弦の一角が鬼狩りに落とされたことで、不快の絶頂にありました。

冷や汗を流しながら平伏する下弦の鬼達に「なぜそれ程までに弱いのか」という疑問をぶつける無惨。上弦が100年以上その顔触れを変えていないことに対し、下弦の鬼は入れ替わりが激しいようです。

会議の最中、小生意気にも「そんなことを俺たちに言われても…」と思考してしまった下弦の陸。

現実であればどんなパワハラ上司の前でも、表面上従っておけば心の中まで覗かれることはありません。

しかし無惨は、自身が生み出した鬼の心中を読む取ることが出来ます。つまり鬼達が内心で何を考えようと、無惨には常に筒抜けなのです。

かくして、小生意気な感想を抱いたことで無惨の怒りに触れた下弦の陸は、そのまま殺害されてしまいます。そしてパワハラショーはまだまだ続きます。

続いて狙われたのは、女性鬼と思われる下弦の肆でした。下弦の肆は「鬼殺隊と会敵した際は逃げよう」と常々考えている様子。

焦った彼女は必死で否定をしますが、無惨の「お前は私が言うことを否定するのか?」の一言で退路を断たれます。あまりの絶望に涙を流した下弦の肆は、そのまま殺害されてしまいました。

残されたのは下弦の壱・弐・参のみです。焦った下弦の参が選んだ行動は「逃亡」でした。しかし下弦の鬼ごときが、無惨から逃げ果せるはずもなく、1ページ後には頸をもぎ取られたあられもない姿に。

続く下弦の弐は、無惨への従順な姿勢を示そうと必死で弁解を開始します。しかし彼が述べた「貴方様の血を分けて戴ければ」という言葉が、無惨の不興を買ってしまいました。

下弦の弐の言葉を「指図」ととった無惨は、そのまま下弦の弐を殺害。

残った下弦の壱は、元々有していた異常性によって難を逃れましたが、たった2話にして4人もの十二鬼月が死んでしまいました。

なお作中で「最も多くの十二鬼月を殺したキャラクター」は主人公・炭治郎でも柱でもなく、鬼舞辻無惨です。

胡蝶しのぶ

決戦の地・無限城にて、姉の仇たる鬼に出会った胡蝶しのぶ。その相手は上弦の弐・童磨。胡蝶は毒を用いて必死に童磨を攻撃しますが、注入した毒は立ちどころに分解されてしまいます。

鬼によって両親と姉、3名の継子を奪われた過去を持つ胡蝶は、常に鬼への怒りを抱き続けた人物。そんな彼女の怒りは、仇たる鬼に届くことはありませんでした。

善戦空しく、童磨に掴まってしまった胡蝶しのぶ。少し遅れて到着したカナヲに、指文字で「吸うな」と伝えた後、背骨を折られて死亡しました。

その後は童磨によって全身を吸収されており、遺体すら残らない形でこの世を去ります。しかし蟲柱・胡蝶しのぶはただでは死にませんでした。

なんと胡蝶しのぶは、一年もの年月を費やし、全身の隅々に藤の花の毒を循環させるに至ります。言わば摂取した鬼を、死に至らしめる決戦兵器。

胡蝶しのぶは童磨との戦いに向けて、随分前から死を覚悟していたようです。

死に方としては悲惨だった胡蝶でしたが、その死が実を結び、カナヲ・伊之助が童磨の討伐に成功します。胡蝶しのぶの死が報われるシーンは必見です。

桑島慈悟郎

続いては、元鳴柱にして我妻善逸の師、桑島慈悟郎です。愛ある厳しさで、善逸を含む弟子たちを指導。雷の呼吸を扱う剣士を、複数人鬼殺隊に送り込みました。

善逸からは「じいちゃん」と呼び親しまれており、家族のように同じ時を過ごします。そんな桑島慈悟郎の死因は、なんと切腹。

自身が育て上げた雷の呼吸の使い手から、鬼を出してしまったがための引責自殺です。

その鬼の名は獪岳。桑島は、壱ノ呼吸だけ使うことが出来ない獪岳と、壱ノ呼吸のみしか使えない善逸の、二人を後継者にと考えていました。

しかし利己的な人間である獪岳は、そんな桑島の考えが気に入らなかった様子。黒死牟に敗北したことをきっかけに、鬼へと身を堕としてしまいます。

かくして不本意ながらも、弟子から鬼を輩出してしまった桑島。かつて柱まで上り詰めた彼は、介錯人をつけずに切腹を敢行し、長時間苦しんだ末にたった一人で死んでいきました。

愛ある厳しさで接していたであろう弟子に裏切られ、果てはひとり孤独に引責自殺。作中でもトップクラスに憂鬱な展開です。

なお、この事実を知って以降の善逸は、一段と神妙な顔つきに。周りの人間にすら胸中を明かさず、一人で思いつめる様子を見せていました。

恋雪と慶蔵

恋雪と慶蔵は、人間時代の猗窩座・狛治の恩人とも言うべき人物です。

病床に伏していた父を助けるため、盗みを繰り返していた狛治。しかし彼の父は、自身の子が罪人に身を堕とす姿に耐えかね、自殺をしてしまいます。

以降荒れに荒れた狛治は、慶蔵が営んでいる素流道場に引き取られることとなります。慶蔵やその一人娘・恋雪との関りを経て、一人の人間として成長していく狛治。

やがては慶蔵並みの心と体の強さを手に入れ、恋雪とは恋仲へと発展するに至ります。狛治はかつて彼の父が望んだとおり、真っ当な人間として歩み始めていました。

しかし順風満帆な生活は、突如として幕を下ろします。隣接する道場の跡取り息子が、素流道場の井戸に毒を入れたのです。何も知らない慶蔵と恋雪は、汚染された井戸水を口にしてしまいました。

病弱な恋雪はその後すぐに命を落としてしまい、そうと知らない慶蔵は、血を吐きながら医師の家まで走りました。慶蔵は亡くなるまでに数時間掛かったとのことであり、長く苦しんだ末に命を落としています。

幸せをつかみかけていた狛治の存在も相まって、悲惨さが際立つ恋雪と慶蔵の死。彼らが幸せに寿命を全うする世界線も見てみたいものです。

不死川玄弥

鬼を喰うことで、一時的に鬼の力を発揮することが出来る玄弥。呼吸を扱う才能は持ち得なかったものの、彼はこの特殊能力を用いて、上弦をはじめとする強者達との戦いに参戦してきました。

そんな彼の最期は上弦の壱・黒死牟との戦いです。胴体や腕を落とされ、それでもなお懸命に戦い続けた玄弥。黒死牟の刀を喰らうことで、今までにないほどの驚異的な鬼の力を手にします。

半天狗の力を得ていたであろう玄弥は、木の血鬼術を用いて黒死牟討伐に大きく貢献。しかし最後は黒死牟の反撃に巻き込まれ、身体を縦に真っ二つにされてしまいます。

黒死牟の攻撃で右半身を丸々失ってしまった玄弥。鬼に近づき過ぎた反動は大きく、気絶していた兄・実弥が起き上がる頃には、鬼のように身体の崩壊が始まっていました。

涙などほとんど見せることがなかった風柱・不死川実弥は、死に向かう弟を見て悲痛な叫び声をあげます。

そんな姿を見た玄弥は、優しい兄に幸せになるよう述べ、最後に「ありがとう兄ちゃん」と言い残してこの世を去りました。

泣き叫ぶ不死川実弥の姿も相まって、最終決戦の厳しさがひしひしと伝わる印象的なシーンでした。

時透無一郎

刀鍛冶の里編で、上弦をたった一人で打ち破った天才。霞柱・時透無一郎は、無限城で最期の戦いに挑みます。

上弦の伍・玉壺を圧倒した時透でしたが、上弦の壱・黒死牟には一瞬で敗北してしまいます。それもそのはず、時透は痣者であるのに対し、黒死牟は人外+痣者+透き通る世界の開眼者。

年齢に関しても、何百年と生きている黒死牟に対し、時透無一郎は若干14歳。何百年という修練・経験値の差は、そう簡単に埋められるものではありません。

黒死牟の月の呼吸によって、片腕を失くし柱に磔にされる時透。良くか悪くか黒死牟の末裔だった時透は、すぐに殺されることはありませんでした。

黒死牟が不死川や悲鳴嶼と戦う中、なんとか自力で磔状態から脱出した時透は、玄弥と共に最後まで戦う決意を固めます。そして一瞬の隙を突いて、黒死牟の懐に飛び込む時透。

時透はここで左足を切り落とされています。左腕に続いて左足。もう見ていられない。しかし時透の負傷はこれだけでは終わりません。

玄弥の放った血鬼術をまともに受け、さらには黒死牟の斬撃により胴体まで真っ二つに…。

負傷具合としては誰よりも深い時透。腕と足の失血だけでも大惨事のはずなのに、胴体まで真っ二つにされてしまう…。

時透がすごいのは、この状態で透き通る世界と赫刀を発現してしまったこと。つまりはこの一瞬で、黒死牟の領域に一歩踏み込んだということです。

死に瀕した際に発揮される力。とはいえたった14年という年月で、ここまでの力を発揮できた時透はやはり逸材。

彼が生き残っていたなら、最終決戦にいてくれたなら…。炭治郎との共闘も見てみたかった。

そんな時透は、目を開けたまま絶命。最後の回想では、兄の有一郎との再会を果たします。誰よりも傷を負った最年少の柱。これをアニメで見ていられるのでしょうか…。

縁壱の妻 うた

うたは継国家を飛び出してきた縁壱が出会った、縁壱と同じ年頃の女性です。縁壱が初めてうたを見かけたとき、彼女は桶を持ったまま微動だにしませんでした。

気になった縁壱が話を聞いてみると、流行り病が原因で家族全員を失ってしまったとのこと。哀れに思った縁壱は、うたと共に暮らすことになります。

10年もの歳月を共に過ごした2人は、やがて夫婦に。うたは縁壱との間に子を宿し、臨月が近付きます。縁壱は出産に備えて産婆を呼ぶことに。

道中で人助けを行っていた縁壱が、日が暮れた頃に家に戻ると、そこには腹の子諸共殺害されていた、うたの姿がありました。

受け容れ難い現実を前に、10日もの間ぼんやりと亡骸を抱いていた縁壱。彼の悲痛な胸の内は、察するに余りあります。

「家族と静かに暮らすこと」という慎ましい夢を持っていた縁壱。その夢は、すぐ手の届くところまで迫っていたはずでした。

しかし、ある日突然現れた他人によって、縁壱の命より大切だったものは踏みつけにされてしまったのです。

この出来事によって、縁壱は鬼狩りとなりました。自身が生来持っていた強さを、鬼へと振るうと決意して。

縁壱のつらさもそうですが、うたのつらさも想像を絶します。襲われる瞬間、縁壱に助けを求めるうたの姿が、今一瞬頭の中をよぎりました。つらすぎる。

うたは死の間際、子供だけは守りたいと考えたでしょう。しかし無惨にとって、そんなことはお構いなし。子を持つ親なら、これがどれだけの苦しみか、おわかりいただけるのではないでしょうか。

まとめ的なもの

以上、鬼滅の刃に登場するキャラクターや他作品のキャラクターについて、その悲惨な死に方をご紹介しました。

サイコロステーキ先輩などのネタ枠の死亡シーンもあれば、憂鬱な気分になってしまう死亡シーンも多々あります。

悲惨な死亡シーンは、厳しい戦いに説得力を持たせるための重要なスパイスです。

特に、強大な敵との命を懸けた戦いを描いている鬼滅の刃では、多くのキャラクターの死が描かれており、そんな描写の数々が生の尊さを際立たせています。

また鬼滅の刃にかかわらず、昨今のジャンプ漫画では、印象的な死亡シーンが多く見られます。

極力好きなキャラクターには死んでほしくないものですが、悲惨な死を含む作品には魅力的なものが多いような気がします。

人の死を印象的、かつ有意に描くことが出来る作品が、これからの時代を生き残っていくのかもしれません。

あなたが思う印象的な死亡シーンも、是非コメント欄から教えてください。今回の記事は以上となります。それではまた♪

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