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【鬼滅の刃】宇髄天元まとめ|音柱の能力や過去【きめつのやいば 遊郭編】

2021年12月15日

鬼滅の刃 宇髄天元

遊郭編の花形役者

みなさんこんばんは。今回は「宇髄天元」についてのまとめです。いよいよ鬼滅の刃2期「遊郭編」が放送開始されました。遊郭編といえば、遊郭編のメインキャラの一人である、宇髄天元。

宇髄天元は、やはり遊郭編でのイメージが強く、イケメン・忍者・妻が三人など、どれを取っても強烈なイメージが残るキャラクターとなっています。

しかし、遊郭編以降は戦線から退いてしまったため、物語の後半では戦闘の活躍が少なく、少し惜しいキャラとなってしまいました。

しかししかし宇髄天元は、噛めば噛むほど魅力が出てくるキャラクターです。僕も今回深堀りするまでは、ここまで魅力的なキャラクターだとは知りませんでした。

引退したにも関わらず、他の柱にも劣らないほどの魅力。今回は、そちらを余すことなくお伝えできたらなと思います。

宇髄天元

音柱・宇髄天元。年齢23歳。誕生日は10月31日。身長は、大正時代には珍しく198センチという長身。悲鳴嶼行冥の220センチについで、柱第二位となります。

天元の体重は95キロ。趣味は嫁と温泉巡り、そして秘湯探しです。嫁と温泉巡り。素敵な趣味です。普段は死ぬほど忙しい柱ですから、たまに行く妻たちとの温泉が、天元にとってはこの上ない癒しなのでしょう。

天元の好きなものは、ふぐ刺し。声優は小西克幸さんです。アニメ2期では、小西さん演じる宇髄天元を、存分に楽しむことができるでしょう。終盤の戦闘シーンが本当に楽しみです。

僕が宇髄天元のセリフで好きなのは「竈門炭治郎、お前に感謝する!」というセリフです。みなさんは、宇髄天元のどのセリフが好きですか?コメント欄で教えてください。

派手派手

宇髄天元は「派手好き」。口癖は「派手に」。自身を「派手を司る神」「祭りの神」だと豪語し、善逸からの評価は伊之助と同類。

派手の反対、つまり「地味」という言葉は、天元にとって最大の侮辱になります。作中でも敵に対して「地味に死ね」と言っていました。

とにかく地味と思われたくない天元は、実は素顔の時の自分の顔を気に入っていません。天元的には、自分の顔を地味だと思っています。

しかし、その顔は誰がどう見ても超絶色男。とても地味な顔とは思えません。キメツ学園では、バレンタインチョコを57個も貰うほど、モテモテの天元です。

そして、この天元の化粧について。天元は、ただ派手にしたいからといった理由で、化粧や装飾をつけているわけではありません。これは忍者の「隠行術」の効果を狙っている一面もあります。

化粧や装飾によって、表向きは派手な人間に。そして潜入捜査などの際は、化粧や装飾を落とし地味な人間に。この変化の差によって、同一人物だとバレにくい。これこそ隠行術です。

実際の忍者も、口に綿を含んで顔の輪郭を変えたり、付けホクロをつけたり、眉を剃って違う形の眉を描いたりと、いろいろな隠行術を施していたようです。

超ブラック?

宇髄天元は、かまぼこ隊に対し「俺は神でお前らは塵だ」「俺の機嫌を常に伺い、全身全霊でへつらえ」というほどの、言ってしまえば度を超えた体育会系。

企業でいえば、超ブラック企業の社長。しかし、宇髄天元はただのブラック社長ではありません。表向きはドギツイ発言やブラックな面が見えますが、本当は人のことを第一に想う、超ホワイトな人間です。

自分は神で、部下のことを塵と言いながらも、部下の命を無下に扱うことはありません。善逸からの連絡が途絶えた際は、私情に囚われていた自身の判断ミスを詫び、炭治郎と伊之助を生き延びさせるために、二人を任務から外そうとしました。

他にも天元は命の順序を「一に女房、二に堅気、三に自身」と、自分の命よりも三人の妻、堅気の人間を優先するといった信念を持っています。

宇髄天元の過去

先ほどの「一に女房、二に堅気、三に自身」という信念を持つようになったきっかけは、天元の過去が大きく影響しています。

天元は大正時代、すでに滅びかけていた忍者の家で育ちます。一族が衰退することに焦った父親のもと、過酷な修行を強いられていた、天元と八人の姉弟たち。

天元を含めて九人いた姉弟。そのうち七人は、天元が15歳になるまでに亡くなっています。

過酷な修行によって、年齢が一桁のうちに三人が死亡。残った六人は父親の策により、姉弟とは知らずに殺し合いをさせられ、そこでさらに四人が亡くなる事となりました。

このとき天元は、兄弟とは知らずに二人を殺めています。そして残ったのは弟一人だけ。その弟もまた、二人の兄弟を殺めています。

互いに覆面で顔を隠し、分からなかったとはいえ兄弟を殺してしまったことに、天元は激しく狼狽していました。しかしもう一人の弟は、兄弟を殺めたことに何も感じておらず、最後の兄である天元に刃を向けます。

その姿は、まるで父の生き写しのようでした。部下は駒、妻は跡継ぎを産むためなら死んでもいい。本人の意思は尊重しない。ひたすら無機質。

そんな父や弟の姿を見て天元は、心や命を消耗品のように扱う「忍」としての在り方に、強く疑問を感じるようになります。天元は弟とは戦わず、三人のくノ一の妻と共に、抜け忍となります。

そこから、どういったいきさつかは描かれていませんが、鬼殺隊に入隊することになった、天元と三人の妻。

天元は幼少期に刻まれた「人や心を殺す忍としての価値観」を否定しながら、鬼から人を守る戦いの場に、身を置き続けることになります。

幼少期に刻まれた価値観というのは、そう簡単に拭えるものではありません。天元は、日々違和感を抱えていたでしょう。

そしてそれを理解し、労いの言葉をかけていたお館様。真に天元の心を理解していたのは、お館様だけだったのかもしれません。そのことから、お館様に対する天元の敬意は、他の柱にも負けず劣らずのものです。

天元の苦悩は、価値観だけではありません。知らなかったとはいえ、兄弟を殺めてしまったこと。そのことにしばらくは「自分が地獄に落ちる」というのが口癖になっていたようです。

しかし、そこを救ったのが三人の妻でした。まきをに怒られ、雛鶴に泣かれ、須磨には噛まれ。三人の妻のそういった真剣な想いが伝わり、天元はその口癖を言わなくなったそうです。

この過去を見ると、三人の妻は三人とも、必要不可欠な存在だということがわかります。まきをが怒っただけでは、雛鶴が泣いただけでは、須磨が噛んだだけでは、天元は闇に堕ちていたかもしれません。

三人の妻、それぞれの想いがあったからこそ、天元はここまで復活することができたのでしょう。その後天元は、宇髄一族を滅ぼすことも考えたそうです。しかし、結局は自分の父と弟を殺すことができませんでした。

いや、ここでもし天元が一族を滅ぼしていたら、また天元は自分が分からなくなっていたかもしれません。踏みとどまって正解だったでしょう。

宇髄天元の能力

天元の能力。まずは身体能力ですが、単純な腕力であれば柱の中で、悲鳴嶼さんに次いで二位の腕力を持ちます。ただし、対鬼の総合的な戦闘能力でみると、他の柱からは一枚落ちます。

それは天元自身も気づいていたことです。しかしこれは、いささか自分を過小評価しすぎかもしれません。天元は、屈強な巨躯を持ちながら、足の速さは柱一を誇ります。

剣術の腕はそこまで高い評価はありませんが、毒にも耐性があったりと、柱の順位としてそこまで低い評価とはならないでしょう。

上弦の陸ではありますが、妓夫太郎も天元のことを「今までの柱とは違う」と言っていました。歴代の柱から見ても、今の世代は黄金世代であり、天元は紛れもなく、歴代最強の柱の一人です。

他にも、堕姫の頸を気づかれずに斬って落としたり、頭の装飾の音を立てずに気配を消して忍び寄る「隠密」という特殊スキルも持っています。

さらに天元は、忍者の頭領として訓練されていた経験から「極めて優秀な戦術指揮官」としての能力も持っています。

柱は個人主義者の者が多い中、指揮官としての能力も高い天元は、鬼殺隊において非常に貴重な存在です。この点、煉獄さんとも似ています。

天元の刀は二刀流。呼吸で身体能力をブーストさせ、そこに忍具や忍術をプラスして戦います。

忍術とは言っても物理的なもので、爆薬や毒薬を用いたものです。特別製の爆薬丸は、軽い摩擦などで起爆し、鬼の体にダメージを与えることができます。

斬撃を爆発で強化したり、爆薬丸を鬼の攻撃に向かって投げつけ、自爆を狙った攻撃にも用いることができます。天元の「音の呼吸」という名前は、爆薬による派手な爆発音が由来です。

天元はしのぶ程ではありませんが、毒に対しても知識があります。また、忍時代の訓練により、優れた薬物耐性も持っています。

そして、聴覚も優れている天元。絶対音感を持っており、音の反響を聞いただけで、周りの状況を細かく把握できる能力を持ちます。これも「音柱ならでは」といったところでしょうか。

そして天元の極めつけの能力である「譜面」。聴覚と指揮官能力を統合し、出来上がった戦闘計算式。鬼の行動動作の律動を読み、それを音に変換することで、敵の行動の癖を見抜くことができます。

「分析に時間が掛かる」という弱点を持ちますが、その効果は絶大。両腕でも苦戦していた妓夫太郎相手に、片腕で対応できる程になるまでの、絶大な効果が見られました。天元は毒もある状態だったので、本来の効果は計り知れません。

この能力が発動すると、相手の攻撃の癖や死角などを見抜くことができます。もしも天元が、黒死牟や無惨相手に戦っていたとしても、譜面によって、ある程度戦えていたのではないでしょうか。

宇髄天元の他あれこれ

天元に関する事あれこれ。天元は、ファンの間では「派手柱」と呼ばれています。

天元の育手に関する情報はありませんが、雷の呼吸をアレンジしていることから、桑島さんあたりが師匠だったのかもしれません。

天元の日輪刀は、巻頭カラー絵で「橙色」だということが判明。アニメでも橙色に輝いています。雷の黄色に近いことから、適正が見て取れます。鍔は派手な金色です。

天元の鎹鴉は「虹丸」という名前で、超オシャレなカラス界のファッションリーダーです。天元に似て超派手なカラスです。

そして、天元といえばムキムキねずみ。ムキムキねずみは忍獣と呼ばれ、特別な訓練を受けた知能が高いねずみです。ねずみ1匹で、1㎏の刀を持つことができる程の筋力を持っています。

公式ファンブックには、天元から見た他の柱の評価が載っています。その基準は「派手か地味か」というものが多く、とても面白いものになっています。このあたり、他の動画でまた紹介してみたいと思います。

天元は、上弦の陸との戦い後に柱を引退。その後は通常隊士としての仕事をしながら、後進の育成を担うようになりました。

最終決戦時は、屋敷の警護を担当。本編で最後まで生き残った元柱であり、三人の妻も最後まで生き残っています。

現代編では、天元の子孫の「宇髄天満」が登場しています。天満は、天元の身体能力をしっかり受け継いでおり、体操選手で日本代表になり、金メダルまで獲得しています。

ちなみに、天満がどの妻との子孫かは不明。ここも面白いポイントです。皆さんはどの妻との子孫だと思いますか?コメント欄で教えてください。

キメツ学園では、美術の先生を担当。生徒からは「輩先生」と呼ばれています。「芸術は爆発だ」と誰かの名言を叫び、ダイナマイトで美術室を破壊するといった暴れっぷり。

歌舞伎町の抗争にいたという説や、高校時代は番長をしており、喧嘩がめちゃくちゃ強いという説など、とにかく派手な噂が絶えません。

キメツ学園には三人の妻も登場しており、売店には須磨、食堂には雛鶴とまきをが勤務しています。三人の異名は「売店と食堂に降臨する魅惑のくのいち」です。

モテモテの天元は、バレンタインチョコを57個も貰っています。モテるための秘訣を善逸に聞かれたときは、「幼稚園から小中高までは、足が速けりゃいい」「大学からは金さえ持ってりゃ女が群がってくる」など、とても現実的なアドバイスをしています。

学生バンド「ハイカラバンカラデモクラシー」に唯一先生として所属し、楽器はハーモニカを担当しています。

まとめ的なもの

宇髄天元。とても奥が深い人物です。自分の歩んできた価値観を、否定しなければいけない状況。それはとても辛いものです。

天元は、鬼への恨みというものはそこまでないと思います。しかし、人に対する苦悩が大きかったことから、それを克服し、人への想いが強くなりました。

こうやって、過去の苦境を乗り越えたからこそ、人よりも強くなれたのです。

あとひとつ、ここは触れてはいけない部分かもしれませんが、天元の妻三人が、遊郭で何をしていたのか。遊女としての潜入でしたので、もちろん仕事をしなければならなかったはず。

鬼の捜査のためとはいえ、身を削る思いだったのではないでしょうか。それは天元もそうだったでしょう。そう考えると、連れ去られそうになったアオイちゃんは…

というわけで、今回は宇髄天元についてまとめてみました。「他の柱についてもまとめてほしい」とリクエストもありましたので、随時まとめていこうと思います。それでは今回はこのあたりで♪

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