鬼滅の刃 遊郭編 8話考察
テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編も、いよいよ8話まで来てしまいました。「遊郭編は11話で終わり説濃厚」ということで、残すところ後3話。
9話の事も早くお話ししたいのですが、8話が濃すぎて濃すぎて…。皆さんからもたくさんコメントを頂きましたし、もう少し深掘りできる所はしておきたい。
本当にアニメーターの方ってすごいですよね。どうやってあれだけの映像を作っているのですか?僕なら一コマで挫折してしまいます。感謝しかない。
観てくださりありがとうだけじゃなく、作ってくださりありがとう。改めてこの気持ちに気付かせてくれる。日頃から物を生み出す人に感謝しましょう。アニメーターの方はもちろん、飲食店や他の様々な業種の人に対しても。
とまぁ、お説教みたいな話は置いといて、8話についてです。今回の考察は「炭治郎と木箱」と「宇髄さんと煉獄さん」についてです。
まだまだコメントも募集中です。あなたの気持ちをここに吐き出していってください。いいねと共有からのツイートもお願いします。ではでは参ろう。
炭治郎と木箱
遊郭編アニメ8話で、再び禰豆子の入った木箱を背負い、戦いの場に向かう炭治郎。ここでふと思ってしまいました。その木箱、邪魔じゃない?
いやいや、ちょっと待ってください。感情論を抜きにして、冷静に考えてみてください。木箱の重さと禰豆子の重さ。これを背負って炭治郎は戦うのです。自らハンデを課し過ぎではなかろうか。
しかもです。肩に重症を負っていながら木箱を背負うなんて、まさに自殺行為と呼べるものです。まだまだ成長期である炭治郎の体を、痛めつけるようなこの行為。是非やめていただきたい。
というツッコミはこれぐらいにして、少し今までの流れを振り返ってみましょう。この木箱は、鱗滝さんが作ってくれたものです。日中の太陽と人目から、禰豆子を守りながら運ぶための箱。
非常に軽い霧雲杉という木で造られ、岩漆を塗ることで強度も上がっている。禰豆子は移動時、基本的に箱の中で過ごします。そして、ここぞという時に箱から飛び出し、炭治郎と共に戦う場面が何度もありました。
沼鬼との戦いでは、禰豆子が箱から蹴りをかまし共闘開始。炭治郎はその後も木箱を背負ったまま戦っています。朱紗丸&矢琶羽戦は、禰豆子が最初から外に出ていたので、炭治郎は木箱を背負わずに共闘。
響凱戦では、禰豆子の箱を外に置いたまま、炭治郎の単独戦。炭治郎は、前回の戦いの怪我が完治していない状態だったので、ここは木箱がなくて良かった場面と言えます。
そして那田蜘蛛山・累との戦い。炭治郎は、基本的に木箱を背負って戦っています。そして、炭治郎のピンチに禰豆子が登場。そこから炭治郎は、木箱を下ろして最後まで戦っています。
続いて無限列車編。無限列車編では、最初から炭治郎は木箱を下ろしています。なので、魘夢との戦いの際も木箱は背負っていません。そしていよいよ遊郭編突入となります。
待てよ?今まで結構背負ってない時あったぞ。響凱戦・累戦での最終局面・無限列車編は背負わず戦っていた。それで遊郭編は背負うんかい!今までで一番ヤバい相手ですよ?上弦ですよ?怪我の具合も過去一ヤバくない?ねぇ炭治郎!?
まぁでも、やっぱり禰豆子の暴走が怖かったんでしょう。禰豆子は最初の炭治郎の時以外、人に襲い掛かったことがありません。欲求は隠しきれないものの、あの不死川実弥にも襲い掛からなかったほどです。
ですが、遊郭編では人に襲い掛かってしまった。炭治郎が止めなければ死人が出ていたでしょう。なので、まだまだ怪我人が多くいる中、禰豆子を放置していく事はできない。暴走の危険性がゼロではないからです。
上弦の陸だけでもヤバいのに、禰豆子の暴走も始まってしまったら、遊郭はとんでもない事になってしまいます。炭治郎の傍に置いておけば、暴走する前に止められる可能性が高い。
思えば前回の暴走も、炭治郎が意識を失ってしまったため、禰豆子に言葉をかけてやる事ができなかった。炭治郎の言葉も重要なのです。
誰かに預けようにも、混乱の中では難しいでしょうし、やはり炭治郎が背負うというのが一番の選択肢だったのかもしれない。
それにしても、アニメ8話の泣いていた禰豆子も可愛いし、アニメオリジナルの炭治郎の「ゆっくりとお休み」と笑顔もヤバかった。
宇髄さんと煉獄さん
アニメ8話の最後のサプライズ。おいおいおいと。待て待て待てと。鳥肌立ってしもうたやないか。いや、何回泣かすねん。
本編では弱音を吐かない宇髄天元が、煉獄さんを頼るシーンが見れるなんて。もうヤバいしか言葉が出てこない。この演出こそ神。過去最高の神シーン。
宇髄さんは煉獄さんに尋ねます。「煉獄、お前ならどう戦う。俺はお前の様には出来ないかもしれない」。これはつまり、誰も死なせないという事を言っている。宇髄さんも煉獄さんの様に、自分の命より他の命を優先している。
でもそれが出来ないかもしれない。状況的には五分五分といったところでしょうか。煉獄さんの場合は、上弦の参という強敵が相手でした。しかし夜明けに救われた。
宇髄さんの場合は、上弦の陸とは言え夜明けが期待できない状況。さらに毒による時間制限付き。唯一の救いは、かまぼこ隊がいるという事でしょうか。嫁もそうです。
煉獄さんは宇髄さんにこう返しています。「俺だってお前のように出来はしない。お前の剣技は美しい。妻はちょっと多すぎるがな」。宇髄さんの質問に対し、あえて答えない煉獄さん。
お前は俺とは違う。お前はお前のやり方でやれ。お前にはできる。これはそういったメッセージなのではないでしょうか。そして煉獄さんはこうも言います。「竈門少年を、黄色い少年を、猪頭少年を、頼んだぞ、宇髄」。
これで全ては伝わりました。柱から柱へ、受け継がれる想い。熱い炎の煉獄から、派手な音の宇髄へ。誰も死なせるな。宇髄ならできる。お前はお前の長所を活かせ。お前は柱だ。強き者は弱き者を守る責務がある。
煉獄さんの「頼んだぞ」の一言で、宇髄さんは自信を取り戻しました。そしてこう言います。「派手に任せておけや」。
カッコよすぎる二人。マジでエモい。何て言うんですか?こういう兄貴が欲しい。まさに鬼殺隊を支える柱。全幅の信頼を置ける存在。ヤバいっす。
そして最後に、この二人の関係性について少しお話します。宇髄さんは23歳、煉獄さんは20歳。鬼殺隊でも年齢でも、宇髄さんの方が先輩です。でも、煉獄さんは「お前」や「宇髄」と呼んでいたり、特に気を遣う様子はありません。
それに、宇髄さんもその事は気にしていない様子。この二人はお互いをどう思っているのか。それは公式ガイドブックに明記されています。
まずは宇髄さんから見た煉獄さん。「派手!俺より目立つな!でもめっちゃ良いやつ」とのこと。髪の毛や身につけている物の派手さを、宇髄さんは言っている様子。
そして煉獄さんから見た宇髄さん。「剣技の軌道が美しい!忍を初めて見た!感動!妻がちょっと多すぎる!」。これはまさに、あのシーンで言っていた事そのものです。
ちなみに、煉獄さんはほとんどの柱から良い人判定をされています。あの不死川実弥ですら「好き。いい奴」と言っているほどです。
対して宇髄さんは、評価のされ方のバリエーションが多彩。胡蝶しのぶからは、アオイの件で揉めたことが書かれてあったり、不死川実弥からは「兄貴ヅラされるため普通」と言われています。他にも面白い評価があるのですが、それはまた別の動画で。
まとめ的なもの
今回の記事は「炭治郎の木箱」と「宇髄さんと煉獄さん」についてでした。もうみんな、言葉を失っているのがよく分かります。作画の素晴らしさからのアレですから。
宇髄さんは、最後に9話のサブタイトルを発表。9話のサブタイトルは「上弦を倒したら」。これが結構意味深なタイトル。倒したら?どういう事?これはまた次回の動画で考えてみます。
みなさんの意見も参考にしたいので、コメント欄にどんどんコメントしてください。宇髄さんと煉獄さんの事でもいいですし、何でもコメントしてください。待ってます。
というわけで、今回の記事は以上です。みなさん、寝不足による体調不良にお気をつけて。それではまた♪