鬼滅の刃 遊郭編 7話 徹底解説
さぁ、いよいよです。テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編。アニメ7話が目前に迫っております。アニメ6話については、前回の動画をご覧ください。
アニメ6話は、原作80話から83話まで、一気に4話分話が進みました。アニメ5話は原作3話分だったので、徐々にボリュームが増えている?
ここに法則性は無いので、次回は3話分という可能性もありますし、4話分という可能性もあります。
とりあえず今回はアニメ7話を予習して、次回で「これからどのペースで進むのか」について動画を出してみようと思います。
では、アニメ7話について掘り下げていきましょう。ちなみに、共有ボタンからLINEを開いて、この動画を誰かに送りつけると、2月の金運がアップします。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 ①
アニメ6話は、原作83話のラストで終了しました。禰豆子が超絶進化をした後、堕姫に攻撃を仕掛けます。
堕姫はそれを返り討ちにし、禰豆子の手足を切断。さらに、再生の難しいであろう頸も切断しようとします。
しかし、一瞬で斬られた手足を再生した禰豆子は、堕姫の背中を貫通する蹴りをお見舞いします。背中に蹴りを喰らった時の堕姫の声。最高です。
どうして手足が元に戻っているのか。訳の分かっていない堕姫。おそらく視聴者もそう感じたでしょう。
アニメ7話で禰豆子は、手足を血液で繋ぐという事をやってのけますが、ここではまだその能力を使っていません。確かに禰豆子の手足は切断されています。
ここでの一瞬の再生。映るのは禰豆子の足。足には葉の紋様。ここでふと思いました。この葉の紋様が血管のように見える。
血を象徴する禰豆子ですから、血管をイメージして枝葉の模様にした?赤い枝葉に、先の方が緑色の葉。緑色の血液と言えばミドリチトカゲ。トカゲ=再生。という妄想です。
そしてアニメ6話は、禰豆子の何とも言えない表情で終わります。アニメ7話の冒頭は、おそらく6話の振り返りから入るでしょう。堕姫と禰豆子のバトルの振り返り。
原作では、禰豆子に蹴りを入れられた堕姫のセリフがあった後、禰豆子が狂気の笑みを浮かべる展開になります。おそらく振り返りから、ここの流れに繋がっていくのではないでしょうか。
もしくは、竈門竹雄の回想から始まる可能性もあります。意識を失っていた炭治郎は、竈門竹雄の呼びかけにより目を覚まします。
そして、堕姫と禰豆子のバトルは激化。堕姫は、背中に貫通している禰豆子の足や手を切り刻み、さらに頸まで切断します。堕姫の作戦は、禰豆子を細かく切断し、帯の中に取り込もうというもの。
しかし、ここで禰豆子の体に更なる異変が起きます。切断したはずの手足は離れることなく、凝固した血液で繋がっているのです。これこそ、禰豆子が血液を操れる証拠。
血液を操れるということは、つまり体の強化なども可能です。今思えば、呼吸と血液というものにも、確かに繋がりがあります。そのあたりも、禰豆子の体の秘密と繋がっているのかもしれない。
そして禰豆子は、堕姫にかかっている自身の血液を利用し、爆血を発動。堕姫にとって火は、過去を思い出す最悪の攻撃。完全に委縮してしまう堕姫。
禰豆子は血液で固めていた手足を元に戻し、弱っている堕姫に追い打ちをかけます。この時の禰豆子が怖すぎる。禰豆子の狂気じみた微笑み。笑いながら殴る人が一番怖い。
堕姫の頭を執拗に殴打する禰豆子。そして最後はサッカーボールキック。吹き飛ぶ堕姫。禰豆子は、更に追い打ちをかけようと堕姫の方へ向かいます。
鬼同士の戦いは、決着がつくことがありません。禰豆子のように殴るだけでは、消滅するような事はないでしょう。
ただ、爆血が進化していたら、もしかしたら鬼を殺せる能力になっていたかも。爆血は鬼の再生を遅らせる、赫刀に近い能力ですから。
禰豆子は堕姫とのバトルによる再生で、かなりの体力を消耗しています。堕姫を吹き飛ばした先にいたのは民間人。
堕姫が辺り一帯を破壊したことで、負傷した人が大勢います。さすがに消耗が酷すぎた禰豆子は、民間人に襲い掛かってしまいます。
そこを間一髪。炭治郎が禰豆子の暴走を食い止めます。暴れる禰豆子。禰豆子は最初に家族を傷つけられた怒りから、自身を傷つけられた痛みも受け、体も心もボロボロの状態です。
暴走中の禰豆子は、炭治郎の言葉でも制することができません。ここで人を襲ってしまえば、禰豆子は処分されてしまいます。
さらに炭治郎・冨岡義勇・鱗滝左近次も、お館様の約束通り切腹しなければなりません。それだけは避けたい状況。ここで堕姫が復活してきます。
爆血でやられた部分は、再生がうまく出来ていません。これはホラー映像です。炭治郎は禰豆子を止めなければならない。しかし堕姫も迫ってきている。絶対絶命。
そこにようやく、音柱・宇髄天元が現れます。視聴者の方からは、到着が遅すぎるとクレームがありました。その気持ち、少し分かります。
堕姫が爆音を確認できる程の距離だったのに、柱イチの俊足である天元が、到着にここまでの時間を要するとは。ここはそっとしておきましょう。それだけ爆音が大きかったという事で。
宇髄天元は、炭治郎と禰豆子の状態を見て「お館様の前で大見栄切ったのに、何だこのていたらくは」と痛いところを突いてきます。
後ろでは棒立ちの堕姫が「柱ね。そっちから来たの。手間が省けた」と言っています。一見この堕姫はホラーですが、再生もできずに棒立ちしているのが、少し可愛くも見えてきます。
天元は堕姫を相手にしていません。お前は上弦の鬼じゃない。弱すぎる。そう言います。それもそのはず。すでに天元は、堕姫の頸を気づかれずに斬った後だったのです。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 ②
ここまでの内容で、原作84話とたった1話の内容です。さすがにアニメ7話は、ここでは終わらないでしょう。ここでCMに行くかどうかも怪しいところ。
アニメ7話のサブタイトルは「変貌」。場面カットが禰豆子の画像なので、変貌は禰豆子のことを指していると思います。今回は、どこまで話が進むのか予想が難しいところです。
宇髄天元に頸を斬られた堕姫。そして、禰豆子を制するように炭治郎に指示する天元。この時の天元の気持ちは、一体どんなものだったのでしょうか。
ここで禰豆子が人を襲っていた場合、天元はすぐに禰豆子を殺していたでしょう。しかし、まだ人を傷つけていない以上、お館様の許可なく禰豆子を殺すわけにはいきません。
なので、天元は炭治郎に最後のチャンスを与えた。これは「天元が禰豆子をいつでも殺せる状況にある」という事でもあります。
天元は言います。「ぐずり出すような馬鹿ガキは戦いの場にいらねぇ。地味に子守り唄でも歌ってやれ」。
子守り唄
さらに暴れる禰豆子。炭治郎の声はもう届きません。炭治郎はここで、母の葵枝の姿を思い浮かべます。そして宇髄天元の「子守り唄でも歌ってやれ」という言葉。
母と子守り唄という言葉が重なり、炭治郎はある歌を思い出します。「こんこん小山の子うさぎは」と何やら歌い始める炭治郎。
この歌は、佐賀県の子守り唄として実際に存在する「小山の子うさぎ」という歌です。この歌に関しても色々な考察があります。
東京にある竈門という家で、なぜ佐賀県の子守り唄が歌われていたのか。これは一般的に「作者が福岡県の出身だったから、隣の県である佐賀県の歌を選んだ」と言われています。
ただ、この歌は佐賀県特有の歌ではないらしく、フレーズを少しずつ変えたものが各地で歌われていたようです。では、どうして鬼滅の刃で佐賀県の歌が選ばれたのか。
そこには、歌詞に出てくる「赤い実」が関係しています。この赤い実というのは「南天」という植物ではないかと言われています。
「南天のど飴」にも原料として使われている南天です。では、赤い実が南天と呼べる根拠についてですが、ある僧侶の異名が関係しています。
明治時代から大正時代にかけて活動していた、臨済宗の僧侶です。この僧侶の異名が「南天棒」なのです。どうして南天棒なのか。
それは「樹齢200年以上の南天の木の棒」をいつも持ち歩いていたから。そしてこの南天棒は、佐賀県でも教えを説いています。
南天棒の名前は、大正時代に佐賀県で話題となり、その異名から南天が、佐賀県を象徴するものになっていった。そして、佐賀県で例の子守り唄は生まれたと。
佐賀県のどこで唄が生まれたかというと、南天棒の生まれた「佐賀県唐津市」ではないかと言われています。余談ですが、僕もつい先日唐津市に行ったばかりです。運命を感じます。
また、南天という名前には「難を転ずる」という意味があります。まさに禰豆子の暴走、つまり難を転ずる唄の歌詞にふさわしい。
まだあります。南天を植える方角について。南天は、鬼門の方角に植えるのが習わしとされています。鬼門というのは、鬼が来る方角として、平安時代から伝わっているものです。
また、竈門と鬼門にも繋がりがあり「竈門神社は鬼門除けとして建てられた」という話まであります。
他にも、南天の開花時期が、炭治郎の誕生月の7月頃であったり、赤い実をつけるのが、禰豆子の誕生月の12月頃であったり。ここまで様々なことが関連付けられているとは、ワニ先生おそるべし。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 ③
小山の子うさぎを聞いた禰豆子は、母の子守り唄を思い出し、ようやく沈静化します。ここでの注目は、禰豆子を抑えながら歌う花江夏樹さんの演技と、幼い頃の禰豆子の可愛さ。そして母の笑顔です。
泣きわめく禰豆子。葉の紋様の痣は消え、角も無くなり、体は小さく幼くなっていきます。通常時よりも幼くなった禰豆子は、体力回復のために眠りに入ります。
一方で宇髄天元は、堕姫を無視して他の鬼を探そうとしています。天元は「戦いはまだ終わっていない」と言っていたので、他にも鬼がいることを分かっているようです。
しかし、堕姫がそれを許しません。頸を斬られた事はもちろん、自分が上弦じゃないと言われたことに腹を立てています。
天元は、正論を堕姫にぶつけます。「頸を斬られてるから弱い。説得力がない」。その言葉を聞いた堕姫は、大泣きを始めます。禰豆子もそうですが、泣きの演技が見物です。
そして、一つの異変に気付く天元。頸を斬ってしばらく経っているのに、堕姫の体が消滅していない。これは尋常ではありません。
泣きわめき、頸を持ってることすらままならない堕姫。そして、堕姫の体から一体の鬼が出現します。妓夫太郎です。
一瞬でヤバいと悟った天元。即座に攻撃を仕掛けます。堕姫は大丈夫と放っておいた天元ですが「この鬼はさすがにヤバい」と直感で分かったのでしょう。
しかし、天元の攻撃は空振り。妓夫太郎は、余裕の様子で堕姫の介抱をしています。天元は言っています。「背中から出てきたもう一体は何だ?反射速度が比じゃねえ」。
鬼ぃちゃんの介抱で、段々と回復していく堕姫。そこに天元がさらに攻撃を仕掛けます。ここで天元が、手を抜いているとは思えません。確殺しにいっているはずです。
しかし、それを回避し反撃する妓夫太郎。殺しにかかった天元と、殺しにかかった妓夫太郎。結果は宇髄天元の劣勢。二人がタイマンで戦えば、妓夫太郎の方が鬼である分勝率は高めです。
そして、ここで原作85話は終了。さて、アニメ7話はどこまで進むのでしょうか。84話と85話の2話分ということは、おそらくないような?
となると、やはり87話の終わりまで進むことになるのでしょうか。前回と同じ4話分です。いや、86話もキリがいいところなので、ここは難しいところ。
鬼滅の刃 遊郭編 7話 ④
原作86話では、妓夫太郎の過去が少しだけ描かれます。遊郭における役職名を、そのまま名前に付けられたという、梅と同じく悲しい名前を持つ男。
しかし妓夫太郎は、この名前を嫌っているわけではないようで、まだらにある人間の記憶のまま、今もその名を名乗っています。
妓夫太郎は、天元の顔を見て嫉妬します。ある意味正直者の妓夫太郎。顔がいい。肌もいい。シミも痣も傷もない。肉付きもいい。上背もある。全て自分とは正反対。
妓夫太郎は自分に取り柄がないことを、他人を妬むことによって解消しようとしています。妓夫太郎は美しいものが嫌いです。梅以外は。
この点、堕姫とは正反対と言えます。おそらく堕姫のように「美しい物だけを喰う」という感覚もないでしょう。何でも喰ってきたからこそ、妓夫太郎はここまで強くなれたのかもしれません。
一つ気になったのは、妓夫太郎が自分は太れないと言っていること。上弦まで上り詰めた妓夫太郎ですから、大勢の人間を喰っているのは間違いありません。
しかし太ることができない。これは人間時代の影響もあるのでしょうが、筋力などを考えるとマイナスも大きいのかなと思います。
対峙する妓夫太郎と宇髄天元。堕姫は泣きわめき、まだ臨戦態勢ではありません。まるで子供のような堕姫の言葉。
「アタシ一生懸命やってるのに!すごく頑張ってたのよ一人で!」
「それなのにねぇ、皆で邪魔してアタシをいじめたの!よってたかっていじめたのよォ!」
ここも沢城みゆきさんの演技に注目です。堕姫は、追い詰められるといつもこうだったのでしょう。堕姫は今までに、7人の柱を屠ってきました。妓夫太郎は15人。
しかしこの調子だと、柱相手はいつも妓夫太郎が登場してきた可能性が高く、実質堕姫単体で7人というよりは「二人合わせて22人」という方が正確かもしれません。
そして妓夫太郎は「俺の可愛い妹が、足りねえ頭で一生懸命やってるのを、いじめるような奴らは皆殺しだ」と少し皮肉めいたことを言います。
可愛いと言いながらも頭が足りないと言う、とても妓夫太郎らしい発言です。そしてこうも言います。
「取り立てるぜ俺はなぁ。やられた分は必ず取り立てる。死ぬときグルグル巡らせろ。俺の名前は妓夫太郎だからなああ」
口調的に、不死川実弥に近い妓夫太郎。声優さんにも注目です。死ぬときグルグル巡らせろは名言になりそう。
そして、妓夫太郎の先制攻撃。妓夫太郎の投げた鎌は、宙を舞い妓夫太郎のもとに戻っていきます。それを見ていた炭治郎。そこに伊之助と善逸も合流します。
炭治郎は禰豆子を箱に戻しに行き、伊之助と善逸は天元の加勢に。ここで伊之助が「ド派手にな!」と言うシーンにも注目。
そして再び天元と妓夫太郎の場面。天元は周りにいた人間を守りながら、妓夫太郎の攻撃を凌ぎました。先ほどよりも頭の出血が酷くなっています。
そして天元は、自分に女房が三人いることを告白。妓夫太郎を逆撫でするようなこの発言。天元にはそのつもりはないでしょうが、妓夫太郎は更に憎悪の感情を膨らませます。
ここで飛び出る妓夫太郎の血鬼術・飛び血鎌。妓夫太郎の本気です。薄い刃のような血の斬撃。正体不明の血鬼術の前に、天元は一瞬で戦術を練ります。
人間を庇いながら捌くことは不可能。そう判断した天元は、地面を爆破させて下の階に逃げ込みます。民間人を逃がそうとする天元。逃がさないと追撃を加える妓夫太郎。
天元は何とか攻撃を凌ぎますが、妓夫太郎の飛び血鎌は、敵に当たって弾けるまで動く血の斬撃。躱し切ったようで、少し攻撃を喰らっているようにも見えます。
ここで天元は、一瞬の内に様々なことを考えます。妹の頸を斬っても死ななかった。兄貴の頸だけ斬ればいいのか。しかし、考えても答えは出ません。
「どの道やるしかねえ!」。覚悟を決めた天元。得意の聴覚を活かし、上の階に人間がいないことを確認。天井ごと妓夫太郎と堕姫を爆破してしまおうと奇襲をかけます。
しかし、妓夫太郎と堕姫はノーダメージ。堕姫の帯にくるまって、兄妹はダメージを受け流しました。妓夫太郎にまたがる堕姫。妓夫太郎は言います。
「俺たちは二人で一つだからなあ」。今思えば、この発言は妓夫太郎達にとって致命的なミス。二人で一つはヒントの与えすぎです。
妓夫太郎にその意識はなかったようですが、これが天元に気付かせることになったのは間違いないでしょう。
そして、ここで原作86話が終わり。ここも一応キリがいい部分です。つまりアニメ7話は「原作84話~86話までの3話分の内容」という可能性もあります。
アニメ6話を観るまでは、アニメ7話は妓夫太郎登場までと思っていました。しかし6話が意外に進んだということで、7話はもう少し前に進むかなと。
原作87話は、天元の過去の回想が流れる大事な回。ここはアニメ8話でやるという可能性も、無きにしも非ず。という事で、今回は一旦ここまでにしてみようと思います。
まとめ的なもの
アニメ7話でも、ド派手な展開が待ち受けています。堕姫と禰豆子の激しいバトル。禰豆子の暴走。堕姫のホラー。宇髄天元参上。堕姫の頭がポロリ。
小山の子うさぎ。竈門葵枝の笑顔。禰豆子号泣。堕姫号泣。妓夫太郎登場。妓夫太郎の声優もいよいよ公開。音柱vs上弦の陸。かまぼこ隊集結。そして二人で一つ。
とにかくヤバいです。アニメ8話では、涙なしでは見られない天元の回想と、かまぼこ隊の合流があります。まだまだどんどん面白くなっていく鬼滅の刃・遊郭編。
次週も見逃すことがないよう、みなさんお気を付けください。原作88話の後に、伊之助の過去の話があるのですが、これはどこで公開されるのでしょうか。
前回のカナヲの過去については、原作で無限列車編の最中でしたので、アニメ1期の最後にうまく入れ込んでくれました。カナヲの過去は1期の25話だったので、今回も最後に持ってくる可能性が高そう。
というわけで、今回の記事は以上となります。結構長い動画になってしまった。今現在僕は、佐賀県唐津市から移動して、長崎県対馬市という場所にいます。
対馬の人こんにちは。ちなみに、共有ボタンからLINEを開いて今トップにいる人は、あなたを監視している人かもしれません。ご注意を。
それではまた♪