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テレビアニメ【鬼滅の刃 遊郭編】※7話の前に6話をもう一度観てください!【きめつのやいば】

2022年1月11日

鬼滅の刃 遊郭編

鬼滅の刃 遊郭編 7話の前に

鬼滅の刃・遊郭編。アニメ6話は超絶神回でした。いや、これからずっと神回が続くことになります。今回は、アニメ6話をさらに掘り下げていきます。

アニメでよく見ておいてほしいのは、音楽と演出の融合です。特に6話のバトルシーンでは「展開に合わせて音楽が大きく抑揚する」という演出が多くみられました。

そのあたりに注目して、もう一度アニメ6話を観てみてください。本当は今回7話の予習をするつもりでした。でも、6話が深すぎる。ということで6話をもっと掘り下げます。

ちなみに、LINEから共有を開いて三番目の人は、あなたと将来付き合う人です。間違いありません。

鬼滅の刃 遊郭編 6話

炭治郎と堕姫の戦い。堕姫は遊郭中の帯を回収したことで、スピード・帯の硬度ともに強化。帯の数が増えたことにより、さらに広範囲の攻撃が可能となり、本来の力である血鬼術も使えるようになりました。

容姿にも変化が現れ、髪の色は白と緑のダブルカラーに。緑色は妓夫太郎の髪色です。体にはヒビのような模様が浮き出ており、匂いも甘い匂いから、禍々しく喉の奥が痺れるような匂いに変化。

堕姫は帯から情報を入手したのか、柱である宇髄天元の存在を認知。炭治郎を無視して天元の方へ向かおうとします。そんな時でした。運悪く民間人が出てきてしまいます。

騒ぐ男に腹を立てた堕姫は、パワーアップした力で辺り一帯を破壊します。巻き込まれる大勢の民間人。おそらく死んでしまっている人もいるでしょう。弘さんはどうなってしまうのでしょうか…。

この光景、アニメでは漫画以上に残酷な光景となり、炭治郎の怒りが更に際立つものとなりました。炭治郎の目は赤く光り、目から血が流れています。

ここで炭治郎は、煉獄槇寿郎の手紙を思い出します。槇寿郎は言います。炭治郎は選ばれた使い手であると。その根拠は痣にあると。しかし、炭治郎はそれを信じることができませんでした。

炭治郎の痣は後天性のもの。火鉢によって火傷を負い、さらに最終選別で負傷して今の形になりました。しかし、選ばれた使い手でなくとも、炭治郎は止まることができません。

人の心を持たない者が、この世にはいるからです。理不尽に命を奪い、反省もせず、悔やむこともない。その横暴を、炭治郎は絶対許さない。

柱の所へ向かおうとする堕姫の足首を掴み、すぐさま頸に向けて刀を振ります。堕姫は足を切り離し、すんでの所でそれを回避します。

ここでちょっと裏話。コメント欄で言われて気づきました。堕姫は下駄を履いています。炭治郎が持っていた堕姫の足も下駄を履いています。つまりこういう事です。

「堕姫は下駄まで再生できる」

堕姫は足首から下をすぐに再生しています。そして次のシーンでは、既に下駄は元通り。これはすごい。鬼は体以外の物質も再生できる。

とはいえ、これは流れ的に「こうせざるを得なかった」というだけの可能性もあります。ここで下駄の事に触れたら、せっかくの雰囲気も台無しですから。

このあたりの謎については、また別の鬼の場合も検証して、まとめてみたいと思います。

堕姫の足首を放り捨てる炭治郎。そしてこう言います。

「失われた命は回帰しない。二度と戻らない。生身の者は鬼のようにはいかない。なぜ奪う?なぜ命を踏みつけにする?」

堕姫はこの時「この言葉、どこかで聞いた」と言っています。なので、炭治郎がここで言っている言葉は、すべて縁壱の言葉と重なっている可能性が高い。

「何が楽しい?何が面白い?命を何だと思っているんだ。どうしてわからない?どうして忘れる?」

ここまでは縁壱の姿も描かれているため、ほぼ確実に縁壱が言った言葉と同じでしょう。

「人間だったろうお前も。かつては、痛みや苦しみにもがいて涙を流していたはずだ」

この炭治郎の発言については、縁壱が言ったのかどうかは不明です。縁壱と無惨の戦いの回想が描かれたのは、原作187話でのことです。回想で縁壱は「命を何だと思っている?」としか発言していません。

ここもおそらく、アニメではもっと深掘りされる部分だと思います。今回遊郭編で炭治郎が言った言葉は、アニメで確実に縁壱が発言するはず。

原作187話はアニメだとまだまだ先ですが、ここも非常に楽しみです。また、この縁壱と炭治郎の一連の言葉からは、ワニ先生のメッセージ性のようなものが伝わってきます。

「何が楽しい?何が面白い?命を何だと思っているんだ。どうしてわからない?どうして忘れる?」

「人間だったろうお前も。かつては、痛みや苦しみにもがいて涙を流していたはずだ」

これらは全て、人間の心を忘れた人間への言葉でもあります。世に流れる多くの残酷な事件を見たワニ先生が、いつも心に抱く感情なのかもしれません。

そして、炭治郎の発した言葉に堕姫は激怒します。昔の事は覚えていないと言う堕姫。これはおそらく本当で、記憶はほぼ残っていないと言えるでしょう。

「鬼は老いない。食うために金も必要ない。病気にならない。死なない。何も失わない」

記憶は無いとは言え、この言葉はすべて堕姫の過去に関係するもの。猗窩座と同じように、無意識に過去を引きずっていると言えます。

あと、コメント欄で頂いた小ネタですが「ゲゲゲの鬼太郎と沢城みゆきさん」という興味深いものがありました。

堕姫の言った「鬼は病気にならない、死なない」という部分。ここがゲゲゲの鬼太郎の歌詞である「お化けは死なない、病気もなんにもない」という部分と被ると。

面白いのが、沢城みゆきさんが「六代目鬼太郎」の声優さんだということ。面白い小ネタに陳謝。

そして「美しく強い鬼は何をしてもいい」と言う堕姫に対し「わかった、もういい」といよいよ呆れる炭治郎。

炭治郎のこの冷静なキレ方についても、今後はもっと怖くなっていきます。この辺りもまた、別の動画でまとめてみます。

そして堕姫は血鬼術・八重帯斬りを繰り出します。しかし、覚醒し急成長した炭治郎は、ヒノカミ神楽・灼骨炎陽で堕姫の帯を一蹴。

そしていよいよ、堕姫の頸に刀が掛かります。まったく炭治郎のスピードについていけていない堕姫。しかし、頸を帯にしてしならせることにより、何とか頸を斬られるのは回避しました。

これが縁壱の斬撃なら、確実に堕姫の頸は斬られていたでしょう。まだ炭治郎は痣状態ですらないので、同じ日の呼吸を使っているとはいえ、その差は歴然です。

さらに帯を増やして攻撃する堕姫ですが、炭治郎にはその帯が、ゆっくり襲ってきているように見えています。これは透き通る世界の前兆です。

この回で炭治郎は、縁壱の感覚をほんの少しだけ掴んでいます。今後発現する痣・透き通る世界、そして日の呼吸の戦い方。少しずつですが使い手に近づいています。

ゆっくりに見えるからこそ、この後の刀裁きが可能となりました。そして、堕姫に詰め寄るこの踏み込み。この時の炭治郎は、すでに柱を超えているような、それほどの速さのように感じます。

そしてここで一つ裏話。炭治郎は、堕姫の帯を13本確認しています。実は13という数字は、昔から忌み嫌われている数字と言われています。

その理由は北欧神話説や、最後の晩餐説など諸説あります。13日の金曜日と聞くと、 馴染みがあるのではないでしょうか。堕姫の帯に関しても、そういった意味があるのかもしれません。

また13と聞くと「十三個目の型」を思い出します。ここであの時の縁壱が登場したのにも、少しは関係性が持たされているのかもしれない。という妄想です。

そして、今度こそ頸を斬れる。そう確信した炭治郎。しかし、竈門花子の呼びかけにより、炭治郎は命の限界に気付きます。激しく咳き込む炭治郎。

ここでも一つ裏話。炭治郎は、息をするのを忘れていました。いやでも、日の呼吸を使っていたはず。なので、ずっと息を止めていたわけではありません。

おそらく、最後に堕姫の帯を切り刻みながら詰め寄るシーン。あそこでは息を止めていた。また、日の呼吸は通常の呼吸とは違うため、竈門花子は通常の呼吸を炭治郎にさせた。そうも考えられます。

常に日の呼吸を使っていると、体への負担が大きすぎる。さらに命の限界にも気付けない。なので、花子は通常の呼吸を思い出させた。これはそういったシーンなのだと思います。

頸を斬られかけた堕姫は、逆に炭治郎の頸を斬ってやると言います。人間を見下す堕姫。堕姫はこういった場面を見る度に、人間への嫌悪感をさらに強めていったのでしょう。

いよいよ危ない炭治郎。ここで竈門禰豆子の登場です。もう数秒遅ければ、炭治郎の頸は斬られていました。間一髪の禰豆子の登場。もしかしたら禰豆子側も、家族の呼びかけがあったのかもしれない。

怒る禰豆子。この怒りは、家族を傷つけられたことに対する怒り。堕姫はもちろん、堕姫の細胞の中にある、鬼舞辻無惨に対しての怒りでもあります。

堕姫は頭の再生をしながら、無惨に言われたことを思い出します。このシーンを見て思うのは、頭の再生は時間が掛かるということ。腕や足は一瞬なのに、頭はそうもいかないようです。

そもそも、脳が吹っ飛んでいるのにどこで物事を考えているのか。この伏線は、鬼舞辻無惨の体の秘密にありそうです。

無惨のように、どこかに別の脳が?数は少なくても、どこかにあるのかもしれない。このあたりはまた、別の動画で掘り下げるとしましょう。

アニメ6話は、予想では原作82話の終わりまでと考えていました。しかし、もう少し話は進みます。攻撃を仕掛ける禰豆子。堕姫はそれを返り討ちにします。

腕・足、さらに胴体を切断され、吹き飛ばされる禰豆子。ここで流れる竈門竹雄の回想。正義感が強い人間は、いつか大切なものを失ってしまうかもしれない。禰豆子の性格がよく分かる話です。

この描写も、ワニ先生の性格がよく表れている描写と言えます。こういった描写は、作者の通ってきた道にあったモノの表現だと、僕はそう感じます。

先ほどの縁壱の発言と同じように、こういった人を見てきた中で、印象的な出来事があったのではないでしょうか。

そして、堕姫は弱った禰豆子を帯に封印し、朝日によって消滅させようと企みます。堕姫の言う通り、鬼同士の殺し合いは時間の無駄です。

鬼の倒し方は、日輪刀で頸を斬るか、太陽で妬き殺すしか方法がありません。鬼同士が攻撃を繰り返しても、決着がつくことはないでしょう。

この点、堕姫は他の鬼に対しかなり有利です。帯の中に取り込まれると、脱出は難しいと思います。これは、鬼同士の強さランキングでも考慮する点です。また考えてみましょう。

堕姫は禰豆子に対し「大して人を喰っていないから弱い」と言っていました。しかしそれは違います。禰豆子は人を喰わなかったからこそ、ここまで強くなることができました。

その原理については、原作完結後も未だ不明です。おそらく血を操れる禰豆子ですから「血の改良によって強くなっている」と僕は考えています。

体の中の血を改良できるのは、禰豆子の能力の一つではないかと。爆血が代表例ですが、次週ではもっとすごい展開もありますし。この先血を改良してあんな事までやってしまいますし。

血を扱うといえば妓夫太郎もそうですが、さすがに妓夫太郎は、血によって基本的な能力向上はできません。それをやれる禰豆子は、やはり鬼の素質がある。鬼舞辻無惨にも近い。そう言えるでしょう。

元々鬼は、人間の血肉によって強くなっていきます。一人も人間を喰わずに、自身の血だけによって強化を可能にした禰豆子とは一体。深いです。

そして、立ち上がる禰豆子。切断されたはずの体は元通り。腕も一瞬で再生してしまいます。禰豆子はここまで追いつめられたことによって、爆発的な成長を見せました。

禰豆子はリアルタイムで、自身の血の改良を行っているように見えます。堕姫が「は?」と驚くのも無理はありません。こんなことが出来るのは、禰豆子以外に思い浮かびません。

堕姫は無惨のために禰豆子を攻撃しましたが、実は敵である禰豆子を成長させてしまった堕姫。皮肉なものです。

禰豆子は再生を済ませた後、今度は体と胸を巨大化。そして頭からは角、体には葉の紋様の痣が発現します。

今までの禰豆子を仮に実年齢の14歳だとすると、この姿は18歳から20歳といったところでしょう。明らかに雰囲気の変わった禰豆子。

そして再び禰豆子の蹴り。強さに関しては、まだ堕姫が目で追えているので、スピードは変わっていない様子。巨大化しているので、パワーは上がっているでしょう。

堕姫は再び禰豆子の腕と足を切断。さらに今度は再生が難しいと思われる、禰豆子の頸を狙います。しかしその時でした。

切断したはずの禰豆子の足による攻撃を、堕姫はまともに喰らってしまいます。パワーが上がっているため、破壊力はバツグン。不意を突かれたことで、体感のダメージも倍増していることでしょう。

アニメ6話はここで終わります。禰豆子が笑う前で終わります。みなさん、来週は戦慄することでしょう。震えあがることでしょう。楽しみでなりません。

まとめ的なもの

アニメの1話分だけで、結構いろんな事を考えることができました。鬼滅の刃は深すぎる。次週も本当に楽しみです。このあと次週の解説も出します。

鬼滅の刃・遊郭編は、コミックスで言うと11巻の終わりまでの内容となります。上弦会議までいったとして、12巻の冒頭までです。

コミックスは23巻で完結なので、もうすでに折り返し地点です。そう考えると寂しいものです。この感動は永遠には続いてくれない。

だからこそ、今を楽しみましょう。こうやってリアルタイムで感動できるのは、今しかありません。世界がこんな状況でも、アニメは無くならないでいてくれる。

製作者の人に感謝します。本当にいい時代です。という事で、今回の記事は以上です。

共有ボタンからLINEを開いて五番目の人は、将来あなたをドン底から救ってくれる人です。間違いありません。

それではまた次回♪

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