鬼滅の刃アニメ柱稽古編5話。今回のタイトルは『鬼を喰ってまで』。こちらは不死川玄弥のセリフからとられたタイトルです。
アニメ5話は、原作を知っているか否かで見方が大きく変わります。今回はちょうどよくアニオリの挿入があり、スラスラと進んだ印象。皆さんはどこが一番印象的でしたか?
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恋柱・甘露寺蜜璃の稽古
まず冒頭は恋柱・甘露寺蜜璃の稽古から。稽古の前にパンケーキをごちそうになる炭治郎。はちみつとバターたっぷりのパンケーキ。どうやらパンケーキは、日本では大正時代から本格的に提供され始めた料理らしい。
蜜璃は常人の八倍もの筋繊維の密度を持つ。通常 捌倍娘。その異常な筋肉量のおかげで、通常の生命活動を行うだけで莫大なエネルギーが必要となる。そのため、常人よりも多くのエネルギーを摂取する必要があります。
大正時代には高タンパク、高カロリーな食品が一般的ではなかったため、蜜璃はハイカラな洋食を好んで食べた。というよりも、蜜璃の場合はカロリーの都合上、鬼と戦うために洋食は必須だったのかもしれない。
そして、アニメオリジナルシーンである、蜜璃が炭治郎に食べさせてあげるといったシーン。これを伊黒小芭内が見たら、間違いなく炭治郎はボコボコにされるでしょう。
そして、いよいよ恋柱の稽古へと進んでいく。甘露寺蜜璃の稽古は、レオタードを着せられ新体操をやらされるという地獄の稽古。そして、力任せの地獄の柔軟もある。こんなことしたら、逆に体を痛めてしまう人もいそう。。
蛇柱・伊黒小芭内の稽古
そして続いては蛇柱の稽古。今まで1話1柱が続いていたので、今回はサラッと進んでいる印象。
炭治郎を待っていたという小芭内。炭治郎が喋っている途中で黙れ〇〇と暴言を吐く。そして、炭治郎が蜜璃の稽古を受けていたというだけで、仲良くやっていたと嫉妬をむき出しにしている。
ここはアニオリの手紙にも原因があった。甘露寺蜜璃から伊黒小芭内へあてられた手紙。蜜璃の手紙には炭治郎のことが書かれていた。しかも可愛いとまで。。
というか、蜜璃の後に小芭内の稽古を持ってきてはダメでしょう。おそらく炭治郎だけではなく、蜜璃の稽古を受けてきたというだけで、他の隊士も疎まれていたような気がする。
それにしても、蜜璃からの手紙を受け取る速さが尋常じゃない。そして、瞬き一つせずに手紙を凝視する姿。とてつもない愛を感じる。
そして始まる、ホラーな稽古。柱に縛り付けられた隊士。それらを障害物とみなし、伊黒小芭内との打ち合いをする。太刀筋矯正。
原作では小芭内との打ち合いのみでしたが、アニメでは鐘のようなものを鳴らす稽古から始まります。当てないでと無言の圧を送る隊士達。炭治郎は竹刀を振るうことに躊躇してしまう。
話にならないと、ここで小芭内が相手になっていく。ここで蛇柱のBGMが流れているのがGOOD。1話の戦闘シーンと同じです。
小芭内の稽古は一見ホラーに見えて、実は非常に合理的な稽古。限られた空間で正確に竹刀を振るう訓練。そして、縛り付けられている隊士達も、恐怖を感じながら間近で太刀筋を見ることで、実は反射神経が鍛えられていたりもする。また、普段は見ることのできない柱の太刀筋を見続けることができる。
炭治郎はこの訓練に苦戦。正確に躊躇なく打つことが難しい上に、小芭内の太刀筋は異常な曲がり方をするため攻撃も喰らう。蛇の呼吸の特性でしょうが、鬼の攻撃も同じようなもの。これはいい訓練になっています。
そして、ここでもやはり、炭治郎のお袋演出発生。稽古を終えてもなお、打ち込みの練習を続ける炭治郎。炭治郎は、皆に迷惑をかけたくないと言う。その言葉に影響された隊士達は、自分達もと奮起していく。
稽古を終え風呂に入る炭治郎達。全身が痣だらけになっています。風呂に入ると染みる。これは無一郎も同じことだと言えます。4話の無一郎の全身の痣。あの痣は、風柱と蛇柱のタッグによりつけられたもの。小芭内は非力とはいえ、剣の威力は凄まじい。
伝説のボクサー井上尚弥も、パンチ力では最強というわけではない。威力を伝えるのに長けているらしい。まさにそんな感じだろうか。
そして、連日打たれまくる炭治郎でしたが、四日目でゾーンに入る。空間を実践の場と化すことに成功。炭治郎は太刀筋を強制。攻撃も見切れるように。
そしてとうとう、小芭内の羽織に傷をつけることに成功。ここで訓練は終了。小芭内は、馴れ馴れしく甘露寺と喋るなという捨て台詞を吐くものの、訓練終了ということは、実質炭治郎を認めたということ。炭治郎は次の訓練に進む。
風柱・不死川実弥の稽古
風柱の道場に向かう道中、突如善逸が現れる。まだ、あの話を聞く前の善逸。いつもの善逸で安心感がある。おそらく呼吸の使いすぎか、足がもう使えないという善逸。
そして、背後に現れる風柱・不死川実弥。善逸を気絶させる。
炭治郎は実弥に挨拶をしますが、ここでも嫌われ者の炭治郎。小芭内に関しては、なぜ嫌われているのか分かっていなかった炭治郎。ただ、実弥とは柱合裁判での因縁があります。
実弥は炭治郎を認めてないと言い、炭治郎も負けじとあなたを認めていない、禰豆子を刺したからと言い放つ。炭治郎は素直な気持ちを伝えただけでしたが、実弥はこれに激怒。ここから炭治郎への、稽古の当たりを強めていく。
風柱の稽古は、無限打ち込み稽古。単純に実弥に対して打ち込みを続けるといったもの。実弥は複数人を相手に、バッタバッタと隊士を倒していく。これは失神するまで休憩できない稽古です。
炭治郎への当たりが強いのは、実は風のエフェクトに現れています。一般隊士の時は緑のエフェクトはなし。炭治郎を打つ時は、風の呼吸でぶっ叩いています。
ここでは、風柱と炭治郎の差を感じる。炭治郎は顔全体を腫らすほどの大けが。まだまだ柱の足元にも及んでいないという証拠。実弥は複数相手で体力を消耗している中でのこれです。
不死川兄弟
そして、例のシーンです。オープニングにもあった、廊下で不死川兄弟が話をしているシーン。そこに炭治郎が出くわします。
話したいことがあると、実弥を兄貴と呼ぶ玄弥。それに対し、俺には弟はいないと突っぱねる実弥。これはアニメ勢にとってみれば、過去に人殺しと言われて、ずっと怒っている実弥にしか見えないでしょう。
実弥にすごまれ、何も言えなくなる玄弥。実弥は鬼殺隊を辞めろと玄弥に言います。呼吸も使えないのに剣士を名乗るなと。これは、実は優しさなのです。切ない。
玄弥は、ずっと謝りたかったと言う。応援する炭治郎。実弥は玄弥の話を聞く姿勢を見せません。そしてここで出た言葉が『鬼を喰ってまで戦ってきた』。
実弥は足を止める。怒りで場が震える。この怒り、ただの怒りではない。大事な弟が鬼を喰ったことによる怒り。
そして、その場から消える実弥。次の瞬間、玄弥に目潰しを放っていた。実弥の指が玄弥の目に当たる瞬間、炭治郎が救済に入る。もう少し遅ければ、確実に玄弥の目は潰れていた。ここでの実弥は本気です。
もはや鬼、鬼人と化している実弥。実弥が鬼になったら凄そう。ふと思った。実弥は玄弥を再起不能にすると言う。この再起不能も、弟を想ってのこと。今すぐ鬼殺隊を辞めるなら許すという優しさ付き。
普通なら、実弥は鬼を喰った隊士を許すことはないでしょう。弟の玄弥だからこそ、許そうとしています。
炭治郎は、実弥に猛反発。玄弥がいなかったら上弦には勝てなかった。兄貴じゃないなら邪魔をさせないと言います。実弥はこれまた激怒。
炭治郎の腹をめがけて強烈なアッパー。しかし、炭治郎はこれをかろうじてガード。そのまま実弥に蹴りをかます。体術なら負けていない炭治郎。しかし、実弥は止まらない。かすっただけで耳が切れるほどの蹴りが飛んで来る。
実弥本気モード。善逸は玄弥を逃がそうとする。ここで善逸が実弥の悪口を言ったことで、玄弥は善逸にグーパン。シリアスなシーンでやっぱりボケをかましてくる。
炭治郎は実弥に殴られ、隊士は全員で二人の喧嘩を止めに入る。ぐっだぐだのぐっちゃぐちゃ。夕方近くまで乱闘は続き、炭治郎と実弥は上から正式にお叱りを受け、風柱との稽古は中止、接近禁止命令が下された。
岩柱・悲鳴嶼行冥の稽古
風柱との稽古中止によって、次の稽古に向かう炭治郎と善逸。たどりついた先には、滝に打たれながら念仏を唱える伊之助達の姿があった。そしてそこには岩柱の姿も。丸太に岩をぶら下げ、足元で火を焚いている。これは誰でも驚くでしょう。
今までで一番過酷な稽古。いよいよ柱稽古も大詰めです。
大正コソコソ噂話
まさかの今回は、蛇柱の噂話でした。蛇の名前が鏑丸ということと、生まれつきの目の色の話。ここは恋柱とセットかと考えていましたが、蛇の単独でした。
恋柱は1話で出ていますし、もう出てこないのかも。私は5話を風柱と予想していましたが、5話は蛇柱。6話と7話で風柱・岩柱になるのでしょうか。6話は岩柱の回なので岩柱。と言いたいところですが、果たして。
まとめ
というわけで、いよいよ柱稽古編も5話まできました。残すところ、6話・7話・8話の3話です。早いです。早すぎます。
今回の5話では、原作を知っているか否かで見方が大きく変わってきます。アニメ勢が真実を知るのは何年後になるのでしょうか。実弥のブチギレが、違う意味になる瞬間が早く見たい。
次回の6話は、岩柱・悲鳴嶼行冥の回。タイトルは『鬼殺隊最強』。おそらく悲鳴嶼さんの過去まで描かれると思います。私は悲鳴嶼行冥が大好きなので、とても楽しみです。地味に最強だけど、無限城編からは地味じゃない。本当の最強に成る。
ということで今回の記事は以上です。チャンネル登録、いいねと共有、コメントは絶対です。それではまた。