死なない!本当に不死川!炭治郎 vs 空喜!玄弥 vs 哀絶!激闘!!最後に大事なメッセージがあるので絶対みてね。
テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編4話。今まで私は、こんなにも一瞬で終わるアニメを観たことがない。原作で内容を知っているのにも関わらず、何故こんなにも鬼滅の刃は楽しいのか。特に今回はそれを強く感じた。
アニメ4話が時間を忘れるほど面白かった理由。それは「アニメだけの補完により新しい発見が多かったから」。実は細かいセリフの一つひとつが、原作のあやふやな部分を補完しており、モヤっとする部分をスッキリさせてくれているのです。さすが鬼滅の刃制作スタッフ。
今回は、アニメ4話の前半のポイントをじっくり解説していきます。みなさんは運がいい。私のチャンネルに辿り着けたのだから。ここでしか知れないポイントがあります。
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壺鬼の秘密
アニメ3話では、上弦の肆・半天狗が襲来。時透無一郎が頸を斬るも、半天狗は死なずに積怒・可楽の二体に分裂。無一郎は可楽の団扇によって遠くへ飛ばされてしまいます。さらに不死川玄弥が分裂体二体の頸を斬るも、またまた分裂する半天狗。空喜と哀絶が登場します。
そうして四体の分裂体・喜怒哀楽が出そろいました。喜怒哀楽それぞれの強力な能力により、苦しめられる炭治郎たち鬼殺隊。柱がいない状況で四体の上弦を相手にしなければならない。危機的状況。
一方、可楽の団扇で飛ばされた無一郎は、戦いの場に戻るため走ります。その道中で玉壺の壺鬼に襲われている小鉄を発見。一瞬小鉄を見捨てようとしますが、炭治郎の言葉をきっかけに心境の変化があった無一郎。小鉄を救出するという、いつもは取らない非合理的な判断を取ります。
そしてここからアニメ4話。まずは玉壺の壺鬼と無一郎の戦い。背中に壺を乗っけた金魚のような鬼。無一郎に襲い掛かります。無一郎は霞の呼吸の技を出すまでもありません。この壺鬼にそこまでの強さはない。無一郎は頸と思われる場所を一刀両断。
しかしなかなか消滅しない壺鬼。再生を始めます。頸と思わしき場所を斬っても消滅しない。無一郎は次の場所を狙います。背中に乗せられた壺です。壺を斬られた鬼は読み通り消滅。
ここでワンポイント。どうしてこんなあからさまに、弱点の壺を背中に乗っけているのか。そんなに目立つところに置かないで、体内に隠すとか他にもっとやり方があるだろう。これは玉壺の性格が関係しています。
「至高の芸術家」。それが玉壺の自称です。つまり作品を見せびらかしたいのです。実際、玉壺の壺は一級品。童磨からは綺麗と絶賛され、無惨いわく「壺がなかなか綺麗、高く売れる」とのこと。そのため無惨が玉壺をわりと気に入っているらしい。
なので、玉壺はわざと見える位置に壺を置いている。それが逆に弱点をさらけ出すということよりも、芸術家としての承認欲求の方が強い。壺以外の人間を使った作品は最悪の作品ですが。
霞柱・時透無一郎
無事に壺鬼を倒した無一郎。助けられた小鉄は無一郎に抱きつき「ありがとう」と素直に感謝の意を伝えます。しかし、昆布頭やら無一郎のことが嫌いやら、余計なことまで言ってしまう小鉄。正直すぎる。
小鉄の毒舌を一切気にすることなく「僕はもう行くから」とその場を後にしようとする無一郎。小鉄はそれを引き止めます。鉄穴森が鬼に襲われている。鋼鐵塚もその場にいて、不眠不休の刀の研磨をしている。小鉄は二人を助けてほしいと無一郎に懇願。
無一郎が小鉄の頼みを断りかけた時、頭の中の霞が少しだけ晴れていく。過去の記憶が蘇ります。回想に現れるお館様。
「君は必ず自分を取り戻せる、無一郎。混乱しているだろうが今は、とにかく生きることだけを考えなさい。生きてさえいればどうにかなる。失った記憶は必ず戻る。心配いらない。きっかけを見落とさないことだ。ささいな事柄が始まりとなり、君の頭の中の霞を鮮やかに晴らしてくれるよ」。
この過去の回想にも、まだ少し霞が掛かっています。今までの無一郎の頭の中は、霞で全く何も見えない状態でした。記憶を完全に失った状態です。それが炭治郎の言葉をきっかけに少しだけ霞が晴れた。
段々と記憶を取り戻している。どうして無一郎は大怪我を追っているのか。どうして産屋敷の家にいるのか。今後明らかになっていきます。
走る無一郎。鉄穴森と鋼鐵塚の元へ。これは正しい行動なのか。里全体を守れるのか。今までにない判断に、一瞬だけ迷いが生じる無一郎。しかし、すぐに自分を取り戻します。「いや、できる。僕はお館様に認められた鬼殺隊、霞柱・時透無一郎だから」。カッコよすぎる。
炭治郎 vs 空喜
場面は変わり炭治郎サイド。空喜の超音波攻撃により、空中から落下した炭治郎。超音波と地面落下のダブルダメージにより、瞬時に身動きが取れない状態。そこに空喜の超音波の追撃が迫る。がしかし炭治郎はこれを防ぎます。
ギリギリ回復した炭治郎は、空喜の頭を横に両断。ここで炭治郎は判断ミスをしたと察します。今までの分裂体は、斬れば斬るほど増殖していました。これでまた増えてしまう。
炭治郎の読み通り、二体に分裂した空喜。しかし、今までの分裂とは状況が違う様子。舌の文字が同じ。すかさず空喜二体による超音波の攻撃。これは効いたか。普通に考えたら二倍のダメージです。
「なるほど」。何かを悟った炭治郎。攻撃の威力が落ちている。半天狗の分裂は無限に強くなるわけではありません。喜怒哀楽の四体までが上限で、その状態が現時点では一番強い。それ以上は分裂すると攻撃力が落ちる。ここは炭治郎の分析力が光ります。
空喜の分裂体を処理した炭治郎。後ろには空喜本体が迫ります。超音波。今度はこれを躱す。炭治郎は早く禰豆子と玄弥の元へ戻りたい。しかし空喜に足止めされている状況。炭治郎と空喜のバトルは次のフェーズに入ります。
ここからの戦いは原作よりもボリュームアップしており、見ごたえ十分。金剛石をも砕く空喜の爪撃。空中を縦横無尽に飛び回りながら、爪による攻撃を食らわせる。炭治郎は攻撃を食らい続けます。かのように見えました。しっかりとカウンターを入れていた炭治郎。
空喜が「歓喜の血しぶきをもっとあげてみせろ」と言うのに対し「お前もな」とカウンターを浴びせる。炭治郎は空喜との戦いでよく笑う。
これは喜びの感情が伝播しているのかもしれない。鬼との戦いで炭治郎が笑うことは少ないです。このシーン漫画ではもう少しニヤッとしていますが、アニメでは少し口角が上がっている程度。
空喜の頭を縦にぶった斬った炭治郎。一瞬で再生し超音波を出そうとする空喜でしたが、これを一閃。炭治郎優勢かと思われましたが、空喜はすぐに復活するので決着がつきません。あせる炭治郎。
ここでワンポイント。炭治郎は空喜との戦いで、ヒノカミ神楽の呼吸を使う様子がありません。これは何故でしょうか。理由はおそらく、決着のつけ方が見えないから。
ヒノカミ神楽は攻撃力を高めるための呼吸。硬い頸を斬る際や、一気にダメージを与えたい時に使う技。また、ヒノカミ神楽は攻撃力が高まる一方、体力の消耗が激しい技です。
つまり、決着がつくかどうか分からない相手に、無駄に体力を消耗するのは危険ということ。空喜は斬っても分裂するだけですぐに復活してしまう。どれだけの威力で斬っても同じでしょう。そのため炭治郎は、ヒノカミ神楽を無駄打ちしていない。剣の軌道の色から察するに、水の呼吸で様子を見ている。
または遊郭編で会得した、水の呼吸とヒノカミ神楽を混ぜて使っている。体力の消耗と程よい攻撃力のバランスで、呼吸を混ぜ合わせているのです。これはなかなか皆が忘れがちですが、炭治郎はそういった器用なことも実はしているわけです。成長が半端ない。
不死川玄弥 vs 哀絶
同じ建物で禰豆子と可楽・玄弥と哀絶の戦いが繰り広げられている。可楽は禰豆子と力比べで遊んでいます。玄弥は哀絶の槍で急所を刺され、血反吐を吐いている。なかなか決着がつかない戦いに、積怒はひとり苛立ちます。
先に進展があったのは玄弥と哀絶の戦いでした。玄弥から槍を抜こうとする哀絶ですが、これがなかなか抜けない。玄弥は生きていました。致命傷のはずなのに何故か笑っています。至近距離の銃撃で、哀絶の頭を吹き飛ばす玄弥。それを見てさらに苛立つ積怒。
頭を吹き飛ばしても哀絶は死にません。無理やり槍を引き抜きます。槍が抜けたことで玄弥は傷口から激しく出血。動かなくなってしまいます。ついに死亡か。いや、まだ玄弥は何かを呟いている。念仏です。これだけ出血をしても死なない玄弥。
積怒は苛立ちを抑えきれず、哀絶にトドメを刺すよう促します。玄弥の頭に向かい槍を振り下ろす哀絶。しかし玄弥はそこにはいない。哀絶の後ろに回っていました。再度哀絶の頸を狙います。
しかし、ここは積怒の雷撃で動きを止められる。積怒の役割はこれです。中距離から全体を俯瞰し、誰かがピンチの時は雷撃を放つ。雷撃は躱すことがほぼ不可能なため、かなり厄介な技です。
なんとか銃撃で雷撃を止めた玄弥でしたが、そこに哀絶の槍の一撃。骨が折れる鈍い音が響き、玄弥は吹き飛ばされます。タフすぎる玄弥ですが、さすがにこれは効いたか。ここで禰豆子のバトルに切り替わります。
大切なメッセージ
今回はここまでです。前半も気づきがありましたが、後半はもっとすごいです。ぜひ次の動画も観てください。
アニメ4話もやはり神作画でヒートアップしました。実質24分は短すぎる。何回も何回も観てしまいます。5話以降もまだまだバトルは続きます。最終回までこの感じが続くわけです。本当に終わってほしくない。
今まで鬼滅の刃を追っかけて来てよかった。鬼滅の刃が連載開始されたのは2016年。もう7年前です。どんどん歴史が積み重なってゆく。みなさんは7年前に何をしていましたか?
刀鍛冶の里編が連載されていたのは2018年頃です。そして2019年にアニメ1期。伝説の19話「ヒノカミ」で大ブーム到来。2020年には連載終了、無限列車編公開。歴代興行収入1位で社会現象となるブームが起きる。2021年~2022年にかけては遊郭編が放送され、2023年にはワールドツアー公開、そして刀鍛冶の里編。
私が特に印象に残っているのは、つらい時に何度も観た無限列車編。何度も映画館に通い、涙した。コロちゃん全盛期で、生きる希望を失いかけた時もありました。でも、無限列車編があったことにより、私は生き永らえる活力を得た。
原作終了も衝撃的だった。まだ続いてほしい。誰もが願った。しかし、願いは届かず。毎週ジャンプを買う楽しみがなくなった。でも、無限列車編への希望は持ち続けた。
約束のネバーランドの失敗もある中、鬼滅の刃はよくやった。時代の流れに逆らわず、まるで水の呼吸のように流れるように。正直ここまでのブームになるとは思っていませんでした。
これから先、鬼滅の刃が完結するまで、アニメが続いてほしい。天変地異でもない限り、終わることはもう無いと思う。映画もまたやるでしょう。あと何年でしょうか。みなさんと一緒に楽しめるのは。
離れた場所で感情を共有している。ここまで生きてこれた人は、この激動の数年間を生き抜いた人。これから先も大丈夫。一緒に明るく生きていきましょう。鬼滅の刃のアニメは完結する。信じましょう。今回は以上です。それではまた。