こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「132話考察・前編」についてです。
これだけ伏線というか、分かりやすく謎を出してくれる作者さんは素晴らしい!
ここまで読まれた方は、次を読まずして死ぬことはできないでしょう…!
語彙力をあえて無くしますが「ヤバイ」としか言いようがありません。
最近は戦いという戦いもなく、ほとんど会話だけで終わっているのに、この面白さ。
今回も前編と後編に分けてみました!それではどうぞ♪
側近
まず、側近の二人の発言から話は始まっています。
「遠路ご苦労」と偉そうに話しているところから、この二人も王家の者なのでしょう。
この二人が被っている帽子ですが、これはパルウゥスの物と同じ物ですね。
パルウゥスの帽子は、レウウィスからのプレゼントです。王家つながりというワケですね。
会談
女王と五摂家の会話を全体的に見てみて、少し感じたことがあります。
それは、身分についてです。
五摂家や王家は、今でこそ地位を築いていますが、ノーマンいわく、鬼は元々細菌のような物だったとされています。
この傲慢さは、どこからきたのでしょうか?
私は、人間を食べたことにより、人間の傲慢さも取り入れてしまったのだと感じました。
盗難
少し情報を整理します。鬼達がここで話している「盗難」についてです。
後のノーマンの話から分かるのですが、鬼達の間では、ラムダは鬼が潰したことになっているようです。
ラムダの系列農園についてもです。これはスミーの細工のおかげのようですね。
では、鬼は人間の存在を認識していないのでしょうか?
少し振り返ってみたところ、グレイスフィールド脱走者の生存については、鬼は認識しているようです。
ですが、ラムダの人間の生き残りについては、まだ知らないものと思われます。
現状の五摂家や女王は、グレイスフィールド脱走者の生存は知っているものの、スミーの細工により、農園襲撃は完全に鬼の仕業と思わされているようですね。
この時点では、ノーマンの完全勝利といった感じです。
鬼達も、まさかラムダの人間の生き残りがいるとは思っていないでしょう。
そして、グレイスフィールド脱走者の子供が、農園襲撃などできないと考えているのでしょう。
報告
五摂家と女王の会談ですが、最初は五摂家が報告をしていて、女王はただ聞いている状態です。
私は女王がお怒りかと思い、五摂家にパワハラするのかと思いましたが、意外と冷静でした。
プポはやはり脳天気な様子ですね。「アレかぁ…」って、あんまり詳しく知らない様子ですし…(;´Д`)
この鬼は本当に五摂家の器なのでしょうか…笑
そして、ノウムの報告。人肉不足により、局地的に民の不満が高まっていると言いました。
バイヨンはその後、兵による鎮圧も必要と言っています。
これの意味することは、民の不満が高まり暴走するのを、兵により押さえつけるという意味でしょう。
この発言から、民のことを考えているようで、考えていないことがよく分かります。
そして、ドッザが嫌みのような発言をかましてきました。
盗難は、ノウムとバイヨンの領地において被害が大きいという報告です。
そこはバイヨンも負けておらず、ラムダやラムダ系列の話に振って、何とか話をそらしていますね。
そして、イヴェルク公が話をまとめています。
知能の高いラムダやその系列を襲っている鬼のことを「新手の盗難賊徒」と言いました。
ラムダやその系列の農園を選りすぐって襲っている知能、そして、それを成し得ている強さ。
さらに、襲った農園の人肉までも食べている。
こう考えると、盗難賊徒はかなり強力な部隊になっていると考えられます。
現にドッザは、それらのことを一大勢力とまで呼んでいます。
実際には、ノーマンの腹心四人だけの仕業なのですが…(;´Д`)
ノーマンの策
女王は、五摂家の報告を聞き、全軍をもって盗難賊徒を討伐すると言い、全軍を動かしています。
恐るべしノーマンの策。
実際には四人の人間による仕業を、あたかも一大勢力のように、強力な鬼の部隊と思わせることに成功しました。
これによって兵力は分散され、ギーラン家が王家・五摂家と戦いやすくなります。
しかも、ノーマンは王家の軍を、別の場所に誘導までしていると言いました。
素晴らしいですね。
まとめ的なもの
さすがノーマン。ここまでノーマンの思った通りに事が進んでいますね。
もし今後計画が狂うとするなら、万が一にもアジトの場所が割れること、そして、ギーラン卿達が王家・五摂家に敗北してしまうことです。
私の予想では、どこかで計画通りにいかなくなるような予感もしています…。すんなりいかなさそうな…。
続きは後編で!