こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「127話考察・後編」についてです。
前編では、ムジカの血や一族の謎などについてまとめてみました。
今回は、エマの意見とノーマンの意見の対立についても触れてみます。果たして二人はどうなってしまうのでしょうか。
疑問
まずはエマが疑問視した、どうして王家や五摂家はムジカの一族を食べてしまったのかについてです。
エマが思うことは至極真っ当な意見です。
ムジカの血を与え伝染していくことで、退化する鬼がいなくなり、食用児も理論上は必要なくなります。
しかし、ムジカのような存在は、王家や五摂家にとって邪魔な存在でした。なので邪血と皮肉ったのでしょう。
王達は、人間の供給をコントロールし格差を作り上げ、鬼社会を支配しやすい環境を望んでいたようです。
ここは少し難しい話ですね。
700年前は、農園はまだ確率されていません。何十年、何百年とかけて農園を増やしている最中でした。
そして、農園をどんどん増やし人肉の供給を支配しようとしていたようです。
そう考えると、王家達は平民を豊かにするために動いていたのではないのですね。あくまでも、平民をコントロールするためだったようです。
ムジカの血が伝染すれば、王家達の計画は水の泡です。
退化しない鬼だらけになれば、野良落ちの刑はできません。人肉を食べなくても、飢えに苦しむ鬼もいなくなります。
それでは威厳が保てないと、王家達は考えたのでしょう。王家達の間でも、ギーラン卿のように野良落ちの刑で処分することができなくなります。
ふと気になったのですが、鬼の世界でもやはり仕事のようなものがあるのでしょうか。
1巻でコニーを出荷する鬼は、グプナををして瓶に詰める役割をしていました。
これが仕事で、他にも色々な仕事があるとするなら、仕事をして儲けた通貨で人肉を買っているともとれます。
退化したくないので働く鬼がいるということです。
王家達は、それらの退化したくない鬼を働かせるために、人肉の供給をコントロールしたかったのかもしれません。
約束
レイは、約束について語っています。
そもそも約束は、自分達で人肉を管理できるメリットを考えてのものかもしれないと言いました。
確かに言われてみればそうです。人間と争っていた時は、王家であるレウウィスも戦っていました。
王家や五摂家も戦闘しなければならなかったのです。そうして、狩って得た肉で形質や知能を保っていたのです。
それよりは、農園を作り養殖したほうが楽です。
レウウィスは単純に狩りを楽しんでいたようなので、何とも言えませんが…。
そして、王家や五摂家は戦うことなく、鬼と食用児だけの世界を支配できます。そのための約束だったのかもしれないですね。
私利私欲
この辺りから、ノーマンらしからぬ言動が出てきました。
「みんな私利私欲で動いている。これが世界。みんながみんな、エマみたいに優しい気持ちで考えてるわけじゃないんだよ」ノーマン
(引用元:約束のネバーランド127話)
これはエマもショックでしょう。すごく冷たい言い方に感じました。
グレイスフィールドでの出荷時ノーマンは、エマの真っ直ぐな想いに救われたと言っていたはずです。そのときの気持ちを忘れてしまったのでしょうか。
しかし、ノーマンの気持ちも分からなくもないです。一度は鬼に殺される覚悟までして、次はラムダの現状をその目で見ました。
ラートリー家と鬼に利用される毎日。そして、ラムダの現状は腹心達から全て聞いているでしょう。
そんな奴ら滅ぼすしかないと思う気持ちも分かります。
それに、グレイスフィールドの時は、食用児15名の脱獄だけを成功させるという気持ちでした。
しかし今は、大勢の食用児の命を預かっています。あのときとは背負う重圧が違うのかもしれないですね。
ソンジュとムジカ
ノーマンはソンジュとムジカを警戒している様子です。極めて不確定な危険要素。ノーマンはそう言いました。
ノーマンは、王家や五摂家以外の鬼は、戦わず退化させて滅ぼそうと考えています。
なので、ムジカの血が伝染すれば、退化しない鬼と戦う必要が出てきます。そうなると、食用児達も危ないと考えているのです。
それに、ラートリー家に捕まってしまっては、利用されてしまうかもしれない。そのため、不確定な危険要素と言いました。
これはノーマンの言うことも分かります。ノーマンの作戦には、邪魔な存在と言えるでしょう。
しかしこのシーン。
炎上してもおかしくないノーマンの顔です。
シスロやバーバラも怖い顔をしていましたよね。ラムダを経験するとこうなってしまうのでしょうか。
この表情にはエマとレイも驚いています。
鬼を滅ぼす
エマは、ムジカは友達で恩人だから殺したくないと言いました。それもそうですよね。レイにとってもソンジュは命の恩人です。
ノーマンの言い分も分かります。ムジカは昔、鬼の飢餓を救おうとしていた鬼の救世主です。
鬼を滅ぼそうとしている食用児を、黙ってみているかは疑問です。
それに対してエマは、ノーマンの作戦である鬼を滅ぼすのをやめる選択を提案します。
しかしノーマンは、鬼は食欲に負けて人間を襲うと言います。まさにゴールディポンドにいた鬼のことですね。
あそこにいた貴族は、ムジカの血を飲んでいるので、人間を食べる必要がありませんでした。しかし、狩りをして食べる快感に溺れていたのです。
ノーマンの言うことは正しいでしょう。
それに、元々は食料だった食用児と、鬼が仲良くするはずがないというのも分かります。
ここではノーマンが冷酷なように見えますが、現実的な話をすると、ノーマンの言うとおりにしたほうが、食用児全員が安全なのは確かでしょう。
まとめ的なもの
最後のエマの希望。それは、七つの壁を探して約束を結び直すことです。そして、人間の世界に渡ることです。
ノーマンはそれすらも否定しましたが、エマが頼れるのはもはやそこしか無くなりました。
128話以降も荒れそうな気配がしますね。この続きで128話予想もしてみたいと思います。次回をお楽しみに♪
今回の記事は以上です。最後までご覧いただき、ありがとうございました。また次の記事でも会いましょう。さようなら。