秤金次 vs 裏梅
冒頭は秤金次と裏梅の戦いから始まる。宿儺と距離を取らされてしまった裏梅は、『霜凪(しもなぎ)』で秤を攻撃。
霜凪は過冷却状態の呪力をぶつけ、対象を凍りつかせる氷凝呪法(ひこりじゅほう)の真髄
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』245話
秤は右腕を破壊されるも、驚異的な再生能力によって裏梅に反撃。裏梅いわく、秤の再生能力は宿儺や五条悟をも上回っているという。どれだけ凍りつかされ、手足を破壊されようとも、瞬時に再生してしまう秤(領域展開を継続中?)。
裏梅は本気モードに入った。
地下の排水管を破壊し、吹き出た水を利用する様子。裏梅の背後には氷?の球体が浮かんでいる。
こっちはとっくに熱くなってんだ!キンキンのやつ持ってこい!
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』245話 秤金次のセリフ
飛び掛かる秤に、全力の攻撃を仕掛ける裏梅。次回の二人の戦いでは、秤の大ダメージは必至。鹿紫雲一との戦い同様、秤の領域次第で結果が分かれることになるだろう。
裁判
後半は前回に引き続き、日車寛見の領域『誅伏腸死(ちょうぶくしし)』による裁判が進行。
虎杖悠仁は2018年10月31日、渋谷にて大量殺人を犯した疑いがある。
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』245話 ジャッジマンのセリフ
今回の裁判は、日車寛見が起こしたもの。虎杖悠仁を擁護する形で、真犯人の疑いを宿儺に向けた。しかし、判決はあくまで三人の陳述をもとに下される。
肝心の証拠ファイルは第二審と同じ『虎杖の中の宿儺についての情報』。宿儺が虎杖の体を乗っ取った経緯と、史実としての彼の残虐性が記録されている。
日車は確信した。死刑を勝ち取れる。
日車は裁判を進行する。しかし、途中で割って入った宿儺。
「長い」と一言。
宿儺は、虎杖の中で日車の説明を聞いたことがある。宿儺の興味は『処刑人の剣(しょけいにんのつるぎ)』のみ。早く裁判を終わらせろという。
『有罪(ギルティ)』
『没収(コンフィスケイション)』
『死刑(デス・ペナルティ)』
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』245話 ジャッジマンのセリフ
宿儺は陳述を拒否したので、証拠ファイルから自動的に有罪。第二審と同様、『没収が付加された死刑』の判決が下った。
宿儺は五条悟との戦いで、伏黒恵の『十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)』の術式を失っていた。残す術式は斬撃の『御廚子(みずし)』と、謎の炎の術式のみ。日車の予想では、御廚子を封じれると思っていた。
誤算
誰もが日車の術式を疑っていなかった。没収を付加された死刑を勝ち取ることができれば、宿儺の斬撃を封じることができ、さらには基礎的な呪力操作も不安定にさせることができる。
いくら宿儺でも、弱体化した状態で高専術師の総攻撃を受ければ、手も足も出ないはず。誰もがそう思った。
しかし、没収の対象は呪具だった。
大きな誤算。没収の対象が術式や呪力ではなく、呪具のみだった。宿儺の持つ呪具『神武解(かむとけ)』は、雷撃を繰り出すことができる呪具。今回はそちらの呪具の没収のみとなる。
つまり、宿儺自身は弱体化していない。
宿儺の肉体に刻まれた術式を没収されたのなら、その影響で宿儺自身の呪力操作に影響が出る。しかし、呪具がなくなったとしても、肉体とは別のものなので、宿儺自身の呪力には影響がない。
鹿紫雲以外には驚異の「神武解の雷撃」を封じられたのはいいものの、当初の目的とは大きく違う結果となった。
総攻撃失敗
宿儺に判決が下りた瞬間、高専術師が総攻撃を仕掛ける予定だった。
- 日下部篤也(くさかべ あつや)
- 脹相(ちょうそう)
- 猪野琢真(いの たくま)
この三人が追加で戦場に出ることになっていた。しかし、作戦は失敗。宿儺の予期せぬカウンター。面食らった日車は、まともに斬撃を受けるところだった。
間一髪、日下部が日車を庇う。
日車・日下部は斬撃を喰らってはいるものの、即死は免れたようにみえる。日下部が異変に気付き、日車の前進を止めた模様。
状況整理
新宿の状況をまとめる
虎杖悠仁(いたどり ゆうじ)
日車の領域が解除され、宿儺の側面に位置。新たな術式に期待。
日車寛見(ひぐるま ひろみ)
例外なく死に至らしめる、処刑人の剣(しょけいにんのつるぎ)を持つ。宿儺の前方に位置し、斬撃を受け負傷。まだ戦える程度の負傷だと思われる。
日下部篤也(くさかべ あつや)
日車を庇う形で宿儺の斬撃を受ける。日車よりも傷が深い様子。特に左腕の傷が深いと思われる。
脹相(ちょうそう)
位置は不明。中距離から赤血操術(せっけつそうじゅつ)で応戦か。
猪野琢真(いの たくま)
脹相と同じく位置は不明。未登場の術式・来訪瑞獣『三番・麒麟』と『四番・竜』の登場に期待。
四番の竜は、伏黒甚爾に向けて不発で終わった。この先 宿儺に向けて発動の機会があるはず。さすがに竜で宿儺を倒すという展開はなさそうだが、裏梅あたりを仕留める展開はあり得る。
まとめ
ますます面白くなってきた。
最近は場面がコロコロと切り替わるので、次は岩手の羂索と乙骨のシーンへ移る可能性もあり。
次回はそれぞれの展開予想をしていこうと思う。