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アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編6話を徹底解説|不死川玄弥の過去|実弥の笑顔【きめつのやいば】ネタバレ・漫画・炭治郎・禰豆子・半天狗・喜怒哀楽

2023年5月15日

アニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編6話を徹底解説|不死川玄弥の過去|実弥の笑顔【きめつのやいば】ネタバレ・漫画・炭治郎・禰豆子・半天狗・喜怒哀楽

おもしろすぎた。テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編6話。最高の作画もさることながら、原作の違和感の回収、程よいアニオリの挿入。今回も語ることが多すぎる。皆さんが見過ごしてしまうようなポイントをシッカリ抑えていきます。

やはり原作とは一味違う。アニメならではの臨場感。ストーリーを知っていても楽しめる。いや、ストーリーを知っているからこそ楽しめる部分も多い。

今回は完全に「不死川玄弥の回」となりました。私は憎珀天の登場までと予想していましたが、見事に大外れ。今回の刀鍛冶の里編は、そう簡単に展開を読ませてくれない。それだけ各所に力を入れているというのが良く分かります。

今回の動画は絶対に最後まで観てください。知っておくと、この先のアニメがより一層楽しくなります。いいねとチャンネル登録・通知のオンまで必須です。共有ボタンを押して応援してください。では参ろう。

まるで鬼

オープニング主題歌までの冒頭。アニメ5話のラスト部分。ヒノカミ神楽で喜怒哀楽三体の頸を斬った炭治郎。残すは哀絶の頸のみ。哀絶は玄弥と戦っていたはず。すぐに炭治郎は見つけます。

玄弥は哀絶の頸を斬っていた。しかし玄弥の様子がおかしい。毛先が金髪。目は真っ黒になり涎を垂らしている。まるで獣。いや、まるで鬼のよう。

とここまでで一旦オープニング。今回はオープニングまでが短いと感じました。その分中身が詰まっていた。今回の演出の力の入れ具合は、いつもに増して強いと感じました。

爆血刀

雄たけびを上げる可楽。赫刀によるヒノカミ神楽の斬撃により、うまく再生ができていません。今までの炭治郎の攻撃とは一味違う。今までの炭治郎は「黒刀+ヒノカミ神楽」という攻撃スタイルでした。そこを禰豆子の爆血付与により「赫刀+ヒノカミ神楽」にバージョンアップ。

高熱により黒い刀が赤くなった。黒刀よりも赫刀の方が鬼に効く。つまり温度の高い刀の方が鬼に対して有効だということ。再生スピードを遅らせる効果も高くなる。

実は爆血刀が発現してからというもの、炭治郎のヒノカミ神楽のエフェクトがピンク色の炎に変化しています。いつもの赤い炎の色とは違う。これはまだ爆血刀の効果が持続しているということ。炎が消えたと思っても、まだ爆血が残っている。

ここで一つ疑問点が浮上。爆血が一旦消えても再度爆血が燃え上がる仕組みなのか。それとも、赫刀になったからエフェクトがピンク色になっているのか。どちらの効果なのかはまだはっきりとは不明。おそらくは「爆血刀だからピンク色の炎」だと思われる。

ピンク色の炎は「赫刀+ヒノカミ神楽」のエフェクトではなく「爆血刀の特殊なエフェクト」というのが正解でしょう。となると、刀鍛冶の里編以降はこのエフェクトを見れないということか。。

五体目

積怒は「遅いが再生自体はできている」と言います。ここで炭治郎が気づく。玄弥が哀絶の頸を斬っているにも関わらず、半天狗は消滅する気配がない。四体同時に頸を斬ったとしても、妓夫太郎達のようには倒せない。喜怒哀楽への攻撃はほとんど意味がない。

考える炭治郎。まずは禰豆子を救出。涙ぐむ禰豆子。抱き合う二人。炭治郎は匂いの違和感について考える。実はこの匂いのくだり。炭治郎が気を失っていた時に感じた匂いのことです。可楽の団扇で地面に叩きつけられ、禰豆子と一緒に意識を失っていた時のこと。

あの時可楽が温泉の硫黄の匂いを吹き飛ばしたことで、意識を失いながらも炭治郎は別の匂いを感知していた。匂いの違和感の正体は五体目。五体目がいる。五体目を倒せばきっと半天狗は倒せる。

柱になるのは俺だ

炭治郎は五体目の鬼を探そうとします。しかし玄弥が邪魔をします。著しく理性を失っている状態。玄弥が言いたいのは「炭治郎よりも先に俺が柱になる」ということ。何故ここまで柱にこだわっているのかは、この後の玄弥の過去の回想で理由が分かります。

目の前に上弦がいて、倒せば柱になれる可能性が高い。しかし炭治郎の方が上弦にダメージを与えている。このまま炭治郎が上弦を倒せば、炭治郎が柱になる。玄弥はなれないかもしれない。なので玄弥は焦っているのです。

炭治郎はそんな玄弥に「全力で援護する」と言いました。炭治郎は柱にこだわる理由がありません。鬼を倒すことも禰豆子を人間に戻すことも、柱でなくともできることです。

玄弥は炭治郎の言葉を疑います。しかし、曇りなき眼の神々しさにやられ若干の理性を取り戻す。ここの玄弥が少しコミカルで笑った。アニメ6話はコミカルというか、クスッと笑えるシーンも多くありました。

作画とアニオリ

突如襲い掛かる積怒の雷撃。ここからの戦闘シーンが見もの。当たり前ですが、アニメでは臨場感が桁違い。美麗な作画も素晴らしい。また、うまく肉付けされている。

積怒の雷撃から炭治郎が五体目を見つけるまで、原作では詳細が描かれていません。アニメでは炭治郎が走りながら五体目を探し、玄弥と禰豆子が炭治郎を援護する構図がしっかり描かれています。

そして可楽の団扇による爆風が、温泉の硫黄の匂いをかき消す場面。原作では建物を破壊した際の爆風のことを言っていたようですが、アニメでは禰豆子のバトル時に起こした爆風のことを言っています。

集中する炭治郎。五体目の鬼を見つけます。最初に登場した怯えている半天狗。名前は怯の鬼。「怯え」とは呼ばないあたり、この名前には卑怯者という意味もあるよう。

玄弥を柱に

炭治郎は五体目を見つける任務を完了。ここで玄弥に五体目の討伐を託す作戦にスイッチ。玄弥を柱にするためです。言葉通り全力で援護する炭治郎。

五体目の討伐に向かう玄弥。やはりここでも積怒の雷撃が厄介すぎる。炭治郎は空喜を足止めしながら、禰豆子に積怒を狙わせる。しかし禰豆子は哀絶の槍で串刺し。炭治郎は可楽の爆風で吹き飛ばされる。四対二は分が悪すぎる。

時透無一郎

途中の挿入された無一郎のシーン。玉壺の水獄鉢に捕らわれ、為す術のない無一郎。水中のため呼吸を使うことができない。さらに毒針で弱っていく無一郎。万事休すの状態は続く。

途中でこのシーンは「無一郎も忘れてはならない」というメッセージに見えた。次週は無一郎パートの続きが描かれるはず。楽しみ。

炭治郎の成長

積怒も驚くほどの成長。炭治郎は痣を発現しています。桁違いの反射・戦いへの適応・瀬戸際での爆発的な成長。禰豆子を庇いながら空喜を相手にする。空喜は舌と羽を斬られる。もはや炭治郎の方が強者。

禰豆子も負けてはいない。やられたらやり返す。倍返しだ。刺された槍を逆に利用し、抱擁の爆血。哀絶の叫び声が妙に人間臭い。哀絶は爆血で身動きが取れず、空喜は舌を斬られ少しの間動けない。積怒は炭治郎に怯んでいる。

しかし可楽がいる。可楽の団扇による攻撃。地面に叩きつけられる炭治郎。風はよけることが難しい。炭治郎はカウンターを入れていました。腕を斬り爆風を起こすのを遅らせる。そして玄弥に指示を送る。

それにしても炭治郎の成長が凄い。刀鍛冶の里で動作予知能力を会得し、痣のコントロールまでしてのけた。遊郭編時の欠点も克服している。

また、相当なタフさもある。積怒の雷撃を何度も喰らい、空喜の超音波・爪、意識を絶つほどの可楽の爆風。これだけの攻撃を喰らってもまだこれだけ動ける。炭治郎のタフさは鬼殺隊の中でもトップクラスでしょう。

ちっさ!

五体目を探す玄弥。なかなか見つかりません。炭治郎は喜怒哀楽とやり合えているとはいえ、段々と消耗しているのが分かります。時間はあまりない。炭治郎は五体目の位置を「低い」と言います。匂いから、低い位置にいる事をしきりに伝えていた。

下を見る玄弥。いました。五体目の鬼。思わず「ちっさ!」と叫ぶ。銃で撃つも小さすぎて当たらない。ちっさ!という玄弥もコミカルでしたが、逃げ回る半天狗もコミカルというか可愛い。老人なのに足が速いのがツボる。

玄弥はイライラしながら追いかける。くそめんどくさいネズミ捕り。今まで鬼殺隊の人間がやられてきた構図が見えた。野ネズミほどの本体が、安全な場所から強力な喜怒哀楽を操る。喜怒哀楽は斬っても斬っても倒せない。本体は炭治郎の嗅覚がなければ見つけられなかったでしょう。

「忿懣やる方ない」。そう言いながら半天狗の頸に刀を振る。忿懣やる方ないとは、イライラしてどうしようもない様子を表す言葉。頸に刀が掛かり、玄弥が斬れると思った瞬間、刀が折れる。硬い半天狗の頸。

玄弥は呼吸を使えない。呼吸を使えなければ上弦の硬い頸は斬れない。指一本程度しか面積のない頸。斬れるなら一瞬のはず。しかし硬すぎる。

これは玄弥が弱すぎるということではありません。半天狗の頸は炭治郎の黒刀でも斬れていませんでした。炭治郎クラスの呼吸でも斬れない頸。並の隊士ならまず斬れないでしょう。

玄弥は銃で半天狗の体を撃つも、これも全く効いていない。背後に積怒が迫ります。積怒は玄弥の頸を狙っている。弱点・急所。玄弥は頸にダメージを受けると再生ができません。つまり頸へのダメージは死を意味する。玄弥は死を感じる。そして走馬灯をみる。

不死川玄弥の過去

妓夫太郎と堕姫の過去を思い出す。玄弥の過去。思い出す兄の姿。不死川実弥。玄弥がこれだけ柱に固執している理由が明かされる。「俺は柱になって兄貴に認められたかった」。「そして、あの時のことを謝りたかった」。

玄弥は柱になり兄の実弥に認められることで、実弥とまともに会話をできる機会が欲しいのです。そして謝りたいと思っている。一般隊士が柱に会う機会は極めて少ない。通常は柱にならなければ柱には会えません。

玄弥は以前に実弥と会えたことはありますが「テメェみたいな愚図、俺の弟じゃない。鬼殺隊なんかやめちまえ」と突き放されています。二人の間に何があったのか。

玄弥の母の名前は不死川志津。体の小さな人で、玄弥は早い段階で志津の身長を超える。志津は朝から晩まで働いていた。玄弥は志津が寝ているところを見たことがないと言う。

父の名前は不死川恭梧。非常に大柄な男。アニメだとより大きく見える。吐く息は常に酒臭く、暇さえあれば妻子を殴るろくでなし。志津はいつも恭梧から子供達を庇っていた。恭梧は外でもそんな性格だったため、最期は人の恨みを買って死亡している。

そしてここからアニメオリジナル。原作では帰りの遅い母を、既に実弥は探しに出ているところから始まる。アニメでは探しに出かけるシーンも描かれた。幼い玄弥と実弥が可愛い。普通の喋り方をしている実弥。ここで約束について触れているのも乙。

そしてここで「弟妹達が寝たふりをしていた」という演出。これは原作のちょっとした違和感でした。もうすぐ夜が明けるというのに、弟妹達は布団から出て帰りを待っていた。アニメでは「寝たふりをしていた」という納得感。

二人は帰ってこない。突然強く戸を叩く音。母だと思い戸を開けようとする弟妹達。戸を破り何かが突然家の中に侵入。弟妹達を傷つける。このとき玄弥も顔に傷を負っており、この傷は16歳の今になっても消えていません。また、玄弥が抱えていた弟もこの時点で致命傷。

天井に張り付く何か。暗くて見えないが狼のように見える。玄弥に襲い掛かる狼のような獣。そこに兄の実弥が助けに入ります。実弥は突進した後、狼を道連れに2階から飛び降りる。部屋に残された玄弥と弟妹5人。就也・弘・こと・貞子・寿美。5人は段々と冷たくなっていく。返事はない。

玄弥は医者を呼ぶために外に出ます。夜は明けている。そこで呆然と立ち尽くす実弥を見つける。左手には包丁を持っている。そして地面に倒れているのは母の志津。実弥は血しぶきを浴びており、実弥が母を殺したようにしか見えない状況。母の足元は朝日により消滅を始めている。

玄弥は突然のことに混乱していたこともあり、兄から事情を聴くことなく兄を責め立てます。「何でだよ!何で母ちゃんを殺したんだよ!人殺し!」。

実弥は茫然とします。家族を守るために獣だと思って殺したのが実の母だったのです。その理解も追いつかないまま、弟の玄弥から人殺しと罵られる。相当に深い心の傷を負ったことでしょう。

玄弥は、この時の罵倒したことを実弥に謝りたかった。元は素直で弟妹達を想う心優しい玄弥。後から兄の気持ちを察し、ひどく後悔したことでしょう。

兄との約束

次に思い出すのは実弥と誓った約束。一緒に家族を守ろうと約束したあの日。兄の実弥は言いました。「親父は刺されてしまった。父親がいないとみんな心細いだろうから、これからは俺とお前でお袋と弟たちを守るんだ」。

玄弥は返します。「これからはじゃなくて、『これからも』だよな」。玄弥の言葉に最高の笑顔を向ける実弥。ここは名シーン。泣ける。原作とは少し印象が違う笑い方が新鮮。

不死川玄弥の過去は、不死川実弥の過去でもあります。実弥といえば、アニメ勢にとっては良くない印象しかありません。柱合裁判で禰豆子を刀で刺した最悪な奴。しかし、この回想を見たらガラッと印象が変わることでしょう。

いや、まだまだ二人の絆は隠されている。まだまだ泣ける。はやく観たい。実弥のこの笑顔を見ると「ついにここまで来たか」と思わされる。原作連載時はアニメがここまで来て、これだけの作品になるとは思っていなかった。感慨深いです。

柱になるんじゃないのか!

玄弥万事休す。頸に錫杖が迫る。諦めかける玄弥。しかし炭治郎が駆け付ける。「玄弥!諦めるな!」。積怒の腕を斬り、間一髪で玄弥を救う。錫杖の軌道がズレ、かすり傷で済んだ玄弥。

炭治郎は言います。「もう一度狙え!もう一度頸を斬るんだ!絶対諦めるな!次は斬れる!俺が守るから!頸を斬ることだけを考えろ!」。「柱になるんじゃないのか!不死川玄弥!」。アニメ6話のタイトル「柱になるんじゃないのか!」。ここで回収。

そして今度は炭治郎の危機。後ろに禰豆子を振りほどいてきた哀絶が迫る。炭治郎と哀絶は相性が悪い。今までは玄弥と禰豆子が相対してきたため、槍を喰らっても何とか大丈夫だった。再生ができるからです。しかし炭治郎は生身の人間。再生はできません。槍を喰らったら即死。

容赦なく槍技を繰り出してくる哀絶。「激涙刺突」。喜怒哀楽の中では唯一名前がある技です。炭治郎は無防備な状態で技を喰らってしまった。と思われたが炭治郎は無傷。

守ったのは玄弥でした。激涙刺突をまともに受け、体中穴だらけの状態。穴は10個近く空いているので、どうやら激涙刺突は五連撃ではない様子。よく見ると刃先が枝分かれしている。目にも止まらぬスピードの連撃。

頸への致命傷は避けていたため、何とか生きている。玄弥は言いました。「俺じゃ斬れない。お前が斬れ。今回だけはお前に譲る」。玄弥は自分が上弦を倒せないことを理解し、炭治郎に半天狗の討伐を託します。

炭治郎が全力で頸を斬るのを援護してくれた。そして自分を守ってくれた。玄弥は炭治郎を認めたのです。炭治郎なら譲ってもいいと。

玄弥の想いを受け、五体目の鬼の元へ駆ける炭治郎。そして見つける。逃げ回る半天狗を追い詰める。刀を振る。燃える爆血刀。ここでアニメ6話は終了です。

まとめ的なもの

アニメ6話は完全な不死川の回。玄弥の過去に加えて、実弥の過去も一部明らかになった。アニメだからこその没入感。遊郭編の妓夫太郎と堕姫の過去で、鬼滅の刃の回想シーンは完成した感があります。実弥の笑顔と玄弥の涙に泣かされた。

玄弥の過去が描かれたことにより、残す回想は二つ。あの人達の過去です。ここからも、まだまだ盛り上がっていく鬼滅の刃・刀鍛冶の里編。一体何話まで続くのでしょうか。気が早いですが「特報」が待ち遠しいです。

作画も非の打ち所なし。一つ一つのシーンにアニメーターの魂を感じます。今までの章よりも、原作の順番を入れ替えたりバランスもとても良い。

鬼滅の刃という作品は、社会現象にまでなった作品。そして、どんどん成長を続けている作品。無限城の決戦や最終決戦が楽しみすぎる。でも終わってほしくない。二つの気持ちが交錯する感覚。これもまたいい。

今回の記事は以上です。いいねとチャンネル登録ありがとうございます。しない人はいないと思います。共有ボタンを押していただくと飛んで喜びます。それではまた。

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