テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編。みなさん誰しもが、一度は気になったであろう「なぜ刀鍛冶の里の場所がバレたのか」という問題。今回は、そちらについてどこよりも詳しく解説していきます。
刀鍛冶の里とは
刀鍛冶の里とは、鬼殺隊の日輪刀を打つ刀鍛冶が暮らす場所。里の場所は産屋敷邸と同じく巧妙に秘匿されており、隠を乗り継ぐ以外では通常辿り着くことができません。また、失恋の痛みにまで効くという、効能豊富な温泉も里にはあります。刀を打ってもらう間に温泉で静養をとれるという、一石二鳥の場所でもあります。
刀鍛冶の里の場所はなぜバレたのか
さて本題です。まずはネットで考察されている、有力説から見ていきましょう。前もって言っておくと、今ネット上にある考察は、どれも微妙なものであり、根拠としては薄いです。理由は後述します。
ネット上の有力説①
鳴女の血鬼術で見つけた?
こちらはよくある説です。鳴女といえば、探知探索の能力で、お館様の屋敷を見つけた鬼。「この血鬼術を使えば、刀鍛冶の里も見つけられたのではないか」というのが有力説の一つ目です。ただ、鳴女は上弦になってからこの能力を覚えたという話もあるので、この説は根拠として薄いという考察もあります。
みなさんお気づきでしょうか。この説には、他にも大きな落とし穴があります。そちらは次の有力説でも言えることです。
ネット上の有力説②
獪岳が密告した?
こちらもネット上では散見される考察。獪岳は黒死牟に敗北し鬼になりました。その際、「刀鍛冶の里の情報を鬼側に密告したのではないか」というのが有力説の二つ目です。
この説を否定する話として「獪岳のような一般隊士は、刀鍛冶の里の場所を知らなかったのではないか?」という考察もあります。しかしながら、炭治郎や玄弥なども出入りしていることを考えると、一概にそうは言い切れません。
ただ、上記の二つの有力説については、完全に否定する考えがあります。ズバッと切っちゃいましょう。
ネット上の有力説の穴
- 鳴女の血鬼術で見つけた
- 獪岳が密告した
こちらの二つの説について、完全に否定できる要素があります。それは▽
そもそも玉壺が情報を掴んでいる
ということです。玉壺が情報を持っていたのに、鳴女・獪岳は関係がないということです。鬼同士は、通常つるむことはありません。鳴女や獪岳が情報を得ていたとして、わざわざ玉壺に情報を渡すということはないでしょう。
鳴女が情報を得ていたら、直接無惨に言うでしょうし、獪岳なら黒死牟に言うかもしれません。間違っても玉壺に伝えることはないでしょう。では、どうやって玉壺は刀鍛冶の里を見つけたのでしょうか。本題はここです。
玉壺が刀鍛冶の里を見つけた方法
間違いないのは「玉壺が刀鍛冶の里の情報を掴んだ」ということ。ここで気になるのは、玉壺が刀鍛冶の里を見つけた方法です。こちらについて本編では名言されていません。ここからは妄想になります。
玉壺は壺の能力で刀鍛冶の里を見つけた
まず考えられるのはこれです。どのように見つけたかについては、
壺を各地に潜ませておき、隠の動きなどを見る中で、そこに何かがあると見抜いた。
これではないでしょうか。玉壺は壺から壺へ、異空間を移動できます。各地に壺を潜ませておけば、何か動きがあった場所に即座に移動することが出来ます(距離の制限などがあれば別ですが)。
そもそも玉壺の情報は、上弦会議の時点では確定していません。なぜなら無惨が「まだ確定していない情報を、嬉々として伝えようとするな」と上弦会議で言っていたからです。上弦会議時点では、玉壺はまだ刀鍛冶の里を見つけておらず、その後まもなく里を発見、半天狗と共に潜入したという流れになります。
ここでもう一つ考えられるのは「玉壺が掴んだのは情報だということ」。玉壺は直接的に刀鍛冶の里を見つけたのではなく、情報を掴んだと言っていました。ここも肝です。
玉壺は情報をどこから入手した?
玉壺が壺の能力で、刀鍛冶の里を探し当てた
こちらも十分考えられますが、玉壺が掴んでいたのは「情報」ということで、もう一つ考えられることがあります。それは▽
情報をどこから得たのか?
ということです。どこからというのは「誰から」にも置き換えることができます。玉壺は誰か人から情報を得た可能性があるのです。僕は、それが鳴女や獪岳という可能性は低いと考えています。おそらくは人を襲い殺す前に「殺されたくなければ情報を吐け」などと脅し、情報を奪ったのではないかと。
つまりまとめるとこうです。
刀鍛冶の里の場所がバレた理由まとめ
ネット上の鳴女・獪岳の説は完全否定
まず、玉壺以外が刀鍛冶の里の情報を持っていたとは考えにくいです。なぜなら、そうだとしたら無惨は既に知っていることになるからです。鳴女なら直接無惨に言うでしょうし、獪岳が密告したとしても、黒死牟経由で無惨に伝わるでしょう。
玉壺が刀鍛冶の里を見つけたのは確定している
玉壺が刀鍛冶の里を見つけた方法として、下記の二つの考察にわかれます。
- 壺の能力を使い自力で探し当てた
- 情報を誰からか得た後、壺の能力で探し当てた
この二つが、僕の中で最も有力な説となります。玉壺が掴んでいたのが情報ということで、やはり「誰かから情報を得た後に、壺を使い隠の動きなどで探し当てた」という説が有力でしょうか。
刀鍛冶の里を隠す最も適切な方法
ここからは発想を変えて「刀鍛冶の里をもっとうまく隠す方法」について考えていきましょう。僕はこう考えました。
陽光山に隠してしまえ
陽光山とは「太陽に一番近い場所で、一年中陽が射す場所」。そして「日輪刀の材料が採れる場所」。太陽に一番近い場所ということで、鬼が近づきにくい。日輪刀の材料が採れるということで、材料を入手してからすぐに刀を打てる。このような好条件な場所が、陽光山なのです。
デメリットとしては、温泉がない可能性があるということです。既存の刀鍛冶の里には、様々な効能がある温泉があります。静養の地としても有能です。しかし、それが陽光山にはない可能性があります。でも、温泉の有無よりも、陽光山のメリットは大きいのではないでしょうか。
「産屋敷邸もそこに置いてしまえば良かったのでは?」とすらも思えてしまいます。陽光山は1年中陽が射す場所で、太陽に一番近い場所。暑くて過ごしにくいというデメリットもあるかもしれません。また、太陽に一番近い場所ということで、標高が高く空気が薄い可能性もあります。さすがに過ごしにく過ぎるのかも。
実は…
陽光山について考える中で、玉壺が刀鍛冶の里を見つけた方法も、またここで見えてきました。
日輪刀の材料を運ぶ人を見つけた
日輪刀の材料は、陽光山で採れます。そして刀鍛冶の里へ運ぶ必要があります。どうやって運んでいたかは謎ですが、間違いないのは「人が運んでいた」ということ。「そこに目をつけたのが玉壺」という可能性は十分あります。
考えられる可能性としては、実はこれが最も有力かもしれません。みなさんの意見も、コメント欄にてお待ちしております。