今回は、花の呼吸の名前について、みていきたいと思います。
使用者は、胡蝶カナエと栗花落カナヲ。
花から花へ、蟲が二人を繋いで。
それはまた別の物語。
今回の注目ポイントは、型の名前についている「花言葉」についてです。
弐ノ型・御影梅
(みかげうめ)
花の呼吸弐ノ型「御影梅」
童磨に対しカナヲが使用した技で、自身の周囲に無数の斬撃を放つ。
花の呼吸は型によって斬撃の色が異なり、御影梅はやや赤に近い色となる。
童磨の血鬼術である氷を一瞬にして斬り刻んいることから、かなりのスピードを誇っていると思われます。
花の呼吸というだけあって、御影梅も花が咲いたような状態になるのが特徴的。
名前の御影とは、神仏・聖者・貴人などの彫像、また、他人を敬ってその肖像などを言う語。
そして、御影梅の名前についている梅の花。
梅の花の花言葉は「高潔・不屈の精神」。
カナヲの放った技は赤色の軌道を描いていたので、赤い梅ならまた別の花言葉があります。
赤い梅の花言葉は「優美」です。
ちなみに白の梅だと、花言葉は「気品」となるそうです。
あでやかな紅梅と上品な白梅の花姿から、花言葉の由来はきているそうです。
梅の誕生花は、1月3日・11日、2月1日・7日、10月24日です。
御影梅まとめ
花の呼吸 弐ノ型 | 御影梅 (みかげうめ) |
花の名前 | 梅 |
花言葉(全体) | 高潔 不屈の精神 |
花言葉(赤) | 優美 |
花言葉(白) | 気品 |
誕生花 | 1月3日 1月11日 2月1日 2月7日 10月24日 |
肆ノ型・紅花衣
(べにはなごろも)
花の呼吸肆ノ型「紅花衣」
しのぶが童磨に吸収される際に、空中に飛びながらカナヲが放った技。
斬撃は少なめですが、空中に一瞬で飛んでいることから、スピード重視の技かと思われます。
霞の呼吸でいう移流斬り、ヒノカミ神楽でいう陽華突の扱いかと。
紅花と名前についていますが、斬撃は紫色をしています。
型の名前は紅花衣(べにはなごろも)ですが、実際にある花の名前はベニバナ。
ベニバナは、最初は薄い黄色い花で、夏に近づくにつれてオレンジ色が強くなっていき、最後にしぼむ頃には紅色になります。
ベニバナの花言葉は「化粧・装い・包容力」です。
花言葉の化粧や装いの由来は、紅花から抽出した天然色素が、口紅や染料に使われたことに由来します。
ベニバナの誕生化は、6月11日です。
紅花衣まとめ
花の呼吸 肆ノ型 | 紅花衣 (べにはなごろも) |
花の名前 | 紅花 (ベニバナ) |
花言葉 | 化粧 装い 包容力 |
誕生花 | 6月11日 |
伍ノ型・徒の芍薬
(あだのしゃくやく)
花の呼吸伍ノ型「徒の芍薬」
カナヲが、童磨に対する憎しみを込めて放った九連撃。
御影梅同様、斬撃が花のように美しく形どっています。
斬撃の色はピンク色です。
徒という漢字には様々な意味がありますが「はかなくもろいさま」というのが一番ピッタリきそう。
芍薬には様々な色の種類があり、白やピンク、赤や紫、黄色の花まで存在します。
芍薬の花言葉は「はじらい・つつましさ」。
花の色がピンクの場合「はにかみ」となるそうです。
ちなみに白の場合は「幸せな結婚」。
炭治郎と…?
芍薬の誕生化は、2月8日、5月14日、7月24日です。
徒の芍薬まとめ
花の呼吸 伍ノ型 | 徒の芍薬 (あだのしゃくやく) |
花の名前 | 芍薬 |
花言葉(全体) | はじらい つつましさ |
花言葉(ピンク) | はにかみ |
花言葉(白) | 幸せな結婚 |
誕生花 | 2月8日 5月14日 7月24日 |
陸ノ型・渦桃
(うずもも)
花の呼吸陸ノ型「渦桃」
童磨の攻撃を避けたカナヲが、その体のひねりを利用して放った技。
斬撃は少し濃いめの紫色で、水の呼吸・打ち潮によく似ている軌道をしています。
花の呼吸は水の呼吸から派生した型なので、技が似ているのはごく自然なこと。
桃の花言葉は「チャーミング・気立ての良さ・私はあなたのとりこ、天下無敵」です。
チャーミングと気立ての良さの由来は、桃が女性への敬いの象徴であるためだそうです。
天下無敵については、桃は邪気を払い、不老不死の霊薬と信じられていたことに由来するそうです。
桃の誕生化は、3月3日・5日(白)、4月12日です。
渦桃まとめ
花の呼吸 陸ノ型 | 渦桃 (うずもも) |
花の名前 | 桃 |
花言葉 | チャーミング 気立ての良さ 私はあなたのとりこ 天下無敵 |
誕生花 | 3月3日 3月5日(白色) 4月12日 |
終ノ型・彼岸朱眼
(ひがんしゅがん)
花の呼吸終ノ型「彼岸朱眼」
彼岸朱眼は、童磨との戦いの最終局面でカナヲが使用した技で、自身の動体視力を極限以上にブーストさせる技です。
この技の使用者は失明する恐れがあり、それをしのぶは心配していました。
しかし、命をかけてくれたしのぶに応えるように、カナヲは技を発動。
最終的に童磨の頸を斬るに至りました。
この技を使用すると、使用者は彼岸花の色のように、目が真っ赤に染まります。
彼岸花の花言葉は「情熱・独立・再会・あきらめ・転生・悲しい思い出・思うはあなた一人・また会う日を楽しみに」と、たくさんのものがあります。
彼岸花の名前の由来は、秋の彼岸頃に開花する事にちなんでいるという説と、毒を食べたものは彼岸、つまり死しかないという説もあります。
彼岸花には千以上の異名があると言われており、その中でも縁起がいいものと悪いものに分かれています。
縁起の悪いものだと死人花や地獄花など、縁起がいいものだと、曼殊沙華や天上の花とも呼ばれています。
以上のことからこの技には、失明に向かうか明るい未来を見る事ができるのか。
二つの意味で考えることができそうです。
彼岸花の誕生化は、9月20日・23日、11月15日です。
彼岸朱眼まとめ
花の呼吸 終ノ型 | 彼岸朱眼 (ひがんしゅがん) |
花の名前 | 彼岸花 |
花言葉 | 情熱 独立 再会 あきらめ 転生 悲しい思い出 思うはあなた一人 また会う日を楽しみに |
誕生花 | 9月20日 9月23日 11月15日 |
まとめ的なもの
以上が、カナヲが本編で使用した花の呼吸の技になります。
壱ノ型や参ノ型は出てきていませんでしたが、存在はしていると思います。
この先それらが登場してくるかどうかは分かりませんが、カナヲが彼岸朱眼を使う場面というのはありそうで怖い。
彼岸朱眼なら、無惨の攻撃をかいくぐって戦う事ができそうですし。
しかし使いどころを間違えると、今度は両目が失明してしまう恐れがあります。
それだけは何とかやめてあげてほしい。
でも、すでに片目を消費してしまっているのだから、次の彼岸朱眼は効果が半減するのかも?
片目だと距離感もつかみにくいだろうから、あまり無理をしても無駄に失明してしまいそう。
ということで、カナヲはもう大人しくしていなさい。