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呪術廻戦145話考察
なんだか話が難しい。そう思う今日この頃。天元様(てんげんさま)がいろいろ言われていたのですが、情報量が多すぎていまいち話が入ってこない。
ということで、自分なりに分かりやすくまとめていくとします。今回は、加茂憲倫(かものりとし)こと「羂索(けんじゃく)」という人間についてです。
羂索の真の狙い
まずはこの名前。天元様いわく、かつての加茂憲倫。羂索というのは、九十九由基(つくもゆき)も少し触れている通り「この世の全ての者を慈悲の心で救ってあげよう」という、ありがたい仏の御心が備わっている仏具だそうです。
他にも、この羂索が名前に入っている菩薩(ぼさつ)がいます。「不空羂索観音菩薩(ふくうけんさくかんのんぼさつ)」こちらは正確には仏ではないとのことですが、仏の一歩手前みたいな存在らしい。俗世にまみれた人間でも救ってしまうという、何とも有難い菩薩さんです。
では、呪術廻戦の羂索は何を考えているのか。今回の145話で語られていたのは、人類と天元様を同化し、人間の超絶進化を企んでいるということ。11年前に進化を始めた今の天元様なら、それが可能とのことです。
11年前とは、星漿体(せいしょうたい)である天内理子(あまないりこ)が、パパ黒(ぱぱぐろ)さんに殺されてしまった時のことです。あの時は、天元は安定していると言っていた九十九由基でしたが、どうやら静かに老化・進化をしちゃってた様子。
これは羂索にとっては好機で、11年前には後に天元を呪霊操術(じゅれいそうじゅつ)で取り込める可能性のある夏油傑(げとうすぐる)もおり、そこにも目をつけていた羂索。
そこまで読んでいたのもすごいですが、そこからさらに、6年前に五条悟(ごじょうさとる)を封印する獄門疆(ごくもんきょう)まで手に入れてしまう羂索。そしていよいよ、ピースは揃った。
もしもこの先、人類と天元が同化を始めてしまったら。日本は終わり、そこから世界に悪夢が広がっていく。なぜ、羂索はそのような事を狙っているのか。これが救いなのでしょうか。よくある設定で言えば、世界を作り直す的な?いや、それはちょっと違うかも。
羂索は、自分の可能性の域を出た世界を見たいと思っている。それは、羂索ですら分かっていない混沌の世界。
つまり、羂索にとってその先の目的などというものはなく、ただそういった世界を作り出し見てみたいという、探求心によるものだというのが、正しいのかもしれない。
じゃあやっぱり、羂索は名前の由来とは全く違い、救世主のような存在ではないと。まぁ、ここから救いだとか言われても、まったくイメージできませんが…
まとめ的なもの
今回の天元様の説明では、羂索の出方については何となく見えてきましたが、具体的な目的というものはまだ不明といった感じでした。しかし、何かしらの最終目的があるとは思います。その方が物語的にも盛り上がるから。
それが宿儺や、千年前と何か繋がりがあることは間違いないはず。それにしても、今回出てきた天使と千年前と聞くと、七つの大罪を思い出した人も多いはず。というわけで、今回はこのへんで!