真・柱の最強ランキング
みなさんこんにちわ。活舌の悪い人です。今回は「真・柱の強さランキング」についてです。
今いろんな場所で「柱の強さランキング」というものが公表されています。そして僕も以前に「柱の強さランキング」の動画を出したことがあります。その時の順位がコチラ。
9位:蟲柱 胡蝶しのぶ
8位:音柱 宇髄天元
6位:炎柱 煉獄杏寿郎
6位:恋柱 甘露寺蜜璃
5位:水柱 冨岡義勇
4位:霞柱 時透無一郎
3位:風柱 不死川実弥
2位:蛇柱 伊黒小芭内
1位:岩柱 悲鳴嶼行冥
煉獄さんと蜜璃は同率扱いですね。このランキングは、鬼に対してのランキングということと、時期は最終決戦時のランキングです。今考えると「これはちょっと違うな」とか思ったりもします。
人それぞれ考えがあって、色々なランキングがあってもいいと思います。しかし柱の強さというのは「時期によっても違う」とも思うのです。
前回のランキングは「最終決戦時」のランキングです。なので、痣を発現している者としていない者、赫刀を発現したかどうか、透き通る世界が見えているかどうかで、とても大きな差が出てしまいました。
煉獄さんはめちゃくちゃ強かったはずなのに、痣と赫刀・透き通る世界が見えていないという理由だけで、自然と下位になってしまう…。それはなんか嫌だ。
そこで今回は、痣や赫刀・透き通る世界を考慮しない、柱の強さランキングを考えてみました。ここではそれを「覚醒前のランキング」と定義しておきましょう。
ランキング付けの判断材料としたのは、純粋な身体能力と精神力、呼吸や武器の強さ・戦術についてなどです。それではまず9位から。
9位 蟲柱 胡蝶しのぶ
9位【蟲柱・胡蝶しのぶ】
残念ながらしのぶは、鬼の頸を斬ることができません。その時点で、どうしても「鬼の頸を斬れる他の柱より劣ってしまう」という事実があります。
しかしその非力さを補うため、毒を用いて戦うしのぶ。毒の強さは計り知れませんが、覚醒前のしのぶの毒の強さは、現状「下弦クラスの鬼を倒せる程度」としか分かっていません。
上弦の弐である童磨には、その毒は通じませんでした。というのも、童磨は前もって毒の情報を入手していたから。「それゆえ分解されてしまった」という理由もあります。
つまりこれこそが、対鬼に対してのしのぶ最大の弱点。毒の対策をされてしまうと、鬼を殺すことが難しいのです。
毒が通じず頸も斬れないとなると、あとは日光で焼き殺すしかありません。日光の下に縛り付けるというのは、強い鬼になるほど難しい。上弦ならほぼ無理でしょう。
以上の理由から覚醒前のしのぶは、どうしても下位にならざるを得ないのです。もう少し早く珠世と出会えていたなら、上弦をも倒せる毒を開発できていたでしょう。惜しかったです。
8位 恋柱 甘露寺蜜璃
8位【恋柱・甘露寺蜜璃】
体が柔らかく、天元よりも技のスピードが速い。パワーについても、常人の捌倍の筋繊維の密度を、生まれながらにして持っているという恵まれた体質の蜜璃。柱の腕相撲ランキングでは6位です。
呼吸については謎な部分が多くありますが、刀の特性もすごいモノがあります。蜜璃の刀は、ズバズバ斬れる刀であるにも関わらず、達人が扱うことによって、布のようにしなやかに「新体操のリボン」のように扱うことができます。
「こんなの物理的にあり得ない」と思ってしまいますが、実はこういった武器は実在します。その一つが、中国における「腰帯剣」。
腰帯剣は、そのまま「ベルト剣」という意味らしく、非常によくしなる剣です。360度曲げることができ、普段はベルトに偽装した鞘に収めておくそうです。
そして他にも、インドにおける「ウルミ」という長剣があります。こちらも十分な鋭さを持っていながら、普段はベルトのように腰に巻きつけておけるほど柔らかいそうです。
他にもこういった刀はあるそうで、これらが蜜璃の刀のモデルになったのでしょう。ということで、これだけ優れた体質と刀を持っている蜜璃ですが、柱の強さランキングでは8位としました。
その理由を優しく言えば「戦術を考えるのが苦手だから」という理由です。戦いにおいて、パワーとスピードがいかに優れていたとしても、頭脳が伴わなければ勝つことはできません。
それは無限城で鳴女と戦った際にも、見て取ることができました。これが蜜璃の弱点。ここが下位に留まってしまった大きな理由です。
ただ、この弱点があるからこそ、小芭内との共闘は魅力的なものになります。小芭内に足りない「力」を蜜璃が補う。蜜璃に足りない「頭脳」を小芭内が補う。いい夫婦です。
7位 蛇柱 伊黒小芭内
7位【蛇柱・伊黒小芭内】
小芭内は、無限城までは全く戦闘シーンがなく、強さを測る材料がほとんどありません。唯一あるとすれば、宇髄天元に言った「たかが上弦の陸ごとき」という発言でしょう。
しかしこの言葉も、ただの嫌味に過ぎません。というのも、上弦の顔ぶれは100年余り変わっていないので「小芭内が上弦の陸を倒した」という事実はないからです。なので、小芭内が上弦の陸を倒せる実力があったかどうか、それも定かではないのです。
最初僕は、7位に小芭内をもってくるか天元かで迷いました。しかし、やはり小芭内の非力さを考えると、覚醒前では天元が上位になるような気がします。ここは非常に難しい問題。
柱の腕相撲ランキングで小芭内は、最下位から2番目の8位です。それでも鬼を倒し柱になれたのは、やはり蛇の呼吸の特性、刀を扱う技術、そして相方の鏑丸のおかげもあるでしょう。
小芭内は、無限城で蛇の呼吸を使い、雑魚鬼の頸を次々と斬っています。無限城の雑魚鬼は、悲鳴嶼さんいわく「下弦クラスの力を持たされている」とのことでした。
小芭内は、パワーは男性最下位ですが、下弦クラスの鬼の頸はたやすく斬ってしまうという、技術でいえばトップクラスの実力の持ち主です。そして、年齢が21歳という経験値からも「しのぶや蜜璃よりは上位なのではないか」という考察です。
「単独の戦術について優れている」という点も考慮しました。もう少し蛇の呼吸の特性について詳しい情報があれば、ランキングも変動するかもしれません。
6位 音柱 宇髄天元
6位【音柱・宇髄天元】
天元は強い。それは確かです。弱っていたとはいえ、上弦の陸である堕姫の頸を、気づかれずに落としてしまうという速さ。というよりもあれは、気配を消す「忍」としての能力かもしれません。
そして腕相撲ランキングでは、悲鳴嶼さんに次いで二位の「力」を持っています。パワーとスピード、どちらも兼ね備えている天元ですが、技の速さは蜜璃よりも下だと言われています。
天元は、他の柱よりも自分が総合的に劣っていることを、自分自身が認めています。しかし、しのぶや小芭内よりもパワーで押し切ることができるという点や、忍としての精神力・忍耐力の高さを考慮し、天元をこのランキングにしました。
そして極めつけは「戦術指揮官」としての能力が、極めて優秀だという点。一人での戦闘はもちろん、多人数による戦闘でもその能力を活かすことができるので、団体戦なら天元の右に出る者はいないでしょう。
それにしても、新上弦の伍(仮)天元の弟とのバトルは見てみたかったですね。もしかしたら外伝で見ることができるかも?
5位 水柱 冨岡義勇
5位【水柱・冨岡義勇】
ここは、天元とどちらが上か悩みました。体格とパワーでいえば、身長198センチで、腕相撲ランキング2位の天元が格上。しかしここで義勇を上に持ってきたのは、呼吸の強さに差があると考えたからです。
音の呼吸は二刀流で、爆薬丸を使って威力を増幅させるというもの。これは呼吸の強さというよりは「道具に頼っている」という見方もできますよね。
「道具も全てひっくるめて呼吸なのか?」というややこしい問題は置いといて、水の呼吸は純粋に強い。水の呼吸は歴史の古い呼吸で、どの時代の柱にも、必ず水の呼吸の使い手がいたそうです。
つまり、ずっと途絶えることがないほど、どの時代でも生き残れるほど強い呼吸だということ。そういった見方もできます。ただ「強いから残れた」という見方もできますが「ただ単に使い手が多かったから」という見方もできます。
水の呼吸は村田さんも使っており「初心者に優しい呼吸」と言われています。使い手が多かったから後継者を育てやすく、ずっと生き残ることができた。そういった考察もできます。
水の呼吸は、日の呼吸と似ている型も多いので、うまく源流を残しつつ初心者にも扱いやすい呼吸として、縁壱が仕込んでおいたのかもしれません。
そしてそれは「呼吸の中でも一番派生が多い呼吸」という事にもつながっているのでしょう。水の呼吸からは「蛇・花→蟲」の呼吸がそれぞれ派生しています。
ということで水の呼吸は「初心者向けの万能型」といったイメージがあるのですが、そこを頭一つ抜けたのが「義勇のあの型」です。義勇独自の型「拾壱ノ型・凪」です。これがあるからこその、義勇のこのランキング。凪がなければ、もう少し下位にいたでしょう。
凪は、ノーダメージの空間を作るという便利な技ではなく、攻撃を超高速で受け流すという技です。累の時はすました顔をしていましたが、無惨との戦いでは必死に受け流していました。
とはいえこれができる義勇は、柱の中でもトップクラスのスピードの持ち主といえます。ただ、凪はどちらかというと防御技なので、攻撃面では上位の柱より劣っている感はあります。
4位 霞柱 時透無一郎
4位【霞柱・時透無一郎】
ここはもう、天賦の才枠。縁壱と黒死牟と同じ血族で、弱いわけがない。通常柱になるのに2年かかると言われているところを、無一郎はたったの2ヶ月で柱に昇格。最強の悲鳴嶼さんですら、約1年かかっているところをです。
義勇なんて鬼殺隊に入ってから数えると、柱になるまで約6年くらいかかっていますしね…無一郎は14歳です。そしてたった2ヶ月で、悲鳴嶼さんの1年分の成長をしたのです。
悲鳴嶼さんが柱になったのが19歳の時。悲鳴嶼さんは27歳なので、柱になってから8年かけて現在のレベルに達しました。めっちゃ単純に考えると、無一郎は悲鳴嶼さんが8年かけたところを、1年半もあれば到達してしまうという計算になります。
そして強さの天井が「縁壱クラス」かもしれないので、悲鳴嶼行冥越えも十分あり得ます。本当に末恐ろしい少年です。
ただ、14歳の時点ではまだまだ成長段階だったため「上位3名のレベルには、まだ達していないのではないか」というのが僕の感想です。あとは体の成長もあるので、18歳~20歳くらいで成熟していたというのが、しっくりくるような気もします。残念。
3位 炎柱 煉獄杏寿郎
3位【炎柱・煉獄杏寿郎】
3位はこの人ではないでしょうか。上位二人はチートが過ぎるとして、特別な才能があるわけでもなく、誰に教えられるわけでもなく、炎柱まで上り詰めた杏寿郎。
強さに関しては、無限列車編を観たら一目瞭然。痣も透き通る世界もなく、上弦の参と最後まで戦い抜いたのです。力負けはしていましたが、それでもあそこまで戦えたのはすごい。
義勇と炭治郎は、痣を発現しつつ二人がかりでも、最後まで猗窩座を倒すことはできませんでした。猗窩座を倒したのは猗窩座でしたから。勝負に勝ったのは杏寿郎のみです。
「杏寿郎は痣が出ていたのでは?」という意見もあります。確かに、体に痣が出ていたのなら分かりません。イレギュラーでも発現する可能性のある痣ですから、そこは何とも言えないところです。
そして炎の呼吸についてですが、炎の呼吸の使い手も水の呼吸の使い手と同じく、どの時代にも柱にいたと言われています。というよりも、炎の呼吸はおそらく、ずっと煉獄家が継いできたもの。
縁壱が炎の呼吸を教えた戦国時代から、ずっと髪の色や様子が変わっていないからです。これはすごいことです。死ぬ可能性の高い柱が、きちんと子孫を残していき、子供がまた柱になり、それが約450年ほど続いたのです。
しかも、縁壱の時代の炎柱は自信をなくしてしまった状態からの、約450年です。これまたすごい。
これは妄想ですが、縁壱の時代の炎柱は煉獄槇寿郎のようになってしまい、次の代の炎柱になる杏寿郎のような人物が、頑張って再起していったのではないでしょうか。そうなると、過去と今が繋がっていて、面白い外伝とか出てきそうな気がしますよね。
そんな炎の呼吸ですが「無限列車編の杏寿郎はめちゃくちゃ速かった」という印象がありました。5両分の乗客を一人で守り抜き、どの呼吸も素晴らしかったですが、やはり壱ノ型・不知火や、奥義玖ノ型・煉獄は最強すぎます。
「炎の呼吸をヒの呼吸と呼んではならない」。そういった縛りもありましたが、やはり炎の呼吸は、日の呼吸に一番近かったのではないでしょうか。縁壱と仲が良かったのも、当時の炎柱のような描写もありましたし。同じ「火」を扱う呼吸でもありますしね。
杏寿郎が痣・透き通る世界・赫刀を手にしていたら…。縁壱の呼吸にもっと近づけていたはず。
2位 風柱 不死川実弥
2位【風柱・不死川実弥】
実弥はとにかく強い。覚醒していなくても、とんでもなく強いです。まず身体能力に関しても、無一郎が一瞬でやられた黒死牟に対し、一定時間生き延びることができていました。
黒死牟は実弥の動きと技を見て、肉体的にも技の全盛期だと言っていました。おそらく実弥は一位の化け物を除いて、柱の中で一番ベストな状態だったのではないでしょうか。肉体と技を、極限まで高めていたのだと思います。
そして実弥は、とにかくタフです。これは、父親の頑丈さを受け継いだ証拠。黒死牟には臓物が飛び出るほど、腹を斬られたにも関わらず、呼吸で出血を止め筋肉を引き絞り、傷口から臓物が出るのを防いでいました。
そしてその後も黒死牟相手に戦いを続けているのですから、実弥は間違いなく本物の化け物です。そしてこの傷口を防ぐ術は、実弥ならではのものと言えるでしょう。
実弥は全身傷だらけ。稀血を利用した戦いもしていたようなので、傷を負うたびに止血・筋肉を引き絞って傷を塞いでいたのでしょう。その積み重ねもあり、誰よりも止血と傷口をふさぐのが上手くなった。そして、黒死牟に深手を負わされても戦い抜くことができたと。
その後は傷口を縫って戦いを続けていましたが、その処置も自分でしてしまうという、看護師顔負けの救急処置能力。これは実弥だけの能力とは思いませんが、それでも人より処置能力が高いのは間違いないでしょう。
そして、実弥の超強力な稀血について。実弥の稀血は、稀血の中でもさらに稀少な稀血。その威力は、上弦の壱である黒死牟をも酔わせるほどのものでした。下弦クラスの鬼であれば酩酊させることができ、その隙に確実に倒すことができます。
元々トップクラスのパワー・スピード・頑丈さを持っていながら、さらにこの稀血という特殊スキルですから、実弥は間違いなく現役最強です。ただ一人、1位の化け物を除いては。
1位 岩柱 悲鳴嶼行冥
1位【岩柱・悲鳴嶼行冥】
この人だけは、覚醒していようがしていまいが、一生ランキングが変わることはないでしょう。「もはや説明はいらないのではないか」というほど、誰もが認める最強隊士。
まず、身長は220センチで、体重は130キロ。おそらく、全身のほとんどが筋肉だと思われます。この体格であんな日輪刀を振り回されたら、ほとんどの鬼は死を覚悟することでしょう。
見た目はゴリゴリのパワータイプですが、悲鳴嶼さんはスピードもあります。黒死牟戦では実弥と同等、もしくはそれ以上のスピードで戦っていた様子が描かれています。
黒死牟も悲鳴嶼さんについて「あの重量の図体で、これほどの身軽さ・俊敏さ」と悲鳴嶼さんのスピードを認めている場面がありました。
このパワーとスピード、全てでトップを誇る悲鳴嶼さんですが、これがなんと盲目だというからまたすごい。盲目でありながら1年で柱に昇格し、さらには柱の最強まで上り詰めた男。
悲鳴嶼さんがどのように柱になっていったのか、その辺りも気になりますよね。僕の予想では「元々パワータイプだったので、弱点のスピードを克服するために必死で努力した」的なストーリーもあったのではないかと。
悲鳴嶼さんの日輪刀は、片手斧にモーニングスターをつけたような形状の日輪刀です。近接は斧、中・遠距離に向けて鋼球を投げつける。そういった戦い方がメインかと思いきや、黒死牟戦では、手斧まで投擲するといった暴れっぷりも見せました。
そして鎖を操作して、手斧と鋼球を相手にぶつけるという戦法も。さらには、鎖部分で鬼の頸を斬るという事も出来てしまいます。
悲鳴嶼さんの日輪刀は、特殊な製法を用い、陽光が極限まで蓄積されています。それゆえ日輪刀全体が、鬼にとって脅威となります。鎖で頸を締めてしまえば、その時点でほとんどの鬼は倒せてしまうでしょう。それは、黒死牟も回避せざるを得ない程でした。
そしてさらに、この日輪刀の鎖部分は「悲鳴嶼さんの第二の目」の役割も果たしています。この鎖の金属擦過音を辺りに響かせることで、アクティブソナーとして用いているという、なんだかワケが分からない仕様です。
もうね、すごいとしか言いようがない。悲鳴嶼さんは、噛めば噛むほど最強な男です。そしてこの身体能力と武器に加えて、岩の呼吸で能力を底上げすることにより、真の最強として君臨し続けてきたと。
悲鳴嶼さんって、今はグッズとかでも人気がなかったりするらしいのですが、黒死牟戦から最終決戦までがアニメや映画になったら、絶対にファン数爆上がりしますよね。この雄姿が、坂田銀時の声でアニメになると思うと、すごくワクワクします。
まとめ的なもの
いかがでしたでしょうか。覚醒前と覚醒後に分けることによって、少しランキングに変化が見られたような気がします。
ランキング付けの要素は、僕の超主観によるものなので「他にもこういった見方ができる」という意見があれば、コメント欄で教えてください。
あとは覚醒後のランキングとか、対柱の強さランキングとかも面白そうですよね。ということで、今回はこのあたりで!