海の呪霊の名前が明らかに。
名前は陀艮。
一瞬で指先から、大量の水を放出するという、恐ろしい術式を放ちました。
普通なら水圧で押し流されてしまい、動くことすらままならないでしょう。
真希はなんとか逃れていますが、もう少し水量が多ければ、もしくは水の抜け道がなければ、真希の言う通り詰んでいたでしょう。
しかし、それをいとも簡単に抑えていた直毘人。
前回の記事で私は、直毘人の術式は鏡のようなものかと思っていましたが、見事に外したようです。
直毘人は、アニメーションとフレームレートについて話をしていますので、直毘人の術式は、記事を静止画にするようなイメージの、術式になるのではないかと思います。
フレームレートとは、通常1秒あたりに何コマのフレームがあるかを示し、fpsという単位で表されます。
今回直毘人が言った60fpsとは、1秒間に60枚のコマがあるということです。
直毘人は、フレームレートを上げたがる風潮に対し、不粋だと話しています。
ということは、直毘人の術式はそれに反するもの。
フレームレートを落とすことができる術式。
そう考える事ができるのではないでしょうか。
つまり、世の中の滑らかの動きのフレームレートを、1fpsに落とすことができる。
というよりは、fpsを操作できるのかもしれない。
知らんけど…w
陀艮の逆襲
陀艮と直毘人は、お互い言いたいことを言っていますね。
話が成り立っていません。
陀艮は術式を発動するのに、少し時間を要するようで、それを発動させまいと、3人は高速攻撃を仕掛けます。
そして、もはや直毘人の圧勝。
かと思われたとき、陀艮の領域展開が発動。
コミックス2巻で真人達がいた、あの場所ですね。
今回領域に閉じ込められたのは、間近にいた直毘人だけのようです。
ちょっとここで、領域展開についておさらいしておきましょう。
領域展開
領域展開を、簡単にまとめてみます。
簡単に言えば、超必殺技。
まず、領域展開の根本となるものは、生得領域と呼ばれるものです。
生得領域とは、それぞれの心の中にある世界観で、それぞれが違う背景を持ちます。
陀艮はリゾート地で海がある背景ですが、他の者はまた違う背景になります。
そして、その心の中の背景を、呪力によって具現化したのが、未完成の領域展開。
そこに術式を付与したものを、晴れて領域展開と呼びます。
ちょっとまだ、理解が追いついていない部分がありますが、簡単にまとめるとこんな感じです。
では、領域展開を発動すると、どのような効果があるのか。
いくつか説明します。
チート
まず、環境要因によるステータスの向上。
領域の中の陀艮は、外の陀艮よりパワーアップしています。
そして領域の中では、術式を必中にすることができます。
そのため術式にもよりますが、領域に入った時点で詰んでしまうというものも、いくつかあります。
領域に閉じ込められた者の対策としては、呪術で術式を防ぐか、領域外に逃げる、もしくはこちらも領域を展開する。
この三つです。
ただ、術式を防ぐのも、相手の術式によっては不可のものもあります。
領域外に出るというのは、たいてい無理と五条悟が言っていました。
なので一番有効なのは、こちらも領域を展開するという方法。
現状なら、直毘人が領域を展開しない限り、術式によってはすぐにやられてしまうでしょう。
では、両者が領域を展開した場合、どのようになるのか。
それは「より洗練された術がその場を制する」とのことです。
相手の術式を中和させ、自分に有利にする。
つまり、強い領域を展開したほうが勝ち。
そこには呪力量や相性も関係してくるので、陀艮と直毘人の場合だと、呪力量的に直毘人が不利かもしれません。
相性次第では、直毘人にも勝算はあるかも。
あと、領域展開は脱出は困難ですが、侵入は容易いとのこと。
なので外にいる二人が、応援に入ることはできます。
ただ、領域展開を使えない二人が侵入しても、あまり役には立てないと思うので、今は傍観するしかないのかも…
陀艮の狙いとしては、直毘人さえ領域展開で倒してしまえれば、あとの二人は何とかできると計算し、直毘人だけ領域に入れたのかも。
領域対決
さて、領域展開について少し理解できたので、次は陀艮がどのような術を使ってくるかです。
目の前が海だということと、呪霊は元々人の憎しみや恐れが、意志を持った存在だということ。
この二つから、陀艮の領域展開では、津波が発生するということが考えられます。
直毘人はリゾート地に来たことで、最初は笑っているかもしれません。
しかし、目の前から超巨大な津波が発生し、どうにもできなくなる…
直毘人が領域展開を持っていない場合、呪術で対応するしかないのですが、直毘人のフレームレートの術式が、どこまでの質量に耐えられるのか。
そこが肝となりそうです。
全ての海を一つのコマにして、受け流す。
そんなことが、果たして可能なのでしょうか。
領域展開は、かなりの呪力を消費しますので、陀艮としても長引かせたくないところでしょう。
一気にケリをつけてくるはず。
直毘人が領域展開を使えるとするなら、なんとか陀艮を弱らせるまでは、持っていってほしい。
そして弱った陀艮を、外の二人が倒すと。
それが理想なのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
直毘人が領域展開を使えたとして、どのような領域になるのかも、非常に興味深いところです。
まとめ的なもの
次回の見どころは、陀艮が領域でどのような攻撃を仕掛けてくるのかと、直毘人は領域展開を使えるのかどうか。
そのあたりになりそうです。
今までは、拮抗した領域対決というのはなかったので、あるとしたらそこも見ものです。
あとは、乙骨の再登場を望む声も大きいので、まさかのここらで助太刀とか?
ということで、今回の記事は以上です♪
皆さんの意見も、コメント欄で教えてくださいね。
それではまた♪