鬼滅の刃はどうして人気が出たのか。
いろいろなところで語られていますよね。
みなさんにもここだ、という部分があるかと思いますが、私もずっと読んできて、思う部分がいくつかあります。
今回は、そちらを語ってみたいと思います。
なんかかわいい
今回は、一般的に言われているような感動的な要素とか、アニメが大ヒットしたからといった意見は言いません。
私のような大の大人が、どうしてジャンプを買ってまで原作を読み続けているのか。
まず一つ目の理由。
「なんかかわいい」
これにつきます。
なんかね、キャラ一人ひとりがかわいい。
これは頭身の問題もあるのかなと、最近では思い始めています。
少し前にヒルナンデスで、鬼滅の刃の次にくるのは呪術廻戦だという話があったのを見て、それを思うようになりました。
鬼滅の刃と呪術廻戦のキャラを比較したときに、鬼滅の刃のキャラはかわいい感じ、呪術廻戦のキャラはかっこいい感じだと、直感で思ったからです。
そしてなんといっても鬼滅の刃のキャラは、カワイイ要素がないはずのキャラでさえ、なんだか可愛く見えてくる魔法があります。
例えば、義勇なんかが代表的な例でしょう。
クールでイケメンなのにコミュ障。
一話で自分の思っていることをすべて吐き出したという、とてもかわいい要素が満載なキャラです。
実弥もそうです。
おはぎが好きだというのはもちろん、毎度毎度発する言葉が、ツッコミどころ満載すぎてかわいい。
最近では無惨にしぶといと言っている場面があったのですが、実弥も相当にしぶとかったり、なんか知らんが通りすがりの猫に助けられた、とか言ってみたり。
緊迫した場面でも、実弥がしゃべるとクスっと笑ってしまいます。
そしてかわいいといえば、作者のワニ先生がとてもかわいい。
ジャンプの巻末にあるコメントでは、いつもドジを踏んでいたり、作中の数字を計算間違いしていたり、作画ミスでさえかわいく思えます。
実はこういったワニ先生の人間性と不完全さが、作中にも現れており、それが読者に親近感を抱かせているのかもしれませんね。
あとは、かわいいとは少し違いますが、とにかくラスボスである無惨がツッコミどころ満載。
下弦を殺せばパワハラ会議、お館様のところへノコノコ現れるという決定的なミスをおかし、自分のことは災害と呼んだりする。
最終決戦でまさかの逃亡、そして最後は赤ん坊に。
ずっと話題が尽きることはありませんでした。
こういった飽きのこないツッコミどころ満載な展開も、鬼滅の刃の魅力と言えるでしょう。
わかりやすさ
私が今感じる、鬼滅の刃のおもしろさの秘密。
それは「わかりやすさ」にあると思います。
これはいい意味での、世界観の狭さからくるもの。
まず、舞台の大部分は大正時代の東京であるということ。
そして、鬼と人間との戦いという、シンプルな対立の構図。
これが非常に分かりやすい。
アニメ一期で下弦が解体されて以降は、鬼側はほぼ無惨と上弦のみ。
無限城で多少他の鬼も登場していますが、ほとんどは無惨と上弦しか戦っていません。
対する人間側も、柱と同期組がメインとなっており、その他の者はたまに登場する程度となっています。
ワンピースの頂上決戦や、ヒロアカの今やっている決戦、ナルトの忍界大戦。
あれらを思い出すとわかりやすいのですが、鬼滅の刃は特にキャラが少なめだという印象を受けます。
これが非常に分かりやすく、キャラが絞られている分、特に一人のキャラに感情移入しやすい。
そういった印象もうけます。
考察をしている身としても、鬼滅の刃は非常に内容が分かりやすく、伏線もそこまで多くないので、いろんなことを考えやすいというのもあります。
ただ、わかりやすいとはいっても全然予想外の展開が起きるので、それがまたおもしろさの相乗効果を、生んでいるような気がします。
まとめ的なもの
まとめると、私の中で鬼滅の刃のおもしろさを分析した結果、かわいさとわかりやすさ、そしてワニ先生の人柄がよく出ている点が、おもしろさの秘密だと思いました。
他にもやはり、キャラそれぞれの過去や回想といった、感動的な要素。
そして、アニメのクオリティの高さは、もはや言うまでもないでしょう。
漫画の絵のタッチが苦手という方は仕方ないと思いますが、たまに絵が下手とかいうコメントがあるので、それはとても残念なことです。
これで下手という人は、絵を描いたことがない人なのでしょう。
何と比べて下手と言っているのかわかりませんが、これだけのものを描けるのはすごいことです。
一枚の絵ではないですし、このクオリティを毎週ほとんど欠かさず、描き続けているのもすごいことです。
本当に絵が好きで作品に思い入れがないと、ここまで続けることは難しいでしょう。
尊敬します。
ということで、今回の記事は以上です♪
ここなの余談
ディズニーかユニバに行きたい。
未だ無惨の影響で、臨時休園している二大テーマパーク。
営業再開は4月以降とのことですが、それもまだ延長される可能性があります。
両パークは、チケットの返金対応、従業員の給与補償も一部行っており、経済的なダメージは相当なものがあると思われます。
さすがにこのまま、閉園してしまうような事態にまではいかないと思いますが、今は相当に苦しい時期でしょう。
営業再開したとしても、今はまだ世界中で無惨が猛威をふるっていますから、海外からの訪日客も減ってしまうのは目に見えています。
衛生管理にも、今までより余分に経費を投入しないといけない。
いろいろと課題はありますが、いち早く万全な体制で営業を再開して、なんとか経営の立て直しをしてほしい。
切に願います。