テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編10話が間もなく放送です。前回の時透無一郎の回に続き、今回は甘露寺蜜璃の回。タイトルは「恋柱・甘露寺蜜璃」。甘露寺蜜璃の勇ましく戦う姿を存分に観ることができます。また、蜜璃の過去の回想も流れるということで、甘露寺蜜璃を深く深く知ることができます。
時透無一郎もそうでしたが、実はこの刀鍛冶の里編で、恋の呼吸すべての型を出し切る蜜璃。蜜璃の恋の呼吸を存分に味わえるのは、刀鍛冶の里編をおいて他にない。
そして、蜜璃達に対する敵は半天狗・憎珀天。こちらもメインで活躍するのは10話。アニメ10話は「甘露寺蜜璃と憎珀天の戦いの回」でもあるのです。私はこの戦いを「あばずれ vs 太鼓の達人」と呼んでいます。
半天狗の若い頃の姿である分裂体。その中でも一番若いのが憎珀天。玄弥いわく見た目は少年。このようなビジュアルと、声優が山寺宏一さんということで、一気に人気者になった憎珀天。
今回は、10話の立役者である、甘露寺蜜璃と憎珀天を深掘り。この二人を深く知っておくことで、アニメの見え方も変わってくるはず。今のうちにチャンネル登録をお願いします。いいねと共有ボタンもプッシュ。では参ろう。
あばずれ
本来なら、甘露寺蜜璃が到着したアニメ9話で、憎珀天が言うはずだった言葉「あばずれ」。10話で言ってくれるだろうと思ったのですが、テレビの放送禁止用語らしく、おそらくはカットされた模様。
あばずれとは、女性に向けた最大の侮辱用語。言葉の意味については深く語りませんが、品行の悪い女性や不貞な女性という意味で、強烈に相手を侮辱するための言葉です。実社会では絶対に使うべき言葉ではありません。
しかし、アニメは別だと私は考えています。だって、憎珀天は一番効く侮辱の言葉を選んだわけです。それぐらい性根の捻じ曲がった性格だということ。それを作者は表現したかったのです。できれば蜜璃の反応も含めて観たかったけれど、テレビでは無理ということなら仕方がない。
太鼓の達人
この名前が一番しっくりくる。憎珀天は太鼓の達人です。アニメ9話にて、喜怒哀楽の能力を発動する際に 太鼓を叩くシーンがありました。
叩き方がカッコいいと感じつつも「太鼓の達人」というワードが脳裏をよぎった。できればドンドンだけではなく、カッカッもやってくれると嬉しいけれど、そういったシーンは確かなかったはず。
太鼓の叩き方に何か法則があるのかと注視していましたが、完全な法則というのは見つけられなかった。太鼓の数は五つなので、最初は五本の木の龍に対応しているのだと考えた。
しかし「無間業樹を発動したらどうなるんだ」という話もある。無間業樹は五本以上の木の龍を発生させる技なので、それだと どうやって全ての龍を操っているのかが不明になる。
無間業樹の技の性質が、まだイマイチ不明ということもあり、ここはアニメの描写待ち。本体五本の龍から、枝として複数の龍が生えているのなら「五つの太鼓は本体五本の龍に対応している」とも言えるだろう。
太鼓の叩き方については、炭治郎に対して空喜の超音波を放った際は、左から二番目の太鼓を一つだけ叩いた。可楽の爆風を二発放つ際は、左から三番目と四番目を連続で叩いた。
積怒の雷撃を二つの龍から放つ際は、左から五番目と二番目を連続で叩く。超音波を二つの龍から放つ際は、左から三番目と一番目を、通常よりも間を空けずに連続で叩いた。最後に龍の口から別の龍の口を発生させた時は、最初の超音波と同じく 左から二番目の太鼓を叩いている。
ここまででわかるのは、五本の龍に五つの太鼓が対応しているのは ほぼ確定だということ。また、基本的に特殊な能力を発動させる際に太鼓を叩いている。
最初の超音波は一つだけ太鼓を叩き、一つの龍が動いた。そして二発太鼓を叩いているときは、二本の龍が動いている。また、超音波と射程を伸ばす太鼓が同じということで、何かしらの方法で発動する能力を変えている。
音の微妙な違いか、もしくは能力の指定だけは念のようなものを送っているのか。元々同じ細胞なので、念を送ることは容易くできそう。
以上、アニメ9話の 憎珀天の太鼓の叩き方についてまとめてみた。7話でも二度ほど太鼓を叩いており、初めて木の龍を出現させながら炭治郎を攻撃した際に一発、半天狗本体を木で覆う際にも一発叩いている。どの太鼓を叩いているのかは分かりにくいが、おそらくどちらも左から二番目。
考察は振り出しに戻る。五本の龍に対応していると考えていたが、本体を覆う木も同じ太鼓で叩いていることで、理論は破綻した。つまりは、太鼓はただのトリガーで、あとは念で思想を送っているのではないだろうか。ここはアニメ10話次第でも注目したい。
もう一つ10話で注目したいのは、狂鳴雷殺・無間業樹の太鼓の叩き方。特に無間業樹。いつもより派手に叩くのか、五つの太鼓を全て叩くのか。すごいリズムで憎珀天が太鼓を叩いてる姿を 想像してみると面白い。
恋の呼吸 vs 憎珀天の血鬼術
アニメ10話・最大の見どころ。それは「恋柱・甘露寺蜜璃の恋の呼吸と、憎珀天の血鬼術の応酬」。甘露寺蜜璃も憎珀天も、まともに技を繰り出すのはこれが最後となる。
まず初めに繰り出されたのは、憎珀天の狂鳴雷殺。これに対抗するのは恋の呼吸 参ノ型・恋猫しぐれ。空喜の超音波と積怒の雷撃を組み合わせた狂鳴雷殺に、猫のように飛び跳ねながら術を斬り刻むことで、攻撃を無効にした。
一つ気になるのは、攻撃を斬ってどうするのだということ。炭治郎達を庇うために斬ったのなら話はわかる。ただ飛び跳ねながら攻撃を斬っただけなら、何のためかは分からない。ここもアニメで注目。
そして、憎珀天は可楽の爆風、哀絶も刺突を繰り出してくる。それに蜜璃は恋の呼吸・弐ノ型 懊悩巡る恋と、陸ノ型 猫足恋風で応戦。猫足恋風では また攻撃を斬っている。斬ったから防げたとはまた違う。何のためなのかは 気にしてはいけないのかもしれない。
そして、憎珀天は唯一前置きで血鬼術と付けられた、無間業樹を発動。おそらく本体の五体の龍から枝が生え、より広範囲に、手数を増やした攻撃かと思われる。これに対し蜜璃は恋の呼吸・伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪で対応。憎珀天の広範囲にわたる龍を、広範囲の技で対処した。
そして龍を斬った隙に、蜜璃は憎珀天に一気に詰め寄る。しなる刀を頸に巻き付け斬ろうとする。しかし、憎珀天は頸を斬られても死なない。なのでピクリとも動揺せず、カウンターの一撃を繰り出してきた。
狂圧鳴波。憎珀天の口から放たれる 強力な超音波。威力は空喜や木の龍から放たれるものを超える。本来なら肉の形を保てない程の攻撃。蜜璃の特異体質だからこそ耐えられた。
そして、技の応酬はここで終了となる。以降は蜜璃が痣を発現し、呼吸の型を使わず憎珀天を足止め。これには体力温存という理由もあるかもしれない。大技を連発すれば、体力が底をつくスピードを速めてしまう。
痣状態なら呼吸の技を使わずとも対処できたため、技を使わず耐え抜いた というのもあるかもしれない。
憎珀天の出した技は、狂鳴雷殺、無間業樹・狂圧鳴波の三つ。蜜璃の出した呼吸の技は、恋猫しぐれ、懊悩巡る恋、猫足恋風、揺らめく恋情・乱れ爪の四つ。合計で七つもの技が、アニメ10話では見られるということ。作画に期待するしかない。
また、蜜璃の技に猫の名前が多いのは、蜜璃が猫好きだからという理由がある。同じく猫が好きな悲鳴嶼行冥とは「猫談義」で盛り上がるらしい。
まとめ的なもの
本日は金曜日。明後日にはアニメ10話が放送です。アニメ10話の注目ポイントは、何といっても恋の呼吸と憎珀天の血鬼術の応酬。計七つの技の作画に期待。そして、憎珀天こと太鼓の達人の、太鼓の叩き方の法則にも注目してみよう。
アニメ10話の終わりには、いよいよアニメ11話が最終話なのか、タイトルは何なのか、放送時間は何分なのかが判明する。楽しみすぎる。
皆さんは 恋の呼吸や憎珀天の血鬼術の中で、どれが一番好きですか?コメント欄で教えてください。今回は以上です。いいねとチャンネル登録・共有ボタンもプッシュ。それではまた。