鬼滅の刃 遊郭編 4話
いよいよ面白くなってきた「鬼滅の刃 遊郭編」。ここからです。ここから本当の鬼滅の刃の面白さが始まります。
正直なところ僕の中では「鬼滅の刃 遊郭編」からが「真の鬼滅の刃」だと感じています。
戦いの迫力は無限列車編から更に増し、最後の回想では、鬼滅の刃の神髄とも言える「人間とは何なのか」「愛とは何なのか」という疑問符が、心に深く突き刺さることになるでしょう。
楽しみ過ぎる。今回の4話の最後では、いよいよバトルパート突入となりました。ここから息もつかせぬ展開で、全世界の鬼滅ファンを熱狂させてくれることでしょう。
誰かとこの興奮を共有したい。その気持ちすごく分かります。僕は自称考察家です。今日は4話を観たら寝ようと考えていましたが、寝れるはずがない。
明日は朝早いですが、この記事を書くまでは寝れません。それだけ興奮しています。自称考察家として、4話の細部まで解説したいと思います。
宇髄天元と二人
今回も宇髄天元はカッコよすぎました。まず冒頭の、炭治郎と伊之助の会話の途中で登場するシーン。炭治郎も伊之助も気づかないほど早く、音も立てずに登場した天元。
宇髄天元は元忍です。さすがに走っている時は装飾の音が鳴りますが、肝心な時は装飾の音を立てずに忍び寄る事ができます。これこそ「忍び足」というやつです。
そして、唐突に二人に謝る天元。嫁を助けたいが為に、善逸を犠牲にしてしまった事を二人に詫びます。
これは仕方のない事でした。天元は命の順序を「一に女房、二に堅気、三に自身」と心に決めています。
なので、嫁を守るために我を見失っていた、焦っていたのです。蝶屋敷での強引なやり方は、ここに繋がっています。
そしてそれを素直に詫び、すぐに軌道修正をした天元。炭治郎と伊之助は階級が低すぎると、二人に帰るよう命じます。
宇髄天元の言い分はこうです。「恥じるな。生きてる奴が勝ちなんだ。機会を見誤るんじゃない」。そして「後は俺一人で動く」とも言いました。
この判断は正しいでしょう。炭治郎と伊之助の階級は、この時点で庚。普通なら、下弦クラスでも柱が必要な場面でしょう。
上弦がいるともなれば、柱一人でも全く足りないぐらいです。上弦の強さは「柱三人分」と言われています。本来なら救援を呼びたいところ。
しかし、まだ上弦がいるとも限りませんし、人手不足な中、簡単に救援を要請することも出来なかったのでしょう。なので、とりあえずは一人で動くしかなかった。
その中で、炭治郎と伊之助だけは生かす判断をした。しかし、二人はこの命令に従いません。上官も上官、最高位の柱の命令に従わないのは、時には命取りになってしまうでしょう。
でも、この時の炭治郎と伊之助の中には、ある一人の男が思い浮かんでいたと思います。煉獄杏寿郎です。
「生きてるやつが勝ち」。宇髄天元はそう言いました。この言葉で思い出した事があります。煉獄杏寿郎は「死して勝った男」。
それは炭治郎も猗窩座に言っていました。「煉獄さんの方が凄いんだ!強いんだ!煉獄さんは負けてない!誰も死なせなかった!戦い抜いた!守り抜いた!」
この叫びに反するような、冷静な宇髄天元の言葉。こう言われたことで、なおさら炭治郎と伊之助は「今度こそ戦いたい」と思ったのではないでしょうか。
猗窩座との戦いで感じた悔しさ。今度は柱の力になりたい。そして、煉獄杏寿郎のように誰も死なせない。二人の固い決意が感じ取れます。
そして炭治郎の意見に、おそらく初めて賛同するであろう伊之助。炭治郎の強い想いに、伊之助は心を打たれたのでしょう。ここからのかまぼこ隊の成長、本当に楽しみです。
鯉夏花魁
鯉夏花魁と炭治郎。この二人もいいコンビです。簡単に男だと気付いていた鯉夏花魁と、気づかれていないと余裕をかましていた炭治郎。
さすがに声や顔つき・髪型などから、気付くのは当たり前だと思いますが(笑)
鯉夏花魁は、本当に優しい女性です。この人は、遊郭編のアニメで人気急上昇となるでしょう。炭治郎との最後のやり取りも感動しました。
街で起きている不穏な出来事に、皆を心配していた鯉夏花魁。同じ「ときと屋」にいた天元の嫁の一人、須磨のことも心配していました。
炭治郎が「いなくなった人たちは必ず助け出す」と言ってくれたことで、鯉夏花魁は少し安心できました。
深く事情を聞かない配慮や、炭治郎にもいなくなってほしくないと気に掛けるなど、鯉夏花魁の人間性は素晴らしいものです。この人は愛されて当然です。
心のきれいな炭治郎とは、波長が合うでしょう。いなくなってほしくないと言われて、嬉しそうにする炭治郎も素敵でした。
しかし、ここからが遊郭編の本番。この性悪な鬼によって、火蓋は切って落とされます。
動き出す
まず気になったのが、堕姫の匂いは甘いという事。ちょっとどんな匂いか気になります。鬼の匂いもそれぞれ特徴があって、まとめてみると面白そうです。
そして、荻本屋で待つ伊之助のシーン。炭治郎の到着が遅いことで、ついに一人で動き出します。少しでも待てたのは、伊之助にしては偉い。
ムキムキねずみの事は、天元から事前に聞いていたのでしょう。何かあったらねずみを呼べと。アニメでは、より一層筋肉モリモリでした。
ムキムキねずみは1匹で、約1キロの物を持ち運ぶことができます。日本刀の重さが約1キロということです。
そして、戦闘装備に着替える伊之助。「行くぜ鬼退治!猪突猛進!」と叫ぶ得体のしれない化け物に、後ろで怯える女性には笑いました。
そしてここも宇髄天元のかっこよさが光るシーン。京極屋の旦那に忍び寄り、事情を聞き出します。これはまさに忍らしいやり方。
忍は顔を見られてはいけませんし、天元からすれば、民間人とはいえ誰も信用ができない状況です。誰が鬼なのか分からず、人が鬼に操られている可能性もあるからです。
なのでこういった強引なやり方になってしまいましたが、きっちり情報は聞き出し、旦那の妻・お三津の仇を討つことも約束。
このシーンから、旦那も本当は妻を亡くして辛かったんだなと分かります。強がるしかなかったんですね。
天元は、旦那の情報を頼りに部屋を調べますが、そこはもぬけの殻。さらに一人で動き回ります。天元は一人でケリをつけるために動いています。
その裏では、ついに炭治郎が堕姫と対峙。いよいよ本格的なバトルの開始です。
バトル開始&5話へ
堕姫の〇字。ここは何とも言えません。子供にはまだ早い。そうとだけ言っておきます。
そしてこの戦いのBGM。これが素晴らしい。無限列車編を思わせる壮大なBGM。徐々に徐々に盛り上がっていく感じ。最高です。
相変わらず堕姫の声も最高です。もうすぐこれが可愛い妹ちゃんになるわけですが…。
最後はアニメオリジナルのシーンもあり、原作で言う、76話の最後でアニメ4話はフィニッシュ。ここまで順調に原作2話ペースで来ています。
そろそろ次回あたりから、この法則も崩れていきそうな気がします。次回は原作77話からスタートです。
雛鶴のいる切見世に向かった後、いよいよ音の呼吸を披露する宇髄天元。そして「心を燃やせ」の見どころもあり、ヒノカミ神楽で堕姫と戦う炭治郎。
77話から78話へとバトルは続き、78話の終わりでは、伊之助が帯の隠れ家を見つけます。
次回のアニメ5話は、ここで終わるような気がしません。僕の予想では、原作79話まで進むと考えています。
というのも、原作79話はコミックス9巻の終わりになるのです。ここはちょうどキリがいいですし、ここまで進むのではないかと思います。
いよいよ来週の5話で、あの名言「こっからはド派手に行くぜ!」が聞けることになりそうです。
まとめ的なもの
テレビアニメ鬼滅の刃・遊郭編。コミカルな展開から徐々にシリアスな展開となり、今度は白熱したバトル展開へと入っていく。そして最後は感動へ。
ここから鳥肌ポイントがたくさんあります。BGMもやはり素晴らしく、とても期待ができるものです。
いよいよ来週でアニメ5話。9巻の終わりは、物語がド派手に切り替わる場所です。観たいシーンが目白押し。毎週毎週興奮を抑えきれなくなるでしょう。
皆さんの興奮も、ぜひコメント欄で表現してください。好きなだけ書き散らしてください。堕姫に興奮した方は、一旦落ち着きましょう。
というわけで、今回の記事は以上となります。今から動画編集して寝ます。おやすみなさい。