鬼滅の刃 幸せな人生
みなさんこんにちわ。ここなです。
今回の記事は「幸せな人生」についてです。
それではどうぞ♪
幸せ
無一郎が最後に、有一郎に対し言った言葉。
「僕は、幸せになる為に生まれてきたんだ」
無一郎は、人生辛い事もあったけど、幸せな瞬間もたくさんあったと言っていました。
それは家族みんなと過ごした時間や、炭治郎や禰豆子、鬼殺隊の仲間達との時間。
179話の、無一郎が笑ってみんなと話しているシーン。
無一郎はこの時、本当に幸せだったのだと思います。
無一郎は、仲間の為に命をかけました。
無一郎の死は無駄死にではありません。
そして、今回の無一郎の死がきっかけで、私は今まで死んでいった人達の事を思い出す事となりました。
煉獄杏寿郎
猗窩座との戦いで命を落としてしまった杏寿郎。
彼もまた、仲間を守るために戦い、最後まで戦い抜いた男です。
では、杏寿郎は生前幸せだったのでしょうか。
杏寿郎の人生も、山あり谷ありの人生でした。
鬼に家族を奪われる事はありませんでしたが、母の病死と父の堕落。
そういった苦境にも負けずに、柱にまで登りつめた杏寿郎。
杏寿郎が一番幸せだったのは、母がまだ生きていた頃、弟の千寿郎と一緒に、父に稽古をつけてもらっていた時でしょう。
両親と兄弟二人。
幸せだった頃の家族構成は、無一郎とよく似ています。
そこから苦境を乗り越え、弟には兄の立派な姿を見せ続けた杏寿郎。
杏寿郎は、父に認めてもらえなかったとしても、幸せだったに違いありません。
特に最後の任務では、炭治郎達という新しい世代の可能性も見ることができました。
そして、幻影とはいえ死ぬ間際に、母に認めてもらえた杏寿郎。
杏寿郎の死は決して無駄死にではなく、杏寿郎は幸せだったと思います。
悔いの無い人生だったでしょう。
そして、杏寿郎が守り抜いた炭治郎という存在が、父とのわだかまりを解くきっかけとなった。
これにも杏寿郎は救われたのではないでしょうか。
胡蝶しのぶ
姉のカナエを鬼によって殺され、自身も犠牲になったしのぶ。
しのぶの人生は、カナエを失ってから不幸せだったのでしょうか。
いえ、そうではなかったと私は思います。
カナヲという存在がいたからです。
カナエを失ってからのしのぶは、鬼への憎悪とカナエの理想との間で、板挟みの状態にありました。
無理矢理に作った笑顔。
隠しきれない怒り。
ずっと復讐を考えて生きていました。
そんな中でも、姉と一緒に育てたカナヲという存在が、しのぶの心を救っていたのではないでしょうか。
そうであったと思いたいです。
しのぶは正直、カナエを失ってから本気で笑えていたのかというと、そうではなかったかもしれません。
自身の体を毒にしてまで、童磨を倒すキッカケを作ったしのぶ。
その後カナヲと伊之助が、カナエとしのぶの仇を討ちました。
しのぶが本気で笑えたのは、童磨が死んでからだったのかもしれません。
18歳という若さで逝ってしまったしのぶ。
しのぶの死も、決して無駄死にではありませんでした。
最期の回想では、両親とカナエとしのぶ、四人が楽しそうにする姿がありました。
ここは本当に幸せだった頃。
もしかしたら、天国でも四人で幸せに暮らしているのかもしれません。
まとめ的なもの
この三人に加えて、179話では玄弥も亡くなっています。
あえて予想しておきます。
この先も犠牲はあると思います。
これ以上誰も死なないで無惨を倒せるほど、作者さんは甘くないというのが現状言えることです。
ここまで人気のキャラクターが死んでいるのを目の当たりにすると、次は誰が死んでもおかしくないと理解できます。
ただ、これがみんな無駄死にではなかったという事。
それが作品をより一層盛り上げているということ。
鬼滅の刃という作品を愛するなら、全てを受け止めるべきなのかもしれません。
数年後、鬼滅の刃という作品は終わっているかもしれません。
その時、無一郎や他の死んでいったキャラクターの偉大な死について、もう一度語れる日がきたらいいなと思います。
それでは今回はこの辺りで♪