こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「ピーターラートリー・真の計画」についてです。
ピーターラートリーが行っていたラムダの研究。そこにはどんな目的があったのでしょうか。
今回はそこを探ってみました。
まずは、ピーターも絡みのあった、ゴールディポンドの情報からおさらいです。
それではどうぞ♪
秘密の猟場
一旦情報を整理していきましょう。ゴールディポンドは「秘密の猟場」と呼ばれています。
秘密というだけあって、ソーニャの言うとおり、外部の鬼に知られてはいけない場所です。
狩りが行われるのは、通常3日に1回です。
ということは、バイヨンやレウウィス達は、普段はそれぞれ違う場所にいて、3日に1回秘密の猟場に集まり、狩りを楽しんでいたことになります。
ゴールディポンドに住んでいたワケではないでしょう。
秘密の猟場が生まれた発端は、バイヨン卿が秘密裏に「生きた人間」を狩っていることを、ピーターラートリーが知ったからです。
バイヨン卿は200年前に、自邸の庭で「狩りもどき」を始めています。
500年前から農園に出資、管理していたことから、コネを使って生きた人間を入荷していたものと思われます。
主に取り引きがあったのは、グランドヴァレーだったようです。
最初は三月に1人の入荷でしたが、次第にエスカレートし、月に1人、2人、3人と増えていったようです。
そして、歯止めが利かなくなったとき、現れたのがピーターラートリーでした。
秘密にしていたはずなのに、どこから漏れたのか、不思議に思うバイヨン卿。
おそらく、バイヨン卿を良く思わない部下か、農園の出荷サイクルがおかしいことに気付いた貴族あたりが、調査したのではないでしょうか。
現にドッザは何かを知っている様子でした。
ピーターラートリーがバイヨン卿に話をしに行ったのは、15年前でした。
200年前から狩りもどきを行っていたとして、約185年も狩りもどきを続けていたことになります。
それはいつかばれますよね。
ゴールディポンドが秘密の猟場になったのは、ピーターラートリーがバイヨン卿に話を持ちかけた2031年です。
まだまだ秘密の猟場自体は歴史が浅いです。
ピーターラートリー
ピーターラートリーがバイヨン卿に話を持ちかけた目的。
それは、ジェイムズが作ったゴールディポンドを、機能させなくするためでした。
食用児が蜂起し、秩序が壊される危険性があったからです。
ラートリー家の役目としては、ピーターは間違っていないのでしょう。
秩序が乱れると、戦争が起きます。戦争が起きると、ラートリー家も巻き添えを食らう可能性もあります。
そういった面倒はゴメンといった感じだったのでしょう。
1000年間約束を守り、秩序を守ってきたというプライドもあったのかもしれません。
私は、もうひとつピーターの目的があったのではないかと考えています。
秩序を乱しているのは、何もジェイムズだけではありません。
バイヨン卿も、食用児を勝手に生きたまま入荷し、秩序を乱していました。
ピーターは、そこも潰したかったはずです。ただ、そこを指摘するとケンカになりかねません。
なので、ジェイムズの思惑を潰すと同時に、バイヨン卿達には狩りを楽しませるという名目で、自身の管理下に置いた。
バイヨン卿としても、他の五摂家や女王に密告されたら、立場が危なかったと思います。
最悪野良落ちの刑も考えられます。
ギーラン卿が野良落ちの刑になったのも、この辺りが絡んでいる可能性がありますね。
ピーターは、笑顔でバイヨン卿に話しをしに来ていますが、これは半分脅しのようなものでしょう。
ピーターの陰の本音は「バイヨン、勝手なことをするな。するなら私が監視する。私に逆らうと密告するぞ」といった感じではないかと思います。
ピーターが最初に話を持ちかけたのはバイヨン卿でしたが、その後レウウィスや、ノウス・ノウマ、ルーチェにも声が掛かっています。
ピーターが直接声を掛けたのか、バイヨンが誘ったのかは分かりません。
ただ、ここからもうひとつのピーターの計画が思いつきました。
もうひとつの計画
ピーターのもうひとつの計画。それは鬼の絶滅です。それも、静かに水面下で進行する計画です。
ここからは妄想を話していきます。
鬼を絶滅させたいピーターは、まず、手強い貴族から始末したいと考えていました。
そこに入ってきた情報が、バイヨンが行っていた「狩りもどき」の情報です。
ピーターはそこを利用することに決めます。
そうして、バイヨン達のために手を貸したと見せかけて、バイヨン卿やレウウィス、その他の貴族も、狩りの中毒にさせていきます。
そうして、ピーターはとある実験を始めます。それは、アダムの投入です。
アダムは、試食品ということで、ラムダから入荷されています。
ラムダは、ピーターラートリーが研究をする施設であり、2031年時点では建設予定の状態でした。
そこから少し後に建設され、2046年にはノーマンがラムダに移送されています。
これも全てピーターの計画によるものです。
まず、鬼を絶滅させるためには力が必要です。その意味でアダムを作り出しました。
バーバラやシスロといった、能力者もその中の1人です。
そして、どれくらいの力があるのか、貴族にぶつける意味でアダムを投入します。
もしこれでアダムが、レウウィスやバイヨン達を全滅させることができれば、アダムを大量生産することで鬼を絶滅させることができます。
結果としては、アダムはレウウィスを吹っ飛ばすほどの力を持ち、レウウィスの攻撃を食らっても軽傷で済みました。
ただ、知能がまだ足りていないため、単調な攻撃が見受けられました。レウウィスはそこを分析しています。
ピーターは、レウウィスが強者を好んでいるのも知っており、そこも利用していく予定だったのでしょう。
そして、ノーマンをラムダに移送させたことにより、知能を強化する目的があったのでしょう。
もしくは、鬼の絶滅計画を考えさせる目的があったのかもしれません。
ラムダにはもうひとつ、ピーターの思惑が隠れています。
それは、ラムダの食用児達に、鬼への復讐心や憎悪、恐怖心、トラウマを芽生えさせることです。
そのため、わざと鬼に実験させているのでしょう。こうする理由も明白です。
いざ、鬼を絶滅させるとき、その憎悪や復讐心が役に立つからです。
バーバラやシスロを見てもらうと分かるように、鬼を殺したい願望がかなり強くなっています。ノーマンもそうです。
鬼を殺すことに何の躊躇もないでしょう。
こうして出来上がった、鬼への復讐に燃える食用児達を利用することで、、ラートリー家は手を下すことなく、鬼を絶滅させることができます。
これが本当だったら、ピーターはかなり恐ろしい人間です。
まとめ的なもの
いかがでしたでしょうか?
ピーターラートリーは、おそらく只者ではないというのが、私の推測です。
バーバラやシスロの寿命が短いのも、鬼を絶滅させた後に、自然に死んでいくようにするためなのかもしれないとまで考えました。
そうすることで、力のある食用児も全滅させることができ、ラートリー家も怖いものが何も無くなります。
結果として、ノーマンとヴィンセントによってラムダを崩壊させられていますが、これももしかすると…。