真の天才 日車寛見
領域展延の再現。それ以上に宿儺の目を惹いたのは、術式効果の中断と再開だった。
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』247話
展延中は術式を使用することができない。宿儺の発言によると、本来展延を発動すると術式効果が無効になるとのこと。
しかし、日車は術式である『処刑人の剣(しょけいにんのつるぎ)』を一旦は中断し、宿儺の攻撃後(展延後)に再度発動してみせた。
これは宿儺でも細心の注意を払うレベルの芸当。
術師として覚醒してから僅か2か月で、宿儺と同レベルの術式の運用を身につけた日車。まさに天才。
反転術式
宿儺は日車に興味津々。あえて殺さず、今度は日車に反転術式を使わせようと試みる。まずは右腕を切断。そして左腕も切断。普通ならここで死亡するだろう。
しかし、日車寛見は反転術式すら習得してしまう。
死の淵に立たされているという環境もあり、日車寛見の覚醒は止まらない。右腕を再生しながら処刑人の剣を振るうという、これまた高等技術を披露してみせた。
反転術式だけでも高度な呪力操作を用いるのに、さらには戦闘も併せて行えるレベル。
まさに五条悟に並ぶほどの才能の原石。
日車寛見の死亡
処刑人の剣が宿儺の手にヒットした。しかし、貫かれる前に宿儺は手を切り落とし、即死を免れた。どうやら処刑人の剣は、貫かなければ、相手を死に至らしめることはできない模様。
日車は胴を切断されている。おそらくは五条悟と同じく、胴を横に切断されることで、呪力を練れなくなってしまった。もう反転術式は使えないだろう。
状況や演出的に、日車寛見の死亡は確定と言える。
託された虎杖
日車から処刑人の剣を託された虎杖。普通なら、日車の術式を虎杖が使用することはあり得ない。
しかし、虎杖の手には処刑人の剣が発動している。
最後のコマではまだ小さいが、確かに発動している。これはどういうことか?
ヒントは2つ。
- 日車と日下部の意味深な会話
- 七海建人のシーン
日車と日下部の意味深な会話
死後呪いが強まることは、ないわけじゃない。
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』247話 日下部篤也のセリフ
むしろ一般的な呪いのイメージとしては、そちらの方がしっくりくる。
出典:芥見下々/集英社『呪術廻戦』247話 日車寛見のセリフ
この2人の会話から、日車の死後に、呪いとして処刑人の剣を託すということが連想される。2人は最悪の場合も想定していた模様。
七海建人のシーン
そして、七海建人の「後は頼みます」のシーン。これがあることで、全てが繋がった。日車は死亡し、虎杖に処刑人の剣を『呪い』として託した。また、246話の『七海の術式が付与された呪具』の登場もあったことで、これらは全て繋がる。
処刑人の剣の呪具化
今までにも、死亡すると同時に呪具を託した事例は複数ある。例えば禪院真依や万の例。今回も、その事例に該当するのではないだろうか。つまり、処刑人の剣は呪具化した。
貫けば、相手を確実に死に至らしめる最強の呪具爆誕。
次回の流れ
虎杖の持つ処刑人の剣が、宿儺の背中に刺さる寸前。次回の流れは2パターン。
- 処刑人の剣が弾かれる
- 処刑人の剣が刺さり、宿儺は次なる進化へ
処刑人の剣が弾かれる
そう簡単に宿儺にトドメを刺せるはずもなく、簡単に弾かれてバトルは次の展開へ進む。
処刑人の剣が刺さり、宿儺は次なる進化へ
宿儺に処刑人の剣がヒットし、死亡したかのように見えた。しかし、宿儺は次なる進化へ。
炎の術式を持つ『何か』へ進化した。
生きていた脹相
246話で、胸を貫かれて重傷を負った脹相。しかし、247話で血の矢が宿儺に飛んできた描写があることから、脹相は無事な様子。ただ、脹相の姿はないので、『脹相の技じゃない』という可能性も否定はできない(例えば虎杖)。
まとめ
今の状況をまとめる。
虎杖悠仁 | 処刑人の剣を託される |
日車寛見 | 胴を切断され死亡? |
脹相 | 重症から復活? |
日下部篤也 | 不明 |
猪野琢真 | 不明 |
次週もこの続きとは限らない。岩手に飛ぶかも。248話にも期待!