こんにちわ。漫画研究所です。今回の記事は「ジェイムズの行方」についてです。
最近ゴールディポンド編を読みあさっているのですが、ミネルヴァの生死、行方がどうしても気になります。
そこで色々と考えてみました。それではどうぞ♪
ウィリアム・ミネルヴァ
まずは、ミネルヴァについて振り返ってみましょう。ミネルヴァは、ジェイムズラートリーの仮の名前です。
ジェイムズラートリーは、ラートリー家の35代当主で、年齢は分かっていません。
ジェイムズは、自分の一族と鬼の約束が原因で食用児を生んでしまったことに、罪の意識を感じていました。
しかし、ジェイムズは立場上それを変えることはできませんでした。
なので農園の本に細工をし、せめてそれに気付いた食用児だけでも、逃げ出せるよう手配していました。
ゴールディポンドという隠れ家と、人間の世界への道も用意し、なるべく多くの食用児を救おうと考えていました。
そして、2031年5月20日。エマ達が聞いた録音を残し、そこから姿を消します。
そこから3ヶ月後の2031年9月、ピーターラートリーに「ジェイムズの死の連絡」が入っています。
しかし、死体は見つかっていません。ジェイムズは、ピーターの裏切りにより殺されたのです。
同時期である2031年9月、ピーターはゴールディポンドのことをバイヨン卿に密告しています。
このときピーターは、どこからかバイヨン卿の狩りの癖を聞いていたようです。
ジェイムズの行方
気になる点が数点出てきました。まずは、ジェイムズの言ったこの言葉です。
「私はこの世にはいないだろう」ジェイムズラートリー
(引用元:約束のネバーランド9巻,38ページ)
結論から言うと、ジェイムズは七つの壁にいるのではないかと思いました。
私は、七つの壁を、過去や別空間と考えています。
ジェイムズが言ったこの世とは、人間の世界であり、今いる世の中。
そことはまた違う、別空間の七つの壁にいるという考察です。
七つの壁への行き方は、血やヴィダを使います。
もしこれが、神に自らを捧げるという意味なのであれば、七つの壁は「あの世」だという解釈もできます。
これを裏付ける要素となるのは、その後ジェイムズが言った「私は易々と殺されるつもりはない」という言葉です。
明らかに策がある様子です。そして、死ぬことを否定しています。
この言葉も核心に触れています。
「もし君が秘密裏に人間の世界へ逃げたければ、支援者を何人か向かわせる」ジェイムズラートリー
(引用元:約束のネバーランド9巻,40ページ)
お気付きでしょうか。
ジェイムズは、エマ達が録音を聞いているときは、この世にはいないと言っているのに、支援者を向かわせることができるということです。
その後の言葉もそうです。
戦争を望むなら、支援者もジェイムズも阻むことはないと言いました。
ジェイムズが死んでいるのなら、阻むことはできないはずです。
明らかにジェイムズは、エマ達が録音を聞いているとき、支援者に指示ができる状態だと分かっています。
ここでもうひとつ推測です。
七つの壁へ行くリスクとして、戻ってこれるか分からないというものがありました。
もしかすると、ジェイムズはそれを承知で、七つの壁に向かったのではないかと思うのです。
なので、この世にはいないという言い方をした。
そして、七つの壁から戻ることはできないけど、支援者には連絡がつく状態だったということになります。
支援者のほとんどが殺されたのは、2031年12月です。
ジェイムズが殺された9月から3ヶ月間は、連絡を取っていたのかもしれません。
そこをアンドリューやピーターに見つかり殺された。こう考えることもできます。
2046年3月には、アンドリューが支援者はまだ残っていると言っており、エマやレイも支援者の電話を受けています。
ここまでは、ジェイムズも支援者と連絡がついていたのかもしれません。
そして、2047年9月、アンドリューは「この1年半で支援者は全員殺した」と言いました。
これがもし真実なら、支援者は全員殺され、ジェイムズと連絡を取れる者はいなくなったということです。
まとめ的なもの
ジェイムズも奥が深いですね。まだまだまとめきれていない部分があります。
ゴールディポンドがいつできたのか、9巻のカバー裏にいたのはジェイムズか?
ジェイムズの死因、ピーターの考え、という部分が気になります。
これらについても調べてみますので、次回の記事をお待ちください♪